- 製薬会社が作るスキンケアって品質が良いイメージがあるけど、実際どうなの?
- 製薬会社が作るスキンケアって、おすすめなの?
この記事で分かること
- おすすめの、製薬会社が作るスキンケアシリーズ
化粧品業界には、様々な業種の会社が存在します。
化粧品を主業態にしている、資生堂やコーセー・カネボウ・ポーラ・ファンケルのような、自社ブランドと販路を持っている化粧品会社。
自社ブランドと販路を持たず、製造委託業務を主とするOEM会社。
化粧品を主業態としない他業種の会社。様々な会社が、市場拡大・ユーザー拡大を目指してしのぎを削っています。
他業種で、資生堂やコーセーなどの大手化粧品会社を脅かす、力のある会社があります。それが製薬会社。
私が業界に入った時は、製薬会社のコスメなんてほとんどありませんでしたが、現在は、数多くの製薬コスメが存在します。
製薬会社と聞くと、品質が良いコスメのイメージが強いですが、実際はどうなのか?
数多くの製薬コスメがある中で、一体どれがおすすめなのか?
この記事では、製薬会社が作るスキンケアを、現役の化粧品開発者が厳選してご紹介します!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
【結論】製薬会社スキンケア おすすめランキング NO.1
私は現役の化粧品開発者として、製薬会社と一緒にスキンケアを開発した経験があります。
そしてこれまで、様々な製薬会社のスキンケアを触ってきました。
そんな私が、今、最もおすすめする製薬会社スキンケアは、常盤薬品工業のノブIII
何故なら、ノブIIIは、
製薬会社の技術と、化粧品会社の美容理論が融合したブランドであり、トライアルセットが非常に充実しているからです。
最重要ポイント
おすすめNO.1の製薬会社スキンケアは、常盤薬品工業のノブIII
\ おすすめNO.1 製薬会社スキンケア /
次項では、現役の化粧品開発者がおすすめする製薬会社スキンケアを、厳選してご紹介します!
製薬会社スキンケア 厳選6選
常盤薬品工業「ノブIII」
冒頭でも申し上げた通り、現役の化粧品開発者である私が、今、最もおすすめする製薬会社スキンケアは、常盤薬品工業のノブIII。
常盤薬品工業は、1968年発売のロングセラー商品南天のど飴や肉体疲労時の栄養補給に優れたドリンク剤、さらに、配置薬なども手掛ける製薬会社です。
「南天のど飴」は誰もが一度はお世話になっていると思います。
常盤薬品工業は製薬会社として有名ですが、実は、株式会社ノエビアのグループ会社(子会社)でもあります。
ノエビアと言えば、訪問販売を主体とした大手化粧品メーカーであり、創業以来、「自然を科学する」を企業ポリシーに研究を続ける植物研究のパイオニアです。
製薬会社が作るスキンケアは、「製薬会社」という看板が放つ抜群に良いイメージを持っています。
そして、イメージ通り、製薬会社には、高品質・高技術・高効果を実現するだけの力があります。
一方、大手化粧品メーカーは、技術は勿論ですが、ブランドコンセプトを策定し、それをどのような手法で具現化するか(=美容理論)を考え、カタチにすることに優れています。
コスメは付加価値の高い商材であり、この価値を守り続けるためには、美容理論が必須です。
ですから、
製薬会社でありながら、ノエビアのグループ会社でもある常盤薬品工業が手掛けるブランド「ノブIII」は、製薬会社の技術と、化粧品会社の美容理論が融合したブランド!
これが、おすすめNO.1の理由です。
「ノブシリーズ」は古くから、低刺激コスメとして有名で、その中でもノブIIIは臨床皮膚医学に基づいて開発された敏感肌コスメです。
以下、ノブIIIの詳細です。
皮膚のバリア機能をサポート
敏感肌の方は、肌のバリア機能が低下している or 壊れているため、バリア機能の改善・回復が必須です。
ノブでは、皮膚のバリア機能の改善・回復には、「細胞間脂質」・「NMF(天然保湿因子)」・「皮脂」が重要と考えています。
そこで、細胞間脂質サポート成分として、ヒト型セラミドであるセラミド3を配合しています。
また、アミノ酸の一種であるベタインをNMFサポートとして、スクワランを皮脂サポートとして配合しています。
このように、皮膚のバリア機能をサポートする成分を、ノエビア独自の視点(化粧品会社の視点)で配合しているのがノブIIIです。
高い浸透力
ノブIIIにはセラミド3が配合されていますが、ただ単に配合されているわけではなく、細胞間脂質と似た構造にするように配合する事で、角層への浸透力を高めています。
これを実現しているのが、ノブ独自のセラミド液晶化技術。
液晶化は、化粧品メーカーが得意とするので、ノエビアの技術が展開されているのでしょう(化粧品会社の視点)。
贅沢な保湿成分
セラミド以外にも保湿成分が配合されており、化粧品メーカー(ノエビア)らしい選択法です(化粧品会社の視点)。
全品医薬部外品
ノブIIIは全品、有効成分に「グリチルリチン酸2K」または「グリチルレチン酸ステアリル」を配合した肌荒れの医薬部外品です。
全品医薬部外品というのは、製薬会社として、効果にこだわった結果と言えるでしょう(製薬会社の視点)。
以上、
製薬会社の強みは、製薬で培った高い技術力
化粧品会社の強みは、化粧品開発で培った美容理論の構築
この、「製薬の技術」と「化粧品会社の美容理論」を見事に融合させて誕生したのがノブIII
製薬会社と化粧品会社、双方の視点から、双方の技術を融合させたブランドは他にはあまりありませんから、ノブIIIは一線を画した存在と言えますし、ある意味、稀有なブランドとも言えるでしょう。
まさに、おすすめNO.1に相応しい製薬会社スキンケアです。
前述したように、ノブIIIの常盤薬品工業は、大手化粧品メーカーノエビアのグループ会社。
化粧品開発に秀でた大手化粧品メーカーの特徴として、単品ではなくシリーズで化粧品を開発、販売する傾向にあります。
ノブIIIも同様、皮膚のバリア機能をサポートし、うるおいのあるすこやかなお肌に導く高保湿シリーズです。
私は、大手化粧品メーカーで20年近く化粧品の研究開発に携わっていましたから、単品ではなくシリーズ使いを推奨しています。しかし、必ずしもシリーズの全アイテムを使う必要はないです。
当然、シリーズで使う事で最大限の効果は期待できますが、ご自身の肌質に合わせてアイテムを絞ることはとても大切なこと。
ノブIIIは、1週間じっくり使えるトライアルセットの内容がとても充実していますから、まずは、シリーズのアイテムを少しずつ試しに使ってみて、その中からご自身にあったアイテムを選択するのが、賢いコスメの選び方です。
ノブIIIのトライアルセットは、クレンジング、ウォッシュといった洗浄系から、ローション、乳液、クリームといった基礎品まで、全9品がお手頃価格でお試し頂けます。
しかも、定期購入ではないです。
まずはトライアルから製薬コスメ品質をお試しください。
\ おすすめNO.1 製薬会社スキンケア /
大正製薬「アドライズ」
大正製薬といえば、リアップ(医薬品)が有名ですから、ヘアケアのイメージが強いかもしれませんが、実は、グループ会社のドクタープログラムから様々な魅力的なコスメが発売されているように、スキンケア技術も一流です。
大正製薬の高い技術力で開発されたコスメが、AdryS(アドライズ)
アドライズは超敏感肌のために開発された、保湿に特化した医薬部外品シリーズです。
さらに、美白の有効成分としてプラセンタエキスも配合されていますから、保湿&美白を同時にかなえたい人にとっては最適なシリーズと言えます。
大きな特徴はヘパリン類似物質を配合している点です。
薬用保湿成分「ヘパリン類似物質」配合
薬用保湿成分であるヘパリン類似物質と、薬用美白成分プラセンタエキスが配合された、ダブル有効成分の医薬部外品です。
皮膚の乾燥に対して病院で処方される代表的な薬にヒルドイドがあります。かなり有名な薬なのでご存じの人も多いと思います。
ヒルドイドとは、
ヒルドイド(成分名:ヘパリン類似物質)はもともと、アトピー性皮膚炎患者や乳幼児などに対する保湿剤として処方されるが、約10年前からSNSを中心に“美容効果があり、3割負担で手に入る”として紹介されている実態があった。そこで厚生労働省が2016年度における「ヒルドイド」など患者が1回当たりの処方量を分析すると、ほとんどは一度に4本以下の処方だったが、中には一度に50本以上の大量処方もあったことから、問題は拡大。医療費を押し上げている上、海外では保湿剤を保険適用にしていない国も多いことから、18年には「ヒルドイド」を保険適用から外したり処方量に制限を設けたりするなどの規制も検討されたが、これは見送りに。それを機に、美容目的での処方は確実に減ることになった。
ヒルドイドに含まれる有効成分がヘパリン類似物質です。
上記記事にあるように、ヒルドイドの美容目的での処方は減りましたが、化粧品メーカーは、ヒルドイドと同成分であり、保湿や血行促進などに優れた効果があるヘパリン類似物質に注目しました。
その代表的商品が、大正製薬のアドライズです。
近年、ヘパリン類似物質が配合された化粧品が各メーカーから開発されていますが、大正製薬は医薬部外品として開発しています。
さらに大正製薬は、20年以上前からヘパリン類似物質に注目し、研究を進めていますから、ヘパリン類似物質を配合したコスメは他にもあるものの、大正製薬のアドライズは、説得力と安心感が他を圧倒していると個人的には思います。
大正製薬のヘパリン類似物質へのこだわりを是非知ってください。
第一三共ヘルスケア「ブライトエイジ」
第一三共ヘルスケアと言えばトランシーノ。
第一三共の強みであるトラネキサム酸を、美白の有効成分として配合したトランシーノ 薬用 スキンケアシリーズは、「効果」と「使用感」がユーザーに認められ、美白コスメ(医薬部外品)の代表格に成長しました。
トラネキサム酸については以下をご覧ください。
第一三共ヘルスケアは、効果は勿論ですが、使用感と安全性を特に重視しており、大手化粧品会社に非常に近い考え方の製薬コスメです。
そして、「トランシーノ」で有名な第一三共ヘルスケアから、「トランシーノ」を超えたと思わせるほどの、エイジングケアシリーズが新たに発売されました。
それが、製薬会社の研究と技術の粋を集めた、全方位エイジングケアブライトエイジ。
「ブライトエイジ」は、美白有効成分にトラネキサム酸を配合した、美白を含む全方位エイジングケア。
美白は基本機能として、既に備わっていますから、「トランシーノ」にエイジングケアが新たに追加されて、進化したブランドが「ブライトエイジ」と言えるでしょう。
ロート製薬「糀肌」
「ロート製薬」は、ドラッグストアなどのセルフ市場で、お求めやすい価格を実現し、高品質の製薬コスメを、ユーザーにとって手に取りやすい、身近な存在にしました。
この功績は絶大です。
ロート製薬は、「肌ラボ」・「オバジ」・「50の恵」など、誰もが知るメジャーブランドを抱えていますが、その中でも「肌ラボ」は、ドラッグストアなどのセルフ市場を席巻する、今、最も勢いのあるブランドです。
「肌ラボ」はスキンケアの原点である保湿(うるおい)に着目し、保湿を追求・研究し続けているブランド。
ですから、肌ラボを展開する「ロート製薬」にとって、保湿は、最も得意とする領域と言えるでしょう。
そんな「ロート製薬」から、保湿に特化したブランドが開発されました。
それが糀肌(こうじはだ)
「ロート製薬」の糀肌は、日本有数の米どころ新潟にある古町糀製造所とのコラボで実現した、糀(麹)のチカラを閉じ込めた、糀(麹)の恵みたっぷりの保湿スキンケアシリーズです。
ドクタープログラム「トリニティーライン」
ドクタープログラムは大正製薬のグループ会社です。
大正製薬といえば、リアップ(医薬品)が有名ですから、ヘアケアのイメージが強いかもしれませんが、大正製薬グループの「ドクタープログラム」から、様々なスキンケア品が発売されています。
その中でも有名なのが、オールインワンジェルであるトリニティーライン ジェルクリームプレミアム。
配合成分の95%以上がスキンケア成分で、全成分に水が表記されていないという商品特長ですが、それだけではなく、数多くの美容成分が配合されています。
その中でも、「セラミド」・「ツボクサエキス」・「ポリクオタニウム」を選択し、さらにカプセル化技術によって、これら成分を角層の隅々まで届ける技術は評価出来ます。
製薬会社ではありますが、これら成分の選択法や、成分の浸透技術は、大手化粧品会社同様の考え方・技術ですから、スキンケアのことをよく理解し、肌のことを知り尽くしていると言えるでしょう。
大塚製薬「インナーシグナル」
ポカリスエットで有名な大塚製薬ですが、コスメにも力を入れています。
大塚製薬の集大成とも言うべきコスメがインナーシグナル
このコスメのすごさは、独自の美白有効成分エナジーシグナルAMP(アデノシン一リン酸二ナトリウム OT)を配合した医薬部外品だというところです。
まず、独自の有効成分というところがすごいです。
独自に有効成分を開発できる会社は限られていますから、それだけで一流の技術力を有する証です。
独自の美白有効成分は、さすが製薬会社と言えるでしょう。
おわりに
いかがでしょうか?
この記事を通じて、製薬会社スキンケアの魅力と実力をお伝えしてきました。
製薬会社が手掛けるコスメは、ただのイメージだけでなく、確かな品質と技術力に裏打ちされたものであることがご理解いただけたかと思います。
特に、私がおすすめするノブIIIは、敏感肌を持つ方々にも安心してお使いいただけるよう、細心の注意を払いながら開発されています。
化粧品開発者としての経験から見てもノブIIIは、皮膚のバリア機能をサポートし、高い浸透力と贅沢な保湿成分で、あなたの肌を健やかに保つための強い味方となるでしょう。
製薬会社が作るスキンケア選びに迷われた際は、この記事が一つの指針となり、皆様の美容と健康に寄り添う一助となれば幸いです。
製薬と化粧品の融合 おすすめ製薬会社スキンケア:常盤薬品工業「ノブIII」
※ 本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません