BBクリーム コスメの疑問&誤解

「コラリッチBBクリーム」は危険!? プロが選ぶおすすめのBBクリームは?

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コラーゲンに特化したオールインワンジェルで有名な『コラリッチ』

オールインワンジェルのカテゴリーでは、「パーフェクトワン」と並んで名前が出る程、有名になりました。

カリスマ美容家 IKKOさんを起用した販売戦略はすごいですが、『コラーゲンの美肌に対する考え方』が私と違うので、個人的には、あまり好きなコスメではありませんし、おすすめしていません。

詳細は以下記事をご覧ください。

そのコラリッチから『BBクリーム』が発売されています。テレビCMも放映中ですから、ご存知の方も多いと思います。

しかしこの商品、はっきり言って『危険』です。品質がどうとか、価格がどうとか以前の問題です。コスメのことを全く分かっていません

今回は、コラリッチBBクリームの『問題点』を明らかにし、『BBクリームのあるべき姿』について述べたいと思います。

コラリッチBBクリームの大きな問題点

肌悩みをカバーしながらスキンケアする「オールインワンファンデーション」、それが『コラリッチ BBクリーム』です。

商品ページを見ると、「美容液成分約75%配合」とか、「トリプルブライトニングシステム(ファンデーション効果)」、「SPF 30 PA ++(紫外線防御効果)」など、様々な特長が記載されています。

正直、プロの目から見れば、特筆すべき特長・技術ではなく、むしろ、ユーザーにとって不利益になるであろう『大きな問題点が2つ』存在します。

それが、『10時間の化粧持ち』『紫外線カット機能』です。

これは、「本当にコスメのことを理解しているの?」と疑問に思うほどダメな点です。

詳細をご説明します。

 

問題点① 10時間の化粧持ち

「コラリッチBBクリーム」は、大々的に『10時間の化粧持ち』と宣伝しています。

具体的な『数字』を出し、しかもそれが『10時間』ですから、インパクト絶大です。

「10時間持つ」ということは、朝、BBクリームを使えば、夕方帰るまで、『化粧直しが必要ない』ということですから、この化粧持ちの高さを購買理由にしたユーザーも多いのではないでしょうか?

しかし、よく考えてみてください。

この商品はBBクリームですから、ファンデーションだけでなく、『日焼け止めの機能』も有していることを忘れてはいけません。

日焼け止め化粧品にとって一番重要なことをご説明します。

これを知らずに「コラリッチBBクリーム」を使ったら『日焼け』してしまいます!

日焼け止め商品には、紫外線防御指数と言われる『SPF, PA』が表示されていますが、どのように測定されているかご存知でしょうか?

SPF, PAは、実際に人の背中に『1cm×1cmあたり2mg(規定量)』塗布して、紫外線を照射して測定しています。

ポイントは、この『2mg』という『規定量』です。この規定量、実際にユーザーが日焼け止めを塗る量と比べて『かなり多い』です。

ですから、実使用において『表示SPF, PAほどの効果を得られていない』というのが、日焼け止めの真実です。当然ですね。SPF, PA測定時と比べて塗る量が少ないんですから

そこで業界団体は、実使用においても、表示SPF, PAに近い効果を得てもらうために、「①たっぷりの量を塗る」「②こまめに塗りなおす」、この2点が重要であり、「これらをしっかりユーザーに伝えなさい!」と、化粧品メーカーに指示を出しました。

ですから、今の日焼け止めコスメには、「最大限の紫外線防御効果を得るために、たっぷりの量をこまめに塗り直してください」的な注意文が必ず表示されています。

「たっぷりの量を塗る」が大切なのはお分かりですね?前述したとおり、実使用において、『規定量』に近づけさせるためです。

そして、「こまめに塗り直す」ことが重要なのは、仮にたっぷりな量が塗れなくても、塗り直すという『回数でカバー』という意味もありますが、一番は、日焼け止め効果の『持続性』です。

紫外線吸収剤は、光(紫外線)によって分解します。分解した紫外線吸収剤に紫外線をカットする能力はありません。また、大量の汗をかいたり、無意識のうちに顔を触ったり、何かの拍子にタオルなどが顔に触れたりと、日焼け止めは『汗』『物理的力』によって必ず落ちます。

ですから、『紫外線防御効果の持続』のために、こまめに塗り直すことが重要です。

以上のように、日焼け止めやSPF, PA表示アイテムにとって、『たっぷりの量をこまめに塗り直すこと』は一番重要であり、化粧品メーカーの責任において、ユーザーに正しい使用方法を伝え、「日焼け止めを使ったのに焼けてしまった!」という事態からユーザーを守る必要があります。これは、化粧品メーカーの『責務』であり『義務』です。

では、「コラリッチBBクリーム」はどうか?

日焼け止め機能があるにも関わらず、日焼け止めには「こまめに塗り直すことが重要」にも関わらず、『10時間化粧持ち』と、大きく宣伝しています。しかも、外部機関まで使って試験してます。

本質を全く理解していません。化粧品素人のやることです。

ユーザーの不利益にならないよう(今回のケースでは、紫外線対策しているのに日焼けしてしまった!)、ユーザーに正しい使用法を伝えるべきメーカーが、逆行するような宣伝を、しかも、でかでかと、さらに、外部機関まで使ってやるとは、信じられません。

「10時間化粧持ち」とあれだけ大きく宣伝して、10時間もの間、崩れず、化粧直しの必要がないと期待して購入したユーザーが、万一、化粧直しをしなかったことが原因で日焼けしたら、どう責任をとるのでしょうか?

実際には、「10時間化粧持ち(シミ・赤み)」と、カッコ内に『シミ・赤み』と記載されていますから、「化粧持ちはSPF, PAのことではない!」と主張することも出来ますが、幼稚な言い訳です。

「売れればどんな宣伝文句を使っても構わない」・「ユーザーのことより自社の利益」という考えなのでしょうか?

おそらく、日焼け止めのことを知らないのでしょう

ここが、『化粧品メーカー』と、『他から化粧品業界に参入したメーカー』との違いですね。

ちゃんと業界活動に参加して、情報をとってもらいたいですね。

化粧品を扱う会社としてのレベルが、商品から伝わってきます。

コラリッチBBクリームの販売元である『キューサイ株式会社』は、青汁分野で秀でていても、化粧品分野ではまだまだというところでしょうか。

 

問題点② 紫外線カット機能

コラリッチBBクリームの紫外線カットスペックは『SPF30, PA++』です。

一見、十分なスペックに見えますが、これはコスメのことを全く理解していない設計です。

SPF値に比べPAが低すぎます。

SPF30であれば、PAは『+++以上』必要です。理由は以下です。

SPF30は日常生活をするうえで十分と言えます。コラリッチを塗布したユーザーは、十分な紫外線対策をしていると思って日常生活を送りますから、ある程度強い紫外線を浴びることになるでしょう。

この、ある程度強い紫外線の中には、『UV-B』『UV-A』があります。SPF30ですから、UV-Bのカットは十分ですが、PA++では、UV-Aのカットが十分とは言えません。

つまり、「UV-Bカット(SPF)」と「UV-Aカット(PA)」のバランスが悪いのです。

以前は、「SPF30, PA++」や「SPF50, PA++」といった、バランスが悪い紫外線カットアイテムが多かったです。どのメーカーも、数字で表されるSPF(UV-Bカット)にばかり力を入れて、PA(UV-Aカット)を軽視していました

UV-AはUV-Bに比べ、エネルギーは低いものの、肌の奥、真皮まで到達し、しわ・たるみ・皮膚ガンなどの深刻なトラブルを引き起こす可能性がありますから、ヨーロッパを中心に、『UV-Aカットの重要性』が叫ばれてきました。

そこでヨーロッパでは、『1/3ルール』を導入しました。これは、PFA値(PA)はSPF値の1/3以上あるべきというルールで、これをクリアした商品には、十分なUV-Aカット効果があることを意味する『UV-Aマーク』が与えられました。

ヨーロッパは進んでいます。紫外線によるユーザーの健康被害を真っ先に考え、UV-Aカットの重要性を訴え続けたことは大変すばらしい事です。

UV-Aカットという点では、日本はかなり遅れていましたが、PAの最大効果が「+++」から『++++』に引き上げられました。

これは、ヨーロッパの「1/3ルール」を強く意識しており、「UV-BカットとUV-Aカットのバランスの重要性」を、日本が再認識した結果です。

コラリッチの「SPF30, PA++」では、「1/3ルール」をクリアしません。クリアするためには『PA+++以上(PFA値10以上)』が必要です。

ヨーロッパの考え方に照らし合わせれば、コラリッチの紫外線防御スペックは『不十分』ですし、日本もUV-Aカットの重要性を再認識した現在、コラリッチの紫外線カット機能は『不合格』と言わざる得ません。

「1/3ルール」や「UV-Aカットの重要性」を認識しているメーカーは、ユーザー視点で考え、UV-BカットとUV-Aカットのバランスを考慮した設計にしています。

コラリッチは「1/3ルール」や「UV-Aカットの重要性」をご存知ないのでしょうか

化粧品開発者であれば、これらは常識ですし、UV-Bカットばかりに目を奪われUV-Aカットを軽視するような商品は開発しません。

 

圧倒的おすすめは「資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」

どうせ選ぶのであれば、『化粧品会社のBBクリーム』を選んでみてはいかがでしょうか?

圧倒的おすすめは、『資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ』です。

「資生堂」とコラリッチの「キューサイ」では、化粧品会社としてのレベルに雲泥の差があります。資生堂は、誰もが認める日本NO.1の化粧品会社であり、日本が世界に誇る化粧品会社でもあります。

そもそも、BBクリームとリキッドファンデーションは、処方的には全く同一です。カテゴリー名が違うだけです。

ですから、BBクリーム(コラリッチ含む)を選ぶのであれば、圧倒的に『資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ』をおすすめします。

この商品は、NO.1美白ブランドのHAKUですから、ただのリキファンではなく、『美白機能』を持っています。

『Care-Hybrid ファンデーション』(ケアハイブリッド)の名が示すように、素肌まで綺麗にする『スキンケア効果』と美しい仕上がり(『メイク効果』)を実現させた、資生堂独自のファンデーションです。

美白の有効成分には『4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)』を配合しています。

この成分は『資生堂の独自成分』です。つまりこの商品品質は、資生堂でなければ実現不可能であり、そのような意味で、唯一無二の美白美容液ファンデと言えるでしょう。

世の中には、スキンケア効果を宣伝するBBクリームやリキッドファンデーションはたくさん存在しますが、資生堂 HAKUほど、科学的根拠に裏付けされたスキンケア効果を持つファンデは存在しないと思います。

ですから私は、この商品の発売を知った時、「ついにHAKUからリキファンを発売したか!」「これは反則だ!」と率直に思いました。その位、『秀逸な一品』です。

また、『紫外線カットスペック』もさすが資生堂です。

本品は『SPF 30 PA+++』でバランスが良く、『UV-Aカットの重要性』もしっかり理解しています。さすが資生堂。コラリッチ(キューサイ)とは違います。

また、リキッドファンデーションに、「SPF 50+ PA++++」の最高スペックは必要ありません。

リキファンに最高スペック(紫外線カット)を付与しようとすると、『仕上がり』を犠牲にせざる得ないので、ファンデーションにとって一番重要な『仕上がり』を犠牲にしてまで、紫外線カットを優先する必要はありません。

生活紫外線を浴びる程度であれば、「SPF 30 PA+++」で十分。もし、長時間屋外で活動したり、スポーツする場合は、最高スペックの『日焼け止め』を併用して頂ければいいと思います。

日焼け止めスペックは、ご自身の今日一日の生活スタイルに合わせて決めてください。

以上のように、BBクリームを含むリキッドファンデーションの中で、化粧品開発者の私は、『資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ』が圧倒的NO.1だと思っています。

美白有効成分、紫外線カットスペック、仕上がり、カバー力、どれをとっても、他をよせつけない、『反則級の1品』です。

コラリッチでは足元にも及びません。是非おすすめです。

おわりに

いかがでしょうか?

あくまで私個人の見解ではありますが、「コラリッチ BBクリーム」は、技術・宣伝内容の点から全くおすすめ出来ません。むしろ、100%メーカーの宣伝内容を鵜呑みにすると危険です。

「資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ」は、さすが『資生堂』とあって、「コラリッチ(キューサイ)」とは、技術・宣伝、いずれも次元が違います

プロの目から見れば、「資生堂」と「コラリッチ(キューサイ)」の技術レベルには『雲泥の差』があります。

コスメ選びはユーザーの判断ですが、「コラリッチ BBクリーム」を選ぶのであれば、はるかに高い技術レベルにある『資生堂 HAKU 薬用 美白美容液ファンデ』をおすすめします。


※本記事は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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