コスメの真実

クレンジング力抜群のクレンジングの見分け方は?クリームクレンジングの真実

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クレンジングには、「オイル」「リキッド」「クリーム」「バーム」等、様々なタイプが存在します。

「クレンジング力」「肌への優しさ」「保湿」など、タイプによって重視する点は異なります。

その中で、『クレンジング力』に着目した場合、オイルタイプが最も優れますが、『クリームタイプ』にも抜群のクレンジング力を誇るモノがある事を皆様ご存じでしょうか?

今回は化粧品開発者の私が、『クリームクレンジングの真実』と題しまして、クレンジング力抜群のクリームクレンジングの見分け方をご説明します。

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クリームタイプのクレンジングとは?

クリームタイプのクレンジングの特徴は、水を含んだ『乳化物』で、『クリーム状』である事です。

例えば、クリーム状であっても水を含んでいない非乳化物の場合、それはクリームクレンジングではなく『バームクレンジング』になります。

クリームクレンジングは、大きく分けて『3種類』存在し、その中の1種が、クレンジング力抜群のクリームクレンジングです。

一見これらの判別は難しいですが、簡単な『判別法』がありますから、これを知れば、クレンジング力抜群のクリームクレンジングの見分けが可能になります。

まずは、乳化物の『型』と、クリームクレンジングの『洗浄メカニズム』についてご説明します。

型と洗浄メカニズム

水と油が一緒になると、図のように、両者は混ざらず、比重の軽い油が上にいきます。この状態でいくらかき混ぜても、絶対に混ざり合うことはありません。

しかし、界面活性剤が存在すると、片方が『細かい液滴』となって、水と油は混ざります。

このように、お互いに混ざり合わない液体の一方を、細かな液滴にして、他方に混ぜること(正確には、他方に分散させること)を『乳化』と言い、混じり合った状態のことを『エマルション(エマルジョン)』or『乳化物』と言います。

クリームクレンジングはこのような『乳化物』です。

そして乳化物には、簡単に言うと、2種類の『型』が存在します。

図のように、水の中に油が分散したものが、『水中油型』。そして、その逆、油の中に水が分散したものが、『油中水型』です。

クリームクレンジングの場合、ほとんどが『水中油型』となります。

以上が『型』です。次に、クリームクレンジングの『洗浄メカニズム』についてですが、クリームクレンジングの場合、メイク汚れを『油』で落とします。

油で包み込まなければ、メイク汚れは落ちません

水中油型のクリームクレンジングの場合、外側には『水』が存在しますから、このままではメイクと油が馴染みません。

メイクと油が馴染むためには、クレンジングの塗布行為によって、型(乳化物)が壊れ、中の油が外側に出てくる必要があります

これを『反転』『転相』、もしくは『解乳化』と言います。

解乳化によって、水中油型の中の油が出てきてメイクと馴染みます。

この時、肌上は、『油とメイクが馴染んだ状態』です。

そしてすすぎ時、多量の水で再度、乳化され(再乳化)、綺麗に洗い流されます。

この『解乳化』『再乳化』が、クリームクレンジングの洗浄メカニズムであり、これらがスムーズに展開されるモノが、クレンジング力抜群のクリームクレンジングなのです。

しかし、世の中のクリームクレンジングの多くが、解乳化と再乳化が不十分のため、クレンジング力抜群とは言い難いです。

次項では、解乳化と再乳化がスムーズなクレンジング力抜群のクリームクレンジングの見分け方と、おすすめをご紹介します。

クレンジング力抜群のクリームクレンジングの見分け方

解乳化と再乳化がスムーズに行われるためには、水中油型の『油部分』が多量に存在する事が必須条件です。

この状態を『高内相』と言います。

つまり、『高内相のクリームクレンジング』こそ、解乳化と再乳化がスムーズで、クレンジング力抜群のクリームクレンジングなのです。

一見、高内相かそうでないかの判別は難しそうですが、実は非常に簡単です。

高内相、つまり、油が多いという事は、『水の配合が極端に少ないという事』です。

コスメは水を多量に含むため、たいていは、全成分表示の一番に水が来ますが、全成分の一番が油で、その後に水表示があるモノが、『高内相クリームクレンジング』になります。

例えば、以下の全成分をご覧ください。あるクリームクレンジングの全成分表示です。


、ミネラルオイル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、PEG-75DPG、ステアリン酸PEG-5グリセリル、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、ステアリン酸PEG-150、セタノール、ステアリルアルコール、ラウリル硫酸Na、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、トコフェロール、シア脂、カロチン、コーン油、香料


このクリームクレンジングは、水が一番初めにきていますから、高内相ではありません。解乳化と再乳化がスムーズではなく、むしろ、『解乳化が起きない可能性』すらあるので、クレンジング力に優れるとは言えません。

一方、


ミネラルオイル、パルミチン酸エチルヘキシル、テトラオレイン酸ポリグリセリル-2、、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、イソステアリン酸PEG-12、BG、ステアリン酸PEG-25、ミツロウ、ベヘニルアルコール、グリチルリチン酸2K、コメヌカスフィンゴ糖脂質、イガイグリコーゲン、アルニカエキス、ヘチマエキス、ハス胚芽エキス、加水分解コンキオリン、クララ根エキス、ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、ジエチルへキサン酸グリコール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルサルコシンイソプロピル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トコフェロール、エタノール、シリカ、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料


このクリームクレンジングは、全成分の一番がミネラルオイルという『油』で、水は『4番目』ですから、解乳化と再乳化がスムーズでクレンジング力抜群の『高内相クリームクレンジング』と言えます。

クリームクレンジングは、オイルクレンジングとは異なり、『水性の保湿成分』の配合が可能ですから、『肌に優しい』という利点があります。

さらに、『高内相タイプ』であれば、解乳化と再乳化により、オイルクレンジング同等のクレンジング力を得る事が可能です。

「高いクレンジング力」と「肌への優しさ(保湿)」を兼ね備えた、『高内相クレンジング』こそ、クレンジングの理想形だと私は思います。

 

高内相クリームクレンジング

「高いクレンジング力」と「肌への優しさ(保湿)」を兼ね備えた高内相クレンジングは、『クレンジングの理想形』と私は考えています。

しかし、高内相にするためには、『D相乳化』という特殊な乳化法が必須になります。

ですから、機能的には素晴らしいですが、これを実現するには『確かな技術』が必須ですから、必然的に高内相クリームクレンジングは、『高価』になりがちです。

これが、高内相クレンジングの唯一の欠点と言えますが、この度、圧倒的なコスパの良さを誇るオルビスから、高内相クリームクレンジングが発売されました。

それが『オルビス オフクリーム』です。

オルビスは化粧品大手ポーラのグループ会社です。技術力は圧倒的です。

しかも、先ほど、高内相の実現には『D相乳化』という特殊な乳化法が必須と言いましたが、実はD相乳化は、ポーラの研究員の方が開発した乳化法なのです。

ですから、ポーラは最もD相乳化を得意とするメーカーと言っても過言ではなく、このポーラの技術を展開して開発されたのが『オルビス オフクリーム』ですから、品質の高さに疑いの余地はありません。

高いクレンジング力

以下、オルビス オフクリームの全成分表示です。


パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、、BG、イソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-25、ミツロウ、スクワラン、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、シクロペンタシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ヒアルロン酸Na、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、ローマカミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、ラベンダー花水、グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸グリセリル(SE)、トコフェロール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン


パルミチン酸エチルヘキシルという『油』が一番にきていて、水が『4番目』ですから、高内相クリームクレンジングです。

実際使ってみても、スムーズに『解乳化』され、クリームが透明になってオイル化し、メイクと油(オイル)が素早くなじみます。そして、すすぎの水で綺麗に『再乳化』されるため、嫌なべたつきが残らず、しっとりとした洗いあがりです。

見事な解乳化と再乳化ですから、抜群のクレンジング力を誇り、『ウォータープルーフ』にも対応しています。さらに、抜群のクレンジング力でありながらも、クリームクレンジングですから、『マツエクOK』でもあります。

ポーラの技術力によって、オイルクレンジングに引けを取らない抜群のクレンジング力を実現したのが、『オルビス オフクリーム』です。

肌への優しさ(保湿)

高内相ではありますが、クリームタイプであるため、水系の保湿成分の配合によって、『肌への優しさ(保湿)』を併せ持つのが、オルビス オフクリームです。

オルビスでは、クレンジングは『0番目のスキンケア』と考えており、オフクリームには、潤いを閉じ込める『セラミドネットワーク成分』『ヒアルロン酸』『ブレンドハーブ成分』が配合されています。

これら成分は、基本、オイルクレンジングには配合が困難ですから、クリームタイプだからこそ可能となった技術と言えます。

実現のためには高い技術力が必要なため、高価になりがちな高内相クリームクレンジングですが、抜群のコスパの良さを誇るオルビスでは、これだけの品質のモノを、『100g 2530円(税込み)』というお値打ち価格で提供している点も大変すばらしいです。

おわりに

いかがでしょうか?

クリームクレンジングには、オイルクレンジング並みの抜群のクレンジング力を誇るモノがあります。

それが『高内相クリームクレンジング』で、油が多量に配合されていますから、全成分表示を見れば比較的簡単に判断可能です。

世の中には様々な高内相クリームクレンジングが存在しますが、これを実現するために必須な『D相乳化』を開発したのがポーラであり、そのポーラの技術を展開したのが『オルビス オフクリーム』です。

解乳化の際は、クリームが肌上でとろけるようにオイルに変化します。この時の使用感が非常に感動的なので、是非味わって頂きたいです。

「高いクレンジング力」と「肌への優しさ(保湿)」を兼ね備えた『クレンジングの理想形』とも言える高内相クレンジングは、私が最も好きなクレンジングタイプです。

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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