コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

プロが選ぶ おすすめの異業種コスメ(食品、飲料、製薬)は?効果は本物?

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化粧品業界には、資生堂・コーセー・ポーラ・メナードなどの大手化粧品メーカーを筆頭に、様々なメーカーが存在します。

中でも、昨今は、化粧品を主事業としない『異業種』からの参入が激しいです。

何故なら、女性を相手にする化粧品事業は、クリーンで『企業イメージ向上』につながりますし、化粧品は『高付加価値商材』ですから、利益率が高く、上手くいけば『非常に儲かる事業』だからです。

また、主事業で培った技術を、化粧品開発に応用できるという側面もあるでしょう。

今回は化粧品開発者の私が、食品・飲料・製薬など、化粧品を主事業としない異業種が開発したコスメ、『異業種コスメ』をご紹介します。

 

1.異業種コスメ

製薬コスメ・食品コスメ・飲料コスメ・異業種コスメ

ここで言う『異業種コスメ』とは、化粧品を主事業としないメーカーが開発したコスメを指します。

冒頭で申し上げたように、異業種から化粧品業界に参入する主な理由は3つあります。

  1. 企業イメージ向上
  2. 高利益率(儲かる)
  3. 主事業で培った技術を化粧品開発に応用

この中で、「1.企業イメージ向上」・「2.高利益率」のために、化粧品事業を展開するメーカー・コスメは、ある程度のユーザー支持を得ていたとしても、『品質・技術が伴わない3流コスメ』です。

どことは言いませんが、このような『3流異業種コスメ』は数多く存在しますが、品質・技術が伴わない3流ゆえ、大手化粧品メーカーを脅かす存在ではありません。

しかし、「3.主事業で培った技術を化粧品開発に応用」するために、化粧品業界に参入してきた「異業種コスメ」は、品質・技術が伴っていますから、異業種と言えども、化粧品業界の中で大きな存在感を放っています

今回は、化粧品開発者の私から見て、『確かな品質・技術』で、大手化粧品メーカーをも脅かすであろう「異業種コスメ」をご紹介します。

 

2.確かな品質・技術の「異業種コスメ」

 

2-1.第一三共ヘルスケア「ブライトエイジ」

異業種コスメで真先に名前が挙がるのが、製薬会社が作る『製薬コスメ』

「製薬コスメ」は、製薬の持つ「高品質・高技術・高効果」という『圧倒的に良いイメージ』を武器に、ユーザー支持を拡大しています。

最もシェアが大きな異業種コスメが「製薬コスメ」でしょう。

製薬コスメの中でも、化粧品開発者の私が一番におすすめするのが、第一三共ヘルスケアの『ブライトエイジ』です。

第一三共のコスメは有名ですからご存知の方も多いと思いますが、「ブライトエイジ」は、『トラネキサム酸』『美白の有効成分』として配合した、『全方位エイジングケアブランド』です。

『トラネキサム酸』は、第一三共が開発したオリジナル成分で、古くから『医薬品』に用いられてきました。

ですから、製薬会社の第一三共は、『トラネキサム酸』という医薬品で培った『成分開発技術』を化粧品開発に応用したわけです。

さすが製薬会社が開発しただけあって、『トラネキサム酸』は非常に優秀な成分です。詳細は以下記事をご覧ください。

<最強の美白剤(美白の有効成分)は?>
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<トラネキサム酸は安全で安心して使える成分>
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第一三共のトラネキサム酸コスメであれば、『トランシーノ』が有名です。しかし私は、『ブライトエイジ』は、「トランシーノ」を超えたブランドと考えています。

何故なら、「ブライトエイジ」は、『美白を含む全方位エイジングケア』です。美白は基本機能として、既に備わっていますから、「トランシーノ」にエイジングケアが新たに追加されて、進化したブランド『ブライトエイジ』と言えるからです。

また、商品ページを見て頂ければお分かりになりますが、美容成分を肌の奥まで届ける技術(ナノフィーユミセル)や、うるおいを閉じ込める技術(3Dストレッチネット)は、大手化粧品メーカーにも引けを取らない『高度な技術』です。

さらに、徹底した衛生管理の製造環境や、肌の水分量・弾力などの有用性試験も実施していて、さずが『製薬会社』とも言うべき見事な対応です。

『トラネキサム酸』という医薬品に用いられてきた成分を武器に、化粧品業界に参入し、確かな品質と技術で、大手化粧品メーカーをも脅かす異業種コスメ、それが、製薬会社 第一三共が開発した『ブライトエイジ』です。

 

2-2.サンスター「エクイタンス ホワイトロジーエッセンス」

「オーラルケア」として有名な『サンスター』が開発したコスメが『エクイタンス ホワイトロジーエッセンス』です。

特筆すべきは、サンスター独自の美白有効成分『リノレックS』(成分名:リノール酸S)です。

美白の有効成分には、アルブチンやアスコルビン酸2グルコシドなど、どのメーカーでも使える『汎用成分』と、資生堂の「4MSK」、ポーラの「ルシノール」、P&Gの「ナイアシンアミドW」、そしてサンスターの「リノレックS」のような、メーカーが独自に開発し、そのメーカーしか使えない『独自成分』があります。

※独自成分でも特許権が消滅すれば汎用成分になります

独自の有効成分開発は、ものすごく高い技術力と費用が必要です。化粧品を主事業とするメーカーであったとしても、大手しか実現不可能で、独自有効成分の開発はそれだけで、最高レベルの技術を有する『一流メーカー』の証です。

サンスターは、化粧品を主事業としない『異業種』ではありますが、オーラルケアで培った『成分開発技術』を駆使し、独自の美白有効成分『リノレックS』の開発に成功しました。

化粧品メーカーは、サンスターの技術力の高さに脅威を感じている事でしょう。

サンスターの『ホワイトロジーエッセンス』は、美白の有効成分に『リノレックS』、肌荒れの有効成分に『トラネキサム酸』『グリチルリチン酸ジカリウム』を配合した『3つの有効成分』の医薬部外品です。

独自の美白有効成分に加え、『3つの有効成分』の医薬部外品は、なかなかお目にかかれません。

さらに、美白有効成分『リノレックS』が効率よく肌に浸透・滞留するように『プラスチャージナノカプセル技術』を搭載しています。

いくら素晴らしい成分でも、肌に浸透しなければ効果は期待出来ません。サンスターはそのことをよく理解していますし、それを実現するだけの技術力もあります。

『成分開発技術』だけでなく、異業種でありながら『処方化技術』(浸透化技術)にも優れる『サンスター』が作ったコスメ。それが、美白&肌荒れのエッセンス(医薬部外品)『エクイタンス ホワイトロジーエッセンス』です。

 

2-3.ヤクルト「イキテル ローション」

コスメで『菌』と言うと、あまり良いイメージではありません。しかし最近では、テレビの健康番組で腸内の菌に注目した『腸内環境』『腸内フローラ』という言葉が良く出てきて、ブームになっています。

『菌のチカラ』は、何も体内(腸)だけではありません。

人の皮膚には1兆匹以上の菌(皮膚常在菌)がいると言われており、腸内と同様、皮膚にも『善玉菌』『悪玉菌』が存在します。

そして、悪玉菌の増加が肌に様々な悪影響を及ぼすことが分かっています。

ですから、善玉菌を増やし悪玉菌を減らす『肌フローラバランスの改善』(皮膚常在菌バランスの改善)が肌にとって重要であり、これらに着目した『菌コスメ(整菌コスメ)』が増えてきました。

菌と言えば『ヤクルト』。ヤクルトと言えば『乳酸菌』

ヤクルトは、ヤクルトで培った『乳酸菌技術』を化粧品に応用しました。

それが『イキテル ローション』です。

ヤクルトは、「乳酸菌のチカラを、素肌のチカラに」をスローガンに、化粧品の研究開発を続けてきました。実は、ヤクルトの化粧品業界への参入の歴史は古く、1955年、スキンケアのための乳酸菌培養液「乳酸菌発酵エキス(保湿成分)」を開発しています。

その後も、乳酸菌由来の「高分子ヒアルロン酸(保湿成分)」などのオリジナル成分を開発しており、自社の強みである『乳酸菌に特化』した戦略です。

大手化粧品メーカーであっても、『菌』という領域では、『乳酸菌』を有するヤクルトには敵わないでしょう。

それだけ、菌コスメの領域でヤクルトの技術力は圧倒的です。

「ヤクルトがまだ瓶で売られていた時代、回収された瓶を洗っていると、手が荒れやすい水仕事なのに、肌がすべすべしていた」という、商品ページにも紹介されている有名な話があります。

これがヤクルトにおける乳酸菌の化粧品展開の原点であり、『イキテル ローション』につながっています。

ヤクルトには、他にも乳酸菌配合コスメはありますが、化粧水1品であれば、置き換えて使いやすいと思いますので、是非お試しください。

『菌のチカラ』は絶大です。

 

2-4.富士フィルム「アスタリフト」

ベーシックトライアルキット

富士フィルムは、化粧品業界に参入してまだ歴史は浅いですが、松田聖子さんをCMに起用した『販売戦略』や、写真分野で培った『確かな技術』で、『アスタリフト』は大ヒットとなり、瞬く間に、化粧品業界のトップ集団の仲間入りを果たしました。

『アスタリフト』と言えば、アスタキサンチン配合で、形状記憶ジェルの『ジェリーアクアリスタ』(真っ赤なジェリー)が有名です。

この商品の鍵は、『(PEG-240/デシルテトラデセス-20HDI)コポリマー』という成分で、これは原料メーカーの成分ですから、真っ赤なジェリーは他のメーカーでも実現可能です。詳細は以下記事をご覧ください。

<形状記憶ジェルの正体>
【話題の注目成分】 (PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマーと配合コスメ - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


富士フィルムのすごさは、「真っ赤な形状記憶ジェル」という特徴ある製剤ではなく、長年の写真分野で培った『ナノ技術』にあります。

富士フイルムは、写真分野で培った独自の『ナノ技術』で成分を極小化し、安定・高濃度配合することに成功しました。ナノ化した成分は、肌の角層のすき間に深く浸透し、必要とされる場所まで確実に送り届けられます。

このように、写真分野で培ったナノ技術を核とした『成分浸透技術』こそが、大手化粧品メーカーでさえ中々真似できない、『富士フィルムの強み』です。

ベーシックトライアルキット

 

3.おわりに

いかがでしょうか?

化粧品は、イメージが良く、儲かりますから、化粧品を主事業としない『異業種』からの参入が激しいです。

しかし、「イメージの良さ」と「儲け」だけで参入する多くのコスメは、「品質・技術」が伴わない『3流の異業種コスメ』ですから、おすすめはしませんし、大手化粧品メーカーを脅かす存在でもありません。

今回ご紹介した異業種コスメは、製薬会社の「成分開発技術」、飲料会社の「乳酸菌技術」、写真フィルム会社の「ナノ浸透技術」と、それぞれ本業で培った『確かな技術』を化粧品開発に応用していますから、大手化粧品メーカーに肉薄するほどの優れたコスメばかりです。

是非、一度お試しください。

<製薬:第一三共「ブライトエイジ」>




<オーラルケア:サンスター「エクイタンス ホワイトロジーエッセンス」>




<飲料:ヤクルト「イキテル ローション」>




<写真フィルム:富士フィルム「アスタリフト」>

ベーシックトライアルキット



※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません