コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

プロはどちらを選ぶ? ポーラ VS アテニア 目もと用コスメ対決! 【コスメの名品対決!!】

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コスメには、コスメ史に名を残すであろう『名品』と呼ばれるモノが存在します。

明確な定義はありませんが、幅広いユーザー支持を、長く得続けているコスメを『名品』と言うのでしょう。

「ポーラ B.A アイゾーンクリーム」は、間違いなく『目もと用コスメの名品』です。

一方、「アテニア アイ エクストラ セラム」は、ポーラ B.Aほどの歴史は無くとも、これに匹敵する技術・品質の目もと用コスメであると私は考えています。

そこで今回は、『名品対決!!』と題しまして、化粧品開発者の私が、目もと用コスメの名品、『ポーラ B.A アイゾーンクリーム』『アテニア アイ エクストラ セラム』を徹底比較いたします。

 

1.ポーラ B.A VS アテニア

ポーラ B.A アイゾーンクリーム・アテニア アイ エクストラセラム・おすすめ

2012年、ポーラの最高級ブランド『B.A』から、目もと用が発売されました。

それが、『ポーラ B.A ザ アイクリーム』です。非常に高価格でありながら、長年に渡りユーザー支持を集め、今ではB.Aを象徴するアイテムにまで成長しています。

そんなB.A ザ アイクリームですが、2018年、満を持して『B.A アイゾーンクリーム』にリニューアルされました。目もと用コスメとしてのB.Aは、長年、多くのユーザーに愛され続けるコスメの名品と言えるでしょう。

一方、ファンケルのグループ会社であるアテニアは、歴史的にも価格的にもポーラ B.Aには遠く及びません。しかし、研究母体がファンケルという事もあり、ポーラ B.Aに引けを取らない素晴らしい技術・品質を実現しています。

私の中では長年、ポーラ B.Aが目もと用コスメのNO.1でしたが、この座を脅かすのが、『アテニア アイ エクストラ セラム』であると考えています。

次項では、両品を、化粧品開発者の私がプロの目で徹底比較いたします。

 

2.ポーラ B.A アイゾーンクリーム

・分類 / タイプ

化粧品 / 目もと用コスメ

 

・価格 / 容量

19,440円(税込み)/ 26g

 

・全成分

水、シクロペンタシロキサン、グリセリン、ジグリセリン、PEG-10ジメチコン、BG、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ワセリン、ジメチコン、水添ポリデセン、水添ポリイソブテン、ジステアルジモニウムヘクトライト、マルチトール、PEG-75、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、イガイグリコーゲン、マドンナリリー根エキス、チョウジエキス、マロニエエキス、アルニカエキス、ヘチマエキス、レンゲソウエキス、イザヨイバラエキス、マヨラナ葉エキス、アケビ茎エキス、クララ根エキス、ヨモギエキス、ゲットウ葉エキス、加水分解シルク、加水分解コンキオリン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、エチルヘキサン酸セチル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ステアリン酸スクロース、水添レシチン、エタノール、パルミチン酸スクロース、セタノール、ベヘニルアルコール、オレイン酸ポリグリセリル-2、カルボマー、トコフェロール、水酸化K、キサンタンガム、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

 

・特長

  • ポーラ最高級ブランドB.Aシリーズの一品
  • ポーラ独自の「アイコアフォーミング理論」
  • B.Aシリーズ共通保湿成分配合
  • マルチプルエマルションタイプで3段階に感触が変化

 

・総評

B.Aと言えば、ポーラを代表する、ポーラの最高級ブランドです。ブランディングが素晴らしく、さすが最高級と思わせる世界観・デザイン性で、世の人々の憧れのブランドの一つと言えます。

目もと用コスメで2万円近くしますから、購入出来る人は限られてしまうかもしれませんが、価格に見合った最高レベルの技術が搭載されています。

まず、ポーラ独自の『アイコアフォーミング理論』

ポーラは、顔の印象研究により、目もと・口もとは人に与える印象を左右する異なる役割を持つことを発見しました。そして、目もとの形状変化について研究を進めた結果、目もとのハリ・立体感の減衰は、目もとの筋肉が薄くなることによる形状変化が原因であることを見出しました。

さらに、加齢により、この筋肉を構成する主要たんぱく質が減少することも発見しています。

このように、目もとの構造に着目したのが、ポーラ独自の新理論、『アイコアフォーミング理論』です。

ポーラは、この独自のアイコアフォーミング理論を形にするため、オリジナル複合保湿成分、『CFエキス』を開発し配合しています。さらに、「BAコアリキッド」・「ゴールデンLP」・「YACエキス」・「EGクリアエキス」・「クジンエキスクリア」など、B.Aシリーズ共通成分も配合し、うるおいによるハリ感で、ふっくらと立体的な目もとに導きます。

乳液やクリームなどの乳化物には、「水中油(O/W)」や「油中水(W/O)」といった『剤型タイプ(型)』が存在しますが、今回のB.A アイゾーンクリームは、「O/W/O」という『マルチプルエマルジョン』で、非常に特殊な剤型タイプです。

マルチプルエマルジョンは、技術的ハードルが高く、簡単に実現できるモノではありません。さすが、日本が世界に誇るポーラの技術力と言ったところでしょうか。

また製造面でも大変な手間がかかります。技術力の高さと製造の手間を考えると、B.A アイゾーンクリームは高価格ではありますが、価格に見合った価値あるコスメと考えることが出来るでしょう。

今回のB.Aのマルチプルエマルションは、「O/W/O」という剤型タイプですから、『油⇒水⇒油』と3段階に感触変化していきます。

塗布初期は、濃密なコク感がありながら、塗布中期でみずみずしい感触に変化し、そして最後、ふっくらとしたハリ感と密着感を与えることが出来ます。この特徴的な感触は、マルチプルならではであり、通常の剤型タイプ(O/W or W/O)では味合うことは出来ません。

ポーラが誇る唯一無二の技術と言えるでしょう。

 

3.アテニア アイ エクストラ セラム

・分類 / タイプ

化粧品 / 目もと用コスメ

 

・価格 / 容量

3,291円(税込み) / 15g

 

・全成分

水、ジメチコン、BG、グリセリン、ジグリセリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、イソステアリン酸イソステアリル、スクワラン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、オレイン酸オレイル、DPG、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、ペンチレングリコール、シクロペンタシロキサン、PEG-10ジメチコン、コメ胚芽油、加水分解酵母、シトルリン、アロエベラ葉エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、コメヌカ油、加水分解オクラ種子エキス、キサントフィル、アンペロプシスグロセデンタタ葉エキス、ローズマリー葉油、ニオイテンジクアオイ油、オレンジ果皮油、サフラワー油、ダイズステロール、水添レシチン、PEG-75、デキストリン、エチルヘキシルグリセリン、キサンタンガム、ステアリン酸イヌリン、ジステアルジモニウムヘクトライト、トコフェロール、塩化Na、フェノキシエタノール

 

・特長

  • アテニア独自の「新発想」目もと用コスメ
  • 目もとの「ゴースト地帯化」
  • アテニア独自成分を配合
  • 抜群のコスパ(低価格&高品質コスメ)

 

・総評

これまで目もとは、「まばたきによる活動量の多さ」や「皮膚の薄さ」が、エイジング進行の原因とされてきました。

しかしアテニアは、「目もとは顔の中でも毛細血管が多い」ことに着目。加齢によって目もとの毛細血管の血流が低下し、酸素や栄養素が運ばれにくくなることで、ハリが失われると考えました。

これがアテニアが独自に提唱する『目もとのゴースト地帯化』です。

そして、このゴースト地帯化に対応するために、『独自成分』を開発しました。 それが『エネリブートGY』

エネリブートGYは、『コメ胚芽油』『酵母ペプチド』の複合物で、「コメ胚芽油」が全方位でハリをめぐらせ、「酵母ペプチド」がみずみずしくふっくらとした弾力を目もとに与えます。

目もとの血流に着目したという点で、アテニア アイ エクストラ セラムは『新発想の目もと用コスメ』と言えるでしょう。

通常の目もと用コスメは、保湿力をアップさせただけのモノが多いですが、新理論(新発想)を創出し、それに対応した独自成分を開発出来たのは、アテニアはファンケルのグループ会社であり、研究母体がファンケルだというところが大きいのではないでしょうか。

アテニアと言えば、『抜群のコスパ』です。

そもそもアテニアの企業理念が、「一流ブランドの品質を、1/3の価格で提供することに挑戦し続けます」ですから、コスパでアテニアに勝てるコスメは中々ありません。

一つ注意すべき点は、コスパが良いというのは、決して価格が安いという訳ではないという事。

コスパの良さには必ず、『品質・技術の高さ』が伴います。世の中には、100円コスメも存在しますが、これは、価格が安いだけであって、品質・技術が全く伴っていません。

お求めやすい価格でありながら、品質・技術が伴ったモノこそが『コスパの良いコスメ』であり、アテニアはその代表格です。

ですから私は、アテニアを論じる際、価格が安いではなく、『価格が低い』という表現を用いています。

『高技術・高品質』でありながら、驚きの『低価格』を実現しているアテニアは、多くのユーザー支持を集め、今最も勢いのある化粧品会社と言っても過言ではありません。

一般的に、目もと用コスメは高価格なものが多いですが、アテニアは、高技術・高品質でありながら低価格、目もと用でありながら『抜群のコスパ』ですから、私が最もおすすめするコスメの一つです。

 

4.ポーラ B.A VS アテニア おすすめは?

ポーラ B.A、アテニアとも、目もとの構造、目もとの血流に着目した『独自理論』を創出し、製品に展開しています。

どちらの理論も、これまでの目もと用コスメとは全く違いますから、理論面では双方とも大変素晴らしいです。

B.A アイゾーンクリームは、さすがB.Aの冠だけあって、世界観・デザイン性が素晴らしく、最高レベルの目もと用コスメと言えるでしょう。

コスメの価格は、そのコスメがユーザーに提供する『価値』で決まります。そのような意味で、B.A アイゾーンクリームは高価格ではありますが、それだけの価値あるコスメと言えるでしょう

しかし私はそれ以上に、アテニアの『コスパ』を評価しています。

価格が安いだけのコスメであれば、ポーラB.Aの足元にも及びません。しかしアテニアは、この価格帯でありながら、独自理論を創出し、これを具現化するための独自成分を開発、高い処方化技術で製品化しています

品質面・技術面だけを見れば、ポーラB.Aに引けを取らず、それでいて『低価格』を実現していますから、私は、ポーラB.Aを評価しながらも、『アテニア アイ エクストラ セラム』をおすすめします。

アテニア アイ エクストラ セラムの技術・品質面を考慮すると、この価格は驚異的です。

是非一度、お試しください。

 

5.おわりに

いかがでしょうか?

「ポーラ B.A アイゾーンクリーム」・「アテニア アイ エクストラセラム」とも、独自理論を搭載した高技術・高品質の目もと用コスメです。

どちらも目もと用コスメの代表格ではありますが、私は、驚くべきコスパを実現している『アテニア アイ エクストラセラム』をおすすめします。

ただし、ポーラ B.A アイゾーンクリームのマルチプルエマルジョン特有の感触は、他のコスメでは味合うことは出来ませんから、こちらもお試し頂ければと思います。



 


※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません