日焼け止めコスメと言えば『ランコム』が有名です。
有名クチコミサイトでも堂々の1位を獲得しています。
私自身も、日焼け止めコスメ開発の際は、必ずランコムの日焼け止めを購入し、触って研究しています。
常に日焼け止め分野の先端を行っているのがランコムです。
そこで今回は、化粧品開発者の私が、超話題コスメ『ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズ』をプロの目で分析いたします。
ランコム UV エクスペール トーン アップ ローズ
ジャンル
日焼け止め
メーカー
ランコム
価格 / 容量
7,500円 / 50ml (税抜き)
5,800円 / 30ml (税抜き)
全成分
水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、酸化チタン、スクワラン、グリセ リン、ドロメトリゾールトリシロキサン、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、PG、変性アルコール、TEA、DPG、マイカ、ステアリン酸、セチルリン酸K、ナイロン-12、硫酸Ba、トコフェロール、ココヤシ果実エキス、ココイルサルコシンNa、ヒドロキシシトロネラール、塩化Na、安息香酸Na、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、アデノシン、ステアリン酸PEG-100、オイゲノール、エチルヘキシルトリアゾン、パルミチン酸、ポリソルベート80、リモネン、キサンタンガム、リナロール、ベンジルアルコール、ペンチレングリコール、セイヨウハッカエキス、トロメタミン、イソ
ヘキサデカン、エーデルワイスエキス、カプリリルグリコール、α-イソメチルイオノン、カルボマー、(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ミリスチン酸、オレイン酸ソルビタン、ソルビトール、ゲラニオール、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、EDTA-2Na、ガリカバラ花エキス、セタノール、BG、BHT、シアバター油粕エキス、シトロネロール、クエン酸、ソルビン酸K、水酸化Al、ヘキシルシンナマル、ステアリン酸グリセリル、アミルケイヒアルデヒド、香 料
分析結果
常に日焼け止め分野の最先端を行く存在
ランコムは、『ロレアルグループ』の中で、最も有名なブランドの一つと言えます。
ロレアルは、世界最大の化粧品会社ですから、商品力は断トツです。
ランコムの日焼け止めに至っては、常に日焼け止め分野の最先端を行っており、ランコムの日焼け止めを見れば、その時のトレンドが分かると言っても過言ではありません。
例えば、現在、SPFは『50+』が、PAは『++++』が最高スペック表示ですが、以前は、PAの最大スペックは『+++』でした。
日本ではSPF(UVB防御)に比べ、PA(UVA防御)に対する意識が低い傾向にありましたが、ランコム(ロレアル)はいち早く、『PA(UVA防御)の重要性』に気づき、十分なUVA防御効果がある商品にのみ、『UVAマーク』という表示を世界に先駆けて実施しました。
これが要因の一つになって、日本でもPAの重要性が再認識され、PAの最高防御スペックが、+++から++++に変更になったという経緯があります。
ですからランコムは、常に日焼け止め分野の最先端を行っており、だからこそ、長く日焼け止めコスメのトップに君臨しているのだろうと思います。
今回の商品「UV エクスペール トーン アップ ローズ」は、黄ぐすみが気になる日本人女性のために、『64色』もの中から選ばれた理想の『ピンクカラー』をしています。
女性らしい『血色感』を味方につけて、思わず触れたくなる愛され肌に導きます。
従来の日焼け止めに、粉体の『光学効果』で、より自然に色調トラブルを隠すといった『CCクリーム機能』を付与させたのが、「UV エクスペール トーン アップ ローズ」です。
日本人の肌悩みに合わせた、まさに日本をターゲットにした商品と言えるでしょう。
勿論、基本機能である『日焼け止め効果』は秀逸です。
ランコムの大きな強みに、『独自の紫外線吸収剤』があります。
それが、本商品にも配合されている、「テレフタリリデンジカンフルスルホン酸」と「ドロメトリゾールトリシロキサン」です。
通常、日焼け止めに配合される紫外線吸収剤は、『一般流通原料』と言われ、どの化粧品メーカーでも自由に使えるモノを用います。
これらは、大手化学メーカーが開発した紫外線吸収剤で、機能性が高く、価格も安いため、日焼け止めコスメに広く用いられています。
UVBの吸収剤である『メトキシケイ皮酸エチルヘキシル』が代表例です。
しかし、どのメーカーも同じ紫外線吸収剤を用いていますから、品質に大きな差が無いというのが、吸収剤を配合した日焼け止めの特長でもあります。
ランコムは、ロレアルが独自開発した紫外線吸収剤を配合していますから、その品質は『唯一無二』であり、他社は真似が出来ません。だからこそ、日焼け止め分野の代表的ブランドに成長したんだと思います。
そもそも、化粧品会社が、紫外線吸収剤を独自開発することは、非常に困難であり、世界NO.1のロレアルだからこそ実現出来たと思います。日本では、資生堂くらいしか、吸収剤の独自開発は出来ないでしょう。
それだけ、圧倒的な技術力を有するのがロレアルグループであり、その中でも、最も有名なブランドの一つ『ランコム』が作る日焼け止めコスメは、他を圧倒しています。
さすがです。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません