メイク汚れを落とす必須アイテム、それが『クレンジング』です。
クレンジングには様々な『剤型タイプ』がありますが、皆様は何を基準にクレンジングをお選びでしょうか?
今回は化粧品開発者の私が、『肌タイプ別』に、今現在注目しているクレンジングをご紹介します。
クレンジング選びの注意点
クレンジングと一口に言っても、オイル・リキッド・クリームなど、様々な『剤型タイプ』があります。
「ブランド」・「口コミ」でクレンジングをお選びのユーザーは多いと思いますが、これらは、クレンジングを選ぶうえで重要な要素ではありますが、一番重要か?と言われればそうではありません。
特に「口コミ」は、メーカーの販売戦略的にも非常に重要ですし、コスメを選ぶユーザーにとっても大変有益と言えますが、時に『間違った情報』が発信されるのも事実です。
『間違った情報』によるクレンジング選びは、『重篤な肌トラブル』を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
例えば、「マツエクにはオイルクレンジングは使えない」・「マツエクにはオイルフリークレンジング」とお考えのマツエクユーザーも多いと思います。
しかし、これは『大きな間違い』です。詳細は以下記事をご覧ください。
上記の記事でも論じていますが、マツエクOKと大きく宣伝しているクレンジングは、『クレンジング力が劣る』という事です。
マツエクをしているユーザーは、美意識が高く、どちらかと言えば「しっかりメイク派」の方が多いでしょう。
「しっかりメイク派」の方が、クレンジング力が劣るモノで日常的にクレンジングし続けることは、大変危険です。
ですからクレンジングは、「ブランド」や「口コミ」、「世の間違った情報」で選ぶのではなく、ユーザーの『メイクスタイル』・『肌質』で選ぶべきです。
次項では、化粧品開発者の私が、『メイクスタイル』・『肌質』の側面から、今現在注目しているクレンジングをご紹介します。
【肌タイプ別】注目クレンジング
しっかりメイク派・健常肌
「しっかりメイクされる方」、及び、大きな肌トラブルがない「健康的な肌の方(健常肌)」であれば、『クレンジング力』が高いタイプを選ぶべきです。
クレンジング力が高いタイプはオイルクレンジングですが、私は、クリームタイプでありながらオイルクレンジング力並みの『高いクレンジング力』と、『肌への優しさ』を兼ね備えた、『高内相クリームクレンジング』をおすすめします。
高内相とは、別名『転相タイプ』とも言われ、メイク汚れを落とす『油(オイル)』が高配合されています。
先ほども申し上げたように高内相タイプは、「高いクレンジング力」と「肌への優しさ」を併せ持つため、私自身、『クレンジングの理想形』と考えています。
しかしその分、実現には『技術力』が必須であり、必然的に価格が『高価』になりがちです。
そんな中、コスパの良さで有名な『オルビス』から、高内相クリームクレンジングが発売されました。
それが、『オルビス オフクリーム』であり、しっかりメイク派・健常肌の方に最適なクレンジングです。
オルビスは化粧品大手ポーラのグループ会社です。技術力は圧倒的です。
しかも、高内相の実現には技術力が必須と言いましたが、その要となってるのが、『D相乳化』という特殊な乳化法です。実は、このD相乳化は、ポーラの研究員の方が開発した乳化法です。
ですから、ポーラは最もD相乳化を得意とするメーカーと言っても過言ではなく、このポーラの技術を展開して開発されたのが『オルビス オフクリーム』ですから、品質の高さに疑いの余地はありません。
パルミチン酸エチルヘキシルという『油』が最も多く配合されています。これは『極性油』と言われる油で、油には『極性油』と『無極性油』がありますが、一般的にメイク汚れは極性を持っていますから、極性油の方が良く落ちます。
また、『転相』もスムーズですから、クリームが透明になってオイル化し、メイクと油(オイル)が素早くなじみます。そして、すすぎの水で綺麗に『再乳化』されるため、嫌なべたつきが残らず、しっとりとした洗いあがりです。
見事な転相と再乳化ですから、抜群のクレンジング力を誇り、『ウォータープルーフ』にも対応しています。さらに、抜群のクレンジング力でありながらも、クリームクレンジングですから、『マツエクOK』でもあります。
ポーラの技術力によって、オイルクレンジングに引けを取らない抜群のクレンジング力を実現したのが、『オルビス オフクリーム』です。
しっかりメイク派・健常肌の方に最適なクレンジングと言えます。
薄付きメイク派・敏感肌・乾燥肌
「薄付きメイク派」、及び、「敏感肌・乾燥肌の方」は、肌刺激性を考慮して『リキッドクレンジング』が最適です。
私は、オイルクレンジングの肌刺激性を問題視しているわけではありませんが、それぞれのクレンジングに配合されているクレンジング成分(オイル, 界面活性剤, 多価アルコール)の配合量・安全性を考えた場合、リキッドクレンジングは肌刺激性の懸念は少ないと考えています。
ですから、肌が敏感で炎症しがちな「敏感肌・乾燥肌の方」であれば、『リキッドクレンジング』の方が安心してお使い頂けると思います。
また、「薄付きメイクの方」は、そもそも落とすべきメイク汚れが少ないという事ですから、クレンジング力にこだわる必要はなく、余計な負担を肌に与えないためにも、『リキッドクレンジング』を選ぶべきでしょう。
私が注目しているリキッドクレンジングは、今も昔も変わらず、『オルビス クレンジングリキッド』です。
『オルビスクレンジングリキッド』は、数あるリキッドクレンジングの中で、圧倒的優位だと私は思っていますし、世のリキッドクレンジングは全てオルビスの真似だと考えています。
『オイルフリー』を企業理念に掲げるオルビスは、オイルフリー技術に関しては超一流ですから、オイルフリークレンジング(リキッドクレンジング)は、オルビスが最も得意とする剤型の一つでしょう。
しかもオルビスは先ほども申し上げたように、『ポーラグループ』ですから、品質の高さに疑いの余地はありません。
おわりに
いかがでしょうか?
クレンジングは「ブランド」・「口コミ」のみで選ぶべきではありません。
「口コミ」の中には、間違った情報も多々含まれますから注意が必要です。
結果的に、オルビスに注目する事になってしまいましたが、私は決してオルビスの関係者ではありません。オルビス好きで、愛用者ではあります。
クレンジングは、ご自身の『メイクスタイル』、『肌悩み』、『肌質』でお選びください。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません