コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

製薬コスメ「ロート製薬」のおすすめシリーズは? ロート製薬コスメランキング!

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化粧品業界はイメージが良く利益率も高いことから、化粧品を主事業としない『異業種』からの参入が後を絶ちません。

その中でも、勢いのある異業種コスメがあります。それが、製薬会社が作る『製薬コスメ』

その中でも、大きくリードしている別格のメーカーがあります。

それが『ロート製薬』『第一三共ヘルスケア』です。

特にロート製薬は、圧倒的な商品力と、ユーザーの様々な肌悩みに合わせた豊富なラインナップで、ドラッグストアなどの『セルフ市場』を席巻しています。

そこで今回は、化粧品開発者の私が、ロート製薬の豊富なラインナップの中から、おすすめシリーズをランキング形式でご紹介します。

 

1.ロート製薬コスメランキング!

まず、ロート製薬がどれだけすごいメーカーか、簡単にご紹介します。

ロート製薬はご存知のように『製薬会社』ですから、化粧品を主事業としていません。しかし、製薬で培った『高い技術力』と、製薬という名の『信頼性』を武器に、ユーザー支持を拡大し、特にドラッグストアなどの『セルフ市場』では圧倒的な強さを誇っています。

2016年のデータになりますが、セルフ化粧品市場の6割以上を占める「化粧水」「乳液」「クリーム」の3大カテゴリーすべてにおいて、資生堂・カネボウ・花王を抑え、『金額シェアNO.1』です。

この原動力になっているブランドが『肌ラボ』です。

また、ユーザーの様々な肌悩みに合わせた豊富なラインナップも、ロート製薬の特長の一つです。

では、化粧品開発者の私がおすすめする、『ロート製薬コスメ(シリーズ)』をランキング形式でご紹介します。

メガシリーズ、『肌ラボ』はおすすめNO.1なのでしょうか?

※本ランキングは私の独断と偏見である旨、あらかじめご了承ください

 

・おすすめ第一位:糀肌

おすすめ第一位の、ロート製薬コスメは『糀肌』(こうじはだ)です。

「肌ラボ」ほどメジャーなシリーズとは言えませんが、私自身は、肌ラボ以上に『糀肌』をおすすめしますし、おすすめ第一位にふさわしいシリーズだと確信しています。

「糀肌」とはその名の通り、『糀(麹)のチカラ』を閉じ込めた、糀(麹)の恵みたっぷりの保湿シリーズです。

酒造りの最高責任者である杜氏(とうじ)の人達は、酒造りの工程で、冷たい水にさらされているにも関わらず、手肌の荒れがなく、非常に綺麗でモチモチだというのは有名な話です。ですから、糀(麹)には『高い保湿効果』が期待できます。

杜氏の人達の話は有名ですから、これまでも、日本酒などの「発酵エキス」を配合した「保湿コスメ」は世にありました。韓国の醸造酒「マッコリ」由来のエキスを配合したコスメもありましたね。

ただしこれらは、「どれだけの保湿力があるのか?」という、明確なデータがなく、あくまで『イメージ型のコスメ』です。

ロート製薬は、製薬会社らしく、糀のチカラを『データ』で示しています。ここが、これまでのコスメと大きく異なる点です。

うるおいのある肌はタンパク質が約20%程で、肌そのものに保水力が備わっています。歳を重ねると、必要なタンパク質が約50%程減り、様々な肌トラブルの原因となります。

つまり、うるおい肌には、『タンパク質』が必要不可欠です。

ロート製薬の研究によると、「糀肌」全品に配合の糀の主成分『白糀コメエキス』(加水分解コメタンパク)には、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」を超えるタンパク質含有量があり、「コラーゲン」・「ヒアルロン酸」以上の『保水力』があります。

「コラーゲン」と「ヒアルロン酸」の保水力はすさまじいのに、『白糀コメエキス』はこれらを超えるとは。恐るべし糀のチカラ。

これまでの糀(麹)や日本酒に着目したコスメは、『イメージ型』が多かったですが、「ロート製薬」は、さすが製薬会社らしく、『客観的なデータ』で糀のチカラ(保水力)を示しています。

しかも、日本有数の米どころ新潟にある『古町糀製造所』とのコラボレーションですから、「酒造りのプロ」と「スキンケアのプロ」同士の技術が融合して誕生したコスメが『糀肌』です。

価格的には、「肌ラボ」よりも高価格になりますが、それだけの価値があります。

ヒアルロン酸やコラーゲンなど、他にも優秀な保湿成分がありますが、糀の主成分『白糀コメエキス』には、これら成分以上の『保水力』がありますから、特に乾燥にお悩みのユーザーにおすすめです。

是非、ご自身で『糀のチカラ』をお試しください。

 

・おすすめ第二位:肌ラボ

今最も勢いのあるセルフブランドがロート製薬の『肌ラボ』です。

セルフ市場NO.1のブランドですが、私の中では、糀肌に次ぐ、おすすめ第二位です。

『肌ラボ』は、ロート製薬が肌に良い成分だけを厳選し、あらゆる無駄をそぎ落として開発したスキンケアシリーズです。

必要のないものはできる限りそぎ落とし、配合成分も容器もシンプルにしたことで、『製薬会社品質』でありながら『お手頃価格』を実現しました。

今でこそ製薬コスメは広く認知されていますが、、製薬会社が作る高品質コスメを、これほど世に広め、気軽にユーザーの手元に届く存在にしたのは、『ロート製薬の功績』と言っても過言ではありません。

ロート製薬の「肌ラボ」には、「極潤」「極潤プレミアム」「白潤」「白潤プレミアム」「薬用極潤」「極潤α」など、様々なラインが存在しますが、字を見て頂ければお分かりのように、『潤』がキーワードになっています。

潤、つまり『うるおい(保湿)』が、肌ラボの『コンセプト』とも言えますから、『保湿技術』『保湿成分』にこだわり続けているのが肌ラボです。

先程のおすすめ第一位『糀肌』に話を戻しますが、コラーゲン・ヒアルロン酸以上の保水力を有する『白糀コメエキス』を配合した糀肌は、『保湿シリーズ』です。

「潤」が示すように、肌ラボで培ったロート製薬の『保湿技術』は素晴しく、これを水平展開した『糀肌』の技術レベルは非常に高いですから、私は、『糀肌』をおすすめNO.1のロート製薬コスメに選びました。

<ロート製薬 保湿シリーズ「糀肌」>


話しを『肌ラボ』に戻しますが、私が肌ラボの中で特にお気に入りの商品は『肌ラボ 白潤プレミアム W美白美容液』です。

 

この商品は、「直接型ビタミンC誘導体(3-O-エチルアスコルビン酸)」と「アルブチン」を配合した、『Wの美白有効成分』の医薬部外品です。

おすすめポイントは、この美白の有効成分の組み合わせが『日本初』という点。

「3-O-エチルアスコルビン酸」は、安定配合が難しく、高度な処方化技術が必要な成分です。この成分を配合している化粧品は多々ありますが、その多くが、安定配合を無視して、無茶苦茶な対応をしているのが実情です。

ロート製薬はさすが『製薬会社』だけあって、高度な処方化技術を駆使して、「3-O-エチルアスコルビン酸」の安定配合を可能にし、さらに、『アルブチン』と組み合わせて、『日本初のW美白有効成分』を実現しました。

最近では、肌ラボの『極潤ライン』から、美白有効成分に『トラネキサム酸』を配合したオールインワンジェルを発売し、話題になっています。

詳細は以下記事をご覧ください。

www.cosmedein.com

 

・おすすめ第三位:IROHADA

おすすめ第三位のロート製薬コスメは『IROHADA(いろはだ)』です。

IROHADAは、「スクワラン」と「ビタミンB12」をメイン成分とした、『くすみ』に対応したスキンケアシリーズです。

IROHADA
で特筆すべきは『化粧水』『高濃度スクワラン配合』と宣伝している通り、『スクワラン』が高配合されています。

「スクワラン」は『油』です。一般的に、スクワランを高濃度で安定配合するためには、製剤を高い粘度にしなければならず、「乳液」や「クリーム」でしかスクワラン高濃度配合は実現が難しいです。

「ロート製薬」は、『マイクロエマルジョン技術』という、油滴(スクワラン)を非常に細かなサイズにする乳化技術で、化粧水へのスクワラン高濃度配合を可能にしました。

マイクロエマルジョンタイプの化粧水は、安定性に不安があります。昔は様々なメーカから販売されていましたが、今のユーザーの目は厳しく、安定性をより厳しく評価する化粧品メーカーが増えたため、以前に比べればかなり減りました。

このように、化粧水へのスクワラン高濃度配合はかなりの難易度ですから、これを実現した「ロート製薬」の処方化技術は『非常に高度』です。自社を『スキンケアのプロ』と言うのにも納得がいきます。

35歳以上の女性の約75%が『くすみ』に悩んでいると言われていますから(ロート製薬調べ)、『くすみケア』であれば『IROHADA』がおすすめです。

 

・その他

その他にも、ロート製薬には様々なシリーズがあります。特に有名なシリーズが『50の恵』『オバジ』です。

ただし私は、両シリーズはあまりおすすめしません。

何故なら、まず、『オバジ』から。

「オバジ」の中には様々な商品が存在しますが、「オバジ」を一躍有名にしたのが、ビタミンCを高濃度配合した『オバジ C5, C10, C20セラム』です。

ビタミンCと言えば、『美白成分』として世の中に広く認知されていますから、多くのシミに悩むユーザーが、このセラムを購入し、今も使い続けているでしょう。

しかも、ロート製薬という『製薬会社』が出すコスメで、且つ、ビタミンC高濃度配合ですから、『効果』に大きな期待を持っているユーザーも多いはず。

しかし、決して『使用感』が快適とは言えませんし、変色もしやすく、『安定性』に全く問題無しとも言えません。

また、ビタミンC高濃度配合の「オバジ セラム」は、「医薬部外品」でなく『化粧品』です。いくらビタミンCを高濃度配合していると言っても、『美白』という表現は「医薬部外品」にしか認められていませんから、「化粧品」である「オバジ セラム」は、「美白効果がある」と一切宣伝することは出来ません

「ビタミンCは美白成分だから、それを高濃度配合しているオバジに美白効果がある」というのは、ユーザー側の『イメージ』にすぎません。何度も申し上げますが、『化粧品』であるオバジに、美白効果があると宣伝できませんし、『化粧品』であるオバジに、美白効果があるという科学的根拠はありません。

このような、イメージに訴える商品は、オバジの他にもたくさん存在しますが、オバジは「ロート製薬」の有名シリーズであり、日本を代表する『製薬コスメ』です。

『製薬コスメ』であれば、イメージではなく、『薬機法(旧薬事法)』に則り、国から効果があると認められた『医薬部外品』にして欲しかったというのが私の正直な感想です。

以上を踏まえ、シミにお悩みの方であれば、オバジではなく、美白有効成分を配合した『医薬部外品』をおすすめします。

<おすすめNO.1の美白コスメ(医薬部外品)>


次に『50の恵』

50の恵は、50代を対象にしたスキンケア・ヘアケアブランドで、50代にふさわしい中味であること、そして使いやすいことをコンセプトにしています。

これまで、50代向けのスキンケアは、百貨店や通販の商品が主流で、身近には売っていなくて、簡単には見つけられなかった。だからこそ、ドラッグストアでも手軽に買える、50代向けのコスメを作ろうという想いが根底にあったようです。

この想いには賛成ですが、その『商品設計』には賛同できません。

「50の恵み」は、50という数字にかけて、『50種類のうるおい成分』を配合しています。しかし、うるおい成分は、数が多ければ多いほど肌にとって良いというわけではなく、『数(量)より質』です。

「◯◯成分配合!」とか「成分◯◯種配合!!」といったように、配合成分や配合成分数を前面的に宣伝するコスメを『成分訴求型コスメ』と言います。

世の中には、美容理論を考えず、配合成分だけをアピールする『成分訴求型コスメ』は数多く存在します。しかし、「高効果」・「高技術」・「高品質」を期待されているロート製薬のような『製薬コスメ』がすべきことは、『美容理論の構築』とそれに伴う厳選された『成分選定』であり、大々的に配合成分を訴求することではありません。

勿論、「50の恵み」が『成分訴求型コスメ』に走った理由は理解できます。

販路がドラッグストアを主体とする『セルフ市場』であり、ユーザーに詳細な商品説明が出来ませんから、商品の箱やPOPなど、限られたスペースで商品特徴をユーザーに伝える必要があります。

「〇〇配合」という『有名な成分名』や、「植物エキス〇〇種配合」という『配合成分の数』は、商品の特徴や商品のすごさを、最も簡単にユーザーに伝えることが出来る非常に有効な手法です。

実際、「50の恵み」の『50種類のうるおい成分配合』という宣伝文句に、驚かれた方も多いと思いますし、その後、数多くのメーカーから、配合成分数を競うかの如く同様のコスメが発売された現実が物語っています。

コスメは、どれだけメーカーが良さをアピールしても、ユーザーに一度でも使って頂かない限り、ユーザー側がその良さを知ることは出来ません。熾烈を極める『セルフ』という市場で戦っていくには、この戦略がベストとも言えます。

しかし私は、製薬会社が作る高品質・高効果・高技術の『製薬コスメ』であれば、3流メーカーと同じような『成分訴求型コスメ』は避けて頂きたいと考えています。

 

2.おわりに

いかがでしょうか?

ロート製薬の技術・商品は本物です。実際、セルフ市場のロート製薬の勢いは止まりませんし、ロート製薬はセルフ市場の勝ち組です。

是非一度、ロート製薬が作る『製薬会社品質』をお試しください。

www.cosmedein.com



※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません