「石鹸で落ちる」と宣伝するコスメが、実際には落ちにくいことに気づいたことはありませんか?
この記事では、石鹸落ちコスメの宣伝背景と現実、そしてそれが肌に与える影響について、現役の化粧品開発者がプロの視点で深掘りします。
市場動向と消費者の期待とのギャップ、耐水性や化粧持ちを高める技術の進化、そして肌への影響に至るまで、石鹸落ちコスメの全貌を明らかにします。
さらに、肌に残るメイクのリスクや物理的な摩擦によるダメージ、そして正しいクレンジング方法についても解説。
この記事を読むことで、石鹸落ちコスメの真実を知り、肌トラブルを避けるための知識が得られます。
本記事の内容
- 石鹸落ちコスメは落ちない!肌に悪い!という真実が分かる
- 石鹸落ちコスメに対する正しい対処法が分かる
石鹸落ちコスメは落ちない!肌に悪い!
結論から言うと、世の中には、「石鹸で落ちる」と宣伝するコスメが存在しますが、石鹸落ちコスメの大半は、石鹸で落ちない!ですし、それを使い続ける事は、肌に悪い!です。
ではどうすべきか?
石鹸落ちコスメから自身のお肌を守る唯一の方法は、クレンジングを使うこと!です。
結論
- 石鹸落ちコスメは、石鹸で落ちると言いながら、実は落ちない!
- 石鹸落ちコスメを使い続ける事は、肌に悪い!
- 石鹸落ちコスメコスメからお肌を守る唯一の方法は、クレンジングを使う!
私は現役の化粧品開発者です。内情を知る立場にいますから、上記は間違いのない真実です。
ではなぜ、
石鹸で落ちないのに、石鹸で落ちると宣伝するコスメが存在するのか?
そして、
何故、石鹸落ちコスメは落ちなくて肌に悪いのか?
次項以降、その理由を詳しく説明します。
石鹸落ちコスメの宣伝背景と現実
石鹸で落ちるコスメの市場動向と消費者の期待
近年、日焼け止めやファンデーションなどのコスメ製品において、「石鹸で落ちる」という訴求が増加しています。
このトレンドは、消費者の利便性を重視する市場の動向を反映しており、特に忙しい現代人にとって、簡単に洗い流せる製品は大きな魅力です。
消費者は、肌への優しさと使用の手軽さを求めており、石鹸で落ちるコスメに対する期待は高まっています。
しかし、このような製品の宣伝には、実際の使用経験とのギャップが存在することが多いのです。
石鹸で落ちない理由
実際には、多くの「石鹸で落ちる」と宣伝されているコスメが、石鹸だけでは完全に落ちないことがあります。
これは、化粧持ちを良くするために使用される耐水性や表面処理技術が関係しています。
例えば、ファンデーションや日焼け止めに配合される粉体に施される表面処理は、化粧持ちを向上させますが、同時に石鹸での洗浄を困難にします。
この結果、石鹸だけでは落ちにくくなり、肌に残ったメイクが肌トラブルの原因となることがあります。
また、石鹸で落とそうとする際の過度な摩擦は、肌へのダメージを引き起こす可能性があります。
このように、石鹸で落ちるコスメの宣伝背景と実際の使用経験には大きな差がありますが、この差を助長しているのが、「石鹸で落ちる訴求そのもの」です。
次項で詳しくご説明します。
「石鹸で落ちる」訴求について
ファンデーションや日焼け止めには、着色(肌色)と紫外線防御を目的に、酸化鉄や酸化チタン、酸化亜鉛といった粉体が配合されます。
通常、これら粉体は水に馴染みます。しかし、水に馴染むと、崩れやすく持ちが悪くなります。
ファンデーションや日焼け止めには化粧持ちの高さが求められますから、水に馴染んで化粧持ちが悪くなる事は、ユーザーに好まれません。
そこで、ファンデーションや日焼け止めに配合の粉体には、表面処理が施され、これにより、粉体の表面の性質が改変され、水に馴染みやいモノが(親水化)、水に馴染まなくなります(疎水化)。
表面処理が施され、親水から疎水に特徴が変化した粉体は水に馴染みませんから、これら粉体が配合されたコスメは、化粧持ちが大きく向上します。
日本の原料メーカーの表面処理技術は世界一と言えるぐらい素晴らしいです。
この表面処理技術の進歩によって、ファンデーションや日焼け止めの化粧持ちは飛躍的に向上しました。
しかし一方で、新たな課題が発生します。
それが、
注意
化粧持ちが良すぎて、石鹸などの通常の洗浄料では落ちない!
皮肉と言えば皮肉ですね。
化粧持ちの良さというユーザーニーズを実現するために、発展し続けた表面処理技術ですが、結果として、石鹸で落ちないという別の課題を生み出してしまいました。
「化粧持ちが良いファンデーションや日焼け止めにはクレンジングを用いる」が、一つの答えではありますが、やや面倒と感じるユーザーが多いようです。
通常の洗浄剤である石鹸で落とす事が出来れば、利便性は向上します。そして、これが世のニーズです。
これが、ファンデーションや日焼け止めに、「石鹸で落ちる」という訴求が増えた経緯です。
石鹸で落ちるコスメの肌への悪影響
耐水性がありながら石鹸で落ちるコスメは、利便性が向上し大変素晴らしい事ですが、残念ながら、
最重要ポイント
石鹸で落ちるコスメは落ちない!肌に悪い!
冒頭でも述べたように、これが真実です。
何故なら、
コスメに配合されるオイルには酸化しやすいモノと、酸化しにくいモノがあります。
特にメイク品には酸化しやすいオイルが配合されるケースが多く、クレンジングでしっかり落とさないと、このオイルが肌上や毛穴に残り、酸化する恐れがあります。
これは、ニキビや肌荒れ等、様々な肌ダメージの要因となり得ます。
また、石鹸落ちコスメは実際には落ちていない事が多いですから、しっかり落とそうと、物理的な力でゴシゴシしがちです。
これは、洗浄で最もやってはいけない行為ですから、この物理刺激の蓄積が、後々、肌に大ダメージを与える事は明白です。
ですから、ユーザーニーズを満たし、利便性が向上したかのように見える石鹸落ちコスメですが、実は、落ちていないケースが多く、これが肌へ悪影響を与える可能性があるのです。
では、何故このような事が起きるのか?
何をもってメーカーは、「石鹸で落ちる」と言っているのか?
石鹸で落ちるコスメで一番重要な事。それは、
最重要ポイント
- 「石鹸で落ちる」はメーカーの言ったもの勝ちで、明確な根拠はない
- 例え石鹸で落ちなくても、メーカーが「石鹸で落ちる」と言ってしまえば、それは石鹸で落ちるコスメになる
驚かれるかもしれませんが、これが真実。
ですから、例えメーカーが石鹸で落ちると言っても、100%信用してはいけない!
何故なら、根拠がなくて、メーカーの言ったもの勝ちだから。
石鹸で落ちると言いながら実際落ちていなければ、肌に深刻なダメージを与える事になるのです。
石鹸落ちコスメから肌を守る唯一の方法
「石鹸で落ちる」というのはメーカーの言ったもの勝ち
例え石鹸で落ちなくても、メーカーが「石鹸で落ちる」と言えば、それは立派な石鹸落ちコスメになる
これが石鹸落ちコスメの真実。
勿論、しっかり石鹸で落ちることを確認したり、「技術」で石鹸で落ちるようにしたりする、素晴らしいメーカー・商品は存在します。
しかし一方で、ユーザーニーズにつけこんで、石鹸で落ちる訴求を悪用するメーカー・商品が多数存在するのも事実。
石鹸で落ちる訴求を100%信用できない現状がある以上、ユーザーの皆様が、自分自身でお肌を守る必要があるのです。
そのための策を、現役の化粧品開発者の私がお授けします。
石鹸落ちコスメから肌を守る唯一の方法、それは、クレンジングを使うです。
メイクや日焼け止めは石鹸だけでは完全に落ちません!
クレンジングが必須!
クレンジングは、メイク&日焼け止めを落とすために存在するアイテムです!!
ただし、一言に「クレンジングを使う」と言っても、どのタイプを選んでいいのか?
クレンジングには、オイル・バーム・リキッド・クリームと様々なタイプが存在しますから、悩むユーザーは多いと思います。
実は、石鹸落ちコスメに最適なクレンジングタイプが存在するのです。
私は、20年以上にわたる化粧品開発のキャリアを持つ現役の化粧品開発者です。
大手メーカーにて15年以上化粧品を開発し、その豊富な経験と専門知識を生かして、有名美容雑誌の監修を数多く手がけてきました。
次項では、そんな私がおすすめする、石鹸落ちコスメに最適なクレンジングをご紹介します。
石鹸落ちコスメに最適なクレンジング
何度も言いますが、
石鹸で落ちるというのはメーカーの言ったもの勝ち、例え石鹸で落ちなくともメーカーが石鹸で落ちると言えば、それは石鹸落ちコスメになってしまう。
そして、メイクや日焼け止めに配合される粉体には表面処理を施すことが多く、これによって、飛躍的に化粧持ちは向上します。
化粧持ちが向上することはユーザーにとっては大きなメリットです。
しかし一方で、石鹸では落ちにくくなってしまい、これが世の多くの石鹸落ちコスメが、実は石鹸だけでは落ちない!根本的な原因となるのです。
ただし、石鹸で落ちると宣伝する化粧品の多くは、水中油型(O/W)です。
※化粧品の剤型タイプに関しては以下をご覧ください。
化粧品の剤型には大きく分けて、水系ベースの水中油(O/W)と油系ベースの油中水(W/O)が存在し、水中油型であれば、クレンジング力に特化したクレンジングでなくとも、クレンジングを使えば落ちます。
つまり、
最強のクレンジング力を誇るのが、オイルタイプとバームタイプになりますが、これらはクレンジング力と引き換えに、落ちすぎるが故に、肌に余計な負担をかけてしまう。
石鹸落ちコスメであれば、オイルやバームを使うまでもなく、より優しくメイクを落とすことができるクレンジングタイプを選べば十分なのです。
そのタイプこそ、ホットクレンジング(温感クレンジング)とリキッドクレンジングです!
ポイント
石鹸落ちコスメに最適なクレンジングは、温感タイプとリキッドタイプ
次項では、温感タイプとリキッドタイプ、それぞれのNO.1をご紹介します。
マナラ ホットクレンジングゲル
引用:マラナ公式
温感クレンジングのNO.1は誰もが知る名品、マナラ ホットクレンジングゲルです。
累計売上2,200万個突破の、圧倒的な実績を誇ります。
温感タイプのメリット、それは、温感効果によって、毛穴を開かせ、毛穴の奥から汚れを取り除くことができる点です。
ですから、毛穴ケアクレンジングとしても有効で、肌に優しくメイクを落とすことができます。
温感タイプのデメリットとして、オイルやバームに比べてクレンジング力が劣る点が挙げられますが、これは、石鹸落ちコスメに対してはデメリットになりません。
温感タイプの温感メカニズム、メリット・デメリットの詳細は以下をご覧ください。
石鹸落ちコスメには、温感クレンジングが最適!
せっかくなら皆様には、温感クレンジングの中でもNO.1のマナラを使って頂きたいです。
マナラなら、公式サイトからの購入が絶対におすすめです。特典が凄すぎます。
今なら、20%オフの3,344円(税込, 送料無料)でお買い求めできます。しかも、ずっと、20%オフ。
さらに、様々なサンプルもつきますし、オリジナルポーチもつきます。全額返金保証もあります。
これだけの特典は、自分たちの商品に絶対的な自信がある証拠です。
おすすめポイント
クレンジングしながら毛穴ケアしたい石鹸落ちコスメユーザーにおすすめ!
マナラ公式サイト購入特典
- 豪華サンプルセット(ウォッシュ・美容液)
- オリジナルポーチ
- ずっと20%オフ
- 45日間 全額返金保証
- 全国どこでも送料無料
オルビス クレンジングリキッド
引用:オルビス公式
リキッドクレンジングの名品と言えば、オルビス クレンジングリキッド。
こちらの販売実績は、マナラを超える5,439万個。
これ以上の実績はありません。
リキッドタイプは水系ベースです。オルビスはオイルフリー技術で大きくなった化粧品会社ですから、オイルフリー技術=水系成分技術は、他と一線を画すレベルです。
だからこそ、これだけの支持(販売実績)を得ています。
メリットは、すすぎの快適さ。オイル、バームタイプとは比較にならないほどすすぎは快適です。ぬるつきは全くありません。
デメリットに関しては、こちらも温感タイプ同様、石鹸落ちコスメに対してはデメリットになりません。
リキッドタイプは温感タイプ同様、水系ベースですが、温感タイプ以上に軽いタッチで、すすぎが快適です。
温感タイプは配合成分の80%以上がグリセリンですが、グリセリンが高配合されると、テクスチャーがやや重たくなります。また、すすぎ時も、ややぬるつきが残りやすく、ぬるつきゼロにするには、すすぎの回数が増え、少し時間がかかります。
リキッドタイプは、温感タイプのような温感効果はありませんが、軽いテクスチャーですすぎも快適なので、より肌に優しくメイクを落としたい石鹸落ちコスメユーザーに最適です。
オルビス リキッドクレンジングの詳細はこちらをご覧ください。
オルビス クレンジングリキッドは価格も魅力的。
これだけの品質のモノが、1,467円(税込),定期なら10%オフ。
この価格は凄いですね。オルビスはポーラグループですから、日本を代表する大手メーカーのクレンジングがこの価格で手に入るのは驚きです。
いきなり定期購入は抵抗があるので、まずは1,467円(税込)の通常購入でお試しになるのはいかがでしょうか?
おすすめポイント
軽いテクスチャーで、より肌に優しく落としたい石鹸落ちコスメユーザーにおすすめ!
アテニア スキンクリア クレンズオイル
通常の石鹸落ちコスメであれば、オイルタイプほどのクレンジング力は必要ありませんから、ご紹介したように、温感タイプ、リキッドタイプが最適です。
オイルタイプほどのクレンジング力があると、逆に、肌に余計な負担を与えてしまいます。
ただし、
ウォータープルーフタイプ(耐水性)でありながら石鹸落ちを宣伝するコスメには要注意!
よほどの技術がなければ、ウォータープルーフ&石鹸落ちは不可能です。
大手メーカー以外でこれらを宣伝しているコスメであれば、絶対に信用してはダメです。
そのような時は、最強のクレンジング力を誇る、オイルタイプ一択です!
引用:アテニア公式
世の中には様々なメーカーからオイルクレンジングが発売されていますが、オイルクレンジングの名品と言えばアテニア スキンクリア クレンズオイル。
まず、コスパが素晴らしい。
アテニア スキンクリアには極性油が高配合されています。極性油はメイクと馴染みやすいため、無極性油に比べてクレンジング力が高いです。
無極性油の代表がミネラルオイルですが、ミネラルオイル高配合のオイルクレンジングと、アテニア スキンクリアを比べてみれば一目瞭然です。
極性油高配合のアテニア スキンクリアのクレンジング力は圧巻
このように、オイルクレンジングにとって、極性油は最適な油と言えますが、無極性油に比べて価格が高いです。
ですから、必然的に販売価格が高価になりがちですが、アテニア スキンクリアは2000円以下を実現していますから、コスメの価格体系を知る化粧品開発者として、驚きを隠せません。
衝撃的なコスパの良さです。
その他にも、アテニア スキンクリアは、W洗顔不要やくすみに対応と言った、オイルクレンジングの名品と呼ばれるにふさわしい特徴があります。詳細は以下をご覧ください。
おすすめポイント
お使いの石鹸落ちコスメが「ウォータープルーフ(耐水性)」を宣伝しているなら迷わずコレ!
おわりに
いかがでしょうか?
ファンデーションや日焼け止めに石鹸で落ちると言う表現をよく見ますが、これはメーカーの言ったもの勝ちです。
ですから、例え石鹸で落ちなくても、メーカー側が石鹸で落ちると言ってしまえば、それは石鹸で落ちるコスメになってしまいます。
ポイント
- 「石鹸で落ちる」と訴求しているコスメであっても、100%信用してはダメ!
- 「石鹸で落ちる」と言いながら実際は落ちていない事が多く、これは、深刻な肌ダメージにつながる!
石鹸落ちコスメからお肌を守る唯一の方法がクレンジングを使う事
通常の石鹸落ちコスメであれば、マナラ ホットクレンジングゲルか、オルビス リキッドクレンジングを、ウォータープルーフ(耐水性)を訴求しているのであれば、アテニア スキンクリアクレンズオイルをおすすめします。
宣伝文句は100%信用してはダメです。
時に、自分自身でお肌を守る必要があり、そのためには正しい知識が必須です。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません