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PEG(ペグ)配合コスメは危険?使用しない方がいい?PEG配合コスメの真実

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新型コロナが世界的な猛威をふるい、我々の生活様式は一変しました。しかし、ワクチンの開発によって、時間はかかると思いますが、以前の生活に戻れる期待が高まっています。

段階的にワクチン接種が始まっていますが、重いアレルギー症状である『アナフィラキシーの疑い』の報告が心配されています。

中でも女性に多いようで、コスメに配合される『PEG(ポリエチレングリコール)』という成分が原因ではないか?と言われています。

今回は化粧品開発者の私が、コスメに配合される『PEG』について、詳しくご説明します。

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PEGとは?

PEGというのは『ポリエチレングリコール』の略で、様々なモノに含まれ、様々な産業に利用される、我々の生活に無くてはならない成分です。

コスメには、PEG(ペグ)の『単体』、もしくは、PEGを官能基の一部として導入した『誘導体』として配合されます。PEG無配合のコスメを探すのが難しいくらい、当たり前のように使われる成分です。

次項では、「単体」、及び「誘導体」として用いられるPEGの、コスメにおける役割について詳しくご説明します。

単体としてのPEG

PEGは水に簡単に溶ける成分です(分子量による)。ですから、水を含む、化粧水、乳液、クリームなどの『基礎スキンケア』に良く配合されます。

全成分で、「PEF-10」や「PEG-20」、「PEG-100」などと表示され、10や20、100と言うのは重合度を表し、数字が大きいほど、『分子量』が大きくなります。

分子量が大きくなるにつれ液体-半固形-固形と、性状が変化します。

PEGは特に、『化粧水』で効果を発揮します。

化粧水には基本、「オイル」が配合されていませんから、テクスチャーに変化を与える事が難しいです。そこで、分子量の異なるPEGを複数配合する事で、テクスチャーに変化を与え、テクスチャーの幅を広げるわけです

また、水と馴染みが良いため、空気中の水分を取り込むことが可能で、『保湿効果』も期待できます。

このように、PEGを配合すれば、保湿効果も期待出来ますし、テクスチャーに特徴を持たすことが出来るため、コスメ(特に化粧水)にはなくてはならない成分です。

誘導体としてのPEG

PEGは単体としてだけでなく、PEGを官能基の一部として導入した『誘導体』としても用いられます。コスメにおいては、こちらの方が使用頻度が高いと思います。

全成分では、「PEG-20水添ヒマシ油」や、「ステアリン酸PEG-25」のように表示され、これらはコスメにとっての必須成分、『界面活性剤』です。

界面活性剤は、洗浄や分散、乳化などの特異な作用を持ち、あらゆる産業に欠かすことができない成分で、コスメでは主に、『洗浄(クレンジング)』『乳化』のために配合されます。

界面活性剤は一つの分子内に、水と馴染みがいい「親水部分」と、油と馴染みがいい「親油部分」を併せ持つ必要があります

PEGは水と馴染みがいいですから、界面活性剤の『親水部分(親水基)』として大変優秀で、『PEG系界面活性剤』として、コスメに配合されます。

「PEG-〇〇水添ヒマシ油」の、数字が大きいほど、PEGの重合度が高いという事であり、水に馴染みやすい(専門的にはHLBが高い)界面活性剤になります

PEG系の界面活性剤は、洗浄力(クレンジング力)、乳化力、可溶化力、いずれも大変優秀ですから、コスメにとって欠かす事が出来ません。

PEG配合コスメは危険?

コロナワクチンによるアナフィラキシーが女性に多いのが、PEG配合コスメの影響と言われているようですが、だからと言って、PEG配合コスメが危険と言うわけではありません

ワクチンのアナフィラキシーについては、私は専門家ではないので何とも言えませんが、少なくとも、コスメにおけるPEGに対しては危険視する必要はなく、十分な『実績』もあります。

しかし一方で、コスメの世界では、コロナワクチン以前から、『PEGフリーコスメ』は存在し、『PEGフリー』が一つの宣伝文句になっています。

何故なら、コスメに配合されるPEGは、『石油由来』がほとんどです。
※最近、植物由来のPEGが誕生し、今後、コスメへの配合は増えると思います。

ですから、ナチュラル・オーガニックコスメで、『石油由来成分フリー』や、『石油系界面活性剤フリー』の場合に、石油由来のPEGは配合されません。

ですから、万一、コロナワクチンのニュースをお聞きになって、PEGフリーコスメに興味を持たれたのであれば、『ナチュラル・オーガニック系』に、PEGフリーコスメは多く存在します。

PEGフリーコスメの注意点

一般的にPEGは『石油由来成分』です。ですから、「石油系成分フリー」や「石油系界面活性剤フリー」のコスメにはPEGは配合されていません。
※ 植物由来のPEGも誕生しました

しかし注意すべきは、『石油系界面活性剤フリー』という表現です。

例えば、界面活性剤である「ステアリン酸PEG-25」は、植物由来の「ステアリン酸」と石油由来の「PEG」から構成されています。

PEGが使われていますから、これは『石油系界面活性剤』に該当するというのが一般的な考えです。

しかし、半分近く、植物由来の「ステアリン酸」が含まれているという理由で、「ステアリン酸PEG-25」を石油由来と考えず、これを配合していても『石油系界面活性剤フリー』と宣伝する悪質なコスメが存在するのです。

大手メーカーであれば全く心配ありませんが、中小メーカーコスメの「石油系界面活性剤フリー」の表現には、十分ご注意ください。

私自身は、コスメにおけるPEGの安全性に全く心配していませんが、次項では、PEGフリーコスメをご紹介したいと思います。

ETVOS バイタライジング

ETVOSのバイタライジングラインは、石油系界面活性剤が配合されておらず、『PEGフリー』です。

この商品は、結果としてPEGフリーになっただけで、その最大の特徴は別のところにあります。

ETVOS バイタライジングの最大の特徴は、『ダブルの植物由来幹細胞』『ヒト型セラミド』です。

幹細胞はヒト由来も存在しますが、ヒト由来は『安全性の懸念』があります。詳細は以下をご覧ください。

ですから私は、幹細胞であれば『植物由来』をおすすめしますし、ETVOS バイタライジングに配合の幹細胞エキスは、幹細胞で有名なMibelle社製(スイス)ですから、品質は非常に高いと思います。

PEGフリーコスメと聞くと、「〇〇を除く、〇〇を配合しない」という、後ろ向きなコスメのイメージが強いですが、ETVOS バイタライジングにとってPEGフリーは、当たり前の機能であって、「ダブルの植物幹細胞エキス」と「ヒト型セラミド」に『真の特徴』があります。

ですから、PEGフリーに満足せず、それ以上の『技術(特徴)』にこだわったETVOS バイタライジングラインは、PEGフリー分野だけでなく、幹細胞分野・アンチエイジング分野においても存在感を放っていると言えるでしょう。

ETVOSは「シャンプー」「トリートメント」も『PEGフリー』です。

HANAオーガニック

PEGは石油由来成分ですから、石油由来成分を極力配合しない、ナチュラル・オーガニック系分野にPEGフリーコスメは多いです。
※植物由来のPEGも誕生しました。

ナチュラルコスメとして有名な『HANAオーガニック』は、石油由来成分が一切配合されていませんから、正真正銘の『PEGフリーコスメ』です。

PEGやPEG系の界面活性剤は非常に優秀な成分ですから、これらをフリーにすると『品質』へ影響します。

具体的には、使っている途中で『分離』したり、テクスチャーが重く、後肌が『べたつく』傾向にあったりと、安定性とテクスチャーが悪くなります。

しかし、HANAオーガニックはPEGフリーにもかかわらず、通常のコスメ同等の品質ですから、PEGフリーコスメは勿論、ナチュラル・オーガニック系コスメとしても大変優秀だと思います。

しかもNAHAオーガニックは、HPで、配合成分すべての「由来」と「原産国」を公開していますから、これは品質に自信がある証拠と言えるでしょう。

おわりに

いかがでしょうか?

コロナワクチンの期待が高まる一方、アナフィラキシーの問題も心配です。

その原因の一つに、PEG配合コスメが挙げられていますが、あくまでコスメにおけるPEGに関しては、危険視する必要はないと思います。

一方で、PEGは石油由来がほとんどで、脱石油を特徴とする、ナチュラル・オーガニック系コスメに、PEGフリーコスメが充実しているのも事実です。

是非、ご自身のコスメ選びの参考にして頂ければと思います。

<PEGフリーコスメ「ETVOS」>

<PEGフリーコスメ「HANAオーガニック」>

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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