

この記事で分かること
- マツエクを長持ちさせるために、本当に選ぶべきクレンジングが「オイル」である理由と、おすすめ製品
「マツエクしてるからクレンジングはジェル一択」──そう信じていませんか?
実はその選択、マツエクの持ちを悪くしている大きな原因かもしれません。
一見やさしそうなジェルタイプ。でも、実際にはメイクが落ちにくく、無意識にゴシゴシ洗ってしまうことで、マツエクに深刻なダメージを与えているケースがとても多いのです。
本当にマツエクを守りたいなら、実は、“オイルクレンジング”こそが最適解。
「え?オイルってNGじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それは過去の話。
この記事では、現役の化粧品開発者が、マツエクと相性抜群の“本当に安全なクレンジング”を、厳選してご紹介します。
マツエクを長持ちさせたい方、もう迷わないでください。本当に選ぶべきクレンジング、ここにあります!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
マツエクにおすすめなのは、実はクレンジングオイル!
「マツエクしてるならジェルクレンジングが安心」──そんな風に思い込んでいませんか? 実はこれ、とても危険な誤解なんです。
マツエクを守りたいなら、実は、“クレンジングオイル”こそが正解。
ここではその理由を、化粧品開発者の視点から、わかりやすく解説していきます。
■ マツエクOKと書かれたジェルクレンジングが危ない理由
一見やさしそうに見えるジェルタイプのクレンジング。多くの商品には「マツエクOK」と書かれていますが、その表示だけを信じるのはとても危険です。
ジェルは油分が少ないため、確かにグルー(接着剤)を溶かしにくい処方です。しかしその分、洗浄力が弱く、メイクが落ちにくいという欠点があります。
特に、目元のメイク──ウォータープルーフのアイライナーやマスカラなどは、軽くなでる程度では落ちません。
その結果、多くの人が、無意識に“ゴシゴシ”こすってしまうんです。
タイプ | 洗浄力 | 摩擦リスク |
---|---|---|
ジェルタイプ | 弱め | 高い(こすりやすい) |
オイルタイプ | 強め | 低い(こすらず落ちる) |
「ジェル=安心」ではなく、「落ちにくくてこする=危険」という視点がとても重要です。
詳しくは以下の記事でより深く解説していますので、併せてご覧ください。
■ 「オイル=NG」はもう古い!それって思い込みかも?
「オイルクレンジングはマツエクに使っちゃダメ!」という情報、SNSや美容室でよく聞きますよね。
でもそれ、10年以上前の処方や一部の製品に基づいた話なんです。
今のクレンジングオイルは、成分設計や処方技術が大きく進化していて、マツエクを溶かさない処方のものがたくさんあります。
現在の処方事情
つまり大事なのは、オイルかどうかではなく「どんな処方か」「安全性テスト済みか」なんです。
開発者目線で見れば、“きちんと設計されたオイルクレンジング”のほうがむしろ安全。
摩擦も少なく、エクステにもやさしいというわけです。
■ 実はオイルの方が「肌にもマツエクにもやさしい」
オイルクレンジングの最大の魅力は、とにかくメイクがスルッと落ちるという点。
強い力をかけずにメイクが落ちるから、結果的に、摩擦が最小限に抑えられます。
さらに、近年のオイルクレンジングはエステル系オイルを使ったものが多く、乾燥や刺激も起こりにくいというメリットもあります。
オイルタイプのここがすごい!
結論
マツエクOKクレンジングの「落とし穴」
前述したように、ジェルやミルクタイプのクレンジングは「マツエクOK」と表記されていても、必ずしも安心ではありません。
ここでは、その曖昧な表示の裏側や、実際に起こりやすいリスクについてさらに掘り下げて解説します。
■ 「マツエクOK」は言ったもん勝ちな現実
「マツエクOK」と表記されているクレンジングが、必ずしも厳密なテストを受けているわけではないことをご存じでしょうか。
化粧品業界には「マツエクOK」と表示するための明確な法的基準がなく、メーカーの自主判断に委ねられているのが現状です。
極端に言えば、「グルーがすぐに溶けなければ問題なさそう」と判断されれば、その時点で「マツエクOK」と書けてしまうのです。
使用者は「専門家が検証済みだから大丈夫」と考えがちですが、実際には“売れるかどうか”の視点で付けられている場合もあります。
表示 | 実際の意味 |
---|---|
「マツエクOK」と表記 | 必ずしも厳密なテスト済みではなく、メーカーの判断次第 |
しっかりデータあり | 一部メーカーのみ。信頼できる証拠があるケース |
だからこそ、表示だけを鵜呑みにするのではなく、「なぜOKとされているのか」に注目する姿勢が大切です。
■ ジェルクレンジングは洗浄力が弱く、逆に危険
前の章でも触れましたが、多くの「マツエクOK」クレンジングはジェルやミルクタイプです。これはオイルに比べて「グルーへの影響が少ない」とされるためです。
しかし実際には、ジェルタイプは洗浄力が弱く、メイクが落ちにくいのが欠点です。
特に、ウォータープルーフのアイライナーやマスカラは、一度の洗顔で完全に落ちないことが多く、結果としてこすり洗いを誘発します。これがマツエクを早く傷める隠れた原因です。
開発者の視点で言えば、ジェルタイプは油分がほとんどなく界面活性剤に依存しているため、乳化力が弱くメイクを巻き込む力が小さいのです。
■ ゴシゴシ洗いがマツエクに与える致命的ダメージ
ここまでで見えてきたように、マツエクにとって最大の敵は摩擦です。
どんなに優秀なグルーでも、毎日の摩擦で少しずつ緩んでしまいます。
特に目元は皮膚が薄く、摩擦によるダメージが大きいため、まつげが抜けたり、グルーが剥がれたりして、マツエクがポロポロ取れる原因となります。
そして最も怖いのが「クレンジングで落ちないからこする」→「摩擦が増える」→「マツエクが崩壊」という悪循環です。
ジェルやミルクタイプを使って「目元だけ落ちないな…」と感じたことがある人は、このルートに入り込んでいる可能性があります。
だからこそ、摩擦を最小限に抑えるためには一度でスルッと落ちるクレンジング力が必要。それを実現できるのがオイルクレンジングなのです。
「ジェルで優しく洗っているつもりが、実は一番のダメージ源だった」──この逆転の事実をぜひ知っておいてください。
■ 詳しくは「マツエクOKクレンジングは危険!」の記事で解説
この記事では「マツエクOK」という表現の曖昧さや、ジェルタイプが抱えるリスクについてお伝えしました。
さらに「なぜ危険なのか?」「業界の裏側はどうなっているのか?」を深く知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
専門的な視点で処方や安全性を詳しく分析しています。この記事と併せて読むことで理解がさらに深まり、正しい知識で大切なマツエクを守ることができます。
現役の化粧品開発者が本当におすすめするマツエク対応クレンジング
マツエク対応のクレンジングは数多くありますが、開発者としての経験から「これは間違いなくおすすめできる!」と断言できる製品は限られています。
ここでは、私が自信を持って推せる3つのクレンジングをご紹介します。
- オルビス ザ クレンジングオイル : 迷ったらこれ1択
- アテニア スキンクリアクレンズ : コスパと香りで選ぶなら
- ファンケル マイルドクレンジング : 敏感肌でも安心な無添加設計
それでは、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
■ オルビス ザ クレンジングオイル : 迷ったらこれ1択
オルビス ザ クレンジングオイルは、まさに“攻守バランス型”の優等生。
マツエク対応を謳っているだけでなく、実際にグルーに与える影響が少ないことがテストでも確認されています。
この製品の特徴は、なんといってもその乳化スピードと洗浄力の絶妙なバランス。肌にのせてサッとなじませるだけで、アイライナーやウォータープルーフマスカラもスルッと落ちます。
しかも、まつエクは全然取れない。これ、本当にすごいんです。
エステル系オイル主体で、肌に近い感触を持ち、洗浄力がありながらも肌やまつ毛にやさしい処方設計。香料・着色料・アルコール不使用で、低刺激なのも安心ポイントです。
「どれを選べばいいか迷っている」「初めてマツエク対応のオイルを使ってみたい」そんな方には、まずこのオルビスをおすすめしたいですね。
オルビス ザ クレンジングオイル |
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パルミチン酸エチルヘキシル、イソノナン酸イソノニル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン、イソステアリン酸PEG-12、ダマスクバラ花エキス、ルイボスエキス、クチナシ果実エキス、オトギリソウ花/葉/茎エキス、ユズ果実エキス、ビルベリー葉エキス、アーチチョーク葉エキス、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、(C12-20)アルキルグルコシド、BG、炭酸ジカプリリル、カプリリルメチコン、水 |
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定期購入ではありません!
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■ アテニア スキンクリアクレンズ : コスパと香りで選ぶなら
アテニアはコスパ最強クレンジング。大容量で2,000円以下とお手頃ながら、品質は非常に高水準です。。
この製品の洗浄ベースは植物由来のエステル系オイルで、グルーへの影響も低く、マツエクにも安心して使える処方です。
ポイントメイクもしっかり落とせるうえに、くすみ対策成分(ロックローズオイルなど)も配合されているので、肌の透明感ケアまで期待できます。
「これ、2,000円以下でいいの?」と思うレベルで、成分バランスも良く、リピート率が高いのも納得ですね。
「毎日使うものだからコスパ重視」そんな方には、アテニアがおすすめです!
アテニア スキンクリアクレンズオイル |
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エチルヘキサン酸セチル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ジカプリン酸ポリグリセリル-6、グリセリン、ジカプリリルエーテル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、メチルグルセス-10、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ククイナッツ油、ホホバ種子油、アッケシソウエキス、シスツスモンスペリエンシスエキス、ヘリクリスムイタリクムエキス、プルケネチアボルビリス種子油、メドウフォーム油、アルガニアスピノサ核油、ツボクサエキス、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジグリセリン、イソステアリン酸PEG-20ソルビタン、水、ステアリン酸イヌリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ヒマワリ種子油、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、トコフェロール、フェノキシエタノール |
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定期購入ではありません!
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■ ファンケル マイルドクレンジング : 敏感肌でも安心な無添加設計
ファンケルのマイルドクレンジングは、無添加主義のパイオニアとして、長年多くのファンを持つ名品です。
防腐剤・香料・着色料・石油系界面活性剤すべて不使用という徹底した無添加処方で、敏感肌の方やアレルギー体質の方でも安心して使えるのが最大の魅力。
洗浄力はしっかりありながら、肌に必要な潤いはきちんと守ってくれる設計。特に、目元の皮膚が薄い方には、乾燥やつっぱりを感じにくいこの使用感は非常におすすめです。
マツエクとの相性もよく、クチコミでも「マツエクが取れにくい」と高評価。ベタつかず、水切れも良いので使いやすさも抜群です。
まさに、“やさしさに全振り”した処方なので、「肌が弱い」「目元が荒れやすい」という方には、まず最初に試していただきたい一本です。
成分構成を見ても、リスクを極限まで下げたシンプル処方。
個人的にもファンケルの処方設計には、かなりの信頼を置いています。
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エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、グリセリン、トリデカン、ジカプリリルエーテル、メドウフォーム油、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジグリセリン、ホップエキス、チャ葉エキス、オニイチゴ根エキス、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ヒマワリ種子油、BG、ペンチレングリコール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、PPG-2アルギニン、ステアリン酸イヌリン、水、トコフェロール、乳酸 |
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それぞれのおすすめポイント比較表
ここでは、紹介した3つのマツエク対応クレンジングを成分・洗浄力・コスパ・肌へのやさしさの観点から徹底比較します。
迷っている方は、この表を見れば「自分に合うのはどれか」が一目で分かります!
■ 成分・洗浄力・マツエクへの影響まとめ表
商品名 | 洗浄力 | 成分のやさしさ | マツエクへの影響 |
---|---|---|---|
オルビス ザ クレンジングオイル | ◎(強め) | ◎(低刺激処方) | ◎(非常に安定) |
アテニア スキンクリアクレンズ | ◎(しっかり落ちる) | ◯(やや刺激あり) | ◎(非常に安定) |
ファンケル マイルドクレンジング | ◯(ややマイルド) | ◎(完全無添加) | ◎(非常に安定) |
どの製品もマツエクには対応していますが、洗浄力とやさしさのバランスに違いがあります。
選ぶときは「肌質」と「メイクの濃さ」を基準にすると失敗しません。
■ 使用感・コスパ・肌タイプ別のおすすめ早見表
商品名 | 使用感 | コスパ | 香りのバリエーション | おすすめ肌タイプ |
---|---|---|---|---|
オルビス | なじみが早く軽い | ◯ | ×(無香料) | 普通肌~脂性肌 |
アテニア | とろみがあってなめらか | ◎(コスパ最強) | ◎ | 乾燥肌・くすみが気になる人 |
ファンケル | やさしく軽やか | ◯ | ×(無香料) | 敏感肌・アレルギー体質 |
続けられるかどうかは「使用感」と「香りの好み」次第。
無理なく続けられる製品を選ぶことが、マツエクを長持ちさせるコツです。
■ あなたに合うのはどれ?タイプ別ナビゲーション
- ✅ 迷ったら ⇒ オルビス ザ クレンジングオイル
- ✅ コスパ&香り重視なら ⇒
アテニア スキンクリアクレンズオイル
- ✅ 敏感肌・無添加志向なら ⇒ ファンケル マイルドクレンジングオイル
どれを選んでも大きな失敗はありませんが、自分に合った一本を選ぶことが、マツエクを長持ちさせる近道です。
「これだ!」と思える製品に出会えると、毎日のクレンジングがぐっと楽しくなりますよ。
まとめ:本当にマツエクを守るなら“オイルクレンジング”一択!
いかがだったでしょうか?
ここまで解説してきたように、「マツエクOK=ジェルが安心」というのは大きな誤解です。
ジェルタイプは洗浄力が弱く、結果的にゴシゴシこすってしまい、マツエクに大きなダメージを与えてしまいます。
一方で、近年のオイルクレンジングは処方技術が進化し、摩擦レスでスルッと落ちるのに、グルーへの影響もほとんどないものが主流になっています。
つまり、本当にマツエクを長持ちさせたいならオイルこそが最適解なのです。
今回ご紹介した3つのクレンジングをおさらいしましょう。
- ✅ 迷ったら ⇒ オルビス ザ クレンジングオイル
- ✅ コスパ&香り重視なら ⇒
アテニア スキンクリアクレンズオイル
- ✅ 敏感肌・無添加志向なら ⇒ ファンケル マイルドクレンジングオイル
「肌質」や「メイクの濃さ」「香りの好み」に合わせて、自分に合う一本を選ぶことがポイントです。
それが、マツエクを長持ちさせ、毎日のクレンジングを心地よいものに変えてくれるのです。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません