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コスメの真実 話題の成分

ミネラルオイルは肌に悪い?避けるべき?化粧品開発者が解説

※本記事は2024年2月に再編集しています

ミネラルオイル配合の化粧品は本当に避けるべきなのでしょうか?

多くのコスメ愛好家や専門家の間で議論されているこの問題に対し、現役の化粧品開発者の視点から新たな光を当てます。本記事では、ミネラルオイルの真実に迫り、一般的に信じられている「肌に悪い」というイメージと実際の科学的根拠を比較検証します。

さらに、ミネラルオイルが化粧品に広く使用される理由、そしてそれが消費者にとって何を意味するのかを解説。この記事を通じて、ミネラルオイルに関する誤解を解き明かし、より賢いコスメ選びのための知識を提供します。

本記事の内容

  • ミネラルオイルは肌に悪いのか?避けるべきか?を現役の化粧品開発者が解説

 

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ミネラルオイルとは?

ミネラルオイル・肌に悪い

ミネラルオイルとは石油由来のオイルで、炭化水素系オイルとも言います。

「ミネラルオイルは肌に悪い」・「ミネラルオイル配合コスメは避けるべき」と言われるのは、石油由来のオイルのためのようです。

有名コスメブロガーの中にも、「ミネラルオイルは肌に残留して乾燥につながるためミネラルオイルが入っていないクレンジングがおすすめ」と言っている人がいるようです。

ただしこれは、コスメの本質を知らない素人の意見です。後ほど述べますが、「ミネラルオイルは肌に悪い」・「ミネラルオイル配合のコスメは避けるべき」というのは、あくまでイメージであって真実ではありません。

ミネラルオイルは昔から広くコスメに用いられてきましたが、それには理由があります。

それは価格供給です。

ミネラルオイルは、コスメに用いられるオイルの中でも非常に安価です。ですから昔のオイルクレンジングにはミネラルオイルが多量に配合されていました。

オイルクレンジングは、配合成分のほとんどがオイルですから、原料価格を抑えるために、安価なミネラルオイルが用いられてきました。

原料価格を抑えることは、化粧品メーカにとって利益確保の面で非常に重要ですし、お求めやすい価格の実現のためにユーザーにとっても重要な事です。

また、ミネラルオイルは石油由来ですから供給が安定しています。

コスメにとって供給の安定は非常に重要な事です。昨今、イメージの良さから植物由来のオイル精油がコスメに頻繁に配合されるようになりました。

ただし、特に精油は、供給が不安定な代表的成分です。

植物の収量は天候によって左右されますから、場合によっては、供給がストップするケースは十分あり得ます。

供給ストップは、コスメの製造・販売が出来ない事を意味しますから、これは販売機会の喪失であり、化粧品メーカーにとって絶対に避けねばならない事態です。

このように、安価供給が安定しているミネラルオイルは、コスメを代表する成分です。

ただし、先程も述べたように、昨今はミネラルオイルのイメージがあまりよくありませんから、植物由来オイル合成オイルが用いられるようになり、ミネラルオイルの配合機会が減ってきているのは事実です。

 

ミネラルオイルの真実

そもそも、ミネラルオイルは肌に悪くありません。

「ミネラルオイルは肌に悪い」・「ミネラルオイル配合コスメは避けるべき」・「ミネラルオイルは乾燥を助長する」というのは、全てイメージであって、真実ではありません

ただ、肌に有益という訳でもありませんから、「積極的に使うべき!」とまでは言いませんが、世の誤ったイメージで、無理をしてミネラルオイル無配合のコスメを探す必要はありません。

一部を除き、ご自身のコスメ選びの指標に、ミネラルオイルの配合有無は必要ないと私は考えています。

一部を除きと表現したのは、ミネラルオイルが肌に合わない方ご自身の信念で石油由来の成分を肌に塗布したくない方は、ミネラルオイル配合コスメを避けるようにして下さい。

コスメは、世の中のイメージ、世の中の誤った情報ではなく、ご自身の肌質や信念でお選びください。

コスメブログを見ていると、石油由来のミネラルオイルは悪と、短絡的に考えているブロガーが多いですが、コスメに配合の原料の中で、石油由来はミネラルオイルだけではありません。

この事実を、「ミネラルオイル=悪」と捉えている方達はご存じなのでしょうか?

例えば、コスメの必須成分である、保湿剤「BG」や増粘剤「カルボマー」は、石油由来成分です。

特にBGは、保湿成分としても抗菌成分としても機能しますから、ミネラルオイル以上の配合量になるケースがほとんどです。
※オイルクレンジングは除く

ミネラルオイルはダメで、同じ石油由来のBGを良しとする理由が私には分かりません。

BGに関してもう少し詳しく述べると、BGには2種類あります。

石油由来のBGと、植物由来のBGです。

植物由来のBGは、出発原料のエタノールが植物由来なのですが、非常に高価です。

しかも、匂いに大きな課題もあります。

化粧品開発者であれば、植物由来BGの品質の悪さは常識ですが、私を含め多くの化粧品開発者が原料メーカーに匂いの改善を依頼していますが、技術的に困難なようです。

植物由来のBGは、ナチュラルコスメやオーガニックコスメに良く配合されます。

これら天然を訴求するコスメは、パラベンフリーや防腐剤フリーが多いですから、抗菌成分でもあるBGの配合は必須です。

ただし、通常のBGは石油由来ですから、植物由来BGを配合することで、パラベンなどの防腐剤を無配合にすることで不足する防腐力を補うとともに、ナチュラルコスメ・オーガニックコスメに相応しい成分設計にするのです。

これらコスメは、精油を配合することが多いですから、植物由来BGの匂いは消すことが出来るでしょう。しかし、いくらナチュラルコスメ・オーガニックコスメの実現のためと言っても、植物由来BGを配合しないメーカーも存在します。

植物由来BGの匂いは、主に女性の顔(肌)に塗布するコスメには相応しくないと考えての事でしょう。

このような場合、プロパンジオールを配合する事があります。

植物由来のプロパンジオールは、抗菌力はBGに劣りますが、植物由来BGほどの匂いではありません。

以上のように、コスメに配合される石油由来成分は、ミネラルオイルだけではありません。

ですから、石油由来だからという理由で、ミネラルオイルを否定するのは大きな間違いです。

石油由来成分以外にも、イメージだけで肌に悪いと思われ、その成分を配合しないフリーコスメが増えています。詳細はこちらをご確認ください。

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おわりに

いかがでしょうか?

ミネラルオイルが肌に与える影響は、多くの場合、誤った情報一般的な誤解に基づいています。この記事では、ミネラルオイルの安全性と効果について、現役の化粧品開発者のみが知る真実をお伝えしました。

化粧品開発者としての経験から、ミネラルオイルがコスメに広く使用される理由、その経済的および安定供給の利点、そして何よりもその安全性について詳しく解説しました。

私たちの肌は、一人ひとり異なるニーズを持っています。そのため、コスメ選びは、世間のイメージや流行に流されることなく、自身の肌質や信念に基づいて行うべきです。

最終的に、化粧品の成分を理解し、自分にとって最適な選択をすることが、美しく健康な肌への第一歩です。この記事が、より賢明なコスメ選びの参考になれば幸いです。

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※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

   
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