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<プロ分析>超話題!生バーム「専科パーフェクトメルティングバーム」の評価・評判は?おすすめ?

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資生堂 専科から発売された『パーフェクトメルティングバーム』

『生バーム』と表記されている事が話題になっています。

クレンジングには様々な剤型がありますが、その中でも『バームクレンジング』は今、大人気ですから、『生バーム』と言う言葉に惹かれた方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、現役の化粧品開発者の私が、生バームで話題の『専科 パーフェクトメルティングバーム』をプロの目で分析いたします。

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専科 パーフェクトメルティングバーム

ジャンル

クレンジング

メーカー(ブランド)

資生堂 専科

全成分

ミネラルオイル、エチルヘキサン酸セチル、ソルビトール、水、グリセリン、ステアリン酸スクロース、BG、PEG-60水添ヒマシ油、ココイルメチルタウリンNa、キサンタンガム、ハチミツ、コメ胚芽油、セリシン、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸Na、PPG-15ブテス-20、パルミチン酸エチルヘキシル、クエン酸Na、クエン酸、メタリン酸Na、EDTA-3Na、ソルビン酸K、BHT、トコフェロール、フェノキシエタノール、香料、酸化鉄

 

分析結果

生バームの正体はクリームクレンジング!

専科の『生バーム』

バームと名前がついていますが、その正体は、『高内相』と言われるクリームクレンジングです!

『転相タイプ』とも言いますね。

オイル(内相)が高配合されているから『高内相』。オイル高配合により『抜群のクレンジング力』を誇ります。

また、バームは『油系ベース』ですが、生バームは、バームと名がついていますが、高内相クリームクレンジング(水中油, O/W)ですから『水系ベース』です。

水系ベースですから、洗い上がりにも優れ『W洗顔不要』です。

高内相クリームクレンジングである専科は水系ベースであり、外側は水系が占めていますから、塗布行為によって、内側から多量のオイルが出てきます。

これを専科では、バーム状がとろけてオイルに変化と表現しています。

この現象を専門的には『転相』と言いますが、高内相クリームクレンジングの特徴の一つであり、高いクレンジング力のために、転相は絶対に必要な現象です

抜群のクレンジング力洗い上がりの良さを誇る、「専科 生バーム」のような高内相クリームクレンジングは、数あるクレンジングの中で私が最も好きなタイプでもあります。

ただし、注意点が『2つ』あります。

まず1つ目。

クリームクレンジングには、専科の生バームのように、転相する事で、高いクレンジング力と洗い上がりの良さを両立する『高内相』と、転相しない、もしくは、転相しにくいモノがあります。

転相に難がある後者のタイプは、高内相に比べて圧倒的にクレンジング力が劣ります

ですから、クリームクレンジングであれば、絶対に『高内相(転相タイプ)』を選ぶべきです!

しかし、商品周りには高内相なんて表記はありませんから、以下記事を参考に、全成分表示で判別してください。非常に簡単です。

 

そして2つ目。

専科 生バームのような高内相クリームクレンジングは『水厳禁』です。専科にも以下のように、大きく注意表示されています。

必ず、『乾いた手、乾いた状態』でお使いください!

 

生バームと表現したワードセンスが秀逸!

『生バーム』と表現していながら、実際は、高内相クリームクレンジングの水系ベースで、一般的な油系ベースのバームとは全く異なります。

ですが、高内相クリームクレンジングを『生バーム』と表現したワードセンスはさすがです。

私には到底、このワードは出てきません。

高内相クリームクレンジングの外観は、水性成分の工夫により、『透明~乳白色』に変化させられます。

具体的には、グリセリンと水の配合量で外観をコントロールでき、グリセリン量が多くなると透明になります。

乳白色よりも半透明感があった方が、生バームっぽいので、専科では、グリセリンと水の配合量により外観を半透明感っぽくコントロールして、より『生バーム感』を演出しています。

これも素晴らしい技術です。さすが専科(資生堂)ですね。

外観が『半透明オレンジ』ですが、この色は『酸化鉄』です。正直、クレンジング力などの品質には全く関与しておらず、『演出の一つ』です。

 

高内相クリームクレンジングのクレンジングメカニズム

ご説明したように、専科の生バームは、通常のバーム(油系ベース)とは異なり、水系ベースの『高内相クリームクレンジング』

「酸化鉄での着色」と、「グリセリン-水の調整」で、外観を生バームっぽく演出しています。

ここでは、高内相とは何?と、クレンジングメカニズムを図で説明いたします。

まず、高内相とは、前述したように、オイル(内相)が高配合された状態です。図で示すと以下です。

通常、水と油は混ざりません(図1)。『界面活性剤』が存在すると、混ざりあわない水と油が『乳化』され混ざります(図2)。

外側(外相)が水、内側(内相)が油の、図2が、『水中油(O/W)』と言われるモノで、乳液やクリームに多いタイプです。

この図2の状態から、さらに内相である油を増やした図3の状態『高内相』と言います。

油(内相)が非常にたくさん配合されているのがお分かりになると思います

油はメイクと良く馴染み、『クレンジング成分』として働きますから、油が多く配合された高内相タイプは、『抜群のクレンジング力』を誇るのです。

では続いて、クレンジングメカニズムについて、以下をご覧ください。

高内相の場合、②-1クレンジング初期で、塗布行為によって、内側(内相)のオイルが多量に出てきます(②-2クレンジング初期)。

これが『転相』という現象です。

転相によって内側から出てきたオイルがメイクと馴染み、メイクを浮かせます(クレンジング中期)。

そして、すすぎの水で洗い流されます(④クレンジング後期)。

このように高内相クリームクレンジングは、転相によって多量のオイルが出てくるため、抜群のクレンジング力を発揮するのです。

専科の生バームでは、バーム状がとろけてオイルに変化と表現しており、これが『転相のサイン』

是非一度、転相を味わってください!

 

おわりに

資生堂 『専科 パーフェクトメルティングバーム』

正体は、『高内相クリームクレンジング』ですから、抜群のクレンジング力と洗い上がりの良さを両立しています。

ですから、品質的には申し分なく、むしろ、高内相クリームクレンジングを『生バーム』と表現し、さらに、グリセリンと水の配合量調整と酸化鉄により、より生バーム感にこだわった演出が素晴らしいですね。

 

数あるコスメアイテムの中で、オイル・バーム・リキッド・ジェル・クリーム・ミルク・温感など、クレンジング程、様々な剤型タイプがあるモノはありません。

どのクレンジングを選んでいいのか?、お悩みの方は多いと思います。以下記事をご覧になり、各種クレンジングの特徴を知ってください。

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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