コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

市場回収!プチプラコスメは危険!!プチプラコスメは本当に大丈夫か?

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2018年4月13日、化粧品において『自主回収』が発生しました。

化粧品製造販売のサンパルコ(京都市東山区)は13日、同社が輸入し、卸先の100円ショップ「ダイソー」の全国約3千店で販売された白髪染めから有害物質が検出されたとして、自主回収すると発表した。

百均の白髪染めから有害物質 2百万本自主回収(京都新聞) - Yahoo!ニュース

「ダイソー」で売られているということは、今流行りの『プチプラコスメ』ですね。

化粧品開発者の私から見れば、「プチプラコスメ」は危険です。世の中には「プチプラコスメ」をおすすめするブログやブロガーがたくさん存在しますが、「何故、このような危険なコスメを人様におすすめするのか?」疑問です。

今回は化粧品開発者の私が、『プチプラコスメが危険な理由』を解説します。

 

1.ホルムアルデヒドの検出で自主回収!

自主回収・プチプラ・危険・ホルムアルデヒド

化粧品メーカーのサンパルコ(京都市東山区)は、同社が輸入し、100円ショップ「ダイソー」で販売された白髪染めから、『ホルムアルデヒド』が検出されたとして、自主回収すると発表しました。

「ホルムアルデヒド」は『薬機法(旧薬事法)』で使用が認められていない『有害物質』です。

回収の対象は「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズ の「Aブラック」・「Bダーク ブラウン」・「Cブラウン」の3商品で、回収数は、2012年12月~18年4月上旬に販売した『約200万本』です。

さらに、成分表示に一部誤りがあったとして、ファンデーションや口紅など『75品目』も合わせて自主回収するということです。

 

2.強い憤りを覚えます!

今回のケースは、化粧品開発者として非常に強い憤りを覚えます。一方で、後ほど述べますが、「プチプラコスメ」であれば仕方がなく、起こるべくして起きた出来事だとも思っています。

 

2-1.ユーザーに対する責任は?

このブログでも再三申し上げていますが、コスメの安全性は国が大枠を定めた『統一基準』と、化粧品メーカーの『自社基準』で運営されています。

国が定める『統一基準』は、『薬機法』に基づいており、日本でコスメを発売する全メーカーがこれに従う必要があります。

今回の「ホルムアルデヒド」は、『薬機法』で使用が禁止されている『有害物質』です。全くお話になりません。

ダイソーはホームページ上で、「検出されたホルムアルデヒドは微量で、現時点におきまして健康被害の報告はございませんが、国の化粧品基準では配合が認められていない成分であり、お客様のお手元に該当商品がございましたら、直ちにご使用を中止していただくようお願い申し上げます」と発表しています。

ダイソーにはがっかりですね。こんな会社はコスメを扱う資格はありません。

「現時点におきまして健康被害の報告はございません」と言っていますが、まずは、この商品を購入したユーザーに対する『謝罪』が先でしょう。

しかも、この商品は『髪の毛用(白髪用)』です。「ホルムアルデヒド」は有害物質ですから、万一、『薄毛の原因』になったらどう責任をとるつもりでしょうか?

「健康被害はない」と言っても、「微量」と言っても、「ホルムアルデヒド」が『有害物質』であり、配合禁止成分であることに変わりはなく、気づかないところで、『頭皮トラブル』につながっている可能性は否定できません。

コスメは、人の『肌』及び『頭皮』に用いるものですから、『安全性』を最も重視し、『安全性』に最も配慮しなければならないはずなのに、「ダイソー」及び「サンパルコ」は、この『コスメの基本』を忘れています。

このようなメーカーに、コスメを扱う資格はありません。

『返金』に応じることは、ユーザーに対する一つの責任の取り方ではありますが、これで終わりという訳にはいきません。そもそもコスメを扱う資格のないメーカー達ですから、今後の被害者の拡大を防ぐためにも、今回の対応を確実に実施した後、コスメ事業から撤退して頂きたいです

 

2-2.同業他社に対して卑怯!

化粧品メーカーは、国が定める『統一基準』を遵守しながら、いかにユーザー支持を獲得して市場拡大を図るか、切磋琢磨しています。

そのよう意味で、今回の騒動は、統一基準のルールを破っていたわけですから、切磋琢磨している同業他社に対し『卑怯』と言わざる得ません。

「ホルムアルデヒド」が検出されたため自主回収すると言っていますが、2012年からの『5年以上』販売し続けてきた事実を忘れてはいけませんし、この責任は重いです。

5年以上販売し続けてきて、「サンパルコ」も「ダイソー」も『利益』を得てきたわけです。この「利益」は、『ルール違反』『ユーザーへの健康被害リスク』の上に成り立っていますから、返金に応じるだけでなく、何かしらの『社会的制裁』を課すべきです。

「ダイソー」は、サンパルコ株式会社製造の全コスメを店舗から撤去したと、火消しに躍起になっていますが、問題がある商品を販売し続けて、利益を得てきた責任をとるべきです

 

3.「プチプラコスメ」であれば、あり得る自主回収

今回の騒動を聞いて、化粧品開発者として強い憤りを覚えたと同時に、「プチプラコスメ」であれば当然だなと思いました。

所詮「プチプラコスメ」の実力はこんなものなんです。

世の中には「プチプラコスメ」をおすすめするブログやブロガーがたくさん存在しますが、『コスメの安全性』という視点が欠けています。ブロガーと言っても、素人の集まりですから、仕方がありませんね。

そもそも「プチプラコスメ」とは、『品質が伴わない価格が安いコスメ』です。

ブロガーの中には、「オルビス」や「アテニア」、「資生堂 アクアレーベル」、「カネボウ KATE」などを『プチプラコスメ』と考え、紹介されている方も多くいらっしゃいますが、私の中の定義では、これらは「プチプラ」ではなく、『コスパがいいコスメ』です。

「プチプラコスメ=品質が伴わない価格が安いコスメ」に対し、「コスパがいいコスメ=品質が伴い(高品質)価格が低いコスメ」です。

「コスパ」には、『品質の高さ』が絶対条件です。「プチプラ」と「コスパ」は混同されがちですが、全く異なります。

詳細は以下記事でも論じています。

www.cosmedein.com


ですから、「プチプラコスメ=品質が伴わない価格が安いコスメ」を前提で話を進めさせて頂くと、そもそも『100円』という価格で高品質は無理です。

当事者である「サンパルコ」や「ダイソー」は、「そんなことはない!品質には自信がある!」と言うでしょうが、化粧品開発のプロからしてみれば、あり得ません。

品質には、『使用感』『安定性』『安全性』が含まれます。

コスメは毎日使って頂くことではじめて効果を発揮します。毎日使って頂くためには、『快適な使用感』が必須であり、我々化粧品開発者は、何度も試作を繰り返しますし、高価な原料を配合したりします。

また、コスメには『3年間の品質保持』が義務付けられており、3年の長きにわたって、大きな問題なく使って頂くために、安定性を確認したり、防腐力試験を実施したりします。

さらに、何度も申し上げるように、コスメは『安全であること』が大前提ですから、安全性に問題がないか、『ヒトパッチテスト』『代替法』などによって、安全性を確認します。

このように、高品質(使用感・安定性・安全性)を実現するには、『原材料費』『研究開発費』が必須であり、これがコスメの販売価格に反映されます。 ですから、プチプラ、まして『100円』では、これらの検討が出来るはずもなく、高品質はあり得ません

今回のケースでは、配合原料自体に、微量の「ホルムアルデヒド」が含有されていたのでしょう。通常、配合原料の合成過程や抽出方法などから、安全性に懸念がある有害物質の含有を疑います

まず、「サンパルコ」には、疑うだけの『知識』が無かったのでしょう。

そしてその後、疑いの有害物質が含有されていないか、分析をします。

「サンパルコ」には、分析する『技術』も無かったのでしょう。

コスメには、『高分子』がよく配合されますが、高分子(ポリマー)は、単分子(モノマー)の集合体です。モノマーは肌刺激性があるケースが多く、高分子開発においては、『残存モノマー』を必ず測定し、検出されなければ問題なし、検出された場合は含有量を下げる合成法を検討したりします。

こんなことは化粧品メーカーであれば常識ですから、「サンパルコ」には、これを実現するだけの『知識』『技術』が全くなく、これが、プチプラコスメの実力です。

「サンパルコ」のような技術レベルの低いメーカーしか、100円販売の「ダイソー」を相手にしませんから、「ダイソー」に並ぶ他のコスメも、「サンパルコ」同様、『技術レベルの低いモノ』であることは容易に想像できます。

こんな、価格だけで品質が伴わない、健康被害リスクが高い「プチプラコスメ」を私はおすすめしませんし、申し訳ないが、「サンパルコ」及び「ダイソー」には、コスメを扱う資格がないと思っていますから、化粧品事業から撤退して頂きたいです。

 

4.プチプラを選ぶなら「コスパ」を選ぶべき!

何故ここまで、品質が伴わない「プチプラコスメ」が人気なのか分かりません。

確かに価格は魅力的ではありますが、世の中には、高品質でありながら価格が低い『コスパに優れたコスメ』が存在しますから、絶対にこれら「コスパコスメ」を選ぶべきです。

『コスパ』で選ぶなら、『アテニア』『オルビス』です。

一度、これらコスメの品質と価格を、ご自身で確認してみてください。

@コスメベストアワード クレンジング部門で、2016年&2017年の『2年連続第一位』に輝いた『アテニアスキンクリア クレンズオイル』は、『175mL / 1836円(税込)』です。

<アテニア スキンクリア クレンズオイル>


『アテニア ドレスリフト』は、化粧品メーカーの花形、『エイジングケアシリーズ』でありながら、驚きの価格設定です。

<アテニア ドレスリフト>

 

 

弱酸性化粧水なら『オルビス』。肌悩み別に合わせて、高品質化粧水がお手頃価格でお試し頂けます。

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5.おわりに

いかがでしょうか?

これが「プチプラコスメ」の実力です。幸いにも、健康被害の報告はないとのことですが、今回の問題は、『起こるべくして起こった事』と言えるでしょう。

価格ばかりに注力し、コスメの基本を全く無視している「プチプラコスメ」は危険ですし、化粧品開発のプロとして、私はおすすめしません。

「アテニア」と「オルビス」は、化粧品開発者も認める『コスパ抜群のコスメ』ですから、プチプラを選んで、ご自身の肌や頭皮を危険にさらすくらいなら、これら『コスパコスメ』をおすすめします。

<アテニア ドレスリフト>

 



※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません