
- 無添加化粧品を使ってるのに肌が荒れる...
- 無添加化粧品って安心・安全じゃなの?

この記事で分かること
- 無添加化粧品は危険!という超残念な真実
- 現役の化粧品開発者が真におすすめする無添加化粧品
「無添加化粧品=安全」と、どこかで信じていませんか?
パラベンフリー、旧指定成分無添加、天然由来成分100%。こうした言葉に惹かれて、「肌に優しい」と思い込んでしまう気持ち、よく分かります。
でも、実はその“優しさ”が、肌トラブルの原因になっているとしたら…?
私は20年以上、現役の化粧品開発者として数百製品以上の設計に携わっています。その中で見えてきたのは、「無添加だからこそ危険になる落とし穴」の存在です。
この記事では、「無添加化粧品が危険と言われる理由」を、業界の裏側や成分の実態とともに、できるだけわかりやすく解説していきます。
肌に本当に優しい選択をするために、今日から“イメージではなく中身”を見抜ける目を一緒に養っていきましょう!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
「無添加化粧品は危険!」 3つの理由をプロが解説
「無添加化粧品=肌に優しい」と信じていませんか?
実はそのイメージ、危険な誤解かもしれません。
ここでは、無添加化粧品が危険とされる3つの理由について、化粧品開発の現場視点から、分かりやすく解説します。
■ 「無添加」の定義はバラバラだった!
「無添加」と聞くと、多くの方が肌に優しくて安全というイメージを抱くと思います。
しかし実際には、「無添加」という言葉には法律上の定義が存在しません。
つまり、企業ごとに「何を添加していないか」はバラバラ。たとえば、
メーカーA | メーカーB |
---|---|
パラベン無添加 → 「無添加」と表示 | 香料・色素不使用 → 「無添加」と表示 |
これ、どちらも「無添加」なのに、意味がまったく違いますよね。
さらに厄介なのは、刺激のある成分が別で入っているのに「無添加」と謳っている商品もあるということ。
「無添加=安心」ではなく、「何が無添加なのか?」まで見る目が必要です。
■ パラベンフリーが逆に肌に刺激を与えることも
「パラベン=悪いもの」と思っている方、多いですよね?
確かに、過去にはアレルギー報告などがあり、近年は、“パラベンフリー”をアピールする製品が急増しました。
でも、防腐剤を抜いたら、それを補うために別の成分を入れる必要があるんです。
その代表がこちら:
代替防腐成分 | 特徴 | リスク |
---|---|---|
BG(ブチレングリコール) | 保湿+防腐補助 | 高濃度だと刺激に |
フェノキシエタノール | 防腐 | やや刺激あり |
つまり、パラベンを抜いたからといって、安全性が上がるわけではありません。
むしろ、他の成分の配合量が増えることで刺激性が高まってしまうことも。
見た目の「無添加」に安心して飛びつくのではなく、中身のバランスを見極める必要があるんですね。
■ 化粧品には“腐ってはいけない”法律がある
日本の化粧品には、「製造後3年間は品質を保つこと」が法律で定められています。
つまり、無添加といっても完全に防腐剤ゼロにはできません。腐ってしまったら販売できないからです。
ではどうするか?
- BGやフェノキシエタノールなどの代替防腐剤を高配合
- 空気を遮断するエアレス容器を使う
- 無菌充填などの高度な製造技術
こうした工夫で“無添加”を実現しているわけですが、コストも高く、全てのメーカーが実施しているわけではありません。
「無添加=防腐剤ゼロ=安心」という考え方は危険。
正しくは、「無添加でも安全に使える工夫がされているかどうか」が大事なのです。
無添加化粧品は危険!3つの理由
- 無添加の定義が曖昧のため、別の刺激性成分が含まれる可能性がある
- パラベンフリーによって不足する防腐力を、他成分を高配合することで補っている
- 無添加化粧品であっても、化粧品の場合、製造後3年間の品質保証義務(腐敗の防止)がある
無添加=安全と信じてしまう理由とは?
「無添加=安心」と信じている方は少なくありません。
でも実は、その“信頼感”こそが、肌トラブルや選び間違いの原因になっていることもあるのです。
ここでは、なぜ多くの人が「無添加は安全」と思い込んでしまうのか、その背景を4つの視点からわかりやすく解説していきます。
■ 無添加=肌に優しいというイメージに引っ張られる
「無添加」と聞くと、ナチュラル・肌に優しい・安全という良いイメージが自然と浮かびますよね。
さらに「添加物=悪」という印象も根強くあります。
そのため、何も入っていない=優しいと連想しがちですが、実際はそう単純ではありません。
化粧品開発の現場では、“肌へのやさしさ”は、成分の種類や濃度、そして肌との相性で決まるとされています。
例えば無添加でも、
- アルコール(エタノール)が高濃度
- 植物エキスが過剰に含まれている
こうしたケースでは、むしろ肌に負担がかかることもあるのです。
言葉のイメージではなく、成分の“中身”を見て判断することが大切です。
■ 広告やパッケージの表現に安心してしまう
「無添加」という表現は、広告戦略として非常に使いやすいのが現実です。
実際には、
- 防腐剤だけ抜いて「無添加」
- 旧指定成分を外して「無添加」
といったケースも多く、必ずしも“すべてが無添加”というわけではありません。
さらに、「○○不使用」「○○フリー」とパッケージにズラッと並んでいると、なんとなく全部安全な気がしてしまうんですよね。
でも中には、刺激性のある別の成分が代わりに入っていることもあります。
見た目の印象だけで選んでしまうと、本当に大事な成分設計の部分が見えなくなってしまうのです。
■ SNS・口コミが「安心神話」を広げている
InstagramやYouTube、@cosmeなどを見ていると、「無添加に変えたら肌が劇的に改善した!」という声をよく見かけます。
たしかに、リアルな体験談は説得力があります。
でも、そこに注意点があります。
その人に合っていた=全員に安全というわけではないのです。
さらに、インフルエンサーやPR投稿では製品の“良い面だけ”が語られ、リスクや注意点はスルーされがち。
こうして、「無添加=絶対安心」という神話のようなイメージが、SNSを通じて強まってしまうのです。
■ 肌に優しい成分を見極める3つのコツ
では、「本当に肌に優しい製品」をどう選べばいいのでしょうか?
大事なのは、以下の3つの視点を持つことです。
チェックポイント | 見るべきポイント |
---|---|
成分の種類 | BGやフェノキシエタノールが高濃度で入っていないか |
製造方法 | 無菌充填・密封容器などの工夫があるか |
メーカーの姿勢 | 保存期限の明示、アレルギーテストの実施など |
例えばファンケルのように、
- 無菌充填製造
- エアレス容器
- 使用期限の記載
など、防腐剤に頼らずに品質を保つ工夫がしっかりされているメーカーもあります。
ラベルの言葉だけでなく、「どう作られているか?」まで目を向けていきましょう。
■ まとめ:無添加は“言葉”で選ばず、“中身”を見て選ぶ
- 無添加=安全ではない。言葉の印象に要注意!
- 広告や口コミでは語られない部分に注目しよう
- 製造方法・成分設計・企業姿勢の3点チェックを忘れずに!
「無添加だから大丈夫」と思い込む前に、製品の裏側や工夫をしっかり見て判断できる自分でいられると安心ですね。
現役の化粧品開発者が教える安全な化粧品の選び方
化粧品のパッケージに「無添加」「低刺激」と書いてあると、つい安心してしまいますよね。
でも、本当に肌にやさしい化粧品を選ぶには、ちょっとした“見極めのコツ”が必要です。
ここでは、現役の化粧品開発者として、「安全性に信頼できる製品」の選び方を5つの視点からご紹介します。
■ 防腐剤は“ゼロ”ではなく“適量”がベスト
「防腐剤=悪いもの」というイメージ、まだ根強いですよね。
でも実は、適切な量の防腐剤が入っていたほうが安全に使えるのが真実です。
完全に防腐剤をゼロにすると、雑菌が繁殖しやすくなり、かえって肌トラブルの原因になることもあります。
例えば、パラベンという成分は一時期マイナスイメージが先行しましたが、「世界的に安全性が高い防腐剤」として認められているんですよ。
大事なのは、「何が入っているか」ではなく「どのくらい入っているか」。
安全性の高い成分を、最小限で使っている製品を選ぶのが賢い選択です。
■ 成分表から“肌への優しさ”を見抜こう
パッケージの裏にある「全成分表示」、一見難しそうに見えても、見るべきポイントは意外と絞れます。
特に注目したいのが、「防腐目的で使われている成分」。以下の表にまとめました。
成分名 | 目的 | 刺激性 |
---|---|---|
パラベン | 防腐(広範囲) | 低い |
フェノキシエタノール | 防腐(弱め) | 中程度 |
BG(ブチレングリコール) | 保湿+防腐補助 | 低い(高濃度に注意) |
エタノール | 防腐+清涼感 | 高(敏感肌・乾燥肌には注意) |
成分表では、配合量が多い順に記載されているため、刺激の強い成分が前の方にある場合は要注意です。
■ 刺激が少ない処方はここを見よう!
刺激の少ない製品を見分けるポイントは、大きく3つあります。
- ① 成分設計 ⇒ 肌に刺激を与えるものが高濃度で入っていないか
- ② 容器の工夫 ⇒ エアレス容器などで酸化・雑菌から守られているか
- ③ 製造環境 ⇒ 無菌製造など品質が安定しているか
例えばファンケルは、「防腐剤ゼロ」でも腐らない仕組みを持っています。
・無菌充填製造
・密閉ボトル(エアレス容器)
・使用期限の明記
防腐剤を使わないからこそ、「腐らせない設計」が重要なんですね。
■ 敏感肌・子どもに気をつけたい成分リスト
敏感肌や子どもの肌は、バリア機能が未熟でとてもデリケートです。
そのため、以下のような成分には特に注意が必要です。
- 高濃度アルコール(エタノール)
- 香料(天然・合成問わず)
- 精油(ラベンダー、ティーツリーなど)
- 着色料
「自然由来=安全」ではないということも大切な視点。
肌の弱い方ほど、アレルギーテストやパッチテストの実施された製品を選ぶと安心ですよ。
■ プロが信頼する“無添加”ブランドはこれ
「で、どのブランドがいいの?」とよく聞かれますが、私が自信を持っておすすめするのは圧倒的に、ファンケルです。
理由は、ただ“成分を抜く”のではなく、「無添加でも安全に使える仕組み」を徹底しているから。
ポイント | ファンケルの取り組み |
---|---|
無菌製造 | 雑菌が入り込まない製造工程 |
エアレス容器 | 酸化・雑菌の侵入を防ぐ特殊ボトル |
使用期限の明記 | 製造日+開封後の使用目安が記載 |
刺激テスト | アレルギー・スティンギング(刺激性)テスト済 |
さらに、「60日以内に届ける」という鮮度管理も徹底していて、品質に妥協がありません。
技術力・誠実さ・安全性の三拍子がそろった、信頼できるブランドです。
■ まとめ:安全な化粧品は「無添加」だけじゃない!
- 防腐剤は“ゼロ”ではなく“適量”がベスト
- 成分表示で刺激性の高い成分をチェック
- 製造方法や容器の工夫も判断材料に
- 敏感肌は「自然=安全」とは限らない
- 安心できるブランドを選ぶなら技術力を見よう
パッケージの言葉に惑わされず、「中身と設計」で選ぶ力を育てていきましょう!
ファンケルのおすすめ無添加コスメ3選
最後に、私が開発者として「安心しておすすめできる」ファンケルのコスメをご紹介します。
ファンケルは無添加を掲げつつも、ただ成分を省くだけでなく、高い技術と研究成果で本当に肌に優しい製品を生み出しているブランドです。
■ エイジングケアには「エンリッチ+」
しわ改善×無添加を両立した医薬部外品。
有効成分ナイアシンアミド配合で、年齢肌にしっかりアプローチ。
ハリ・弾力が気になる方にぴったりのエイジングケアラインです。
■ 美白ケアには「ブライトニング」
医薬部外品の無添加美白化粧品。
メラニンの蓄積を防ぎ、居座りジミにアプローチ。
IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)でも発表された、世界が認めた美白技術です。
■ 大人ニキビ対策には「アクネケア」
殺菌剤不使用でもしっかり効く、大人ニキビ用ケア。
有効成分グリチルリチン酸ジカリウムが炎症を抑え、敏感肌でも安心の処方。
もちろん無添加処方で、肌負担が気になる方にもおすすめです。
■ まとめ:肌悩みに応じて、信頼できるケアを
目的 | おすすめ製品 | 特徴 |
---|---|---|
しわ・ハリ不足 | エンリッチ+ | しわ改善 × 無添加の医薬部外品 |
美白・シミケア | ブライトニング | IFSCCでも評価された美白技術 |
大人ニキビ | アクネケア | 殺菌剤不使用 × 抗炎症成分 |
「無添加=安心」ではなく、「無添加でも効果を出す技術」が大切。
ファンケルはその両方を叶えている、数少ないブランドのひとつです。
肌悩みに合わせて、ぜひ試してみてください!
おわりに
いかがだったでしょうか?
「無添加化粧品=安心・安全」と思っている方が多いのは、ごく自然なことだと思います。
ですが、私自身、現役の化粧品開発者として長年商品づくりに関わってきたなかで、そのイメージだけで選んでしまうことのリスクも何度も見てきました。
例えば、
- 無添加という表記のあいまいさ
- 防腐剤の代替として使われる刺激の強い成分
- 保存性を高める工夫が見落とされがちなこと
これらはどれも、肌に本当に優しい製品を選ぶために重要なチェックポイントです。
本当に信頼できる化粧品とは、ただ「入っていない」だけでなく、どうやって“肌へのやさしさ”を確保しているかにこそ価値があります。
そういった意味でも私は、ファンケルのように、成分・製造・技術・管理体制すべてに妥協がないブランドを心から信頼しています。
「無添加」という言葉に頼りすぎず、ご自身の肌がどう反応するかを大切にしながら、納得できる1本を選んでいきましょう。
※ 本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません