化粧品開発者の私cosmedeinが、コスメNewsをお届けします。
日本初承認 シワ改善医薬部外品「ポーラ リンクルショット メディカル セラム」の販売価格が、昨日(2018年1月1日)より、改定されました。
これまでは、15,000円(税抜き)でしたが、この価格改定により『13,500円(税抜き)』に値下げされます。
詳細は、以下引用先(公式HP)をご覧ください。
ポーラ・オルビスグループの株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、社長:横手喜一)は、発売1 周年となる2018年1月1日より、「ポーラ リンクルショット メディカル セラム(以下 本商品)」の価格改定を実施し、新価格13,500円(税抜)にて販売します。
引用: リンクルショット メディカル セラム価格改定のお知らせ | ニュース | 企業情報 | ポーラ公式 エイジングケアと美白・化粧品
リンクルショット メディカル セラム
昨日、新聞一面に、今回の価格改定に関する広告が入っていました。それによると、今回、価格改定に至った経緯は、リンクルショットが想像以上に売れたため、生産効率が飛躍的に向上し、コスト低減を果たすことが出来たためです。
さらに、シワ改善という新しい価値を、もっと身近にして、より多くのユーザーに使ってもらいたいという想いもあるようです。
商品が売れれば『コストダウン可能(値下げ)』というのは事実です。
今回のリンクルショットの場合、全成分表示と処方特徴から察すると、ポーラ独自のシワ改善有効成分 「ニールワン」以外の配合成分は、珍しいものではなく、一般的な成分です。
ですから、商品は売れ、「ニールワン」の使用量が増えたため、「ニールワン」の原料価格が下がったと考えるのが妥当ではないでしょうか?
ポーラが原料合成をしているとは聞いたことがないので、おそらく「ニールワン」は、原料メーカーに合成依頼(製造以来)しているはずです。
化粧品でも原料でも、当然、自社で製造するより、他メーカーに製造依頼した方がコストは上がりますから、この部分が下がれば、かなりのコストダウンが期待出来ます。
この商品の製造上の課題はそれほどないと思うので、製造効率が上がったというより、「ニールワン」の使用量増により原料価格が下がったため、その分をユーザーに還元するという意味での価格改定ではないでしょうか?
何故、シワに効く?
では、何故、「ポーラ リンクルショット メディカル セラム」はシワに効くのでしょうか?
シワは、紫外線や乾燥、表情による折れ曲がりなどの外部刺激による『微弱な炎症』が繰り返されることによって出来ます。しかし、何故、微弱な炎症がシワにつながるのかは明らかにされていませんでした。
ポーラは、キズなどの部位に集まる『好中球』が放出する『好中球エラスターゼ』がシワの原因の一つであると、世界で初めて発見しました。好中球エラスターゼは、タンパク質の分解力が高く、お肌のハリや弾力のために必要な『コラーゲン』や『エラスチン』などの、真皮成分を分解してしまいます。
ポーラが開発したシワ有効成分『ニールワン』は、好中球エラスターゼがコラーゲンやエラスチンなどの真皮成分を分解する前に、好中球エラスターゼに働きかけ、真皮成分の分解を抑制します。
以上が「リンクルショット メディカル セラム」がシワに効くメカニズムですが、このメカニズムだと、「ニールワン」を『真皮』まで届ける必要があります。そこでポーラは、水を全く使わない『ニールワン真皮浸透処方』を開発しました。
「ニールワン」は水分と非常に馴染みの良い成分です。あえて、水を全く使わない処方に「ニールワン」を配合することで、肌につけた際、肌内部の水分によって、角質層よりもさらに奥、『真皮』まで浸透します(引っ張られる)。
シワ有効成分『ニールワン』と『真皮浸透処方』によって、効果的にシワを改善する、これが「ポーラ リンクルショット メディカル セラム」です。
「ニールワン」以外のシワ改善有効成分には、資生堂が日本で初めてシワ改善の効果効能を見出した、『レチノール』があります。こちらは、『表皮』にアプローチするため、『真皮』にアプローチするポーラの「ニールワン」とはメカニズムが違います。
ポーラと資生堂のシワ改善化粧品(医薬部外品)は、2017年に起こった、『化粧品業界最大の快挙』です。化粧品の歴史に残る出来事と言っても過言ではありません。
詳細は、以下記事をご覧ください。
<ポーラ VS 資生堂 シワ領域対決>
<ポーラ・資生堂 どちらが日本初?>
<ポーラ VS 資生堂のシワ対決に新展開>