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【プロが解説】日本初のしわ改善化粧水&乳液の秘密とは?効果あり?おすすめ?

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最近、「しわ改善化粧品に初の化粧水&乳液が登場!」と、テレビCMをよく目にしませんか?

これはコーセーの『ルシェリ』のテレビCMです。

でも、日本初のしわ改善化粧品(医薬部外品)は『ポーラ』ですし、資生堂のしわ改善化粧品も非常に有名です。

本当にコーセーが、日本初のしわ改善化粧水&乳液なのでしょうか?

そこで今回は、化粧品開発者の私が、コーセーの日本初しわ改善化粧水&乳液について、詳しくご説明します。

一体、しわ改善化粧品(医薬部外品)の中で、一番どれがおすすめなのでしょうか?

しわ改善化粧品とは?

最近、しわ改善化粧品が化粧品市場の話題をさらっていますが、しわ改善化粧品とはどのようなモノでしょうか?

今でこそ、しわ改善化粧品(医薬部外品)は有名ですが、実は、長らく日本では、『しわに効く』とか『しわが改善する』といった表現を、化粧品(医薬部外品含む)にすることは出来ませんでした。 『しわ』に対する効果効能表現が認められていませんでした。

しかし一方で、しわに対して改善効果のある化粧品は、ユーザーニーズが高く、現に、欧米ではしわ改善効果を化粧品に表示し、販売することが認められています。 このような背景から、業界団体(日本化粧品工業連合会)が、かねてより厚生労働省に要望し、『乾燥による小じわを目立たなくする』という表現を、『化粧品』に表示し販売することが可能になりました。

これが『2011年』です。

しかし、『医薬部外品(薬用化粧品)』に関しては、依然としてしわに対する効果効能表現は認められていませんでした。

そのような状況下、ポーラが、しわに対する有効成分『ニールワン』を開発し、その効果を国が認め、ついに、日本初のしわを改善する医薬部外品『ポーラ リンクルショット メディカル セラム』が発売されました。

これが『2017年1月』です。

その半年後、資生堂からしわ改善化粧品(医薬部外品)が発売され、そしてポーラから遅れる事、1年8か月後の『2018年9月』、コーセーからも発売されました。

ですから、現在、しわ改善化粧品(医薬部外品)を発売出来るのは、ポーラと資生堂とコーセーの3社だけです(これらメーカーのグループ会社は発売可)。

この流れから考えると、しわ改善化粧品(医薬部外品)の日本初は『ポーラ』であり、コーセーではありません。むしろコーセーは、しわ改善化粧品では『3番手』です。

しかし、テレビCMでは、大々的に「日本初のしわ改善化粧水&乳液」と宣伝しています。

これは一体どういうことでしょうか?

秘密は、『化粧水&乳液』にあります。コーセーは、ポーラ・資生堂のしわ改善有効成分の『デメリット』をついた、秀逸な宣伝戦略をしたと言えるでしょう。

次項で詳しくご説明します。

日本初のしわ改善化粧水&乳液はコーセー?

本当に日本初のしわ改善化粧水&乳液はコーセーなのでしょうか?

日本初のしわ改善化粧品は、間違いなく『ポーラ』であるはずなのに、これは一体どういう事でしょうか?

実は、日本初のしわ改善化粧品(医薬部外品)は『ポーラ』であり、2番手は『資生堂』ですが、両社は、化粧水&乳液ではありません

しわ改善化粧品(医薬部外品)の『化粧水&乳液』を、日本で初めて発売したのが『コーセー』なのです。

何故なら、ポーラと資生堂は、しわ改善有効成分の特長から、化粧水&乳液剤型の発売が困難であり、『クリーム状』しか発売が出来ないからです。

これはある意味、しわ改善有効成分の『デメリット』と言えるかもしれません。

しわ改善化粧品は『医薬部外品』ですから、国が、しわ改善効果を認めた『有効成分』『一定量』配合しなければなりません。

ポーラの場合、しわ改善有効成分が『ニールワン』、資生堂は『レチノール』、コーセーは『ナイアシンアミド』です。

私自身、後ほども述べますが、これら有効成分の中で、一番効果が期待出来るのがポーラの『ニールワン』であり、だからこそ、一番おすすめのしわ改善化粧品は、『ポーラ リンクルショット メディカルセラム』と考えています。

リンクルショット

しかし、ポーラのニールワンは、効果は期待出来るものの、『水に触れると分解する』という特徴があります。

ですから、ニールワン配合製剤は、水を配合することが出来ないため、ポーラ リンクルショット メディカルセラムは、『水無配合のクリーム状』にせざる得ないのです。化粧水と乳液には多量の水が配合されていますから。

また、資生堂のレチノールは、空気に触れると分解するため、『特殊容器』が必須であり、この容器では、粘性が低い化粧水や乳液剤型は困難なのです。

これが、ポーラや資生堂が、化粧水&乳液剤型を発売したくても発売できない理由です。

最も、ポーラと資生堂は、これをデメリットとは考えていないと思いますが、しわ改善化粧品発売の3番手であるコーセーにとって、これは『大きなチャンス』と捉えたかもしれません。

コーセーは、発売の順序ではポーラと資生堂に負けていますが、化粧水と乳液のユーザーは非常に多いため、「日本初のしわ改善化粧水&乳液」というのは、かなりのインパクトです。

やはり、『初』という表現はかなり強いです。

これが、しわ改善有効成分の秘密であり、コーセーの、日本初のしわ改善化粧水&乳液の正体です。

おすすめのしわ改善化粧品は?

コーセーの『日本初』という戦略は、かなり秀逸ですし、化粧水&乳液のユーザー数は多いですから、今後の拡販が期待出来ると思います。

しかし、しわ改善化粧品であれば、先程も述べた通り、化粧品開発者の私は『ポーラ リンクルショット メディカルセラム』をおすすめします。

リンクルショット

何故なら、『処方化技術』に、しわ改善効果が期待出来る理由があるからです。

まず、ポーラの「ニールワン」、資生堂の「レチノール」、コーセーの「ナイアシンアミド」、それぞれの『しわ改善有効成分』については、一長一短あれど、横並びです。

国が、しわ改善効果を認めたのであれば、これら成分に『効果の差はない』というのが、医薬部外品の考え方だからです。

ただし、ポーラのニールワンは『新規物質』、資生堂とコーセーのレチノールとナイアシンアミドは『既存物質』と、区分の違いはあります。

これに関しては、ここでの詳細は割愛します。

有効成分同士の効果差は基本ありませんから、より効果を期待出来るための『処方化技術』に注目されるわけです。

極論を言えば、資生堂とコーセーは、しわ改善有効成分を、決められた量、配合しただけです。勿論、特に資生堂は、ただ単に配合したわけでなく、『特殊容器』という高度な技術が搭載されていますが、これは、効果をより高くするわけではなく、成分が分解しないように『守る目的』です。

一方、ポーラのニールワンは、処方化技術に、より高い効果を発揮するための『工夫』があります。

それが、『ニールワン 真皮浸透処方』です。

ポーラは、キズなどの部位に集まる『好中球』が放出する『好中球エラスターゼ』がしわの原因の一つであると、世界で初めて発見しました。好中球エラスターゼは、タンパク質の分解力が高く、お肌のハリや弾力のために必要な『コラーゲン』『エラスチン』などの、真皮成分を分解してしまいます。

ポーラが開発したしわ有効成分『ニールワン』は、好中球エラスターゼが、コラーゲンやエラスチンなどの真皮成分を分解する前に、好中球エラスターゼに働きかけ、真皮成分の分解を抑制します。

このように、「ニールワン」は『真皮』に働きかけますから、『真皮』に届けなければ効果は期待できません。ですからポーラは、『ニールワン真皮浸透処方』を開発したのです。

先程も述べましたが、「ニールワン」は水分と非常に馴染みが良く、水によって分解してしまいます。ポーラは、この特長を逆手にとって、あえて、水を全く使わない処方に「ニールワン」を配合しました。こうすることで、肌につけた際、肌内部の水分によって、角質層よりもさらに奥、『真皮』まで「ニールワン」が浸透する(引っ張られる)ため、より効果が期待出来るのです。

このように、ポーラは、しわ改善有効成分「ニールワン」をただ単に配合したのではなく、より効果が期待出来るように『真皮浸透処方』を開発しているため、私はしわ改善化粧品の中で、『ポーラ リンクルショット メディカルセラム』をおすすめします。

リンクルショット

おわりに

いかがでしょうか?

コーセーの「日本初のしわ改善化粧水&乳液」は事実です。

ポーラと資生堂は、コーセーよりも先にしわ改善化粧品を発売していますが、両社には(両社の有効成分)、化粧水&乳液剤型が出来ない理由があるからです。

化粧水と乳液のユーザー数は多いですから、コーセーの新商品にはかなり期待が持てると思いますが、本記事で述べたように、しわ改善化粧品であれば、『処方化技術』にかなりの工夫がみられる、『ポーラ リンクルショット メディカルセラム』をおすすめします。

リンクルショット

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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