コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

美白コスメは怖い?危険?安心・安全な美白コスメはこれだ!

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カネボウの『白斑問題』以降、美白コスメは怖いと感じている方も多いと思います。

そこで今回は、化粧品開発者の私が、「本当に美白コスメは怖いのか」を考えるとともに、安心・安全にお使い頂ける美白コスメをご紹介します。

なお、記事中、「美白コスメ」と表現していますが、化粧品(コスメ)の場合、美白と言う表現は使えません。正しくは、『美白の医薬部外品』もしくは、『美白の薬用化粧品』ですが、今回の記事では便宜上、『美白コスメ』と表現しますので、あらかじめご了承ください。

 

1.美白の必要性

美白コスメ・こわい・トラネキサム酸

美白・美白ケアと言えば、夏の時期のイメージが強いですが、一年を通しての美白・美白ケアが理想的です。

何故なら、秋・冬の時期は、確かに夏の時期に比べれば、紫外線の照射量は減りますが、特に『UV-A波』は、季節による照射量の差が小さく、冬の時期でも、曇りでも降り注ぐ厄介な紫外線です。

また、紫外線を浴びてすぐに、シミやシワになるのではなく、浴びてからある程度の期間を置いて、お肌に影響が出始めますから、特に、夏から秋の時期は、集中的なケアが好ましいです。

上記は、美白ケアだけでなく、「日焼け止め」にも該当します。冬の時期・曇りの日だからと言って、「日焼け止めの必要なし」と考えるのは危険です。夏の時期ほどの紫外線防御スペックではなく、ある程度スペックを落としても構わないので、年間を通しての日焼け止めの使用をおすすめします

 

2.美白コスメは怖い?

美白コスメ・こわい・トラネキサム酸

カネボウの白斑問題以降、「美白コスメは怖い」と感じている方は多いのではないでしょうか?

実際、白斑問題直後は、美白コスメの開発・発売を延期したり、中止したりする化粧品会社が多くあったと聞きます。

これは、「美白コスメが危険」と言うわけではなく、このブログでも何度も論じていますが、コスメは何より『イメージ』を大切にしますから、白斑問題直後の美白コスメのイメージが悪く、ユーザーが求めていないと化粧品会社が察したため、美白コスメの開発・販売に影響を与えただけです。

美白コスメは『医薬部外品』ですから、国も安全性を認めていますし、化粧品会社も安全性を特に重視して評価しており、国・化粧品会社双方が安全だと判断しない限り、美白コスメは販売されません

そういう意味では、決して美白コスメは危険なモノではなく、むしろ、通常の化粧品に比べて『厳しい安全性評価』を実施し、その厳しい評価をクリアした商品なんです。

しかし実際に、白斑問題は起きました。

白斑問題は、『想定外の出来事』とも考えられますが、当事者であるカネボウの責任は重いです。白斑問題の詳細は以下記事をご覧ください。

<美白コスメランキング>
美白化粧品(薬用化粧品) ランキングNo.1は? 【カネボウ白斑問題から、美白化粧品のおすすめを考えてみた】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

私自身、国・化粧品会社の度重なる安全性評価をクリアした美白コスメを怖いと考えていません。また、今後、カネボウの白斑問題のようなことが起きる可能性は限りなくゼロに近いと思います。むしろ、美白コスメ(医薬部外品)よりも、通常の化粧品の方が、肌トラブルが起きる可能性が高いとも思います。

しかし、白斑問題以降、美白ケアをしたいが、美白コスメを使うことに躊躇している方もいると思います。次項では、「美白コスメは怖い?」と少しでも感じている方に、おすすめの美白コスメをご紹介します。

 

3.おすすめの美白コスメ

3-1.富士フィルム「アスタリフト ホワイト」

アスタリフトホワイト


カネボウ白斑問題の原因物質は、カネボウ独自の美白の有効成分『ロドデノール』と考えられています。「ロドデノール」はカネボウ独自の成分ですから、カネボウの商品にしか配合されていません。

これはつまり、『市場実績が少ない』ということ。市場には数多くの美白コスメがある中、カネボウの商品に限定されますから、実績は少ないと言えるでしょう。

ですから、もし、「美白コスメは怖い?」と感じているのであれば、『豊富な市場実績がある美白の有効成分』を配合した美白コスメを選ぶべきです。

豊富な市場実績というのは、『長い間、多くのユーザーが使用した結果』ですから、それでもなお、重篤な肌トラブルが報告されていなければ、安心してお使い頂けると考えられます。

そのような意味で、最も市場実績がある美白剤の一つが、『アルブチン』『ビタミンC誘導体』です。

様々な化粧品メーカーの美白コスメに配合されている美白剤ですから、白斑の原因物質、カネボウ独自の美白剤「ロドデノール」とは、比べ物にならない豊富な市場実績です。

美白剤として『アルブチン』『ビタミンC誘導体』配合の美白コスメであれば、富士フィルム『アスタリフト ホワイト』がおすすめです。

記事と合わせてご確認ください。

アスタリフトホワイト

美白化粧品(薬用化粧品) ランキングNo.1は? 【カネボウ白斑問題から、美白化粧品のおすすめを考えてみた】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

 

3-2.第一三共ヘルスケア「ブライトエイジ」

もう一つのおすすめが、第一三共ヘルスケアの『ブライトエイジ』です。

より安心・安全に美白コスメを選ぶのであれば、先に述べた『使用実績』に加え、「ロドデノール」と作用機序(メカニズム)が異なるという『美白メカニズム』の視点から考えるのも一つの手です。

最も一般的な美白メカニズムが、『チロシナーゼの活性抑制』です。「チロシナーゼ」は酸化酵素の一種で、「チロシン」という成分に「チロシナーゼ」が働きかけるのが『メラニン生成の出発』です。ですから、「チロシナーゼ」の活性を抑制すれば、メラニンの生成が抑制されます

このメカニズムの美白剤は最も数が多く、「アルブチン」・「ビタミンC誘導体」は、このメカニズムに該当します。

「ロドデノール」もこのメカニズムに該当しますが、「ロドデノール」の「チロシナーゼ活性抑制」が、ある意味暴走し、白斑を引き起こしたとも考えられます。

ですから、「チロシナーゼ活性抑制」ではないメカニズムの美白剤を選ぶという考え方です。「チロシナーゼ活性抑制」でなければ、少なくとも「ロドデノール」の白斑のようなことは起こりません。

「チロシナーゼ活性抑制」以外のメカニズムに、『メラノサイトへのシグナル遮断』があります。

メラニンは『メラノサイト』で作られます。女性ホルモンや紫外線などの刺激を受けると、「プラスミン」や「プロスタグランジン」と言われる物質がメラノサイトに働きかけて、メラニン生成をスタートさせます。

つまり、メラノサイトに「メラニンを作りなさい!」という『シグナル』を与えて、『メラノサイトを活性化』させるわけです。

「メラニンを作りなさい!」という、『メラノサイトへのシグナルを遮断』し、メラノサイトの活性化が阻害されると、メラニンの生成は抑制されます。

この、メラノサイトへのシグナルを遮断する美白剤として有名なのが、『トラネキサム酸』です。

『トラネキサム酸』と言えば、『第一三共ヘルスケア』。業界では常識です。

トラネキサム酸配合の美白コスメで、第一三共ヘルスケア以外を選ぶ理由が見当たりません。何故なら、もともとトラネキサム酸は、第一三共ヘルスケアの『オリジナル成分』ですから、第一三共以上にトラネキサム酸を知りつくしたメーカーは存在しません。

しかも、第一三共ヘルスケアは『製薬会社』ですから、安全性に関する評価技術・評価基準は最高峰、トップレベルです。

トラネキサム酸を美白の有効成分として配合した美白コスメであれば、第一三共ヘルスケアの『ブライトエイジ』

『製薬会社品質』であり、ロドデノールとメカニズムが異なる『トラネキサム酸』を、美白剤として配合する第一三共ヘルスケアの『ブライトエイジ』は、「美白コスメは怖い?」と少しでも感じている方にとってはうってつけだと思います。

「トラネキサム酸」の市場実績は、「アルブチン」や「ビタミンC誘導体」と比較すると少ないですが、製薬会社が開発した成分ですし、私自身、最も好きな美白の有効成分でもあります。

<ブライトエイジのすごい点 ~効果面~>
製薬会社コスメ「ブライトエイジ(第一三共ヘルスケア)」をおすすめする理由 ~効果面~ - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

<ブライトエイジのすごい点 ~処方面~>
製薬会社コスメ「ブライトエイジ(第一三共ヘルスケア)」をおすすめする理由 ~処方面~ - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

 

4.おわりに

いかがでしょうか?

決して、美白コスメは怖いモノではありません。化粧品会社が、通常の化粧品(コスメ)以上に、慎重かつ確実に安全性評価を実施しています

しかし現実に、カネボウの白斑問題は起きました。

ですから、より安心・安全にお使い頂くための美白剤(美白の有効成分)の選択方法として、『①市場実績』『②メカニズム』の2つを提案させて頂きました。

しかし、市場実績十分な「アルブチン」・「ビタミンC誘導体」の『アスタリフト ホワイト』であっても、製薬会社が開発し、ロドデノールと美白メカニズムが異なる「トラネキサム酸」の『ブライトエイジ』であっても、安全性に絶対はあり得ません。お肌に合わない方もいらっしゃるでしょう。

美白コスメに限らず、全てのコスメにおいて、万一、お肌に異常を感じた際は、直ちに使用を止め、メーカーの指示に従ってください。


<富士フィルム「アスタリフト ホワイト」>

アスタリフトホワイト


<第一三共ヘルスケア「ブライトエイジ」>

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません