
- ドラッグストアで買えるプチプラのレチノールコスメっておすすめ?
- プチプラのレチノールコスメって効果あるの?

この記事で分かること
- ドラッグストアで買えるプチプラレチノールコスメの、本当の実力(肌への効果)
ドラッグストアで手に取りやすいプチプラレチノールコスメですが、本当に効果があるのでしょうか?
私は現役の化粧品開発者です。
大手化粧品メーカーを含め、20年以上のキャリアがあり、有名美容雑誌の監修も多数手がけています。
本物のプロであり、化粧品開発のプロフェッショナルです。
そんな私が断言します。
実は、ドラッグストアで購入できる多くのプチプラレチノールコスメには、レチノールの効果が期待できないモノが多い。
残念ながら、これが、レチノールコスメの真実です。
この記事では、化粧品開発のプロフェッショナルの私が、プチプラレチノールコスメでは効果が得られない理由を示すとともに、効果が期待できる圧倒的おすすめNO.1のレチノールコスメをご紹介します!
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この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
【結論】プチプラのレチノール化粧品は、買うべきではない!
いきなり核心からお伝えします。
レチノール化粧品のプチプラは買うべきではありません!
なぜなら、レチノールの効果がほとんど期待できないからです!
レチノールは超優秀。でも扱いが難しい成分
レチノールは、シワ改善・毛穴・くすみケアなどに効果が期待できるスター級の美容成分です。
そのため、数多くのメーカーから、ドラッグストアでも手に入るほど、幅広い価格帯でレチノール化粧品が発売されています。
でもここに、とても重要な問題が潜んでいます。
レチノールが分解して効果ゼロ…?
実は、レチノールは非常に不安定な成分。
紫外線・空気・熱に弱く、特別な処方技術がないと、製品に配合しても効果が出る前に分解してしまうのです。
レチノールの弱点 | 必要な対策 |
---|---|
酸化しやすい | 遮光・密封容器、抗酸化成分の併用 |
熱・光に弱い | 冷蔵保管・エアレス容器などの設計 |
肌刺激のリスク | 低濃度設計+肌なじみを考慮した処方 |
このような安定化技術を施すには、高度な技術とコストが必要不可欠。
プチプラにはレチノール安定化技術がない!?
ところが、ドラッグストアなどで売られているプチプラレチノールコスメの多くには、こうした安定化処理がされていないのが現実です。
コストを抑えるために、
- 極微量のレチノールしか配合していない
- そもそもレチノール誘導体(パルミチン酸レチノールなど)しか使っていない
- 分解しやすい容器(ジャー容器など)を使用している
といったケースが非常に多く、「レチノール配合」と書いてあっても、効果がまったく実感できないことが珍しくありません。
最重要ポイント
- レチノールが分解していたら、どんなに高機能な処方でも意味がない
- プチプラでは、この“分解対策”がなされていないものが大半
次項では、具体的に「こんなレチノールコスメは避けて!」というチェックポイントを4つに絞って解説します。
こんなレチノール化粧品には注意!4つのポイント
① よくある誤解:「ビタミンA配合=レチノール」ではない!
「ビタミンA=レチノール」だと思っていませんか?
実はそれ、少し間違いなんです。
脂溶性レチノイド類の総称であり、以下のような成分を含みます。
- レチノール(純粋なビタミンA)
- パルミチン酸レチノール(安定化された誘導体)
つまり、「ビタミンA配合」と書かれていても、必ずしもレチノールとは限らないということ。
ですから、
注意
ビタミンA配合と訴求していても、レチノールではなく、特にプチプラでは、パルミチン酸レチノール(レチノール誘導体)であることが多い!
成分名 | 特徴 |
---|---|
レチノール(純粋) | 高効果・不安定・高価 |
パルミチン酸レチノール | 安定・安価・効果はマイルド |
どちらが良い・悪いではありませんが、「レチノールが欲しい!」と思って選んだコスメが実は誘導体だった…なんてことも。
ご注意ください。
②「レチノール原液〇〇%」のウラにあるトリック
最近よく見る「レチノール原液〇〇%」という表示。
これはレチノール含有原料を原液と称しているケースが多く、実際のレチノール濃度はごくわずかです。
注意
レチノール原液には要注意!加工されたレチノール含有原料を原液と表現しているだけで、実際のレチノール濃度は想像以上に低い!
③ 見た目でも判別できる?外観が「白色」のレチノールコスメはNG!
レチノールを0.1%配合すると、見た目は薄い黄色になります。
つまり、外観が白いコスメは、レチノール濃度が極めて低い可能性が高いです。
しかも、一部の製品では、色をごまかすために黄色の植物エキスで着色していることも…
注意
外観が白色であればレチノール配合量は極微量!効果への期待はゼロ!!
④ 容器の選び方も超重要!
レチノールは酸化・分解しやすい非常に不安定な成分。
だからこそ、容器の選び方も超重要なのです。
容器タイプ | レチノールコスメに適してる? |
---|---|
ジャー容器 | ❌ 酸化しやすくNG |
透明容器 | ❌ 紫外線に弱くNG |
チューブ容器 | ◎ 空気に触れにくく安定 |
エアレス容器 | ◎ 酸素カットで◎ |
注意
レチノールコスメは容器が非常に重要!
レチノールの「A反応(レチノイド反応)」にも注意
レチノールは強力な成分ですが、肌に反応が出ることがあります。
この一時的な肌の赤みや皮むけなどを、A反応(レチノイド反応)と呼びます。
✔ A反応が起きやすい条件
- 初めて使うとき
- 濃度が高すぎる
- 乾燥・摩擦などの刺激と併用
初めての方は、濃度が低い製品から徐々に使うのが鉄則です。
🔍 まとめ:こんなレチノールコスメには要注意!
こんなレチノールコスメには要注意
- ビタミンA = レチノールではなく、ビタミンAにはレチノール誘導体を含むケースがある
- レチノール原液〇〇%配合と言いながら、実際のレチノール濃度は極微量
- 外観が白色のレチノールコスメのレチノール濃度は極微量で、効果なし
- ジャー容器のレチノールコスメは、レチノールが分解して効果なし
高濃度レチノールが効くとは限りません。
濃度×安定性×容器×設計、この4つがそろって初めて「効くレチノールコスメ」なのです。
レチノール化粧品ならこれ一択!!
資生堂 エンリッチド リンクルホワイトクリーム
安定化が難しいレチノールですが、ただ一つだけ、レチノールの分解を抑えることが出来る製品が存在します。
その製品こそ、現役の化粧品開発者の私が最もおすすめするレチノールコスメです。
それが、純粋レチノールを配合したしわ改善医薬部外品である、資生堂 エンリッチド リンクルホワイトクリームです!
「こんなレチノールコスメには要注意」で挙げた項目について、資生堂 エンリッチド リンクルホワイトクリームと照らし合わせてみましょう。
- ビタミンA = レチノールではなく、ビタミンAにはレチノール誘導体を含むケースがある
⇒
エンリッチド リンクルホワイトクリームは、純粋レチノールを有効成分としています。
誘導体ではないです。
- レチノール原液〇〇%配合と言いながら、実際のレチノール濃度は極微量
⇒
医薬部外品の有効成分の場合、効果が期待できる量の配合が義務づけられています。
エンリッチド リンクルホワイトクリームは純粋レチノールが有効成分ですから、極微量であることはあり得ません!
- 外観が白色のレチノールコスメのレチノール濃度は極微量で、効果なし
⇒
レチノールを有効成分とした医薬部外品の場合、配合量は決められているので、外観色は気にする必要ありません!
- ジャー容器のレチノールコスメは、レチノールが分解して効果なし
⇒
エンリッチド リンクルホワイトクリームは特殊なチューブ容器を採用しています。
また、医薬部外品の有効成分という時点で、高い安定性が保証されていますから、レチノールの分解は全く気にする必要ないです!
さらに、資生堂 エンリッチド リンクルホワイトクリームは、トラネキサム酸を美白の有効成分としても配合しています。
つまり、純粋レチノールとトラネキサム酸を有効成分とした、しわ改善&美白の医薬部外品です。
最強すぎる組み合わせで、資生堂しか実現不可能です。
リンクルホワイトクリームには、15g入りのSと、22g入りのLがあるので、ご自身の使用頻度に合わせてお選びください!
\レチノールの効果が期待できる唯一のコスメ/
日本でただ一つ、レチノールをしわ改善の有効成分として配合したコスメ(医薬部外品)
おわりに
いかがでしょうか?
レチノールは美容業界で高く評価される成分であり、エイジングケアをはじめとする多様な肌への効果が期待できます。
しかし、市販のプチプラレチノールコスメには、その効果を十分に享受できないものが多いという現実があります。
この記事では、レチノールの基本知識、その効果、純粋レチノールとその他のレチノール類の違いについて解説し、プチプラレチノールコスメの落とし穴を明らかにしました。
これら情報を踏まえ、ユーザーの皆様が賢明な製品選びをされることを願います。
レチノールコスメを選ぶ際は、その成分と安定性に注目し、自分の肌に合った最適な製品を見極めることが重要なのです!
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません