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アンチエイジング コスメの真実

シミが消えるコスメは嘘!効果なし!シミ消えコスメの真実

 

コスメの宣伝を見てると、シミが消えるという表現をよく目にします。

でもこれ、大変危険。

 

コスメの表現に、シミが消えるは認められていませんし、そもそもそんな効果はなし!

 

つまり、シミが消えるコスメは、

 

薬機法違反!

効果はないので、ユーザー側は時間とお金の無駄!

 

私は現役の化粧品開発者です。

大手化粧品メーカーを含め、20年以上のキャリアがあり、有名美容雑誌の監修も多数手がけています。

本物のプロであり、化粧品開発のプロフェッショナルです。

この記事ではそんな私が、「シミが消えるコスメ」の真実と題しまして、シミが消えるに騙されない正しいシミケアをご紹介します。

 

この記事を書いている人

コスメデイン

  • 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
  • 今も現役の化粧品開発者
  • 美容雑誌の監修経験あり
  • 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!

美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)

 

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シミが消えるコスメの真実

シミが消えるコスメの真実

冒頭でも述べましたが、コスメにおいてシミが消えるという表現は認められていません!

 

ただし、より正確に言うのであれば、コスメにおいて、シミが消える的表現は、メイクにのみに認められており、スキンケアには認められていない、です。

ですから、ファンデーションやコンシーラーで、「ひと塗りでシミが隠れる、消える ※メイクアップ効果による」、という表現をご覧になった事はあると思います。

メイクであれば、シミが消える的な表現は認められていますが、「メイクによる」という注釈が必須となります。

 

しかし、スキンケアで、シミが消える的表現をしている商品が存在します。

 

シミが消えるというのは、ユーザーの心に刺さる非常に魅力的な表現ですが、コスメ(スキンケア)では認められていない=薬機法違反、ですし、そもそもそんな効果はないです。

お金と時間の無駄です。

 

メイクによる効果は、カバー力によるもので一時的です。

ですから、根本的にシミが改善されるわけではありません。

しかし、シミはシワと並ぶ女性の2大肌悩み。

シミに悩むユーザーはたくさんいます。

 

コスメ(スキンケア)でシミは消えません。

しかし、美白に導く方法はあります。
※美白・・・メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ

 

それが、美白の医薬部外品

 

これこそが、正しいシミケアであり、コスメにおける唯一のシミケアです!

 

国が効果を認めた有効成分を規定量配合し、国に申請して、その効果が認められたものが医薬部外品です。

ですから、医薬部外品は化粧品に比べて、より高い効果が(改善効果)が期待出来ます。

この効果(効能)の一つが、美白であり、シミを消すとまではいきませんが、メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ事は出来ます。

 

正しいシミケア(美白の医薬部外品)のためには、シミ発生のメカニズムとそれに対応する有効成分を知る必要があります。

次項では、シミのメカニズムとそれに対応する有効成分について、詳しくご説明します。

 

有効成分に関して、医薬部外品には必ず有効成分が表示されています。

ですから、ご自身がお使いの商品パッケージを見て、どの成分が有効成分かを確認されると、より理解が深まると思います。

また、美白と言えば、近年、カネボウの白斑問題という、絶対にあってはならない安全性トラブル(肌トラブル)が起こりました。

これに関して、最後に触れさせて頂きます。

ご興味があれば、最後までお付き合いください!

 

シミ発生のメカニズムと有効成分

そもそもシミとは何でしょうか?

 

メラニンと呼ばれる色素、メラニン色素は、皆さんのお肌の中、基底層で毎日作られています。

正常なお肌の場合、ターンオーバーによって、メラニン色素は基底層から、お肌表面へ押し上げられ、最終的に体外へ排出されます。

これをメラニンの代謝と言います。

ですから、若い頃、紫外線を浴びてもシミになりにくかったのはこのためです(若い頃はターンオーバーが正常です)。

 

メラニンは生成排出を繰り返していて、この両者のバランスは保たれています(メラニンの代謝)。

しかし、過剰にメラニンが生成されたり、ターンオーバーの異常により、メラニン代謝が乱れると、お肌にメラニン色素が居座るようになります。

この、メラニン色素がお肌に居座った状態がシミです。

 

ですから、ターンオーバーを正常化して、メラニン色素を体外へ排出させる、そして、過剰なメラニン生成を抑制することが、シミへの対策なのです!

 

ターンオーバーの正常化には、マッサージやパックなどで、血行をよくして、新陳代謝をアップさせることが有効でしょう。

一方、シミの根本対策と言われる過剰メラニンの生成抑制こそが、美白の有効成分の役割であり、シミケアに美白の医薬部外品を使う理由です。

シミ発生のメカニズムは大きく分けて4つあります。

 

チロシナーゼの活性化

シミの原因とも言うべきメラニン色素は、表皮最下層の基底層にあるメラノサイトと言われる細胞で作られています。

ですから、このメラノサイトはメラニン形成細胞、通称、メラニン生成工場とも言われています。

 

メラニン色素の出発は、アミノ酸の一種であるチロシンという物質です。

このチロシンがチロシナーゼという酸化酵素によって、ドーパという物質に変化します。

さらにチロシナーゼはドーパにも働きかけて、ドーパキノンという化合物に変化させます。

 

このドーパキノンは、反応性が高く、酵素の力を必要せず、一人で勝手に反応していきます。

ドーパクロムインドールキノン、そして最後に、黒褐色のメラニン色素になります。

 

つまり、チロシンという出発物質が、チロシナーゼという酸化酵素の力を借りて、反応(酸化)を繰り返すことでメラニン色素は生成されます。

このように、チロシナーゼが活性化する事で、過剰のメラニンが生成されシミになるのです。

 

チロシナーゼ活性抑制の有効成分

おそらく、チロシナーゼの活性化を抑制する有効成分が、一番多いと思います。

アスコルビン酸2グルコシドアルブチンといった有名な成分から、4MSK(4-メトキシサリチル酸K)コウジ酸エラグ酸ルシノール(4-n-ブチルレゾルシノール)マグノリグナンロドデノール、これらがチロシナーゼの活性化を抑制する、国から認められた美白の有効成分です。

※後ほどご説明しますが、「ロドデノール」がカネボウ白斑問題の原因物質です。

 

注目商品

チロシナーゼの活性を抑制する美白の有効成分として有名な4MSK(4-メトキシサリチル酸K

これは、資生堂の独自成分です。

そして、4MSKを美白有効成分として配合した商品が、誰もが知る資生堂 HAKU

「HAKU」は、資生堂のシミ研究の集大成として2005年に誕生し、発売以来、美白美容液売上No.1のブランドです!

 

資生堂のシミ研究の最先端技術を搭載したのが「HAKU」であり、資生堂の最先端=日本の最先端と言っても過言ではありません。

他社の追随を許さない圧倒的技術だからこそ、長年に渡り、美白市場のトップに君臨し続けるのでしょう。

 

そんな「HAKU」が進化!

それがHAKU メラノフォーカスZV

 

最大の特長は、「4MSK(美白)」と「トラネキサム酸(美白)」のW美白有効成分の医薬部外品という点です。

「4MSK」は資生堂独自の美白有効成分、「トラネキサム酸」は資生堂が美白有効成分として、日本で初めて国から承認を得た成分ですから、この両成分の組み合わせは資生堂オリジナルで、資生堂しかできない組み合わせです。

 

W美白有効成分の組み合わせは複数ありますが、「HAKU メラノフォーカスZ」の、4MSK+トラネキサム酸の組み合わせが最強ではないかと私は思っています。

「4MSK」と「トラネキサム酸」は、美白有効成分の中でもスター成分ですから、これ以上の美白有効成分の組み合わせは、少なくとも私には考えられない。

さすが資生堂。

他社の追随を許さない圧倒的技術です。

美白ブランドNo.1にふさわしく、資生堂のシミ研究の最先端技術を搭載した、他社を圧倒するブランドがHAKUです。

 

しかも、これまでは4MSKとトラネキサム酸という美白有効成分の組み合わせだけに注目されがちでしたが、今回のメラノフォーカスZは、液晶技術を用いることで、美白有効成分を肌奥深くまで届かせる工夫をしています。

間違いなく、今考えられる最高峰の美白美容液に相応しいと言えるでしょう。

 

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メラノサイトの活性化

メラニン色素は、メラノサイトで作られます。

女性ホルモンや紫外線などの刺激を受けると、プラスミンプロスタグランジンと言われる物質が、メラノサイトに働きかけて、メラニン生成をスタートさせます。

つまり、メラノサイトに、「メラニンを作りなさい!」というシグナルを与えて、メラノサイトを活性化させるわけです。

 

メラノサイトの活性化によって、過剰のメラニンが生成されシミになります!

 

「メラニンを作りなさい!」という、メラノサイトへのシグナルを遮断し、メラノサイトの活性化が阻害されると、メラニン色素の生成は抑制されます。

ですから、メラノサイトの活性化の抑制も有効なシミ対策です。

 

メラノサイト活性抑制の有効成分

メラノサイトの活性化を抑制する有効成分には、カモミラETトラネキサム酸TXC(トラネキサム酸セチル)テトラヘキシルデカン酸アスコルビルなどがあります。

 

注目商品

注目商品としてはやはり、資生堂 HAKUです。

先ほども述べたように、HAKUは、美白有効成分「4MSK」と「トラネキサム酸」のW美白有効成分の医薬部外品です。

4MSKは、チロシナーゼの活性を抑制します。そして、トラネキサム酸はメラノサイトの活性を抑制します。

つまりHAKUは、チロシナーゼ活性抑制とメラノサイト活性抑制、2つの作用点に働きかけます。

 

W美白有効成分の医薬部外品は他にも存在しますが、例えば、両成分がチロシナーゼ活性抑制のように、同じ作用機序よりも、HAKUのように、異なる作用機序のモノの組み合わせの方がより効果的と言えるでしょう。

何故なら、人によって効果的な作用点は異なりますし、自分自身も、どの作用点が一番効果的か、分からないからです。

ですから、W美白の医薬部外品であれば、私は、異なる作用機序のモノの組み合わせをおすすめしています。

 

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メラノサイトの拡散

視覚的にシミと認識されるのは、メラニンやメラノサイトが、お肌表面(表皮)に移動するからです。

ですから、メラノサイトの表皮への拡散を抑制出来れば、視覚的にシミと認識されない(シミケア)という事です。

 

メラノサイト拡散抑制の有効成分

メラノサイトの表皮への拡散を抑制する有効成分には、現在、シワ改善の有効成分としても話題沸騰中のナイアシンアミドがあります。

 

新しいメカニズム「PCE-DP」

皮膚科学の専門家の方に言わせれば、シミ発生のメカニズムはまだまだあると思いますが、これまでは、チロシナーゼの活性化メラノサイトの活性化メラノサイトの拡散が、シミ発生のメカニズムに大別され、それに対応する成分(有効成分)が開発され商品に展開されてきました。

今回、化粧品大手ポーラが、新たなシミ発生メカニズムに着目し、成分(有効成分)を開発しました。

それが、新規美白有効成分PCE-DP(ピースディーピー)です。

勿論、ポーラオリジナル成分です。

 

ポーラが開発した新規美白有効成分「PCE-DP」の美白メカニズムは従来とは異なり、表皮細胞のエネルギー産生を増やす事で、ターンオーバーを促進し(メラニンを抱えた細胞が自然に剥がれる)、シミの元であるメラニンが蓄積しにくい肌に導きます

これをポーラではエネルギー美白と呼んでいます。

 

ポーラの研究によると、「PCE-DP」は表皮細胞において、エネルギー物質を作り出す反応経路のひとつであるクエン酸回路を 活性化させることが分かりました。

クエン酸回路は、一度の反応で多くのエネルギー物質を生み出すこと ができますが、表皮ではあまり活用されていません。

この、休眠しているクエン酸回路を活性化させることが、美白への第一歩です。

 

「PCE-DP」によって、表皮細胞内で十分なエネルギーが作られた肌は、メラノサイトにメラニン引き渡しを促す伝達物質の産生が沈静する事、そして、表皮細胞自体のメラニンの取り込みが沈静する事が分かりました。

これによって、表皮細胞に含まれるメラニン量(シミの元)が減少していくと考えられます。

 

さらに、クエン酸回路を活性化させる事で、表皮細胞の増殖が活発になります。

結果、表皮の生まれ変わり(ターンオーバー)が促進され、シミの元であるメラニンを抱えた細胞が自然に剥がれやすくなります

 

このように、ポーラの新規美白有効成分「PCE-DP」は、表皮の状態を総合的に改善することで、メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐのです。

引用:https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0508261_01.pdf

 

このエネルギー美白、すごそうとは思いますが、話としてはやや難しいですね。

要するに、これまでと違うメカニズムという事が重要です!

 

何故なら、

 

いくら医薬部外品と言えども、医薬品ではありませんから、すぐに効果が表れるわけではありません。

最低でも3ヶ月は続けないと効果は実感できないと思います。

※人によって異なります

 

しかし、3ヶ月使っても満足のいく効果を得られていないユーザーはたくさんいると思います。

3ヶ月以上使い続けても満足のいく効果が得られていない場合は、ご自身がお使いの美白有効成分のメカニズムが、ご自身にあっていない可能性があります。

そんな時は、思い切ってコスメを変える、今お使いのモノとは美白メカニズムが異なる美白有効成分のコスメに変えることは、効果的だと思います。

勿論、だからと言って、効果があるとは断言出来ませんが、「PCE-DP」は、これまでの美白有効成分とはメカニズムが異なりますから、従来のメカニズムではなかなか効果が得られなかった方にとっては救世主になるかもしれませんね。

 

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美白メカニズムを変えるとは非常に効果的!!

 

 

おわりに

いかがでしょうか?

美白と言っても、シミ発生メカニズムは複数あり、それに対応する美白有効成分も複数存在します。

ですから、まずはシミ発生メカニズムと、それに対応する美白有効成分を知ってください。

そして、もし、ご自身がお使いの美白コスメ(医薬部外品)の効果に満足がいっていない場合、そのメカニズムがあっていない可能性はあります。

ですからあきらめず、異なる作用点に働きかける有効成分配合のモノに変えてみるのも一つの手だと思います。

 

コスメ(スキンケア)でシミは消えない!

 

美白有効成分の医薬部外品が、コスメにおける唯一のシミケアです。

疑わしい宣伝に惑わされず、正しい知識でコスメをお選びください!

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

   
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