化粧品講座

<プロ解説>お肌とは? ~お肌の断面~

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まずはお肌(皮膚)の基礎知識について触れましょう。

お肌の重さは?

お肌は全身を覆って、外部からの刺激や衝撃から内部の器官を守っています。

お肌は非常に薄いですが、表面積が大きいので、『体重の約8%』の重さがあると言われており、最大の器官なのです。

 

お肌の厚さは?

お肌は『表皮』『真皮』『皮下組織』に分けられます。

主に化粧品が対象にする部位は『表皮』『真皮』です。

ただし、真皮について、商品周りで何かしらの効果を謳うことは出来ません。

表皮と真皮を合わせた厚さの平均は『約2mm』と言われています。

この2mmの中に様々な機能が集約されていて、私たちを外部から守っているので、お肌ってすごいですね。

 

お肌の断面

肌断面・真皮・表皮

お肌は『表皮』『真皮』『皮下組織』の3層からなっていて、それぞれ、厚さも違えばその役割も違います。

 

表皮

表皮は外部の刺激から、お肌そのものを守っています。

3層の中で最も薄く、その平均の厚さは『0.2mm』と言われています。

表皮はさらに、角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層から形成されています。

この4層に透明層(手のひらと足の裏にあります)を加え、5層から成っていると考える場合もあります。

詳細は、別の記事でご説明します。

 

真皮

お肌の本体とも言える部位です。お肌のハリや弾力、シワの源です。

表皮へ栄養分を送っている他に、真皮は多量の水分を含んでいますので、水分も供給しています。

その厚さは『約2mm』で、表皮の何十倍にもなります。

真皮と表皮の間には、基底層と言われる薄い膜があり、接着剤のように、お互いをくっつけています。

真皮と表皮は、絡み合うように波形を描いています。

これは、接触面を出来るだけ広くして、運動した時やお肌が伸縮した時でも離れないように保持するためです。

真皮に関しても、詳細はまたご説明しま。

この『表皮』『真皮』が主に化粧品が対象とする部位です。

ただし、真皮に対する効果効能を謳うことは出来ません。

 

皮下組織

多くの脂肪を含んでいるので、皮下脂肪組織とも言われています。

『セルライト』の原因は皮下組織にあると言われていますが、化粧品の効果の対象とはしていない部位です。

 

おわりに

いかがでしょうか?

簡単ではありますが、お肌の基本、お肌の断面についてご説明しました。

お肌って、すごく薄いのに、すごいですね。

表皮と真皮については、別途、詳細をご説明します。

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