先日、読者の方から質問を頂きました。
林先生が驚く初耳学!(TBS系列、日曜、よる10時~)でクレンジングが原因で目が小さくなると言っていたので、おすすめのクレンジングはありますか?という内容でした。
私は現役の化粧品開発者です。
大手化粧品メーカーを含め、20年以上のキャリアがあり、有名美容雑誌の監修も多数手がけています。
本物のプロであり、化粧品開発のプロフェッショナルです。
この記事ではそんな私が、目が小さくならないために、クレンジングの正しい選択と使用方法について解説します!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
クレンジングで目が小さくなる!?衝撃の事実とは
あの人気番組「林先生が驚く初耳学!」で、目に関する驚きの情報が紹介されました。
人の目は、20代からの15年間で約20%も小さくなるというのです。
しかも、その原因のひとつが、クレンジングのやり方にあるというから驚きです。
■ 目の筋肉にダメージを与えるクレンジングの落とし穴
目の周りには、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉があります。
この筋肉は、まぶたを開けるために働いており、加齢とともに衰えていきます。
さらに、目のまわりの皮膚は顔の他の部分と比べて約1/3の薄さしかなく、刺激にとても弱いのです。
そのため、アイメイクを落とすときにゴシゴシ擦ってしまうと、眼瞼挙筋に負担がかかり、目が小さく見える原因になってしまうのです。
ポイント
■ つけまつげもまぶたの筋肉を弱らせる!?
さらに見逃せないのが、つけまつげの影響です。
つけまつげの重みで、まぶたの裏にあるミューラー筋という筋肉が引っ張られて伸びてしまい、まぶたを上げにくくなることがあると指摘されています。
結果として、目の開きが悪くなり、目が小さく見えてしまう可能性があるのです。
■ おしゃれとケア、どちらを選ぶ?
確かに、つけまつげやアイメイクはおしゃれには欠かせないアイテムですよね。
ですが、「15年後に目が小さくなるかもしれないから今のおしゃれを我慢するべきなのか?」というのは、難しい問題です。
私は、その年代だからこそ楽しめるおしゃれを大切にしたいと思います。
ただし、それと同じくらい大事なのが、日頃のケアです。
未来の自分の肌や目元のために、できるだけ負担を減らす工夫をしていきたいですよね。
■ クレンジングは「擦る」ものではない
ここで重要なのは、クレンジングの正しい使い方です。
実は、クレンジングはゴシゴシとこすることで落とすものではありません。
油分や界面活性剤の力を利用して、メイク汚れを浮かせ、やさしく包み込むようにオフするのが正しいやり方です。
無理な力で擦ることは、皮膚にも筋肉にもダメージを与える原因になります。
NGなクレンジング | OKなクレンジング |
---|---|
コットンや指で強く擦る | オイルやバームで浮かせてなじませる |
時間をかけて何度も拭く | ぬるま湯でやさしく流す |
落ちにくいメイクに無理をする | ポイントリムーバーを活用 |
■ 次に知っておきたいこと
ここまでで、目が小さくなる原因としてのクレンジングについて理解できたかと思います。
次章では、「目の小ささを防ぐため」「お肌への負担を減らすため」に、正しいクレンジングの選び方と使い方を詳しく解説していきます!
ぜひ、続けて読んでみてください!
ここが重要!
クレンジングの正しい使用方法
■ ゴシゴシ擦らない!やさしく包み込むように
まず大前提として、クレンジングは絶対にゴシゴシ擦ってはいけません。
擦ると、肌や目元の筋肉に物理的ダメージを与えてしまい、目が小さくなる原因や深刻な肌トラブルにつながります。
クレンジングの基本は、次のような流れです。
- 油分や界面活性剤がメイク汚れを浮かせる
- 汚れを包み込み、やさしく洗い流す
つまり、強く擦らなければ落ちないクレンジング剤は避けるべきです。
■ クレンジングタイプ別の特徴を理解しよう
クレンジングにはさまざまなタイプがあり、特徴も使用感も異なります。代表的な3タイプを比較してみましょう。
タイプ | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
オイルクレンジング | 洗浄力が非常に高い。ウォータープルーフも落とせる。 皮脂も落ちやすく乾燥しやすい |
しっかりメイク派、汗や皮脂に強いメイクを使う人 |
リキッドクレンジング | 水ベースで刺激が少ない。 界面活性剤でメイクを落とすが、洗浄力はやや弱め |
ナチュラルメイク派、敏感肌の人 |
クリームクレンジング(高内相) | オイルを多く含み、洗浄力と保湿力のバランスが良い | しっかりメイクでも乾燥しやすい人 |
クリームクレンジング(通常) | 油分が少なめで肌に優しいが、洗浄力は控えめ | 薄付きメイク派、肌が弱い人 |
■ 自分のメイクスタイルに合ったクレンジングを選ぼう
クレンジング選びで最も重要なのは、自分のメイクの濃さと使っているアイテムに合っているかです。
以下に、自分のメイクタイプと相性の良いクレンジングをまとめました。
メイクスタイル | クレンジングタイプのおすすめ |
---|---|
ウォータープルーフや油中水型の日焼け止めを使っている | オイルクレンジング or 高内相クリームクレンジング 強い洗浄力が必要 |
ナチュラルメイク、敏感肌 | リキッドクレンジング or 通常クリームクレンジング 刺激の少なさが重要 |
間違ったクレンジングを選ぶと、メイクが落ちにくくなり、結果的に擦るリスクが高くなります。
ご自身のメイクスタイルを見直し、クレンジングの「落とす力」と「肌へのやさしさ」のバランスを考えて選びましょう。
■ まとめ
- クレンジングは擦らず、やさしく落とすのが基本!
- タイプごとの特徴を理解し、肌質やメイクに合ったものを選ぼう!
- 間違った選び方は、肌トラブルや目の形の変化につながる可能性も。
次章では、おすすめのクレンジングアイテムや、使い方のコツもご紹介していきます!
おすすめのクレンジングは?目的別にベストな選び方を紹介!
クレンジングに求められる条件はたくさんありますよね。
- しっかりメイクが落ちるクレンジング力
- 洗い上がりのうるおい感
- 敏感肌でも使えるお肌へのやさしさ
でも、忘れてはいけないのは、クレンジングの本質は「メイク汚れをしっかり落とすこと」だということ。
■ クレンジング力が一番大事な理由
「肌に優しいから」といって、クレンジング力の弱いタイプを使ってしまうと、メイク汚れが残りやすくなります。
その結果、毛穴詰まりや肌トラブルの原因になったり、落としきれない汚れを落とそうとゴシゴシ擦ってしまうことにもつながります。
私は数多くのクレンジングを試してきましたが、やはり重要なのはクレンジング力。つまり、落ちるかどうかです。
ポイント クレンジング後の保湿はスキンケア(化粧水・乳液)で補えるので、まずはしっかり落とすことが最優先!
■ 特におすすめなのは「クレンジングオイル」!
特に、アイメイクやポイントメイクをする方には、クレンジングオイルが最もおすすめです。
その理由はこちら。
- ウォータープルーフのマスカラやリキッドファンデもスルッと落ちる
- なじみが良く、摩擦を減らせる
- 時間をかけずにクレンジングが完了する
オイル=刺激が強い、というイメージを持たれがちですが、今は低刺激設計のアイテムも多数あり、乾燥を防ぐ保湿成分が入っているものも増えています。
実際に人気の高いオイルクレンジングを徹底比較したこちらの人気記事、「【プロ比較】アテニア・オルビス・ファンケル|クレンジングオイルNo.1は?」もぜひチェックしてみてください!
■ まとめ
- クレンジングは「しっかり落とす」ことが基本
- 目元メイクが多いなら、クレンジングオイルが最適
- 保湿や刺激ケアはスキンケアで対応すればOK
落ちにくいメイクをしている方や、目元メイクを重視する方こそ、「擦らず落とせるクレンジングオイル」を選ぶことが大切です。
迷ったらまずは、クレンジングオイル徹底比較の記事を参考にしてみてください!
おわりに
いかがでしょうか?
クレンジングが目の大きさに影響を与えるという事実は、多くの方にとって意外な発見かもしれません。
本記事では、クレンジングの誤った使用方法が目を小さくする原因の一つであることを解説しました。
特に、目の周りは非常にデリケートなため、ゴシゴシと強く擦ることなく、優しくメイクを落とすことの重要性を強調しました。
また、クレンジングの選び方や使用方法についても触れ、正しいスキンケアの知識が美しい肌を保つ鍵であることをお伝えしました。
最終的には、皆様が自身の肌質やメイクスタイルに合ったクレンジングを選び、正しい方法で使用することで、健康的な肌を維持し、目の美しさを長く保つことができるよう願っています。
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