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BBクリームを混ぜて使う3つの注意点を化粧品開発者が解説

この記事を書いている人

コスメデイン

  • 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
  • 今も現役の化粧品開発者
  • 美容雑誌の監修経験あり
  • 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!

美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)

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コスメは混ぜて使っても大丈夫ですか?

特に、BBクリームを他のコスメと混ぜて使うケースがあるようです。

昔であれば、コスメを混ぜて使うなど想像もしませんでしたが、BBクリームやオールインワンジェルのような多機能コスメの登場によって、混ぜて使うユーザーが増えてきているようです。

この記事では現役の化粧品開発者の私が、BBクリームを混ぜて使うときの3つの注意点について解説いたします。

 

本記事の内容

  • BBクリームを混ぜて使う際、絶対に知っておいてほしい3つの事を化粧品開発のプロが解説

 

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BBクリームを混ぜて使う?

ネットを見ると、ニベア(通称、青缶)とBBクリームを混ぜて使うユーザーが多いようです。

青缶と他のコスメを混ぜて使うと、+αの効果が得られるらしく、一部のユーザーの間で流行っているようです。

 


何故、BBクリームを混ぜて使うのか?

そこには2つの理由があるようです。

 

特定機能の「強化」と使用感の「変化」

BBクリームは、「美容液」・「化粧下地」・「日焼け止め」・「ファンデーション」・「コンシーラー」など、複数の機能を持った多機能コスメです。

その中でも、例えば、乾燥する日など、保湿を重視したい時、美容液機能を強化するために、乳液と混ぜて使うことが多いようです。

他にも、コンシーラーの伸びを良くしたい時など、使用感を変化させるために混ぜて使うようです。

 

色調整

ファンデーションは、様々なユーザーの肌色に合わせるため、複数の色が発売されています。

複数の色を作る製剤化を調色と言います。私も何度も調色の経験がありますが、色数が多い時は、同じような色ばかりで、非常に混乱します。

ファンデーションなどの色モノの製剤化では、様々なユーザーの肌色に応えようと、化粧品メーカーは頑張って調色して、複数の色を発売しますが、なかなかご自身の肌色にピタッと合うケースは少ないのではないでしょうか?

また、購入して使ってみてはじめて、「色が合っていない!」と気づくケースも多いと思います。

BBクリームには、ファンデーション機能があると言っても、ファンデーションよりは薄付きです(カバー力がない)。

ですから、ファンデの色がちょっと自分に合っていないな、という時、自分に合った肌色に調色するために、BBクリームとファンデを混ぜて使うようです。

自分で調色が出来る、これは面白い使い方です。

このように、特定の機能を強化したり、使用感を変化させたり、ファンデの色を作ったり(調色)するために、BBクリームを混ぜて使うようです。

複数の機能を持ったBBクリームならではの使い方と言えるでしょう。

 

混ぜて使うと効果半減!

混ぜて使う・BBクリーム・コスメを混ぜる

確かに、BBクリームを混ぜて使う使用方法は面白いです。

しかし、化粧品開発者としては、

ポイント

  • BBクリームを混ぜて使うことには反対
  • BBクリームを混ぜて使うことはおすすめ出来ない

 

何故なら、

コスメの安定性安全性(肌トラブル)は、化粧品メーカーが保証します。仮に、買ってすぐ分離したり、使用中、何かしらの肌トラブルが生じた際は、化粧品メーカーが責任をもって対応しなければなりません。

しかし化粧品メーカーは、混ぜて使うことを想定していないです。

混ぜて使うことは、化粧品メーカーの保証外の使い方であり、万一、このような使い方で、肌トラブルが起こったら、全て自身の責任になります。

以上の理由から、化粧品開発者である私は、化粧品メーカーの保証外の使い方である混ぜるという行為をおすすめする事は出来ません。

ただし、安全であることが大前提の化粧品ですから、混ぜて使って肌トラブルが起きることは稀でしょう。

また、コスメには楽しむという要素もあります。

頭ごなしに否定せず、どうせ混ぜるなら、楽しく使って頂いた方がいいので、次項では、BBクリームを混ぜる時に、絶対に知ってほしい3つの事をご紹介します。

 

絶対に知ってほしい3つの事

剤型タイプ

化粧品には水中油型油中水型があります。詳細は以下記事をご覧ください。

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当然、同じ剤型タイプ同士であれば混ざりやすく、そうでない場合は、混ざりにくいです。

どちらかと言うと、BBクリームは油中水型が多いです。ですから、美容液効果を強化したくて、乳液と混ぜる時は、乳液は水中油型がほとんどですから、混ざりにくいでしょう。

そのような時は、まず、BBクリームを手に取って、少しずつ乳液を加えておもいっきり混ぜてください。瞬間的な大きな力であれば、より混ざりやすくなります。

BBクリームをファンデーションと混ぜて色の変化を楽しむ場合、剤型タイプが異なると、力ずくで混ぜることは出来ますが、混ぜている最中、色の源である、「酸化チタン」「酸化鉄」と言った粉体同士がくっついてしまって(凝集)、色ムラになる恐れがあります。

ですから、ファンデを混ぜる際は、ファンデとBBクリーム、双方、同じ剤型タイプが望ましいです。

簡単に剤型タイプ(水中油型 or 油中水型)を見分ける方法はあります。詳細は以下記事をご覧ください。

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特定機能の「強化」と同時に、特定機能の「弱化」

BBクリームを混ぜる使い方で、一番多いのが乳液との混合ではないでしょうか?

乾燥する日、「ちょっと保湿が足りないな」という時、乳液と混ぜて保湿機能を強化させるユーザーが多いようです。

しかし、ご注意ください。最も重要なポイントです。

最重要ポイント

乳液と混ぜることで保湿機能は強化されるが、同時に、他の機能が弱化される

 

一番注意しないといけない機能、それが紫外線防御機能(SPF, PA)です。

BBクリームには日焼け止めとしての機能もあります。SPF, PA表示されているBBクリームがほとんどではないでしょうか。

BBクリームに乳液を混ぜると、確かに保湿力はアップし、美容液機能は強化されます。

しかし、乳液を混ぜるということは、乳液で薄めるということですから、薄めた分、当然のことながら、BBクリームに表示されているSPF, PA相当の紫外線防御機能は期待できません

このことを承知で混ぜて使うのであればいいですが、知らずに、表示SPF, PA相当の紫外線防御機能があると思い込み、日焼けしてしまっては、後悔してもしきれません

ですから、混ぜることで、特定の機能を強化すると同時に、特定の機能が弱化されることを知ってください。

そして特に、紫外線防御機能(SPF, PA)にだけはご注意ください。日焼けしてしまったら、元のお肌に戻るのは困難です。

美容液機能を強化させたことで、弱化される紫外線防御機能は、日焼け止めを併用すればカバーできます

 

自己責任

先程も述べた通り、混ぜて使うことは化粧品メーカーの保証外の使用法です。

安全であることが大前提の化粧品同士を混ぜるので、肌トラブルが起きるとは考えにくいですが、万一、何かしらのトラブルが起きても、自己責任であることをよく理解してご使用ください。

 

混ぜて使えるおすすめのBBクリーム

BBクリームを混ぜて使うことに基本的には反対ですが、コスメには楽しむという要素もありますから、ご説明した3つの点に注意して頂ければ、BBクリームを混ぜて使うことはありです。

ただし、どのBBクリームも混ぜて使えるか、と言われればそうではありません。

 

BBクリームを混ぜて楽しく使うためには、混ぜるに適したBBクリームが存在します!

 

混ぜるに適したBBクリーム、それは、水中油型のBBクリームです。

ポイント

混ぜるに最適なBBクリームは水中油型」

 

何故なら、

冒頭で述べた、「ニベア青缶と混ぜる」が示すように、保湿力を強化するために、スキンケアと混ぜて使うケースが多いようですが、世の中の多くのスキンケア品は水中油型です。

ですから、油中水型のBBクリームだと、水中油型のスキンケア品とは混ざりにくく、仕上がりが非常に汚くなるので、混ぜて楽しむのであれば、絶対に水中油型のBBクリームです。

お互いが水中油ということで、型(タイプ)が同じなので、簡単に綺麗に混ぜることができます。

ただし、

 

世の中のBBクリームは、油中水型がほとんど!

 

何故かというと、油中水型は化粧持ちに優れるので、持ちを重視するファンデーションや日焼け止めは、必然的に油中水型となるのです。

 

そんな中で、現役の化粧品開発者の私が、最もおすすめする水中油型BBクリームがあります。

それが、マキアージュ ドラマティック カバージェリー BBです。

BBクリーム・混ぜて使う

引用:資生堂公式

全成分

水, DPG, メトキシケイヒ酸エチルヘキシル, エタノール, グリセリン, ポリ酢酸ビニル, ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン, メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール, キサンタンガム, アセチルヒアルロン酸Na, ヒアルロン酸Na, 水溶性コラーゲン, (PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー, (アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー, 水酸化Al, ポリビニルアルコール, トリエトキシカプリリルシラン, (ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー, デシルグルコシド, ジステアリルジモニウムクロリド, PG, BHT, ミリスチン酸Mg, フェノキシエタノール, クロルフェネシン, 合成金雲母, 酸化チタン, 酸化鉄, 硫酸Ba

おすすめポイント

  • 資生堂が手掛けるBBクリーム ⇒ 高品質
  • 珍しい水中油型 ⇒ スキンケア品と混ぜやすい
  • SPF50+ PA+++ ⇒ 高スペック
  • 煩わしい定期購入ではない! ⇒ ポイント!

 

これだけの品質の水中油型のBBクリームはなかなか存在しないので、BBクリームを混ぜて使うことに興味がある方、既に混ぜて使っている方は、是非この機会に、マキアージュをお試しください。

様々なコスメと綺麗に混ざりますし、そもそも、BBクリームとしての機能も素晴らしいですから、単品としても安心して使用できます。

 

 

おわりに

いかがでしょうか?

私は、化粧品開発者という立場ですから、メーカー保証外の使用法である混ぜるという行為は、積極的にはおすすめ出来ません

しかし、コスメには楽しむという要素もありますから、どうせ混ぜるなら、ご説明した3つのことをよく理解したうえで、BBクリームで混ぜるコスメをお楽しみください。

その際は、水中油型のマキアージュ ドラマティック カバージェリー BBが最もおすすめです。

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

   
大手化粧品メーカーで15年以上、今なお現役の化粧品開発者の私が、これまでの経験をもとに、コスメを厳選してご紹介します!
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