コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

化粧品開発者が教える、効果が期待できる「育毛剤」を選ぶただ一つのポイント

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世の中には様々な『育毛剤』が存在します。

皆様は、何を基準に育毛剤をお選びでしょうか?

今回は、化粧品開発者の私が、『効果が期待できる育毛剤選びのただ一つのポイント』と、『おすすめの育毛剤』をご紹介します。

 

1.育毛剤を選ぶただ一つのポイント

効く育毛剤・ポリピュア

 
何を基準に『育毛剤』を選べばいいのか?

「ブランド」・「使用感」・「デザイン」・「配合成分」・「口コミ評価」など、育毛剤選びのポイントはたくさんありますが、化粧品開発者の私が推奨する育毛剤選びのポイントはただ一つです。

非常に簡単で、商品を見れば誰でも判断可能です。

私が考える、効果が期待できる育毛剤を選ぶただ一つのポイントは、『有効成分の数』です。

 

2.有効成分とは?

 『有効成分』とは、一体どんな成分でしょうか?

まず、コスメの全成分表示について少し触れましょう。

「化粧品」には全成分表示が義務付けられています。ですから、皆様が普段お使いの化粧品には、どんな成分が配合されているか、配合成分の全てが表示されています。

一方、「医薬部外品」には、指定成分の表示は必要ですが、全成分表示の必要はありません。ただし、化粧品業界団体(JCIA)は、「医薬部外品」においても全成分表示を推奨しており、大部分の化粧品メーカーは、業界団体の指示に従って、「医薬部外品」にも全成分表示をしています。

中には、全成分表示をしていない「医薬部外品」も存在しますが、違法ではありません。「医薬部外品」に全成分表示をしないメーカーとしては『DHC』が有名です。

「医薬部外品」の全成分は、『有効成分』『その他の成分』に分けて表示されます。一度、皆様がお使いの医薬部外品の表示をご覧になってください。必ず、この形式で表示されているはずです。

『育毛』という表現は「化粧品」には認められておらず、「医薬部外品」でしか使うことが出来ませんから、『育毛剤』と名がつくものは全て『医薬部外品』です。

ですから、「育毛剤」の全成分は必ず、『有効成分』『その他の成分』に分けて表示されています。

『有効成分』とは、国(厚生労働省)が『効果』『安全性』を認めた成分です。

「育毛剤」の場合、国が『育毛効果』を認めた成分こそが『有効成分』です。

「美白」であれば、「アルブチン」や「ビタミンC誘導体」などが有効成分であり、『美白の有効成分』と言ったりしますし、「育毛剤」であれば、『育毛の有効成分』となり、「センブリエキス」や「ニンジンエキス」などが該当します。

一方、『その他の成分』とは、『有効成分以外の成分』です。これはつまり、「その他の成分」には育毛効果が公には認められていないということです。

『有効成分』・・・国(厚生労働省)から育毛効果が認められた成分

『その他の成分』・・・公には育毛効果が認められていない成分

「美白」や「育毛剤」のようなお悩み商品は、効果にこだわるべきと考えます。「育毛剤」の場合の効果とは、『育毛効果』であり、そのためには国から育毛効果が認められた『有効成分』にこだわるべきです。

そして、有効成分のこだわりこそ、『有効成分の数』であり、効果が期待できる育毛剤を選ぶただ一つのポイントであると私は考えています。

「有効成分の数」が、何故、育毛剤選びのただ一つのポイントなのかを説明する前に、簡単に、『育毛剤のメカニズム』をおさらいしましょう。

 

3.育毛剤のメカニズム

 育毛剤のメカニズムは大きく4つあります。

 

3-1.毛周期のバランスを整える

 毛髪には、「成長期」・「退行期」・「休止期」というサイクルがあります。これを『毛周期』と言います。

休止期の頭髪が増加すると、頭髪の再生と脱毛のバランスが崩れ、頭髪が減少します。バランスが崩れる原因は、加齢だけではなく、ストレスや、偏った食生活等が考えられ、これらにより成長期の短縮休止期の延長脱毛後の成長期への移行の退延が生 じて、脱毛症に至ります。

ですから、「成長期」・「退行期」・「休止期」のバランスは非常に重要です。

毛周期のバランスを整える効果のある有効成分には『感光素301(タカナール)』があります。

 

3-2.頭皮環境を整える

 炎症箇所は毛が抜けやすいですし、頭皮が乾燥していては、毛が生えにくくなります。ですから、頭皮を『炎症』『乾燥』から守り、頭皮環境を整える必要があります。

炎症を抑える有効成分には『酢酸トコフェロール』『グリチルリチン酸2K』が、保湿系の有効成分には『パンテトニルエチルエーテル』『センブリエキス』などがあります。

 

3-3.毛母細胞の細胞増殖を促進させる

 『毛母細胞』は、細胞分裂を繰り返し、髪の毛を作り出します。ですから、育毛には、毛母細胞の細胞分裂を促進させることが最も有効と言えるでしょう。

血流を促進させて、毛母細胞に、髪の毛の生成に必要な栄養素を運んであげることや、毛母細胞自体に働きかけて、細胞増殖を促すことが有効です。

 

3-4.男性ホルモンを抑制する

 男性ホルモンの一種であるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きによって『ジヒドロテストステロン(DHT)』という物質に変化します。

この『DHT』が毛根に作用すると、髪の毛が成長できずにヘアサイクルが乱れ、抜け毛が起きます

最近、有効成分に『エチニルエストラジオール』を配合している育毛剤がありますが、この成分は『女性ホルモン剤の1種』のため、男性ホルモン由来の抜け毛を防ぐことが期待できます。


以上のように、『育毛』と一口に言っても、育毛メカニズムは様々です。

これらを踏まえ、次項では、何故『有効成分の数』が育毛剤選びのポイントになるのかをご説明します。

 

4.育毛剤選びのただ一つのポイントは「有効成分の数」

 医薬部外品において、単純に『有効成分の数』を論じることは、好ましいことではありません。

例えば、美白の医薬部外品において、有効成分「1つ」か「2つ」が多いのが実情ですが、有効成分数2つだからと言って、1つのものより「効果が2倍ある」とか、「優れている」と言うことはできません。

「効果の高い低いに有効成分の数は関係ない」、「有効成分1つでも2つでも3つでも、効果に違いはない」というのが医薬部外品の考え方です。

私は化粧品開発者ですから、「有効成分の数と効果の高い低いは関係ない」ということは十分理解しています。しかしそれでも私は、『有効成分の数』を育毛剤選びのただ一つのポイントに掲げています。

先ほどもご説明したように、『育毛メカニズムは様々』です。例えば、ある人の薄毛の原因が『頭皮環境の悪化』によるものであったとしても、別の人の薄毛の原因が、必ずしも同じかどうかは分かりません。頭皮環境の悪化よりも、『毛母細胞への栄養不足』が薄毛の原因かも知れません。

つまり、人によって薄毛の原因は様々なのに、有効成分への対策を一律に考えてよいのか?ということです。

薄毛の原因が『頭皮環境の悪化』にある人が、血行促進によって毛母細胞の細胞増殖を促す有効成分配合の育毛剤を使って、最大限の効果が得られるでしょうか?

自身の薄毛の真の原因が何で、どこにアプローチすれば最大の効果を得られるかは分かりませんし、人によって様々でしょう。

だからこそ、『有効成分の数が多い育毛剤』であれば、毛母細胞・頭皮・毛周期など、より多くの作用箇所(効果箇所)に対応していますから、自身の薄毛の『原因』と、一番効果的に働く『作用箇所』がよく分からない多くのユーザーにとって、『最良の育毛剤』になるのではないかと考えています。

これが、化粧品開発者の私が、効果が期待できる育毛剤選びに『有効成分の数』を、ただ一つのポイントとして掲げている理由です。

「有効成分の数」であれば、育毛剤の全成分を見ればすぐに分かります。

一度、ご自身がお使いの、または、ご自身の周りにある育毛剤の有効成分はいくつか、確認してみてはいかがでしょうか?

 

5.おすすめの育毛剤

 私がおすすめする育毛剤は『ポリピュアEX』です。

最近、ネット広告やラジオCMに力を入れていますから、ご存知の方も多いと思います。

「ポリピュアEX」と言えば、『バイオポリリン酸』が有名です。メーカー側も、ラジオCMでは「バイオポリリン酸」の説明に多くの時間を割いています。

この成分は、専門研究員が名だたる大学や施設で、17年もの歳月をかけて開発したすごい成分です。

しかし残念ながら、この成分は「有効成分」ではなく、『その他の成分』ですから、公に育毛効果は認められていません。

私が考えるポリピュアEXのおすすめ点・すごい点は、「バイオポリリン酸」ではなく『有効成分の数』です。

ポリピュアEXには、「センブリエキス」・「パントテニルエチルエーテル」・「ニンジン抽出液」・「グリチルリチン酸ジカリウム」の『4つの有効成分』が配合されています。

育毛剤の世界では、『有効成分3つ』が最も多く、育毛剤として有名な「スカルプD」・「柑気楼」・「サクセス」・「セグレタ」・「50の恵み」、これらはすべて『有効成分3つ』です。

その中で『有効成分4つ』は、なかなかお目にかかれません。「バイオポリリン酸」を強く宣伝するよりも、『有効成分4つの事実』『有効成分4つのすごさ』をもっとアピールする戦略にすればいいのにと思います。

ほとんどの育毛剤が「有効成分3つ」の中、『有効成分4つ』は本当にすごいことです。有効成分4つであれば、より多くの育毛メカニズムに作用しますから、効果が期待できると思います。

<有効成分4つの育毛剤「ポリピュアEX」>
ポリピュア

 

6.おわりに

いかがでしょうか?

薄毛の原因は人によって様々であり、頭皮環境・毛母細胞・毛周期といった、どこの作用箇所に働きかけるのが一番効果的かも、人によって異なります。

ですから私は、より多くの作用箇所をカバーするという意味で、『有効成分の数』を育毛剤選びのポイントとして考えています。

ただし、これはあくまで私個人の見解である旨、ご了承ください。

<有効成分4つの育毛剤「ポリピュアEX」>ポリピュア