コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

プロはどちらを選ぶ? DHC VS ファンケル オイルクレンジング対決! 【コスメの名品対決!!】 

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コスメには、コスメ史に名を残すであろう『名品』と呼ばれるモノが存在します。

明確な定義はありませんが、幅広いユーザー支持を、長く得続けているコスメを『名品』と言うのでしょう。

「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」と「ファンケル マイルドクレンジングオイル」は、間違いなく『オイルクレンジングの名品』です。

名品の宿命、両者は必ず比較されますが、一体どちらのオイルクレンジングがおすすめでしょうか?

今回は、『名品対決!!』と題しまして、化粧品開発者の私が、オイルクレンジングの名品、『DHC』『 ファンケル』を徹底比較いたします。

 

1.DHC VS ファンケル

DHC・ファンケル・オイルクレンジング・おすすめ

1990年代当時のクレンジングの主流は、『クリームタイプ』でした。硬くて、マッサージも出来る、いわゆる『コールドクリーム』というものです。

マッサージも出来るという利点がある一方、メイク汚れを落とすための『油』の配合量が多くないため、クレンジング力は劣ります。

当時は今ほど、汗や水に強いファンデーションやマスカラなどはありませんでしたから、それほど高いクレンジング力は必要なかったかもしれません。

このようなクレンジング市場に、『オイルタイプ』として登場したのが、『DHC 薬用ディープクレンジングオイル』です。1990年代後半頃だったと記憶しています。

この商品は、『医薬部外品』で、『オリーブバージンオイル』を贅沢に配合しながらもお手頃価格。何より、これまでのコールドクリームに比べ、『圧倒的なクレンジング力』でしたから、瞬く間にユーザーからの支持を得ました。

DHCより前にオイルクレンジングはあったかもしれませんが、DHCの「高い品質」・「圧倒的に優れたコスパ」・「高度な販売戦略」によって、『オイルクレンジング=DHC』というイメージを見事に作り上げました。まさに、『オイルクレンジングのパイオニア』と言えるでしょう。

一方、『ファンケル マイルドクレンジングオイル』、通称『マイクレ』は、1997年に敏感肌の方でも使える肌に優しいクレンジングとして誕生しました。

今でこそ「オイルクレンジングの名品」と言われていますが、発売当時の「マイクレ」は、敏感肌のユーザーには受け入れられたものの、「DHC」と肩を並べるまではいかなかったと記憶しています。

転機となったのは、2009年のリニューアル。

これまでの『肌への優しさ』に加え、独自開発の「パーフェクトブレンドオイル」と「ナノサイズクレンジング技術」により、『高いクレンジング力』を実現し、生まれ変わりました。

このリニューアルが功を奏し、多くのユーザーから支持を得ることに成功。2009年2月のリニューアルから『4000万本以上』(2017年5月末まで)を販売しています。

オイルクレンジングの名品、「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」と「ファンケル マイルドクレンジングオイル」、一体どちらが優れていて、おすすめでしょうか?

<オイルクレンジングの歴史>

No.1 オイルクレンジングは? 【オイルクレンジングの歴史を振り返り、今後の展望を予想してみました】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

 

2.DHC 薬用ディープ クレンジングオイル

・分類、タイプ

医薬部外品、オイルクレンジング

 

・全成分

指定成分:なし

 

・特長

  • 医薬部外品
  • スペイン産有機栽培 オリーブ果実から抽出した「オリーブバージンオイル」配合
  • 鉱物油不使用、石油系界面活性剤不使用
  • まつ毛エクステにも使用可能
  • 売上個数「7100万個」突破(1995年12月~2014年10月末)
 

・総評

「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」の一番の特長は、『オリーブバージンオイル』です。

「薬用ディープクレンジングオイル」が発売された当時は、オイルクレンジング自体が少なかったですし、あっても、原料価格が安く供給が安定している「ミネラルオイル」などの『鉱物油』を配合するのがほとんどでした。

そのような中、『オリーブバージンオイル』をメイン訴求にした「薬用ディープクレンジングオイル」は、当時は画期的で、さらに価格もお手頃でしたから、瞬く間にユーザー支持を得て大ヒットしました。

今では販売実績が累計で『7100万個』を超えていますから、「薬用ディープクレンジングオイル」のすごさがお分かりになると思います。

まさに名品と呼ぶにふさわしい一品です。
 

3.ファンケル マイルドクレンジングオイル

マイルドクレンジングオイル

・分類、タイプ

化粧品、オイルクレンジング

 

・全成分

エチルヘキサン酸セチル、ジイソノナン酸BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20、(カプリル酸/カプリン酸)カプリリル、オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、グリセリン、ジカプリリルエーテル、ジメチコン、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、メドウフォーム油、ジグリセリン、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ダイズ油、ステアリン酸イヌリン、トコフェロール

 

・特長

  • 三段落ち(メイク、ざらつき、毛穴づまり)
  • うるおいをしっかりキープ
  • 石油系界面活性剤フリー
  • 濡れた手でも使用可能
  • まつ毛エクステにも使用可能
  • 年間販売本数「800万本」以上(4秒に1本売れている)
 

・総評

「ファンケル マイルドクレンジングオイル(マイクレ)」と言えば、『アイメイクが綺麗に落ちる写真』が有名です。

写真が示すように、『クレンジング力』にこだわっており、圧倒的なクレンジング力を誇りながらも、『うるおいキープ力』にも優れます。

「マイクレ」は、これらをしっかりデータで示しており、『エビデンス』は素晴しいです。さすがファンケルですね。

発売当初は順風満帆とはいかなかった「マイクレ」ですが、ファンケルの創業理念である『不の解消』を実行し続けた結果、今では『年間800万本以上』の売り上げを誇り、『オイルクレンジングの名品』と言われるまでに成長しました。

2017年11月に、『新機能』を搭載してリニューアルした「マイクレ」。

新機能は、テレビCMでお馴染み『おみごと、三段落ち』のキャッチコピーが示すように、新処方のオイルを配合し『角栓』を落とす機能です。

テレビCMでも盛んにアピールしているように、「マイクレ」の『クレンジング力』は素晴らしいですが、化粧品開発者の私は、『洗い上がりの良さ』にこそ、「マイクレ」の本当のすごさがあると考えています。

「マイクレ」は、オイルクレンジングでありながら、洗い上がりが素晴らしいです。

以前記事にしていますが、洗い上がりの良さの正体は『界面活性剤』です。

オイルクレンジングというと、『配合オイル』に注目されがちですが、オイルクレンジングの品質を決定づける『キー成分』はオイルではなく『界面活性剤』です。

「界面活性剤」があるからこそ『洗い上がり』に優れますし、『濡れた手でも使用可能』なオイルクレンジングに進化します。

「マイクレ」の『界面活性剤配合技術』は圧倒的で、これは、「ファンケル」独自の、他社では真似できない技術です。詳細は以下記事をご覧ください。

<マイクレの本当のすごさとは?>
化粧品開発者から見た「ファンケル マイクレ」のすごさとは? - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

<オイルクレンジングのキー成分は界面活性剤!>
オイルクレンジングのカギは「界面活性剤」にあり! オイルクレンジングの真実 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


「マイクレ」の現在の年間販売本数は「800万本以上」。今回のリニューアルで年間販売本数『1000万本』を目標にしているようです。

これだけの品質であれば、決して実現不可能な数字ではなく、すぐに達成できるでしょう。

 

4.DHC VS ファンケル おすすめは?

「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」、「ファンケル マイルドクレンジングオイル」の両品は、『販売実績』が示す通り、『オイルクレンジングの名品』です。

名品ではありますが、化粧品開発者の私は、『ファンケル マイルドクレンジングオイル』を圧倒的に支持します。

「DHC薬用ディープクレンジングオイル」の品質・技術以前に、私はDHCがあまり好きではありません。

大手化粧品会社に所属する研究員であれば、DHCが好きな人は少ないと思います。

何故ならDHCは、化粧品業界活動に消極的だからです。

化粧品業界には、『業界団体』が存在します。そのトップが通称『粧工連』と言われる『日本化粧品工業連合会』(JCIA)です。

ここでは、大手化粧品会社の代表が集まって、化粧品に関する様々な議論をしています。

最近だと、「ナチュラルコスメ・オーガニックコスメの新基準」も、「粧工連」の専門部会で議論されました。詳細は以下記事をご覧ください。

<最新版!ナチュラルコスメ・オーガニックコスメの新基準!!>
【最新版】 ナチュラルコスメ・オーガニックコスメの新基準!こう変わる!! - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


『SPF, PAの測定方法・表示方法』も「粧工連」の専門部会で決められますし、安全性に関わる『代替法』なども議論されています。

議論の内容は多岐にわたり、中小の化粧品会社が化粧品事業を展開できるのは、「粧工連」、ひいては「粧工連」に参加する大手化粧品会社のおかげと言っても過言ではありません。

大手化粧品会社は、自社の企業活動をしながら、化粧品業界のために尽力しています。

DHCは、この業界活動に非常に消極的です。これは業界では有名な話です。

化粧品には『全成分表示』が義務付けられていますが、『医薬部外品』には、『表示指定成分』の表示は必要ですが、全成分表示は義務付けられていません。

しかし、「自分が使う化粧品(医薬部外品を含む)の配合成分を知りたい」というユーザーニーズの高まりから、「粧工連」は、医薬部外品においても全成分表示を推奨する姿勢を示し、各化粧品メーカーに通達しました。

ですから、現在発売されている医薬部外品のほとんどに、全成分が表示されています。

「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」には全成分表示がされていません。

本品は『医薬部外品』ですから、全成分表示の必要はありません。

しかし、他社のほとんどが「粧工連」の指示通り、医薬部外品でも全成分表示しています。

DHCにも事情があると思いますが、中小の会社ならまだしも、DHCほどの会社であれば、他社のお手本となって、率先して対応すべきではないでしょうか?

『品質面・技術面』に話を戻すと、DHCの最大の訴求ポイントは「医薬部外品」と「オリーブバージンオイル」です。

しかし私は、医薬部外品のクレンジングに、全く魅力を感じていません。

クレンジングの使命は『汚れを落とすこと』です。医薬部外品にする必要はなく、医薬部外品にするくらいなら、化粧品にして、医薬部外品申請に必要な費用を節約し、さらにお求めやすい価格にすべきです。

また、「オリーブバージンオイル」に関しても、ナチュラルオイルを配合したオイルクレンジングは今では当たり前ですし、先程も申し上げたように、オイルクレンジングの品質を決定づける『キー成分』はオイルではなく、『界面活性剤』です。

ファンケルの『界面活性剤技術』は、DHCをはるかに凌駕しており、それは両者を比較して使えば一目瞭然です。

それだけ、「ファンケル マイクレ」に搭載されている技術は『高レベル』で、DHCを含む他社を圧倒しています。

すさまじい販売実績がありますから、「DHC 薬用ディープクレンジングオイル」は名品であることに変わりはありませんが、同じ名品であれば、化粧品開発者の私は『ファンケル マイクレ』をおすすめします。

マイルドクレンジングオイル


圧倒的な技術を搭載した「ファンケル マイクレ」ですが、今、私が最もおすすめするオイルクレンジングは「マイクレ」ではありません。

化粧品開発者の私が最もおすすめするオイルクレンジングは、『アテニア スキンクリア クレンズ オイル』です。




「アテニア」はファンケルの『グループ会社』です。

研究母体がファンケルですから、オイルクレンジングの名品「マイクレ」と同等の技術が搭載されているのが『アテニア スキンクリア クレンズ オイル』です。

当然、先程から申し上げている、他社が真似できないファンケルの『界面活性剤技術』が、「アテニア」にも搭載されています。

「アテニア」は、企業理念『一流ブランドの品質を、1/3価格で提供することに挑戦し続けます』が示すように、『圧倒的なコスパ』です。

「アテニア」は、「マイクレ」と同等の技術を搭載しながらも『175mL / 1836円(税込)』であり、「マイクレ」の『120mL / 1836円(税込)』と比較しても、コスパがすごいのは一目瞭然です。

実際、「アテニア スキンクリア クレンズオイル」は、品質の高さとお求めやすい価格が評価されて、@コスメベストアワードクレンジング部門で『2年連続の第一位』(2016年&2017年)に輝いています。

まだ「DHC」や「ファンケル」ほどの販売実績はありませんから、誰もが認める名品と言うには早いかもしれませんが、名品と言われる日も近いでしょう。

今、最もユーザー支持を得ているオイルクレンジングが『アテニア スキンクリア クレンズオイル』です。

是非一度、お試しください。

【化粧品開発のプロが分析】 クレンジング 「アテニア スキンクリア クレンズオイル」の評価・評判は?おすすめ? - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~



※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません