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ハトムギ化粧水の真実 ~ハトムギ化粧水には本物と偽物がある事はご存知ですか?~

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日本最大の化粧品口コミサイト、『アットコスメ』で、2017年と2018年の2年連続でベストコスメアワード化粧水部門第一位を獲得した商品をご存知でしょうか?

それが、ナチュリエの『ハトムギ化粧水』です。

この商品以外にもハトムギ化粧水は数多く発売されていますが、そのほとんどが『偽物』だという事実を皆様ご存知でしょうか?

偽物というのは言い過ぎかもしれませんが、ハトムギ化粧水には『オリジナル』(本物)が存在し、オリジナルとそうでないモノでは、技術的に雲泥の差があるという事実をご存知でしょうか?

そこで今回は、化粧品開発者の私が、『ハトムギ化粧水の真実』と題しまして、オリジナルとそうでないモノとの違いをご説明します。

ハトムギ化粧水のオリジナルとは?

ハトムギ化粧水のオリジナルは、コスメの名品中の名品、『アルビオン薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』で、スキコンの相性で長年愛され続けています。

 

アルビオン スキコンについての詳細は以下記事をご覧ください。

40年以上前に発売されながら、いまだ愛され続ける理由の一つが、化粧水を白濁化させた『技術』です。

現在のハトムギ化粧水の多くが、『白濁化剤』(不透明化剤)と言われる「(スチレン/アクリレーツ)コポリマー」という成分で白濁しているのに対し、アルビオンは、水性成分中に界面活性剤を安定的に分散させるという『独自技術』によって、白濁化を実現させています。

「水性成分中に界面活性剤を分散」と、言葉で言えば一言ですが、これは非常に高度な事で、相当な技術力が無ければ実現不可能です。だからこそ、世のハトムギ化粧水の多くは、界面活性剤を分散させる技術が無いため、最も簡単な『白濁化剤の配合』という方法をとっているのです。

ですから、ハトムギ化粧水のオリジナルであるアルビオン スキコンと、その他大勢のハトムギ化粧水とでは、技術に雲泥の差があります。

現在のハトムギ化粧水はどうやって誕生した?

前述したように、ハトムギ化粧水のオリジナルは『アルビオン薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』(スキコン)であって、これは、40年以上経過した今でも多くのユーザー支持を集める、コスメの名品中の名品です。

この商品の特長は、「1. ハトムギエキスを配合している事」、「2. 白濁化した化粧水である事」の2点です。

あまりに、アルビオン スキコン人気が高いため、他社がこの2点を真似して発売したのが、現在のハトムギ化粧水の誕生だと考えられます。

特長の1つ目の『ハトムギエキス配合』は簡単です。ハトムギエキスは簡単に手に入りますから、コスメへの配合は全く問題ありません。

問題があるのは、2つ目の『白濁化した化粧水』。これは先ほども述べた通り、オリジナルであるアルビオンの白濁化技術は高度で、簡単に真似できるものではありません。

ですから、オリジナルに技術が劣る他社は、「(スチレン/アクリレーツ)コポリマー」という『白濁化剤』を用いて、オリジナルの真似をしているのです。

「ハトムギエキス」と「(スチレン/アクリレーツ)コポリマー」、これでハトムギ化粧水の完成です。

そして、さらに驚きの事が。それは、世のハトムギ化粧水の多くが『スキンコンディショナー』という名前を使っている事。

外観(白濁)や成分(ハトムギエキス)だけでなくて、商品名にいたるまでオリジナルのアルビオンの真似をするとは驚きです。違いは『価格』だけ。

オリジナルのアルビオン スキコンは、3,500 / 110ml, 5,000 / 165ml, 8,500 / 330mlと、価格的には『中価格帯』に位置します。

一方、現在のハトムギ化粧水の多くが、500ml 600円前後と、『低価格帯』且つ『大容量』です。この圧倒的なコスパが、ユーザー支持を集めているのでしょう。

現在のハトムギ化粧水はおすすめ?

オリジナルのアルビオン スキコンは、界面活性剤の安定分散という確固たる技術で白濁化していますし、40年以上ユーザーに愛され続けられているという実績がありますから、大変おすすめです。

一方、現在のハトムギ化粧水は、オリジナルを真似するも、白濁化させるだけの技術を有しないため、『白濁化剤の選択』という安易な方法をとっています。

私は化粧品開発者ですから、技術にこだわりを持っており、白濁化剤を用いる現在のハトムギ化粧料を肯定できません

しかし、冒頭で申し上げたように、現在のハトムギ化粧水の代表格である、「ナチュリエ スキンコンディショナー(ハトムギ化粧水)」は、アットコスメでベストコスメアワード第一位を2年連続』で受賞しています(化粧水部門)。

※アルビオン スキコンは、2008年に殿堂入りしています 

この事実は無視出来ません。大変評価すべき事です。 

『低価格&大容量』というコンセプトが、可処分所得が低い10代~20代や、コスメに対するプライオリティが低い層の支持を得た結果と言えます。 

ですから、技術的に見ればオリジナルに比べ相当落ちますが、「低価格&大容量」を実現した企業努力で、ハトムギ化粧水ユーザーの裾野を広げた功績は素晴らしいと思います。

 

おわりに

いかがでしょうか? 

今流行りのハトムギ化粧水のオリジナルは、40年以上に発売されいまだ愛され続けている『アルビオン薬用スキンコンディショナー エッセンシャル』(スキコン)です。 

このコスメの名品中の名品と言われるモノの、外観・成分・商品名を真似したものが、現在のハトムギ化粧水たちです。 

ただし、真似と言っても、『低価格&大容量』という新たなコンセプトで、圧倒的支持を得ている現在のハトムギ化粧水はすごいと思います。 

いつの日か、オリジナルを超える日が来るのか楽しみです。

 

※本記事の内容は個人の感想であって効果を保証するものではありません

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