コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

「王妃の白珠」は危険?効果なし!?プロが解説

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化粧品業界は、市場規模は他産業に比べてそれほど大きくありませんが、『利益率の高さ』から、多くのメーカーが存在しますし、他業界からの参入が後を絶ちません。

それほど魅力的な業界が、化粧品業界です。

当然、ユーザー支持・市場拡大を図ろうと、メーカー間の競争が激しいですが、コスメそのものの『品質・技術』で勝負するのではなく、ユーザーの心に響く魅力的な『宣伝内容』で勝負するメーカーが非常に多いです。

宣伝内容で勝負する手法は、立派な『販売戦略』ですから、これ自体、否定するつもりはありませんが、中にはあまりにもひどい宣伝内容で、ユーザーを獲得しようとするメーカー・商品が存在します

その一つが、パッククリームの『王妃の白珠』です。

今回は、「王妃の白珠」の何がひどいのか、化粧品開発者の私がご説明します。

 

1.パッククリーム「王妃の白珠」のひどい点

王妃の白珠・おすすめしない・効果なし・美白

私は男性で普段化粧はしませんが、コスメが大好きです。だからこそ、長年、この業界で研究開発員として、コスメに携わっています。

ですから、特定のコスメに対する批判はあまりしたくありませんが、この「王妃の白珠」は、あまりにもひどすぎます。

「ユーザーにコスメの真実を知ってもらいたい」が、このブログを始めたきっかけであり、このブログの存在意義ですから、明らかにユーザーが不利益を被るであろう『ひどいコスメ』に対しては、プロの目から容赦なく、その真実を暴きたいと思います。

ただし、ひどいコスメかそうでないかは、皆様が判断されることですから、あくまで、私個人の見解である旨ご了承ください。

この記事を最後まで読んで頂いて、皆様がご判断ください。

 

1-1.美白?美白っぽく見せているだけ!

そもそも『美白』という表現は、国が美白効果を認めた『有効成分』を、効果が期待出来る『指定量』配合した『医薬部外品』にのみ、認められています。

「王妃の白珠」の商品ページを見ると、「高級エステのような白肌」とか、「輝白」とか、「30代になって意識し始めた美白」とか、「肌の白さ」とか、あたかも『美白』を連想させる表現が並んでいますが、『化粧品』である「王妃の白珠」に、美白という表現は認められていません

ただし、『直接的』に美白と言っていないので、違法ではありません。しかし、後でご説明する処方特徴からも、『故意』に、美白効果があるように思わせる戦略だというのは容易に想像できます。

大前提として、「クレンジング」や「洗顔」などの『洗い流し品』に、国は美白効果を認めていません。仮に、美白の有効成分を、効果が期待出来る指定量配合したとしても、それがクレンジングや洗顔などの洗い流し品であれば、美白の医薬部外品には成り得ません

洗い流し品は、製剤が肌に塗布されてる時間は一瞬ですから、そのようなアイテムに、『美白効果などあり得ない』という考えに基づいており、当たり前と言えば当たり前です。

「王妃の白珠」は、『塗って5分後に洗い流す』という使用法のパックですから、このような使用法のアイテムに、美白表現はあってはならない事ですし、そもそも『化粧品』ですから、前提として大間違いです。

世の中には、『美白シリーズ』の医薬部外品は存在します。

シリーズですから当然、「クレンジング」や「洗顔」などの洗い流し品もラインナップされていますが、洗い流し品の場合は、先に述べた理由で、美白の医薬部外品には出来ませんから、「グリチルリチン酸ジカリウム」などを配合して『肌荒れの医薬部外品』にします。

そして、化粧水・乳液・クリームなどの『基礎スキンケア品』に、美白の有効成分を配合して『美白の医薬部外品』にします。

ユーザーのことを第一に考えたまともな化粧品メーカーであれば、このような手法を取ります。

「王妃の白珠」、ひどすぎます。

 

1-2.美白効果なんてありません!

「王妃の白珠」が『美白を思わせているだけ』というのはご説明した通りです。

表現だけでなく、ユーザーや有名人の声を載せて、美白効果があるように派手な演出もしていますね。
 

『個人の意見』ですから載せるのは自由ですが、一番重要なことは、「王妃の白珠」には美白効果などない!という『事実』です。

「王妃の白珠」には美白効果などありません。

個人の意見として、「白くなった」という声が多数見受けられますが、これは『酸化チタン』による『偽物の白さ』です。

この手法は、「王妃の白珠」に限ったことではなく、他のコスメ、具体的には『美白シリーズ』の中の『洗顔』に多く見られます。

医薬部外品を含むコスメには、医薬品にような『速効性の効果』は期待出来ません。

『安全であることが大前提』の医薬部外品を含むコスメは、『長く使って頂くこと』で、効果を得られます。

これに関しては、このブログでも再三申し上げてきました。詳細は以下記事をご覧ください。

<コスメは安全であることが大前提!>
コスメの安全性の真実 【韓国コスメは危険?日本のコスメは安全・安心?】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

しかし実際、美白シリーズをお使いのユーザーの中には、効果が実感できるのには時間がかかりますから、途中で使用を止めてしまう方も多いです。

使い続けるためには、白くなったという『効果実感』が必須であり、この『効果実感』があるからこそ、ユーザーはコスメの使用が楽しくなって、結果、効果が期待出来る『長期間の使用』につながるのです。

ですから、美白シリーズを発売する化粧品メーカーの多くは、『白くなった実感(美白実感)』をユーザーに与えるために、洗い流し品である『洗顔』に、『酸化チタン』を配合します。

これによって、洗顔後のお肌は白くなったように見えますが、これは『酸化チタン』による『偽物の美白効果』『美白効果の演出』ですからご注意ください。

ただし、白くなった実感を得ることで、ユーザーは美白シリーズを使うことが楽しくなり、美白の有効成分が配合された『美白の医薬部外品』である、基礎スキンケア品(化粧水・乳液・クリーム)を使い続けることになりますから、結果的に『本物の美白効果』を得ることが出来ます。

ですから私は、シリーズ内に、本物の美白効果が期待出来る『美白の医薬部外品』の基礎スキンケア品を取り揃えている「洗顔」であれば、偽物ではありますが、酸化チタンを配合して美白効果を演出する戦略は支持します。

しかし「王妃の白珠」は、美白シリーズではなく、『単品のパッククリーム』ですし、先に述べた、美白を思わせるような『宣伝内容』もありますから、全く支持しません。

個人の声を集め、あたかも美白効果があるように思わせる派手な戦略は、プロとして憤りを覚えます。

「王妃の白珠」、ひどすぎます。

 

2.正しいケアを伝授

「王妃の白珠」を選択するユーザーの多くは、商品ページを読んで、美白効果を期待するでしょう。

しかし先に述べた通り、「王妃の白珠」を使い続ける限り、偽物の美白効果は得られるものの、本物の美白効果は得られません

コスメは決して安い買い物ではありません。このような効果が期待出来ない『ひどいコスメ』を買い続け、使い続けるユーザーが気の毒です。

『本物の美白効果』を得るには、国が効果を認めた美白の有効成分を、効果が期待出来る指定量配合した『美白の医薬部外品』以外ありえません。

美白の医薬部外品であれば、第一三共ヘルスケアの『ブライトエイジ』がおすすめです。

「ブライトエイジ」は、美白の有効成分に『トラネキサム酸』を配合した、『全方位型エイジングケアブランド』です。

「ブライトエイジ」のすごさは、このブログでも再三ご説明してきました。

製薬会社としても超一流である『第一三共』の「ブライトエイジ」と、「王妃の白珠」を比較すること自体、馬鹿馬鹿しい事ですが、世の中には「ブライトエイジ」のような『本物のコスメ』が存在しますから、正しい知識で、正しいコスメをお選びください。

<第一三共ヘルスケア「ブライトエイジ」>


<ブライトエイジのすごい点 ~効果面~>
製薬会社コスメ「ブライトエイジ」をおすすめする理由 ~効果面~

<ブライトエイジのすごい点 ~処方面~>
製薬会社コスメ「ブライトエイジ」をおすすめする理由 ~処方面~

<ブライトエイジのすごい点 ~安全性面~>
製薬会社コスメ「ブライトエイジ」をおすすめする理由 ~安全性面~

 

3.おわりに

いかがでしょうか?

「王妃の白珠」の商品ページには、この商品を絶賛する、多数の『個人の感想』が掲載されています。

テレビにも紹介されたようですし、美容の女性専門家100名が集まる「美の祭典2017」にも出品し、大好評を頂いたようです。

個人の感想の中には、「ミスユニバース」の方もいらっしゃいます。

私が申し上げた『王妃の白珠の真実』は、専門家でしか分からない事ですから、「ミスユニバース」の方をはじめ、ここに掲載の個人の方々には罪はありません。

せめて、美容のプロであれば見極めて頂きたいという思いはありますが、罪深いのは、コスメの『品質・技術』で勝負するのではなく、薬機法の網をかいくぐって、ユーザーが不利益を被るであろう『ひどい宣伝内容』で、注目を集めるメーカー・商品です。

昨年(2017年)、コスメの歴史に残る、『画期的な商品』が誕生しました。

それが「ポーラ」と「資生堂」の『しわ改善医薬部外品』です。

このブログでも再三記事にしてきましたが、「ポーラ」と「資生堂」のような、『確かな技術で本物のコスメ』を開発するメーカーがいる一方、「王妃の白珠」のようなコスメが存在し、話題となっている現実は悲しく思います。

是非、真実を見極め、正しい知識で、正しいコスメをお選びください。


 

<ポーラ VS 資生堂 「しわ改善医薬部外品」対決!>

www.cosmedein.com

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※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません