コスメの真実

プロが考える理想のBBクリームとは? BBクリームの真実 

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韓流ブームで、日本でも爆発的人気となった『韓国発コスメ』があります。

それが『BBクリーム』

一時のブームで終わると思いきや、今では定番アイテムとして、確固たる地位を確立いたしました。

今回は『BBクリームの真実』と題しまして、化粧品開発者の私が考える、理想的なBBクリームについてお話しするとともに、今注目のアイテムをご紹介します。

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BBクリームとは?

おすすめのBBクリーム

そもそもBBクリームとは、『Blemish Balm(ブレミッシュ バルム=傷を修復するための軟膏)』という意味で、医療用に開発されました。

その発祥は、韓国ではなく『ドイツ』です。

これに目を付けたのが、美容大国、韓国の女性たちです。そして、韓国の化粧品会社が、保湿などのスキンケア効果を付与させ、『オールインワンメイク料』として発展させました。

ちょうどそのころ、日本では韓流ブームで、ブームに乗って、日本へ上陸、爆発的なヒットとなって、今に至ります。

当時の私も、BBクリームの企画、開発に数多く携わりました。

実は、化粧品開発者にとって、BBクリームとは、『リキッドファンデーション』と全く同じ成分構成なんですね。リキファンのカバー力を少し落として、美容液よりに寄せたものがBBクリームです。

つまり、同じものが(リキッドファンデーション)、すでに以前から日本には存在していて、それが名を変え、ブームに乗り浸透したものがBBクリームです。

BBクリームにはどんな役割がある?

BBクリームはスキンケア発想の『オールインワンメイク料』です。

オールインワンというくらいですから、BBクリームには複数の役割があります。

『一品〇役』という表現、よく見かけると思います。

一概には言えませんが、配合成分面から分析すると、BBクリームには少なくとも、『美容液・化粧下地・日焼け止め・ファンデーション』の役割があります。

さらに配合成分を詳細に読み解くと、これらは、『美容液・化粧下地』『日焼け止め・ファンデーション』の2つのグループに分けることが出来ます。

以下が、とあるBBクリームの全成分です。赤字『美容液・化粧下地』のための成分、青字『日焼け止め・ファンデーション』としての成分です。


シクロペンタシロキサン酸化チタンジフェニルシロキシフェニルトリメチコントリエチルヘキサノインPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンペンチレングリコールBGジステアルジモニウムヘクトライトセチルPEG/PPG-10/1ジメチコンジメチコン水溶性コラーゲンアセチルヒアルロン酸Naシラン根エキスアルゲエキスシリカマイカキサンタンガムクロスポリマーヒドロキシエチルセルロース炭酸水素Na塩化Naラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマートリメチルシロキシケイ酸(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー合成フルオロフロゴパイトトリベヘニン(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマートコフェロールシリル化シリカ水酸化Alタルクステアリン酸ハイドロゲンジメチコンフェノキシエタノール酸化鉄


美容液・化粧下地

上記、赤字の成分となります。

油、エキス類(保湿成分)・増粘剤・抗酸化剤・防腐剤・高分子(機能性ポリマー)などになりますが、実はこれ、『スキンケアミルク(クリーム)』とほぼ同じ成分構成です。

油やエキス類により、「エモリエント」・「モイスチャー」といった『保湿機能』が発揮されます。これはまさに『美容液』ですね。

また、高分子(機能性ポリマー)により、その後のファンデーションの仕上がりや化粧モチを良くする『化粧下地』としての機能も発揮するわけです。

日焼け止め・ファンデーション

上記、青字の成分となります。

メインは酸化チタンや酸化鉄と言った『粉体』です。

酸化チタンは、紫外線を防止したり、肌色を作ったりします。まさに、『日焼け止め』『ファンデーション』の機能です。

酸化チタンだけでは肌色は出来ませんので、酸化鉄と組み合わせることで、様々な肌色を作ります(これを調色と言います)。

日焼け止め効果(SPF・PA)や、ファンデーションとしてのカバー力が高ければ高いほど、これら粉体の配合量は多くなります。

このように全成分を紐解くと、BBクリームは『スキンケアミルク+粉体』であり、これは先ほど述べたように、『リキッドファンデーション』と同じ成分構成です。

BBクリームを選ぶうえでの注意点

世の中には様々なBBクリームがあります。

数ある中から何を基準に選べばいいのでしょうか?

ここでは、BBクリームを選ぶうえでの『注意点』をご紹介します。

BBクリームは『万能型』が理想

BBクリームは『多機能オールインワンメイク料』です。1品の中に様々な機能が集約されています。

ですから、ある機能の『特化型』ではなく、全ての機能がバランスよく散りばめられた『万能型』が私は理想と考えます。

具体的には、BBクリームの様々な機能の中で、化粧品メーカーは特に、『日焼け止め機能』に力を入れがちです。「SPF 50+ PA++++」のように、紫外線防止のスペックをあげよう、あげようとします。

何故なら、SPF・PAというのは、メーカーや商品は異なれど、『同じ方法で測定した結果』を示しています。

このような方法で測定しなさい、と決められているのです。

メーカーが異なっても同じ方法で測定していますから、SPF・PAに関しては、同列に比較することが出来るのです。

ですから化粧品メーカーは、少しでも他社の上をいこうと、高SPF・高PA商品を開発しがちです。

紫外線防御機能が高い事は悪いことではありません。しかしそのためには、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤を高配合する必要があります。

特に、紫外線散乱剤は『粉体』ですから、高配合によって紫外線防御機能は高められますが、『乾燥感』が増します。

これはつまり、美容液としての機能を損なうと言っても過言ではありません。

多機能オールインワンメイク料であるBBクリームには、紫外線防御機能だけではなく、美容液としての機能も求められますから、私は、SPF 50+ PA++++の最高スペックの『紫外線防御機能 特化型』よりも、美容液機能を重視しながら、SPF 30 PA+++レベルの『万能型』を理想と考えます。

屋外での長時間の活動をされる際は、SPF 50+ PA++++の最高スペックの『日焼け止め』を併用すればいいだけの話です。

BBクリームで重要な事は、ある機能に特化するのではなく、複数の機能をバランスよく備えた『万能型』であるという事です。

一品○役は100%信用してはダメ

多機能オールインワンメイク料であるBBクリームには、下地、日焼け止め、乳液等、様々な機能が1品に集約されています。

ですからメーカーによっては、1品10役のように、『数の多さ』をアピールするケースがあります。

勿論、BBクリームには、下地、日焼け止め、乳液、クリーム機能はあると思いますが、さすがに1品10役のような機能数があるとは思えません。

しかも、この○役には、明確なルールがあるわけではなく、メーカーの言ったもの勝ちです。

つまり、例えばメーカーが、1品10役と言ってしまえば、ユーザーが満足できるレベルの機能がなくても成立してしまうのです。

ですから、メーカーが示す機能数を100%信用するのではなく、あくまで参考程度にするのが良いと思います。

注目のBBクリーム

化粧品開発者の私が考えるBBクリームの理想は、先ほども述べたように、ある一つの機能を強化させた『特化型』ではなく、様々な機能のバランスを考えた『万能型』です。

特にBBクリームでは、高い紫外線防御機能を持たせようとすると、『美容液機能』を損なう恐れがあります。

ですから、BBクリームにおける紫外線防御効果は、『SPF 25~30 PA+++』で十分だと考えています。

今私が注目しているBBクリームは、資生堂の『HAKU 薬用美白美容液ファンデ』です。

本品はBBクリームではなく、リキッドファンデーションに分類されますが、先程も申し上げたように、BBクリームとリキッドファンデーションは、アイテムカテゴリー名が違うだけで処方的にはほぼ同じです。

さらに、資生堂HAKUの品質が素晴らしすぎて、私自身、これ以上のBBクリームを見つけられていないというのも、注目理由です。

以下が資生堂HAKU 薬用美白美容液ファンデの特長です。

バランスの取れた紫外線カットスペック

資生堂HAKUの紫外線カットスペックは、『SPF 30 PA+++』です。

このスペックは、バランスが良く、美容液機能にも影響を与えにくいですから、BBクリームのような多機能メイクには最適と言えるでしょう。

つまり『万能型』という事です。

資生堂HAKUの紫外線スペック『SPF 30 PA+++』にはもう一つ、評価すべき点があります。

それは、SPF値に対して、PA値が十分であるという事

世の中には、同じSPF 30でも、『PA++』というスペックのBBクリームも存在します。

これらは、美容液機能を損なわないという点では、資生堂HAKU 同様のバランスの良さと言えますが、一方で、『バランスが悪い』とも言えるのです。

一見、十分なスペックに見えますが、SPF値に比べPAが低すぎます

SPF30であれば、日常生活をするうえで十分と言えます。このスペックのBBクリームを使用しているユーザーは、十分な紫外線対策をしていると思って日常生活を送りますから、ある程度強い紫外線を浴びることになるでしょう。

この、ある程度強い紫外線の中には、UV-Bだけでなく、当然、UV-Aも存在します。SPF30ですから、UV-Bの防御は十分ですが、PA++では、UV-Aの防御が十分とは言えません

つまり、UV-Bカット(SPF)」と「UV-Aカット(PA)」のバランスが悪いのです。

以前は、「SPF30 PA++」や「SPF50 PA++」といったバランスが悪い紫外線防御アイテムが多かったです。どのメーカーも、数字で表されるSPFUV-Bカット)にばかり力を入れて、PAUV-Aカット)を軽視していました。

UV-AUV-Bに比べ、エネルギーは低いものの、肌の奥、真皮まで到達し、しわ・たるみ・皮膚ガンなどの深刻なトラブルを引き起こす可能性がありますから、ヨーロッパを中心に、UV-Aカットの重要性』が叫ばれてきました。

そこでヨーロッパでは、1/3ルール』を導入しました。これは、PFA値(PA)はSPF値の1/3以上あるべきというルールで、これをクリアした商品には、十分なUV-Aカット効果があることを意味するUV-Aマーク』が与えられました。

ヨーロッパは進んでいます。紫外線によるユーザーの健康被害を真っ先に考え、UV-Aカットの重要性を訴え続けたことは大変すばらしい事です。

UV-Aカットという点では、日本はかなり遅れていましたが、PAの最大効果が「+++」から『++++』に引き上げられました。

これは、ヨーロッパの「1/3ルール」を強く意識しており、UV-BカットとUV-Aカットのバランスの重要性を、日本が再認識した結果です。

SPF30 PA++」では、「1/3ルール」をクリアしません。クリアするためにはPA+++以上』が必要です。

ヨーロッパの考え方に照らし合わせれば、「SPF30 PA++」では『不十分』

資生堂HAKUは、「SPF30 PA+++」ですから、1/3ルール」をクリアしています
※厳密に言えば、「1/3ルールをクリアしている可能性が非常に高い」です

さすが資生堂は、BBクリームとしての『万能性』を重視しながらも、「1/3ルール」や「UV-Aカットの重要性」を認識し、ユーザー視点で考えた、UV-BUV-Aカットのバランスを考慮した設計と言えます。

優れた美白美容液機能

資生堂HAKUでは、『Care-Hybrid ファンデーション』(ケアハイブリッド)と呼んでいます。これは、素肌まで綺麗にする『スキンケア効果』と美しい仕上がり(『メイク効果』)を実現させた、資生堂独自のファンデーションという意味です。

この商品はHAKUブランドです。HAKUと言えば、『美白市場NO.1ブランド』ですから、当然この商品にも『美白機能』が備わっています。

資生堂HAKUは、美白機能を有する医薬部外品のリキッドファンデーションです。

美白の有効成分は、『4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)』です。

この成分は『資生堂の独自成分』。つまりこの商品品質は、資生堂でなければ実現不可能であり、そのような意味で、唯一無二の美白美容液ファンデと言えるでしょう。

世の中には、スキンケア効果を宣伝するBBクリームやリキッドファンデーションはたくさん存在しますが、資生堂 HAKUほど、科学的根拠に裏付けされたスキンケア効果を持つファンデは存在しないと思います。

おわりに

いかがでしょうか?

BBクリームは、様々な機能を1つにまとめた『多機能アイテム』です。

多機能アイテムにとって一番重要なことは、日焼け止めなど、ある一つの機能に特化するのではなく、全ての機能を一定レベル以上達成する『バランス』です。

『資生堂HAKU 薬用美白美容液ファンデ』は、見事な機能バランスで、『万能型』と言えるでしょう。

日本NO.1化粧品会社である資生堂の、美白市場NO.1ブランドHAKUの名に恥じない素晴らしい商品設計だと思います。

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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