- どのクレンジングを選べばいいのか分からない
- おすすめのクレンジングを教えて欲しい！
この記事で分かること
- 現役の化粧品開発者がおすすめする、技術力抜群のクレンジング
クレンジングには、オイル・バーム・リキッド・ジェル・クリームなど、さまざまな種類があります。
ここまでタイプごとに使用感や洗浄力が異なるスキンケアアイテムは他にほとんどなく、「どれを選べばいいのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
自分の肌質やメイクの濃さに合わないクレンジングを使うと、乾燥や肌荒れを引き起こすこともあるため、選び方はとても重要です。
そこでこの記事では、大手化粧品メーカーで15年以上、今も現役で開発に携わっている私が、各タイプの特徴と、それぞれのおすすめランキング No.1クレンジングを詳しくご紹介します。
ぜひ、あなたの肌にぴったり合う1本を見つけるためのヒントとして、お役立てください！
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで１５年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします！
美容雑誌の監修に協力させて頂きました（一部抜粋）
あなたにぴったりのクレンジングタイプはどれ？
クレンジング選びで一番大切なのは、
「そのクレンジングに含まれている“メイク汚れを落とす成分”を知ること」です。
なぜなら、クレンジング成分こそが「落ち具合」「肌へのやさしさ」「洗い流しのしやすさ」など、使用感のすべてを左右するからです。
■ クレンジング成分は大きく分けて2種類
- オイル：メイクをしっかり落とす力が強い
- 界面活性剤：洗い上がりがさっぱりしていて、肌への刺激が少ない
どちらが優れているというより、目的や肌質に合わせて選ぶことが重要です。
■ クレンジングタイプ別・特徴まとめ
| 項目 | オイル・バーム・クリーム | リキッド・ジェル・ホット |
|---|---|---|
| クレンジング成分 | オイル | 界面活性剤 |
| クレンジング力 | 高い（◎） | 低〜中（△〜○） |
| 洗い上がりの良さ | やや重め〜普通（△） | さっぱり（◎） |
■ どんな人にどのタイプが合う？
- オイル・バーム・クリームタイプがおすすめな人 ： がっつりメイク派、ウォータープルーフを使う人、夜のクレンジング重視派
- リキッド・ジェル・ホットタイプがおすすめな人 ： ナチュラルメイク派、乾燥肌・敏感肌の人、W洗顔が面倒な人
では次項から、クレンジングタイプ別に特徴を詳しくご説明するとともに、タイプ毎に、おすすめNO.1クレンジングを厳選してご紹介します。 ！
クレンジングオイル 徹底解説
特徴
- 圧倒的なクレンジング力
- ダブル洗顔は推奨
- 濡れた手でも使える
- まつエクOK
- クレンジングオイルのおすすめNO.1は「アテニア スキンクリアクレンズオイル」
■ クレンジング力は最強クラス！
クレンジングオイルはその名の通り、オイル成分をたっぷり配合したタイプです。
数あるクレンジングの中でも、最もメイク落ちが良いのが大きな特徴。
■ ダブル洗顔は必要？
オイルが主体なので、使用後にヌルヌル感が残るという声も多く聞かれます。
一部の製品は「ダブル洗顔不要」と謳っていますが、その根拠はあいまいです。
注意
洗い上がりが重たいと感じたら、必ずW洗顔をおすすめします。実際には「不要」と書かれていても、肌にはW洗顔がベターなことが多いです。
■ 界面活性剤の役割とは？
クレンジングオイルにも、界面活性剤は入っていますが、これは洗い流しのしやすさや、濡れた手で使えるようにするためのもの。
クレンジング力にはほとんど影響がなく、ユーザーの利便性のために配合されているんです。
■ 濡れた手でも使える？
「濡れた手OK」のクレンジングオイルには、可溶化技術やバイコンティニュアス構造といった特殊処方が使われています。
この記載がある製品なら、お風呂場でも安心して使えますよ。
■ まつエクOK？実は使えます！
クレンジングオイルはまつエクOKです！
まつエクの接着剤（グルー）は、アセトンなどの溶剤に弱くても、化粧品に使われるオイルでは溶けません。
大手メーカーも「まつエク対応」と明記している製品が多くありますので、安心して使えます（※一般的なシアノアクリレート系グルーの場合）。
■ クレンジングオイルがおすすめな人
こんな方には、クレンジングオイルがピッタリ！
- 毎日しっかりメイクをしている人
- ウォータープルーフのマスカラ・日焼け止めを使っている人
- W洗顔が面倒でない人
- アイメイク重視派
■ おすすめNo.1は「アテニア」
クレンジングオイルのおすすめNO.1は、圧倒的にアテニア スキンクリア クレンズオイル。
誰もが認める、クレンジングオイルの名品です。
その実力と成分の詳細は以下の、化粧品開発者が徹底分析した記事をどうぞ。
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＼誰もが認めるクレンジングオイルの名品／
クレンジングバーム 徹底解説
特徴
- 人肌でとろけるようなテクスチャー
- ダブル洗顔は推奨
- 濡れた手でも使えるが、乾いた手での使用を推奨
- まつエクOK
- クレンジングバームのおすすめNO.1は「DUO」
■ テクスチャーの進化とおすすめ成分
バームタイプは昔こそ「硬すぎる・溶けにくい」といった声もありましたが、最近ではポリエチレン系成分の採用により、安定性が格段に向上しています。
その結果、人肌に触れるととろけるようなリッチな質感を実現。
メイクと一体化してスルスル落ちる感覚がクセになる使い心地です。
■ クレンジング力と洗い上がり
バームタイプは油系ベースのため、クレンジング力はオイルと同等レベルです。
ただし、界面活性剤の配合がしやすい処方なので、オイルに比べると洗い上がりが良い傾向も。
ポイント
洗い流した後に「少し残る感じがする」なら、ダブル洗顔をプラスするとスッキリ感がアップします！
■ 界面活性剤と使用時のポイント
クレンジングバームにも界面活性剤が含まれています。
目的は、洗い流しやすさの向上です。
バームは固形状なので、水を取り込むのが苦手。
そのため、乾いた手での使用が推奨されます。
「濡れた手OK」と表記されている製品もありますが、効果を最大限に引き出すなら、やはり、乾いた状態で使うのがベストです。
■ まつエクにも使える？
クレンジングオイルと同様、一般的なまつエクグルー（シアノアクリレート系）はバームに含まれるオイルでは溶けません。
■ どんな人に向いている？
クレンジングバームは、以下のような方に特におすすめです。
- しっかりメイクを落としたい方
- ウォータープルーフのアイテムを使用する方
- リッチな使い心地を重視する方
- 摩擦レスでメイクオフしたい方
■ おすすめNo.1は「DUO クレンジングバーム」
クレンジングバームのおすすめNO.1は、DUO クレンジングバーム。
使い心地、成分バランス、まつエク対応、テクスチャーの安定性…すべてがハイレベルで、初めてクレンジングバームを使う方にも自信を持っておすすめできます。
クレンジングクリーム（高内相タイプ）徹底解説
特徴
- 「クレンジング力」と「洗い上がりの良さ」を両立する、唯一のクレンジングタイプ
- まさに、クレンジングの理想形
- ダブル洗顔不要
- まつエクOK
- 濡れた手での使用は厳禁
- 高内相タイプのおすすめNO.1は「オルビス オフクリーム」
■ クレンジング力を決めるカギは“オイル”
クレンジングクリームは、その名の通りクリーム状のクレンジングで、オイルがメイク汚れを落とす主成分です。
界面活性剤も配合されていますが、それはクリーム状を保ち、洗い流しを良くするためのものであり、クレンジング力自体には関係ありません。
■ “高内相”とは？
通常、クリームタイプはオイルやバームよりもオイルの配合量が少ないため、クレンジング力は劣る傾向があります。
でも安心してください！
最近では、高内相タイプのクレンジングクリームが登場しています。
これは、内相（オイル）が非常に多く含まれている処方のことです。
高内相タイプなら、オイルやバームと同等かそれ以上のクレンジング力を発揮することが可能です。
■ 高内相の見分け方
クレンジングクリームすべてが高内相ではありません。
見分けるには以下をチェック！
- 成分表示で「オイル類」が「水」よりも先に書かれている
ポイント
- 全成分表示でオイルが水よりも上位なら高内相タイプ！
- クレンジングクリームを選ぶなら高内相タイプが断然おすすめ
■ 高内相タイプの魅力とは？
高内相タイプのクレンジングクリームは、使用中に転相（クリームがオイル状に変化）し、最後は乳化して洗い流されるのが特徴。
この流れがスムーズなほど、優秀な高内相処方といえます。
| 特徴 | 効果 |
|---|---|
| 高濃度オイル配合 | 高いクレンジング力 |
| 水系ベース | さっぱりした洗い上がり |
| 転相・乳化機能 | 肌負担を最小限に |
つまり、高内相タイプは、“落ちるのに肌にやさしい”クレンジングの理想形なのです。
■ どんな人におすすめ？
以下のような方には、高内相タイプが特におすすめです。
- ウォータープルーフなどしっかりメイクをする方
- 乾燥や刺激が気になる敏感肌の方
- W洗顔を避けたい方
- 新しいテクスチャーを楽しみたい方
■ おすすめNo.1は「オルビス オフクリーム」
高内相クレンジングクリームの圧倒的おすすめNO.1は、オルビス オフ クリーム。
高品質でありながら、比較的お求めやすく、超おすすめの高内相クレンジングクリーム！
オルビス オフ クリームの詳細は以下の、化粧品開発者が徹底分析した記事をどうぞ。
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＼クレンジングの理想形！／
クレンジングリキッド 徹底解説
特徴
- クレンジング力はやや劣る
- 洗い上がりの良さは圧倒的
- ダブル洗顔不要
- まつエクOK
- 濡れた手でも使える
- クレンジングリキッドのおすすめNO.1は「オルビス クレンジングリキッド」
■ クレンジング力と洗い上がりの特徴
これまで紹介してきたオイル・バーム・クリームクレンジングは、オイルでメイクを落とします。
一方で、クレンジングリキッドは、界面活性剤が主成分。
つまり、水系ベースでメイク汚れを浮かせて落とします。
それぞれの違いを簡単にまとめると以下の通りです。
| タイプ | 主成分 | クレンジング力 | 洗い上がり |
|---|---|---|---|
| オイル・バーム | オイル | ◎（高い） | △（ややヌルつく） |
| リキッド | 界面活性剤 | ○〜△（中〜やや弱め） | ◎（さっぱり） |
■ クレンジングリキッドの“弱点”と理由
クレンジングリキッドは、肌に優しく洗い上がりが軽いのが特徴ですが、クレンジング力がやや劣る理由は以下の2点です。
弱点①
① メイクは「オイル」の方がなじみやすい
メイク成分（特に油性成分）は、界面活性剤よりもオイルと親和性が高いため、オイルの方がスルッと落ちます。
弱点②
② 界面活性剤を増やすと、刺激や粘度の問題が発生
界面活性剤を多くすると洗浄力は上がりますが、肌刺激が強くなり、液がシャバシャバになってしまうため限界があります。
つまり、クレンジングリキッドではウォータープルーフ系のメイクは完全には落としにくいのです。
その場合は、オイル・バーム・高内相クリームを使いましょう。
■ どんな人におすすめ？
クレンジング力は控えめでも、落とすメイク量が少ない人にとってはむしろ最適です。
- ナチュラルメイクや薄付きメイクが多い方
- オイルのべたつきが苦手な方
- 洗い上がりをさっぱりさせたい方
- ダブル洗顔をしたくない方
上記のような方にとって、クレンジングリキッドは肌負担を減らせるベストな選択肢になります。
■ おすすめNo.1は「オルビス クレンジングリキッド」
クレンジングリキッドのおすすめNO.1は、オルビス クレンジングリキッドです。
リキッドと言えばオルビス。
クレンジングリキッドの名品です。
詳細は以下の、化粧品開発者が徹底分析した記事をどうぞ。
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クレンジングミルク 徹底解説
■ クレンジングミルクのクレンジング力と洗い上がり
クレンジングミルクは、オイルでメイクを落とすタイプです。
しかし、オイルの配合量が非常に少ないのが最大の特徴です。
なぜなら、オイルを増やしすぎると「ミルク状」ではなく「クリーム状」になってしまうためです。
そのため、クレンジング力は全タイプ中、最も弱いとされています。
一方で、水系ベースなので洗い上がりはさっぱり。
肌に優しい使用感で、濡れた手でも使用可能というメリットもあります。
| 特徴 | クレンジングミルク |
|---|---|
| 主な成分 | 少量のオイル + 水系ベース |
| クレンジング力 | 非常に弱い |
| 洗い上がり | 非常に良い（さっぱり） |
| 濡れた手での使用 | ◎ 使用可能 |
| アイメイク・ウォータープルーフ | ✕ 不向き |
■ こんな人には向いていません
クレンジングミルクの性質上、クレンジング力が非常に低いため、しっかりメイクやアイメイクをする方にはおすすめできません。
注意
クレンジングミルクは、クレンジング力が非常に劣るため、基本的にはおすすめしません！
そもそも、オイル成分を高配合できない構造上、どうしてもクレンジング力が限られてしまうのです。
■ ミルクの代替にはこちらがおすすめ！
「肌に優しい水系ベース」「洗い上がりが良い」「クレンジング力もほしい」
そんな方には、以下の２つがおすすめです。
- オルビス オフクリーム
（高内相クリームタイプ）
- オルビス クレンジングリキッド
（水系ベースリキッドタイプ）
どちらもミルクと同じ水系ベースですが、ミルクよりも圧倒的にクレンジング力が高く、肌にも優しいので安心して使えます。
ホットクレンジング（温感クレンジング） 徹底解説
特徴
- 塗布すると「温かさ」を感じる
- ダブル洗顔不要
- まつエクOK
- 濡れた手での使用は厳禁
- ホットクレンジングのおすすめNO.1は「マナラ ホットクレンジング」
■ どうして温かく感じるの？
ホットクレンジングを肌に塗布すると、じんわりとした温かさを感じますよね。
この“熱”の正体は、グリセリンによる水和熱です。
グリセリンが肌の水分と反応することで発生するこの水和熱が、肌表面に温感をもたらす仕組みです。
ポイント
水があると水和反応が先に起こってしまい、塗布時に温感を感じられなくなります ⇒ 乾いた手での使用が必須！
■ クレンジング力はどうなの？
温感効果は気持ちよく、肌もやわらかく感じますが、クレンジング力は正直、弱めです。
理由はとてもシンプル。
ホットクレンジングの多くは、ベースの大半がグリセリンだからです。
グリセリンが多く含まれる一方で、クレンジング成分（オイルや界面活性剤）の配合量が少ないため、しっかりメイクには向きません。
注意
- 「美容液成分90％」などと謳う商品ほど、実はクレンジング力が低い傾向があります
- 界面活性剤は美容成分に含まれないため、美容成分が多い＝洗浄成分が少ない、という構図に
そのため、ウォータープルーフやしっかりアイメイクには不向きです。
ナチュラルメイクや肌へのやさしさを重視する方向けですね。
■ ホットクレンジングで選ぶなら「マナラ」一択
正直、温感タイプもミルクタイプ同様、クレンジング力が劣るのであまりおすすめしませんが、マナラは別格。
理由は、圧倒的な販売実績です。
マナラの詳細は以下の、化粧品開発者が徹底分析した記事をどうぞ。
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クレンジングタイプ別まとめ【自分に合った1本を選ぼう】
クレンジングは「どれが良い」ではなく、「自分に合うものを選ぶ」ことが大切です。
それぞれのタイプの特徴を理解し、あなたのメイクスタイル・肌悩みに合った1本を見つけてください。
💧 クレンジングオイル
- 最強レベルのクレンジング力
- ダブル洗顔推奨
- 濡れた手でもOK
- まつエクOK
- しっかりメイク・ウォータープルーフに最適
- おすすめ：アテニア スキンクリア クレンズオイル
🥇 高内相クレンジングクリーム
- 高い洗浄力と洗い上がりを両立
- W洗顔不要
- 濡れた手NG（乾いた手で使用）
- まつエクOK
- クレンジングの理想形
- おすすめ：オルビス オフ クリーム
💦 クレンジングリキッド
- W洗顔不要
- 濡れた手OK
- まつエクOK
- 軽めメイク・ナチュラルメイク派にぴったり
- おすすめ：オルビス クレンジングリキッド
🔥 ホットクレンジング
- W洗顔不要
- 濡れた手NG（乾いた手で使用）
- まつエクOK
- 温感効果で毛穴汚れがスッキリ
- マッサージしながら使いたい方に◎
- おすすめ：マナラ ホットクレンジングゲル
✨ あなたのメイクにぴったりのクレンジングを見つけて、美肌への第一歩を踏み出しましょう！
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません
