コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

何故、弱酸性化粧水おすすめNO.1は「オルビス」なのか?

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基礎スキンケアの中で、最もユーザー数が多いアイテムが『化粧水』です。

ですから化粧品会社は、化粧水開発に、かなり力を入れています。

このブログでもご紹介している通り、化粧品開発者である私が、最もおすすめする化粧水(弱酸性)は『オルビス』です。

<弱酸性化粧水おすすめNO.1は「オルビス」>
弱酸性化粧水をお探しの方必見!弱酸性化粧水(弱酸性ローション)のおすすめは? - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


何故「オルビス」が、『おすすめNO.1の弱酸性化粧水』なのか。

今回はその理由を詳しくご説明します。

 

1.化粧品会社にとって「化粧水」は最重要アイテム

弱酸性化粧水・おすすめ・オルビス

化粧品会社にとって『化粧水』は最重要アイテムです。

何故なら、先程も述べたように、「化粧水」が最もユーザー数が多いアイテムだからです。

さらに、化粧品会社は『シリーズ』でユーザーに使ってもらいたいですから、「化粧水」をきっかけに、乳液・美容液・クリームをユーザーにおすすめするのが戦略です。

このように、「化粧水」は『ユーザー数』が最も多く、シリーズ使いへの『きっかけ』になりやすいアイテムですから、化粧品会社は気合を入れて開発しますし、その時の最新の技術・理論を搭載します。

このような意味で、「化粧水」市場は、激戦区とも言えるでしょう。

この激戦区の「化粧水」の中で、私は『オルビス』を最もおすすめしています。

「オルビス」と言えば、『圧倒的なコスパ』が有名ですが、おすすめNO.1化粧水に推す理由は、「価格」は勿論ですが、オルビス化粧水の『抜群の使用感』『品質の高さ』にあります。

オルビス化粧水の使用感・品質の高さの前に、コスメに配合する『成分』についてご説明します。

 

2.コスメにはどのような成分が配合されているのか?

コスメには様々な成分が配合されています。今回は「化粧水」が主役ですから、コスメに配合の成分を『水性成分(水溶性成分)』『油性成分(油溶性成分)』に分けてご説明します。

 

3.水性成分(水溶性成分)

『水性成分』とは、水そのもの、水に溶ける成分、水に馴染みの良い成分を指します。

 

3-1.水

『水』はコスメにとってなくてはならない成分です。コスメは水が『主成分』であり、水が『主役』と言ってもいいでしょう。

あくまで目安ですが、「化粧水」であれば『80%以上』、「乳液」であれば『70%以上』、「クリーム」であれば『60%以上』、「オールインワンジェル」であれば『70%以上』が水です。

これだけコスメの大部分を占める水ですから、差別化を図ろうと、『特徴ある水』を配合する化粧品会社は多いです。「温泉水」や「海洋深層水」、「還元水」、「水素水」など、様々な水がありますが、これらの肌に対する効果は科学的に明らかになっているわけではありません

私自身も、コスメに配合の水を研究した経験がありますが、肌に良い効果がある」と科学的根拠(エビデンス)がある水は、現状、存在しませんからご注意ください。

逆に、そのような水が今後開発されたら、コスメの歴史が変わるかもしれません。

 

3-2.多価アルコール

「グリセリン」・「BG」・「プロパンジオール」・「ジグリセリン」・「ペンタンジール」などが該当します。

多価アルコールはコスメでは『保湿剤』として配合されますが、その中でも「BG」や「ペンタンジール」といった『2価アルコール』は、『抗菌成分』としての役割もあります。

「パラベンフリー」の商品では、腐敗を防ぐために、パラベンの代わりに、BGやペンタンジオールなどの「2価アルコール」を配合します。

ちなみに、「グリセリン」は『3価アルコール』であり、抗菌作用はありません。

 

3-3.界面活性剤(親水性)

「PEG-50水添ヒマシ油」や「ステアリン酸ポリグリセリル-10」など、『親水性の界面活性剤』が化粧水には配合されます。

界面活性剤には『親水性』『親油性(疎水性)』がありますが、詳細は以下記事をご覧ください。

<界面活性剤ってどんな成分?>
界面活性剤とは 【界面活性剤には様々な種類があります】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


化粧水に配合の「界面活性剤(親水性)」には、『可溶化』『肌なじみ向上』という、2つの役割があります。

化粧水に「香料(油溶性)」が配合される場合、それは水に溶けた状態であり、これを『可溶化』と言います。香料を可溶化するには、『親水性の界面活性剤』の存在が必要不可欠です。

また、肌は水をはじきます。手の甲に水を落とすと分かりますが、水だけでは肌なじみは悪いです。「親水性の界面活性剤」は『肌なじみを劇的に向上させる』ことが出来ますから、化粧水に配合されます。専門的には、水の表面張力を界面活性剤で下げると言います。

 

3-4.水溶性高分子

『水溶性高分子』には様々な種類があります。

一般的なのが、「キサンタンガム」や「カルボマー」などの『増粘剤』ですが、増粘剤の他に「水溶性高分子」には重要な役割があります。

それが『使用感の向上』(感触改良剤)です。

主に、「〇〇コポリマー」というのが、『使用感向上』のための水溶性高分子です。

一般的な化粧水には油(オイル)は配合されていません。少量のオイルを、微細な粒子状に乳化した『マイクロエマルジョンタイプ』の化粧水は存在しますが、安定性の課題から最近は少なくなってきました。

油が配合されていれば、油の種類を変えることで(極性油or無極性油、固形or半固形or液状など)、使用感を向上させることは可能ですが、油が配合されていない化粧水は、使用感に変化をつけることが難しいです

ですから、化粧水の『使用感向上』(感触改良)のためには、『水溶性高分子』の役割が大きく、後ほど述べますが、「オルビス」はこの水溶性高分子の配合技術に長けています

 

3-5.その他

その他、コスメに配合される水性成分には、パラベンなどの「防腐剤」、クエン酸などの「pH調整剤」、様々な美肌効果を有する「エキス類」などがあります。

 

4.油性成分(油溶性成分)

『油性成分』とは、油そのもの、油に溶ける成分、油に馴染みの良い成分を指します。

 

4-1.油

極性油・無極性油、鉱物油・植物油・合成油など、コスメには様々な油が配合されていて、これだけで一つの記事になってしまいますが、今回は「化粧水」、つまり『水性成分』が主役ですから、ここでの油の詳細は割愛させていただきます。

 

4-2.界面活性剤(疎水性・親油性)

水と油から成るコスメには、『親油性の界面活性剤』が欠かせません。水と油は、それだけでは混ざり合うことは出来ず、親水性と親油性の界面活性剤によって『乳化』されて、はじめて水と油は混ざり合います。

界面活性剤については以下記事をご覧ください。

<界面活性剤ってどんな成分?>
界面活性剤とは 【界面活性剤には様々な種類があります】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

 

4-3.その他

その他、コスメに配合される油性成分には、パラベン(プロピルパラベン)などの「防腐剤」、トコフェロールなどの「品質安定化剤」、様々な美肌効果を有する「油溶性のエキス類」などがあります。

 

5.何故、「オルビス」の化粧水はおすすめNO.1なのか?

化粧水の処方構成を考えてみましょう。

先程も述べましたが、昔は、少量の油を配合した「マイクロエマルジョンタイプ」の化粧水は存在しましたが、現在は安定性の課題から、かなり少なくなってきました。

ですから基本、化粧水には油は配合されておらず、先に述べた『水性成分だけ』で、化粧水は構成されています。

オルビスの一番の特長は、皆さんご存知のように『オイルフリー』です。

1984年、『オイルフリー』をブランドコンセプトに掲げて誕生した化粧品会社が『オルビス』です。

当時、「オイルフリー」という概念は斬新でしたが、斬新すぎて暫くはユーザーに受け入れられなかったと思います。しかし、それから30年以上経った現在、「オイルフリー」は広くユーザーに知れ渡り、受け入れられ、オルビスは超メジャーな化粧品会社に大成長しました。

※オルビスは㈱ポーラのグループ会社です

オルビスは、30年以上も「オイルフリー」に挑戦し続け、研究開発を続けています。これはつまり、30年以上、『水性成分の研究を続けている』と言っても過言ではありません。

これが先ほど、オルビスは「水溶性高分子」の配合技術に長けていると言った一番の理由です。

油(オイル)が使えないオルビスが、コスメに、どのように使用感変化をつけて、どのように他社よりも優れる使用感のモノを開発したのか、その答えが『水溶性高分子の配合技術』です。

コスメには化粧水だけでなく、様々なアイテムがあります。他のメーカーは、様々な油を使い分けて使用感に変化をつけ、使用感の向上を図ってきましたが、油が使えないオルビスは、水性成分で唯一、使用感向上が狙える『水溶性高分子』に着目し、研究を続けてきました。

ですから、オルビスの水溶性高分子開発技術・配合技術は秀逸で、特に化粧水では、その高い技術を遺憾なく発揮しています。

私自身、「オイルフリー」を支持しているわけではありません。コスメにはオイルが必要であるというのが私の考えですが、オルビスの水溶性高分子配合技術と、化粧水の使用感は、一段と高いレベルにあることは間違いありません

30年以上、オルビス(ポーラ)という一流メーカーが研究開発を続けてきた結果ですから、当然と言えば当然ですが。

弱酸性エイジングケア化粧水『オルビスユー モイストアップローション』を例にとってみます。以下が全成分です。

<モイストアップローション 全成分>

水、BG、グリセリン、酵母エキス、PEG-75、プロパンジオール、加水分解ヒアルロン酸、(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリコシルトレハロース加水分解水添デンプンポリグルタミン酸Na、ジグリセリン、PPG-24グリセレス-24、プルランPVP、キサンタンガム、クエン酸、クエン酸Na、ペンテト酸5Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン


この中で、使用感向上(後肌改善)のための『水溶性高分子』が、「グリコシルトレハロース」・「加水分解水添デンプン」・「ポリグルタミン酸Na」・「プルラン」・「PVP」です。

使用感向上の水溶性高分子だけで、5つも配合しています。

コスメは毎日使うものです。毎日使い続けることではじめて効果を得ることが出来ます。

毎日使い続けるためには、『心地よい使用感』は絶対条件です。

「オイルフリー」で培った、一段高いレベルにある『水溶性高分子技術』によって、抜群の使用感と高い品質を実現しているのが、オルビスの『化粧水』です。

ですから、化粧品開発者の私がおすすめするNO.1化粧水が『オルビス』であり、私自身、オルビスの化粧水はリニューアルの度、全種類、使用感の確認を行い、自身の業務の参考にさせてもらっています。

 

6.おわりに

いかがでしょうか?

どこよりも先駆けて『オイルフリー』を掲げ、どこよりも長く、『水溶性高分子の研究開発』を続けてきた「オルビス」は、価格は勿論、『使用感・品質面』で、おすすめNO.1化粧水にふさわしいと私は思います。

是非一度、秀逸な使用感をお試しください。


<何故、弱酸性はお肌にいいのか?>

弱酸性の真実 【弱酸性コスメは肌に優しい?】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

<弱酸性化粧水おすすめNO.1は「オルビス」>
弱酸性化粧水をお探しの方必見!弱酸性化粧水(弱酸性ローション)のおすすめは? - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~



※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません