コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

「オイルクレンジング」は「リキッド」より肌に優しい!オイルクレンジングの真実

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「オイルクレンジングは界面活性剤量が多いからリキッドクレンジングより肌に悪い」

「オイルクレンジングは肌に必要な皮脂まで落とすからリキッドクレンジングより肌に悪い」

などなど、オイルクレンジングはリキッドに比べて肌に悪い(肌刺激性が高い)というのが、世の風潮ではないでしょうか?

しかし、処方的に見れば、オイルクレンジングの方がリキッドクレンジングに比べて肌に優しいという事を、皆様はご存知でしょうか?

そこで今回は、化粧品開発者の私が、オイルクレンジングの方がリキッドクレンジングよりも肌に優しいという『オイルクレンジングの真実』を解説いたします。

 

1.「オイルクレンジング」と「リキッドクレンジング」

クレンジングの役割は『メイク汚れを落とす』です。

メイク汚れは主に『油性』ですから、クレンジングには油性汚れを落とすことが求められます。

コスメでは、メイクなどの油性汚れを落とす成分として、『オイル(油)』『界面活性剤』が用いられます。

主に、『オイル』で汚れを落とすクレンジングが『オイルクレンジング』。そして主に、『界面活性剤』で汚れを落とすクレンジングが『リキッドクレンジング』です。

処方的には、オイルクレンジングの場合、汚れを落とすオイルが『90%以上』配合され、リキッドクレンジングの場合、汚れを落とす界面活性剤が『20%~30%』配合されます。

また、オイルクレンジングにも界面活性剤は配合されますが、濡れた手で使えるようにしたり、すすぎの水で洗い流しやすくしたりと、リキッドクレンジングのように汚れを落とすというより、『機能性向上』のために配合されます。

以上が、「オイルクレンジング」と「リキッドクレンジング」の処方特性です。

世の中には、これら処方特性を知らない美容家やブロガーと呼ばれる人達がたくさんいるため、「オイルクレンジングはリキッドクレンジングよりも肌に悪い」という『大きな誤解』が生じているのでしょう。

次項では、より詳細にご説明します。

 

2.オイルクレンジングがリキッドクレンジングよりも肌に優しい理由

オイルクレンジング・リキッド・肌に悪い・おすすめ

2-1.オイルクレンジングの方が界面活性剤配合量が少ない!

「オイルクレンジングの方が肌に悪い」と主張する人達は、その理由に、『界面活性剤配合量』を挙げます。

「オイルクレンジングの方が界面活性剤配合量が多い」と訴えているわけです。

しかし、これは『大きな間違い』で、界面活性剤配合量で言えば、オイルクレンジングの方がリキッドクレンジングよりも圧倒的に少ないです。

何故なら、先程も述べたように、オイルクレンジングに配合の界面活性剤は、洗浄剤ではなく、濡れた手でも使えたり、すすぎの水で洗い流しやすくするための『乳化剤』として配合されているからです。

界面活性剤は、少量で優れた『乳化能』を発揮しますから、必然的にオイルクレンジングに配合される界面活性剤量は少なくなります

一方、『洗浄剤』として界面活性剤が配合されるリキッドクレンジングは、ある一定量配合しないとメイク汚れが落ちませんから、オイルクレンジングに比べてはるかに多い配合量になります。

オイルクレンジングはリキッドクレンジング以上のクレンジング力です。『圧倒的クレンジング力』がオイルクレンジングの特長の一つと言えますが、これは、『洗浄成分(洗浄剤)の配合量』に起因しています。

「オイル」は「界面活性剤」に比べて、肌に優しいです

※肌刺激性のあるオイルも存在しますが、クレンジングには配合されません

オイルクレンジングは、肌に優しい「オイル」を洗浄成分として多量に配合出来ますが、リキッドクレンジングには、『肌刺激性の観点』から、洗浄成分である「界面活性剤」を多量配合出来ません。

もし仮に、洗浄成分である界面活性剤を多量配合出来れば、リキッドクレンジングのクレンジング力はオイルクレンジングをはるかに凌駕しますが、このようなことは、『肌刺激性の観点』からあり得ません。

以上のように、『界面活性剤の配合量』と言う点では、オイルクレンジングの方が圧倒的に少なく、これが、オイルクレンジングはリキッドよりも肌に優しい理由の一つです。

 

2-2.オイルクレンジングの方が防腐剤量が少ない!

化粧品には『製造後3年間』という品質保証が義務付けられています。

※例外はあります

これはつまり、製造後3年間、品質に大きな変化を生じさせないという事であり、この中には、『腐敗させない』という事も含まれます。

化粧品は『水』が含まれるケースが多いですから、何もしなければ、腐敗してしまいます。

ですから化粧品には、製造後3年間、腐敗を防止するために、パラベンなどの『防腐剤』が配合されるのです。

一般的に、水を多く含む「化粧水」や「美容液」などのコスメは腐敗しやすく、水を含まない「リップ」や「オイルクレンジング」は腐敗しにくいです。

ですから、「化粧水」や「美容液」などの『水系コスメ』には防腐剤は必須ですが、「リップ」や「オイルクレンジング」などの『油系コスメ』には、防腐剤は不必要ですし、必要であっても配合量は非常に少なくて済みます。

このブログでも申し上げている通り、私は、パラベンに代表される防腐剤を悪とは思っていません。

防腐剤は決して肌に悪い成分ではありません

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しかし、旧表示指定成分である『パラベン』は、人によってはアレルギーなどの肌トラブルを起こす恐れがありますし、他の抗菌成分の配合量にしっかりと配慮するならば、防腐剤は無いに越したことはありません。

油系である「オイルクレンジング」は水系である「リキッドクレンジング」に比べて、防腐力を付与する必要が無く、結果、防腐剤量が少なくなるのです

 

3.オイルクレンジングの「使用法」には注意!

上記のように、『処方的』には、界面活性剤量も防腐剤量も少ないオイルクレンジングの方が、リキッドクレンジングより肌に優しいです。

しかし、オイルクレンジング使用者で、肌トラブルを抱える人はいらっしゃいます。

これは、オイルクレンジングが肌に悪いのではなく、『使用法』に誤りがあると私は考えています。

圧倒的クレンジング力を有するオイルクレンジングですが、配合成分のほとんどがオイルのため、『洗い上がりの悪さ』がデメリットです。

洗い上がりが悪いと、すすぎ後の肌がヌメヌメベトベトしますから、この、後肌の悪さを嫌うユーザーも多いのではないでしょうか?

また、洗い上がりが悪いという事は、オイルが肌に残っているという事です。

このオイルの残りが長時間続くと、毛穴を塞いだり、オイルが酸化したりして、『ニキビや炎症の原因』になります。

ですから、オイルクレンジング使用時は、『十分なすすぎ』が必須です。

しかし、十分なすすぎは、物理的力を肌に与え続ける事にもなりますから、オイルやメイク汚れを完全に洗い流すというすすぎ行為は、必ずしも、肌にとって良いとは限りません

このように、オイルクレンジングで肌トラブルを抱える方は、『不十分なすすぎ』『過剰なすすぎ』といった、『誤った使用法』によって肌を傷つけているケースが多いのです。

 

4.おすすめのオイルクレンジングは?

ではどうすれば良いか?

答えは、洗い上がりの良いオイルクレンジングを選ぶです。

オイルクレンジングは、配合成分のほとんどがオイルですから、圧倒的クレンジング力を得る代わりに、洗い上がりが悪いです。

ですから、「クレンジング力」と「洗い上がり」の両立は難しく、これらは『二律背反』と言っても過言ではありません。

世のオイルクレンジングの多くは、この大きな壁に阻まれ、洗い上がりが悪いのがほとんどですが、『高度な技術力』で、クレンジング力と洗い上がりを両立させたクレンジングが存在します。

それが、アテニアの『スキンクリア クレンズオイル』です。

オイルクレンジングで洗い上がりを良くするためには、乳化剤である『界面活性剤』が必須です。

ファンケルのグループ会社であるアテニアには、ファンケルで培った『高度な界面活性剤配合技術』があります。この技術を活用して、圧倒的な洗い上がりの良さを実現したのが、『アテニア スキンクリア クレンズオイル』です。

何故、洗い上がりが良いかと言うと、アテニア スキンクリア クレンズオイルは、すすぎの際、多量の水がくると、メイク汚れと馴染んだ油が『乳化』され、微粒子レベルに分散されて流されます。

だからこそ、これまでのオイルクレンジングの常識を覆す、圧倒的な洗い上がりの良さを実現し、アテニアではこれを『微細乳化処方』と呼んでいます。

微細乳化処方には、界面活性剤が必要不可欠で、現状、これだけの技術を有し、これだけの洗い上がりの良さを実現できるオイルクレンジングは、『ファンケル』『アテニア』だけであると私は考えています。

また、「アテニア スキンクリア クレンズ オイル」は、@コスメベストアワード 2016年&2017年 ベストクレンジング第一位を受賞しています。

『2年連続受賞』というものすごい快挙は、多くのユーザーに、洗い上がりの良さに代表される『品質の素晴らしさ』を認められた結果と言えるでしょう。

是非一度、お試しください。

<オイルクレンジングの名品「アテニア スキンクリア クレンズオイル」>

 

5.おわりに

いかがでしょうか?

界面活性剤量も防腐剤量も少ないオイルクレンジングは、処方的に見れば、リキッドクレンジングよりも肌に優しいです

ですから、オイルクレンジングはリキッドよりも肌に悪いというのは『大きな間違い』です。

しかし、オイルクレンジングの洗い上がりの悪さから、肌トラブルにつながるケースはあります。

ですから、オイルクレンジングを選ぶ際は、『洗い上がりの良さ』に着目してください。

<圧倒的な洗い上がりの良さ「アテニア スキンクリア クレンズオイル」>

 

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません