現在もコスメ市場では『オールインワンジェル』が人気です。
私は大手化粧品会社の研究開発員でしたから、1品で済ます「オールインワン」よりも、「シリーズ使い」を推奨しています。
しかし、「シリーズ使い」以上に、「オールインワン」をおすすめする『時期』があります。
それが『夏』。
今回は、化粧品開発者の私が、夏こそオールインワンジェルを使うべき理由をご説明します。
夏こそ「オールインワンジェル」!
少し前のデータになりますが、2016年のセルフ化粧品市場は、対前年比『98.5%』と、鈍化傾向に歯止めが掛かりません。化粧水や乳液、美容液など、多くのアイテムが売り上げを下げる中、『オールインワン』のみが、対前年比『113%』の伸びを見せて、堅調に推移しています。
これはユーザーの『時短ニーズ』を見事にとらえた結果でしょう。
しかし、私は大手化粧品会社の研究員でしたから、オールインワンよりもシリーズ使いを推奨しています。
何故なら、いくらオールインワンといっても、化粧水・乳液・クリームなどの機能を十分に補うことは困難だと考えているからです。
メーカー側が「オールインワン、洗顔後はこれ1本」と言いながらも、実際ご使用中のユーザーは、少なからず、「本当に1本で問題ないのか?」と『不安・疑問』に思っているはずです。
結論から言えば、『1本では不十分』だからこそ、私はシリーズ使いを推奨していますが、例えば、「健常肌」の方や「脂性肌」の方であれば、オールインワンで十分ですが、「乾燥の時期」や「乾燥肌」の方はシリーズ使いをすべき。
このように、『肌質』や『時期』によってオールインワンジェルを使い分けるのが理想でしょう。
特に『夏』は、シリーズ使いが逆に、肌にとって悪影響になる可能性があり、『夏こそオールインワン』と私は考えています。
何故なら、夏は汗や皮脂量が多く、人にとっては過酷な環境ではありますが、肌にとっては最高な環境です。
汗や皮脂が多い夏の時期は、水分量や弾力、キメなどの『肌状態』が、一年で最も良いです。
我々化粧品開発者は、新商品開発の終盤、新商品の肌への効果を確認するために、人を対象とした『有効性試験』を実施します。
1ヶ月~3ヶ月間、対象者に使用して頂き、使用前後の水分量や肌弾力、肌色、バリア能などを測定し、新商品を使い続けることで肌状態がどれだけ改善されたかを確認します。
この『有効性試験』は、夏の時期を避けるのが一般的です。
何故なら、先ほども申し上げたように、夏の時期は肌状態が最高に良いですから、効果を得ることが困難ですし、仮に良い結果が得られても、新商品の影響か時期的な要因かが分からないからです。
ですから、肌状態が最高に良い『夏』の時期に、シリーズ使いのような『しっかりケア』が必要でしょうか?
勿論、乾燥肌や敏感肌の方の中には、夏の時期であっても、シリーズ使いの「しっかりケア」が必要な方はいらっしゃると思いますが、大きな肌トラブルを抱えていないユーザーにとって、肌状態が最高に良い夏の時期の「しっかりケア」は必要ありません。
夏の時期の「しっかりケア」は、ニキビを助長するなど、場合によっては肌に悪影響を及ぼす可能性すらあります。
化粧品会社のシリーズ品を見ても、サマー品はクリームを無くすなど、夏の時期の肌状態を考慮したアイテム設計にしているモノが多いです。
このような理由・背景から私は、夏の時期であれば、1本で済むオールインワンが最適であって、『夏こそオールインワン!』と考えています。
ただし、どんなオールインワンでもいいというわけではなく、『夏に最適なオールインワン』というモノが存在します。
夏に最適オールインワンジェル
メビウス製薬 :ホワイトニングリフトケアジェル(シミウス)
夏に最適と言えるオールインワンジェルとは?
答えは、『美白の医薬部外品』のオールインワンジェルです。
何のひねりもない、当たり前の答えかもしれませんが、案外、美白のオールインワン(医薬部外品)って少ないです。
勿論、今では美白ケアは冬も重要で、年中、美白ケアの必要性が叫ばれていますが、紫外線が強い夏の時期は、美白ケア必須である事は言うまでもありません。
そして、夏は肌状態が良いので、オールインワンジェル1本で十分ですが、オールインワン1品で済ませるなら、『質の高いケア』をすべきです。
『美白の医薬部外品』のオールインワンであれば『質の高いケア』が可能です。
最も有名な美白のオールインワン(医薬部外品)の一つが、メビウス製薬の「ホワイトニングリフトケアジェル」ではないでしょうか?
『シミウス』の愛称で親しまれています。
シミウスは、有効成分に『プラセンタエキス』を配合した『美白の医薬部外品』ですから、『質の高いケア』が可能であり、夏の時期に最適なオールインワンです。
「シミが薄くなる」を連想させる『シミウス』という言葉を浸透させた販売戦略は、見事としか言いようがありません。
シミウスは、1964年創刊の歴史を持つ医薬論文・医薬情報投稿誌『診療と新薬』にも掲載されており、『エビデンス』という点では、さすが『製薬』の名を冠した会社が開発した商品と言えます。
その実力は、シリーズ累計『1500万個』突破という実績が物語っています。
美白の医薬部外品という点に注目されがちですが、その他の配合成分を見ても、コラーゲンやヒアルロン酸だけでなく、シコンエキスやスギナエキス、セイヨウノコギリソウエキス、カモミラエキスなどを配合しており、スキンケアをよく理解しているエキスの選択法です。
効果にこだわり、しっかり作り込んだ商品だと思います。
オールインワンジェルは、複数の機能を1本に集約した多機能コスメです。『シミウス』も同様、様々なコスメの機能が集約されており、1品で『10役』の機能を持っています。
ですが、「シミウス」には『油』が配合されていません。油は、肌からの水分蒸散を抑制する重要な成分であり、『クリーム機能』を発揮するうえで必須成分です。
シミウスには油が配合されていませんから、『クリーム機能』に不安があるのでは?という声もあるようです。
しかし、夏使用であれば、そもそもクリーム機能を重視する必要はありませんし、シミウスは、発売から時間が経つにつれ、『臨床試験での効果実証データ』が充実してきており、それを見る限り、クリーム機能も充実した『1品10役』の確かな品質だと言えます。
また、シミウスは、『マッサージ機能』を重視しています。
何故なら、マッサージは、顔のコリがほぐれ、血行が良くなりますから、ハリ不足・くすみ・カサつきなどの『年齢肌悩みのケア』に非常に有効だからです。
しかし、クリーム状やジェル状のコスメの中には、マッサージし難いモノが多いです。マッサージを想定していませんから、当然と言えば当然です。
シミウスは、2層のジェルによって粘弾性をアップし、肌に良くなじむ『ダブルクリスタル製法』によって、マッサージに適したジェルにしています。
夏に最適な、美白のオールインワンジェル(医薬部外品)がシミウスです。
おわりに
いかがでしょうか?
肌状態が良い『夏』の時期であれば、『オールインワンジェル』で十分だと思います。
夏の時期の「シリーズ使い」は、場合によっては毛穴を塞ぐなどして、ニキビを助長する可能性があります。
オールインワン1品で済ませるのであれば、『美白の医薬部外品オールインワン』。
紫外線が強い夏の時期に最適ですし、何より、1品であっても『質の高いケア』が可能となるからです。
時短でありながら十分な効果を得られる美白のオールインワンは、非常に魅力的と言えるでしょう。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません