コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

話題のクレンジング 「ラミナーゼ クレンジングバーム」の評価、評判は? 【専門家の目で分析してみた】

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世の中にはたくさんの『クレンジング料』が存在しますね。

そこで今回は、話題のクレンジング、『ラミナーゼ クレンジングバーム』を、元化粧品開発者である私の目で分析してみようと思います。

 

ラミナーゼ クレンジングバーム

 

1.皮膚臨床薬理研究所とは?

ラミナーゼ クレンジングバームを販売しているのが、『皮膚臨床薬理研究所』という会社です。

創業が1986年で、比較的歴史が浅いので、正直、皆様にはあまり馴染みがないかもしれませんね。

しかし、業界ではちょっとした有名会社で、当然私もその存在を知っていました。

何故なら、会社自体の歴史は浅くとも、研究者の質が素晴らしいのです。

研究者の中心は、言わずと知れた日本トップの化粧品会社、『資生堂』出身の方々で、化粧品のプロ集団です。

ですから、『界面化学』という学問に裏付けされた確かな技術で、様々な機能性化粧品を開発されています。

その一つが今回ご説明するクレンジング、『ラミナーゼ クレンジングバーム』なのです。

では、『ラミナーゼ クレンジングバーム』の特徴を紐解いていきましょう。

 

2.ラメラテクノロジー

一番の特徴はやはり独自技術である『ラメラテクノロジー』でしょう。

『ラメラ』という言葉、皆様にとっては馴染みがないかもしれませんが、化粧品にとっては非常に重要なワードなんです。

化粧品にとってラメラ(ラメラ構造)は、『保湿』『洗浄』の点において、最重要技術の一つです!

では『ラメラ』とは何でしょうか?

ラメラとは『水と油の層状構造』のことを意味します。

ラミナーゼクレンジングバーム・おすすめ・話題のクレンジング

上図は模式図です。

通常、乳化タイプのクレンジングは、相の中に別の相が『粒子状』になって存在しています。

『水』の中に『油』が粒子状になって存在するものを『水中油タイプ(O/W)』『油』の中に『水』が粒子状になって存在するものを『油中水タイプ(W/O)』と言います。

ラメラ構造の場合、図のように、水と油が『粒子状』ではなく、『層状』に存在しています。

 

▼ 水中油、油中水の詳細は以下記事を参考にしてください

cosmet.hatenablog.com

 

 
水中油タイプの場合、一番外の相が『水』なので、水の性質が強いです。よって、メイク汚れは『油汚れ』がメインですから、水の性質が強い水中油タイプのクレンジングは、『クレンジング力』が劣ります。ただし、水の性質が強いため、『洗い上がり』には優れ、使用後のお肌はべたべたしません。

一方、油中水タイプの場合、一番外の相が『油』なので、油の性質が強いです。油汚れであるメイクとなじみがいいので『クレンジング力』は高いです。しかし、油の性質故に、『洗い上がり』は悪く、使用後のお肌はべたつく傾向にあるため、『W洗顔』が必須です。

ラメラ構造のクレンジングは、水と油が層状に連なっているため、『水と油、双方の性質』を持っています。油の性質を持っているため、『クレンジング力』に優れ、且つ、水の性質も持っているため『洗い上がり』にも優れます。

ですから、ラミナーゼのホームページにもあるように、毛穴の汚れまでしっかり落としながらも、W洗顔不要なのです。

『しっかり落とす』とか『W洗顔不要』とかを宣伝文句に販売しているクレンジングは結構ありますが、その根拠がはっきりしないものがほとんどです。

『ラミナーゼ クレンジングバーム』『ラメラ構造』のクレンジングのため、汚れをしっかり落とし(油の性質)、W洗顔不要(水の性質)なのです。

このようにラミナーゼ クレンジングバームには、しっかりとした技術的根拠があります。

だから話題のクレンジングなんですね。

ラミナーゼ クレンジングバーム

 

 

3.エイジングケアを同時に

では、ラミナーゼ クレンジングバームの全成分を見てみましょう。

 

水、BG、DPG、グリセリン、シクロヘキサシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリルアルコール、PEG-60水添ヒマシ油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸、ホホバ種子油、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ベヘン酸、アルギニン、シクロペンタシロキサン、デキストリン、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、パパイン、PVP、アルニカ花エキスオドリコソウ花エキスオランダカラシ葉/茎エキスゴボウ根エキスセイヨウアカマツ球果エキスセイヨウキズタ葉/茎エキスニンニク根エキスローズマリー葉エキスローマカミツレ花エキスフラーレン、香料


赤字が美肌成分(保湿成分)ですが、ご覧になってください。話題の『フラーレン』を筆頭に、9種類もの植物エキスが配合されています。

まさに『美容クリーム』ですね。

クレンジングは洗い流すものですし、クレンジング後の洗顔で(W洗顔)、お肌にはほとんど何も残りませんので、通常のクレンジングには美肌成分はあまり配合しません。

当然ですよね。配合してもクレンジングやその後の洗顔(W洗顔)で、ほとんどが洗い流されてしまいますから。

しかし、ラミナーゼは違います。

『ラメラ構造』なのでW洗顔が不要です。

ですから、お肌にとって必要な美肌成分を洗い流すことなく、お肌の上に留めておくことが出来るのです。

ラメラ構造故に、『美容クリームのような成分配合』が可能になったのです。

まさに新発想のクレンジングです。

ラミナーゼ クレンジングバーム

 

 

4.気になる口コミは?

某大手口コミサイトの口コミを見てみましょう。

<ポジティブ意見>

● 本当にW洗顔不要で落ちた, しかも、その後の肌はしっとりしていてびっくりした

● ウォータープルーフのマスカラも綺麗に落とすことが出来た

● 一番びっくりしたのは、使った後, お肌が驚くほどしっとりしていました

● 続けて使用したら、毛穴が少し小さくなった気がする

● 半透明のバーム状で、上品な香りがする, 力を入れなくてもメイクがとろけるように溶けていき、使っていて気持ちがいい

● 伸びが良くて、メイクをしっかり落としてくれた

● バームだけど、硬くなくて使いやすい


<ネガティブ意見>

× 匂いがダメで私には合わなかった

× お値段が若干高い

× W洗顔しないと、しっとりしすぎる気がする

× 洗い上がりがさっぱりしない

× 冬はいいけど、夏はしっとりしすぎる


口コミを見る限り、『W洗顔しなくてもメイクがしっかり落ちる』『使用後、お肌がしっとりする』といった声が多いですね。

ラミナーゼの特徴である『ラメラテクノロジー』『贅沢な美容成分』を、実感されている証拠です。

一方、匂いがダメとか、お値段が高い、しっとりしすぎるといったネガティブな意見もありました。

匂いは好みが分かれますから、難しいところですね。万人受けする香りは存在しないので、化粧品メーカーの今後の課題といったところでしょうか。

お値段は、確かにオイルクレンジングと比べれば高価格ですが、W洗顔不要、つまり、洗顔不要ということを考えると、お値打ちだと思います。

しっとり系なので、脂性肌の方には合わないかもしれませんね。

いずれにしても、クレンジング機能、保湿機能という点で、支持されているようなので、口コミ評価としては上々ではないでしょうか。

 

5.結論

専門家の眼から見て、やはり、『ラメラテクノロジー』が魅力的ですね。

ラメラ構造を体現する難しさをよく知っているので、これを実現したラミナーゼの技術力の高さに感心致します。

しかも、口コミ評価を見る限り、多くのユーザーがラメラ構造を実感されていますし。

そのような意味で、ラミナーゼは『買い』ですね。

ユーザーの皆様に、『ラメラ』をもっと身近に感じてもらいたいので、全ての方におすすめしたいです。

その中でも特に、『W洗顔をしたくない方』『クレンジングにもエイジングケアを求める方』におすすめです。

また、完全防腐剤フリー、鉱物油、アルコール、合成着色料も一切配合していないので、『敏感肌の方』にもいいですね。


『ラメラ構造』は化粧品にとって非常に重要ですが、この構造を化粧品に組み込むことは容易ではありません。高い技術力が必要です。

元資生堂の、本物の技術集団だからこそ可能にしたのでしょう。

確固たる技術に裏打ちされた本物のクレンジング料なので、興味のある方は、一度お使いになってみてはいかがでしょうか?

私コスメデインの『おすすめコスメ入り』です!

ラミナーゼ クレンジングバーム

 

 

※本記事の内容は個人の感想であって効果を保証するものではございません。

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IFSCCとは化粧品メーカーにとって、非常に重要な研究発表の場で、『化粧品会社のオリンピック』とも言われています。

このブログでも以前ご紹介しました。


▼ IFSCCについては以下の記事を参考にしてください 

cosmet.hatenablog.com

 
IFSCCには『基礎研究部門(素材開発やメカニズム系)』『応用研究部門(商品に近い内容)』『ポスター部門』の3つに分かれ、それぞれの部門で最優秀賞を競い合います。

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どうもcosmedeinです。

今回は、韓国発コスメについて、私の持論を展開したいと思います。
題名は、『韓国発化粧品の真実』と、大それた内容ですが、実は私、韓国に行ったことはありません・・・。すみません。

しかし、元化粧品開発者として、韓国コスメを参考にした企画、開発に携わった経験をもとに、論じたいと思います。

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