この記事で分かること
- カバーマーク ファンデーションの正しい使い方(現役の化粧品開発者の目線)
「カバーマーク フローレスフィットって、使い方が難しいって本当?」
口コミでは「厚塗りになる」「崩れる」「ベタつく」といった声もありますよね。
ただ結論から言うと、原因のほとんどは「使い方のズレ」「使い方のミス」です。
このファンデは一般的な製品とは設計が異なるため、同じ感覚で使うと本来の仕上がりになりません。
逆に、仕組みに合った使い方をすれば、仕上がりは大きく変わります。
この記事では、現役の化粧品開発者の視点から、正しい使い方と失敗の原因を分かりやすく解説します。
「失敗したくない方」はぜひチェックしてみてください。
なお、「口コミが悪いって本当?」と気になる方は、原因を詳しく解説しているこちらも参考にしてみてください。
この記事を書いている人

コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
カバーマーク フローレスフィットは「使い方」で評価が変わる理由
| カバーマーク フローレスフィット |
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| シクロペンタシロキサン、水添ポリイソブテン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、リンゴ酸ジイソステアリル、合成ワックス、シクロヘキサシロキサン、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(アビエチン酸/マレイン酸)グリセリル、ポリメタクリル酸メチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、水酸化Al、加水分解コラーゲン、アロエベラ葉エキス、オタネニンジン根エキス、セラミドNP、トウキ根エキス、トウニンエキス、ハトムギ種子エキス、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、レイシ子実体エキス、BG、水、アルミナ、エタノール、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、シリカ、ジメチコン、ステアリン酸、タルク、ダイズステロール、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、パラフィン、パルミチン酸、トコフェロール、フェノキシエタノール、ブチルパラベン、酸化チタン、酸化鉄 |
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カバーマーク フローレスフィットは、使い方によって仕上がりや評価が大きく変わるファンデーションです。
結論から言うと、この製品は一般的なファンデーションとは設計思想が大きく異なります。
そのため、普段と同じ感覚で使ってしまうと「厚塗り」「ベタつき」「崩れやすい」といった違和感につながりやすくなります。
一方で、仕組みを理解して正しく使えば、プロレベルの美しいベースメイクを簡単に再現できる設計になっています。
ここでは「なぜ使い方でここまで差が出るのか」を、分かりやすく解説していきます。
■ 一般的なファンデーションとの構造の違い
フローレスフィットは、油性成分を中心に作られた高密着タイプのファンデーションです。
| 種類 | 主な構造 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的なリキッド | 水+油(乳化) | 軽い・なじみやすい |
| フローレスフィット | 油+揮発性シリコーン・ワックス | 高密着・カバー力が高い |
この構造の違いによって、仕上がりのプロセスも変わります。
塗った直後はしっとりとした質感ですが、時間が経つと揮発成分が抜けて、肌の上に薄い膜(皮膜)が形成されます。
そして最終的には、サラッとした仕上がりに変化します。
つまり、「塗った瞬間が完成ではない」という点が最大の特徴です。
この変化を知らずに判断すると、「ベタつく」と感じてしまいやすいです。
しかし実際は、この仕組みによって、高い密着力と崩れにくさが実現されています。
この処方バランスはかなり珍しく、完成度の高さが際立つポイントと言えますね。
■ なぜ「少量でいい」のか(顔料設計の視点)
フローレスフィットは、顔料の濃度が非常に高い設計になっています。
そのため、一般的なファンデーションと同じ量を使うと、カバー力が強く出すぎてしまいます。
結果として「厚塗り感」が出てしまうのです。
これは使い方のミスというより、設計に対して量が合っていない状態と言えます。
| 使用量 | 仕上がり |
|---|---|
| 少量(適量) | 均一で自然なカバー |
| 多すぎる | のっぺり・厚塗り感が出る |
顔料は油の中に均一に分散されているため、少量でもしっかりカバーできます。
しかし量が多いと、光の反射が均一になりすぎてしまい、立体感が失われます。
これが、「厚塗りに見える」原因です。
この前提を知らないまま使うと、評価が大きく分かれてしまいます。
■ 使い方で差が出る本当の理由
ここまでの内容をまとめると、評価が分かれる理由はとてもシンプルです。
「設計に合った使い方ができているかどうか」だけです。
| よくあるNG例 | 起こる問題 |
|---|---|
| 量を多く使う | 厚塗り・重たい印象 |
| なじむ前に触る | ヨレ・ムラ |
| 相性の悪い下地を使う | 崩れやすくなる |
このようなズレがあると、本来の性能が発揮されません。
その結果、ネガティブな評価につながってしまいます。
実際に、こうした使い方のズレが「口コミが悪い」と言われる原因になっています。
口コミの真相については、こちらで詳しく解説しています。
⇒ カバーマーク 口コミ 悪いは本当?現役の化粧品開発者が徹底解説!
逆に言えば、ポイントを押さえるだけで仕上がりは大きく変わります。
フローレスフィットは難しい製品ではなく、再現性の高い優秀な設計。
正しい使い方を理解すれば、失敗する可能性はかなり低くなります。
次のステップでは、具体的な使い方をしっかり押さえていきましょう。
カバーマーク フローレスフィットの正しい使い方【プロが解説】

カバーマーク フローレスフィットの正しい使い方について、前述した設計の特徴を踏まえて解説します。
前述したように、このファンデーションは、一般的な製品とは設計思想が大きく異なり、「少量」「時間経過」「相性」が仕上がりを左右する重要な要素でした。
そのため、正しい使い方を理解することで、本来の性能を最大限引き出すことができます。
■ 手順①:使用量は「少なすぎる」が正解
まず最も重要なのが使用量です。
前述したように、フローレスフィットは、顔料濃度が非常に高く、少量でカバーが成立する設計になっています。
そのため、一般的なリキッドファンデーションと同じ量を使うと、カバー力が過剰になり、厚塗り感につながります。
| 使用量の目安 | 仕上がり |
|---|---|
| 少なめ(推奨) | 自然で立体感のある仕上がり |
| 多め(NG) | のっぺり・重たい印象 |
目安としては、「これで足りるのか」と感じるくらいで十分です。
実際には、均一に分散された顔料が肌の凹凸をしっかりカバーしてくれます。
一方で量が多くなると、光の反射が均一になりすぎてしまい、立体感が失われます。
結果、不自然な厚塗りに見えてしまいます。
この製品では「足りないくらいがちょうどいい」が正解です。
■ 手順②:塗布後は「触らない」が正解
次に重要なのが、塗布後の扱いです。
前述したようにこの製品は、揮発によって仕上がりが完成する設計になっています。
そのため、塗った直後に触ってしまうのはNGです。
揮発性シリコーンが抜ける過程で皮膜が形成されるため、その途中で触ると膜が乱れてしまいます。
| 行動 | 結果 |
|---|---|
| 触らず待つ | 均一でサラッとした仕上がり |
| すぐ触る | ヨレ・ムラの原因 |
特に、「ベタつく」と感じて触りたくなるタイミングがありますが、その状態はまだ完成前の段階です。
時間が経つことで揮発が進み、均一な薄膜へと変化します。
目安としては、塗布後30秒〜1分程度は触らずに待つのが理想です。
このひと手間だけで、仕上がりと持ちが大きく変わります。
■ 手順③:下地との相性で仕上がりが変わる
最後に見逃せないのが、下地との相性です。
前述したように、フローレスフィットは油性基剤主体の高密着設計です。
そのため、ベース全体のバランスが仕上がりに大きく影響します。
| 下地のタイプ | 相性 |
|---|---|
| 薄膜・密着タイプ | ◎ 相性が良い |
| 水分多め | △ ヨレやすい |
| 油分多め | △ 崩れやすい |
水分が多い下地や油分が過剰な下地は、界面のバランスを崩し、ヨレや崩れの原因になります。
特に皮脂が出やすい場合は、油分同士が混ざることで膜が崩れやすくなります。
そのため、皮脂コントロール機能がある下地や、薄く密着するタイプを選ぶのが理想です。
さらに、スキンケア直後は油分が残りやすいため、軽くティッシュオフするのも効果的です。
ベース全体の設計を整えることで、このファンデーションの性能はさらに引き出されます。
正しい使い方
厚塗り・崩れ・ベタつきが起きる“技術的な理由”

カバーマーク フローレスフィットで「厚塗り・崩れ・ベタつき」が起きる理由を、前述した使い方と設計の関係を踏まえて解説します。
前述したように、この製品は「少量・時間経過・相性」が仕上がりを左右します。
つまり、トラブルの多くは設計と使い方のズレによって起きています。
それでは、技術的に見ていきましょう。
■ 厚塗りに見える本当の原因は「隠蔽の飽和」
厚塗りに見える原因は、単なる塗りすぎではなく隠蔽力の飽和です。
前述したように、この製品は少量でカバーできる高顔料設計。その状態で重ねると、光の散乱が均一になりすぎ、陰影が消えます。
結果として、立体感が失われ「のっぺりした印象」になります。
これは、仕上がりの問題というより、光の見え方の問題。
適量であれば陰影が残り、自然な仕上がりになります。
つまり厚塗りは、量そのものではなくバランスの崩れが原因です。
■ 崩れの原因は「油膜バランスの崩壊」
崩れの原因は、油膜バランスの崩れです。
フローレスフィットは、油性基剤と揮発成分で均一な膜を作る設計です。
しかし前述したように、量が多い場合や皮脂が多い場合は、このバランスが崩れます。
外から加わる油分が膜と混ざることで、構造が不安定になり、結果、ヨレや崩れとして現れます。
また、相性の悪い下地でも同様に不安定になります。
密着力の問題ではなく、膜構造の乱れが原因です。
対策はシンプルで、使用量と油分バランスを整えることです。
■ ベタつきの正体は「揮発前の途中状態」
ベタつきの正体は、完成前の途中状態です。
前述したように、この製品は揮発によって仕上がります。
揮発前は油分が表面に残るため、ベタつきを感じやすくなります。
この段階で触ると、膜が乱れて仕上がりが悪化します。
時間が経つと揮発が進み、サラッとした質感に変化します。
「ベタつく=失敗」ではなく「まだ未完成」という状態。
この時間差を理解することが重要です。
■ すべては「設計と使い方のズレ」で説明できる
ここまでをまとめると、すべては設計とのズレで説明できます。
- 厚塗り ⇒ 隠蔽の飽和
- 崩れ ⇒ 油膜バランスの崩壊
- ベタつき ⇒ 揮発前の状態
これらは欠点ではなく、設計上の特性です。
前述した正しい使い方を守ることで、ほぼ解消できます。
フローレスフィットは、理解すれば再現性の高いファンデーション。
この視点を持つだけで、仕上がりは大きく変わります。
肌質別|カバーマーク フローレスフィットの最適な使い方

カバーマーク フローレスフィットを、前述した設計とトラブル原因を踏まえて、肌質別に最適化した使い方を解説します。
前述したように、「少量・時間経過・油分バランス」が仕上がりを左右します。
つまり、肌質に合わせてこのバランスを調整することが重要です。
■ 脂性肌|崩れを防ぐには「油分コントロール」
脂性肌は、「油分バランスの管理」が最重要。
前述したように、この製品は油性基剤が主体のため、皮脂が多いと油膜が過剰になります。
その結果、膜が不安定になり、ヨレや崩れにつながります。
対策としては、スキンケア後に余分な油分を軽くティッシュオフすることが効果的です。
さらに、皮脂吸着系の下地を使うことで崩れを抑えられます。
ファンデーションは通常より少なめにし、仕上げに薄くパウダーを重ねると安定します。
脂性肌は「足す」より「引く」設計がポイントです。
■ 乾燥肌|カギは「水分と油分のバランス」
乾燥肌は、「ベースの保湿状態」が仕上がりを左右します。
前述したように、肌の状態が不安定だと密着ムラが起きやすくなります。
水分不足では粉っぽくなり、油分過多では密着が悪くなります。
理想は、「しっとりしているがベタつかない状態」。
スキンケアで水分を補給しつつ、余分な油分は軽くオフすると整います。
保湿系下地を使うと、さらに安定した仕上がりになります。
ベースを整えるだけで、仕上がりの完成度が大きく変わります。
■ 混合肌|部位ごとの使い分けが正解
混合肌は、「部位ごとにアプローチを変える」ことが重要。
Tゾーンは皮脂が多いため、前述した脂性肌と同様に油分を抑えます。
一方で、頬や口元は乾燥しやすいため、保湿重視で整えます。
ファンデーションも全顔均一ではなく、必要な部分にだけ使います。
Tゾーンはごく薄く、頬は丁寧にカバーするとバランスが整います。
部位ごとの最適化が、全体の完成度を高めるポイントです。
■ 肌質に合わせることで仕上がりは一段上がる
フローレスフィットは、肌質に合わせて使い方を調整することで真価を発揮します。
前述したように、トラブルは設計とのズレから生まれます。
そのため、肌に合わせて最適化することが重要です。
「製品に合わせる」のではなく「肌に合わせる」という視点がポイント
この意識を持つことで、ベースメイクの完成度は一段上がります。
あとは実際に試しながら、自分に合うバランスを見つけていきましょう。
まとめ|フローレスフィットは「理解すれば化ける」ファンデーション

カバーマーク フローレスフィットの特徴と使い方について、ここまで解説してきました。
本記事で一貫してお伝えしてきたのは、「この製品は一般的なファンデーションとは全く別物である」という点です。
前述したように、仕上がりを左右するのは以下の3つでした。
- 少量で仕上げること
- 時間経過(揮発)を待つこと
- 油分バランスや下地との相性を整えること
この前提を知らずに使うと、「厚塗り」「崩れ」「ベタつき」といったネガティブな印象につながります。
しかし逆に言えば、正しく理解して使えば、誰でも、非常に高い完成度を再現できるファンデーションです。
さらに、肌質に合わせて使い方を最適化することで、仕上がりは一段とレベルアップします。
「製品に合わせる」のではなく、「自分の肌に合わせて調整する」という視点が重要です。
最初は少しコツが必要に感じるかもしれませんが、一度ポイントを掴めば安定して美しい仕上がりを再現できます。
フローレスフィットは難しいファンデーションではなく、「理解すると一気に化けるファンデーション」
ぜひ本記事の内容を参考に、自分にとっての最適な使い方を見つけてみてください。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません
