コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

ロート製薬 VS 第一三共 おすすめNo.1 製薬会社コスメはどっち?

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化粧品を主事業としない、様々な異業種が参入しているのが『化粧品業界』です。

その中でも、『製薬会社』のコスメは、「高効果」・「高品質」というイメージから、近年、大きな成長を遂げ、多くのユーザー支持を得ています。

この、製薬会社コスメの代表格が、『ロート製薬』『第一三共ヘルスケア』

双方とも、間違いなく、製薬会社コスメの最高峰です。

では一体、どちらが『おすすめNo.1製薬会社コスメ』なのでしょうか?

今回は、化粧品開発者の私が、ロート製薬と第一三共ヘルスケアを徹底比較し、どちらがおすすめNo.1 製薬会社コスメかをご説明します。

 

1.製薬会社コスメとは?

製薬会社コスメ・ロート製薬・第一三共

私が化粧品業界に入った1990年代終わりの頃は、異業種からの参入はあまりありませんでしたし、異業種からの化粧品進出が、ここまで活発になるとは想像も出来ませんでした。

異業種からの化粧品業界への参入が活発になった理由は、「化粧品業界自体が景気に左右されにくいこと」、「化粧品は高付加価値商材のため利益になりやすいこと」、「化粧品製造を請け負うOEMメーカーの発展」などが考えられます。

その中でも『製薬会社コスメ』は、化粧品業界の中で一大勢力にまで成長しました。

「製薬会社」というと、『高効果』『高技術』『高品質』のイメージが強く、これらを求めるユーザーに、製薬会社コスメは支持されていると思います。

しかし、化粧品開発者の私から言わせれば、全ての製薬会社のコスメが、「高効果」・「高技術」・「高品質」ではなく、中には◯◯製薬と、名ばかりの製薬会社コスメが存在するのも事実。

パーフェクトワンでお馴染みの「新日本製薬」や、メディプラスゲルの開発元「サティス製薬」は、宣伝手法・処方化技術の観点から、私は製薬会社コスメとは認めていません。詳細は以下記事をご覧ください。

<オールインワンゲルランキング>
話題のオールインワンゲルランキング 【コラリッチvsパーフェクトワンvsシミウスvsメディプラス、真のおすすめNo.1は?】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

多くのユーザーは、「高効果」・「高技術」・「高品質」を期待して製薬会社コスメを購入します。ですから、これらをイメージではなく、実現・体現しているコスメこそ、私が考える真の『製薬会社コスメ』です。

そのような意味で、『製薬会社コスメ』と言えるのは、「ロート製薬」・「第一三共ヘルスケア」・「大正製薬」・「大塚製薬」・「再春館製薬」・「武田薬品」などではないでしょうか?

これらは先に述べた「新日本製薬」や「サティス製薬」とは比較にならない程、製薬会社としても超一流のメーカーです。

その中でも、『ロート製薬』『第一三共ヘルスケア』が、今の製薬会社コスメ分野を牽引する、製薬会社コスメの最高峰でしょう。

どちらも素晴らしい製薬会社コスメに変わりはありませんが、一体、どっちがNo.1製薬会社コスメなのか?

次項では、化粧品開発者の私が、「ロート製薬」と「第一三共ヘルスケア」を徹底比較し、どちらがNo.1製薬会社コスメかを論じたいと思います。

 

2.ロート製薬 VS 第一三共ヘルスケア No.1製薬会社コスメはどっち?

今のセルフ市場において、最も勢いのあるブランドが、資生堂やカネボウを抑え、「ロート製薬」の『肌ラボ』ではないでしょうか?

化粧品・トイレタリー業界の専門情報誌『国際商業』を見ても、セルフ市場における、肌ラボの売り上げシェアは相当なものです。

「高効果」・「高技術」・「高品質」の製薬会社コスメを、お手頃価格で提供する「ロート製薬」の『肌ラボ』は、これまでのセルフ市場の勢力図を一変したとっても過言ではありません。

そのような意味で、「ロート製薬」はすごいですし、製薬会社コスメをお手頃価格で実現した「ロート製薬」の、業界・ユーザーへの貢献度は素晴しいです。

しかし、結論から言うと、化粧品開発者である私が考えるNo.1製薬会社コスメは、『第一三共ヘルスケア』です。

※あくまで私個人の見解である旨、ご了承ください

その理由を詳しくご説明します。

 

3.ロート製薬の特長

「ロート製薬」は高度な技術と商品で、世の人々の生活を豊かにする一流の企業です。当然、手掛ける化粧品は、どれも一級品です。

「ロート製薬」は化粧品分野において、『肌ラボ』の他にも様々なブランドを展開しています。

私が、No.1製薬会社コスメに、「ロート製薬」ではなく、『第一三共ヘルスケア』を支持するのは、「ロート製薬」の『オバジ』『50の恵み』が、若干気になる点があるからです。

詳しくご説明します。

まず、先程も述べたように、世のユーザーが製薬会社コスメに期待することは、製薬会社ゆえの、「高効果」・「高技術」・「高品質」です。

「オバジ」と「50の恵み」は、「高効果」・「高技術」という点は、間違いなくクリアしているでしょう。やや疑問に思うのは、『高品質』という点です。

『高品質』と一言に言っても、その意味するところは、コスメの『安定性』『安全性』ではないかと私は考えています。

コスメは医薬品と違い、『安全であること』が絶対条件です。ある程度「効果」を犠牲にして、「安全性」を優先しているとも言えます。

「効果」を犠牲に「安全性」を優先しているコスメは、短期間で効果を発揮するものではなく、『長期間』使い続けることで効果を発揮します。

ですから、我々化粧品開発者は、ユーザーに長期間、快適にコスメを使い続けて頂くために、『使用感』『安定性』を極限まで追求します。

いくら効果が期待できるといっても、『使用感』が悪ければ、長期間使い続けることは出来ませんよね。使うことが苦痛になってしまいます。

水と油から成る「乳液」や「クリーム」といった『乳化物』は、専門的に言うと、熱力学的に不安定な系であり、いずれは必ず水と油に分かれます。これを『分離』と言います。

我々化粧品開発者は、『界面活性剤』の力を借りて、コスメの保証期間である3年間、『分離』を起こさないようにしている、『分離』の速度を遅らせているに過ぎません。

このブログでも再三申し上げているように、コスメは『高付加価値商材』ですから、ユーザーにとっては『高い買い物』です。それなのに、買ってすぐ分離したら嫌ですよね。これが『安定性』に対する考え方です。

また、『安定性』は何も「分離」だけではありません。コスメの外観色の変化(『変色』)、においの変化(『変臭』)も含まれます。

コスメは配合成分の性質上、黄色く変化しやすいですが、買ってすぐ黄色く『変色』したら嫌だと思いますし、買ってすぐびっくりするようなにおいに『変臭』したら、使う気が無くなります。

ですから、化粧品開発者は、『使用感』『安定性』『安全性』を何よりも重視し、日々、コスメ開発に取り組んでいるのです。

では、『オバジ』を見てみましょう。

「オバジ」の中には様々な商品が存在しますが、「オバジ」を一躍有名ブランドにしたのが、ビタミンCを高濃度配合した『オバジ C5, C10, C20セラム』です。

ビタミンCと言えば、『美白成分』として世の中に広く認知されていますから、多くのシミに悩むユーザーが、このセラムを購入し、今も使い続けていると思います。

しかも、製薬会社が出すコスメで、且つ、ビタミンC高濃度配合ですから、『効果』に大きな期待を持っているユーザーも多いはず。

私がやや疑問に思っているのは品質の中でも、『使用感』『安定性』です。

決して「使用感」が良いとは言えませんし、変色もしやすいですから、「安定性」に全く問題無しとは言えません。

また、ビタミンC高濃度配合の「オバジ セラム」は、「医薬部外品」でなく『化粧品』です。いくらビタミンCを高濃度配合していると言っても、『美白』という表現は「医薬部外品」にしか認められていませんから、「化粧品」である「オバジ セラム」は、「美白効果がある」と一切宣伝することは出来ません

「ビタミンCは美白成分 ⇒ それを高濃度配合しているからシミケアに有効なはず」という、ユーザー側の勝手な『イメージ』に訴えているのです。

このような、イメージに訴える商品は、「オバジ」の他にもたくさん存在します。しかし、「オバジ」は「ロート製薬」のブランドであり、日本を代表する『製薬会社コスメ』です。

『製薬会社コスメ』であれば、イメージではなく、『薬機法(旧薬事法)』に則り、国から効果があると認められた『医薬部外品』にして欲しかったというのが私の正直な感想です。

そして『50の恵み』

このブランドは、50代を対象にしたスキンケア・ヘアケアブランドで、50代にふさわしい中味であること、そして使いやすいことをコンセプトにしています。

これまで、50代向けのスキンケアは、百貨店や通販の商品が主流で、身近には売っていなくて、簡単には見つけられなかった。だからこそ、ドラッグストアでも手軽に買える、50代向けのコスメを作ろうという想いが根底にあったようです。

この想いには賛成ですが、私自身、50代向けなどの『年代別化粧品』には否定的です。詳細は、以下記事をご覧ください。

<年代別化粧品はおすすめ?>
年代別化粧品はおすすめですか? 【年代別化粧品をおすすめしない理由】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

ドラッグストアでも買える50代向けコスメ、それが『50の恵み』です。

「50の恵み」は、50という数字にかけて、『50種類のうるおい成分』を配合しています。

しかし、うるおい成分は、数が多ければ多いほど肌にとって良いというわけではなく、『数(量)より質』と私は考えます。

「◯◯成分配合!」とか「成分◯◯種配合!!」といったように、配合成分や配合成分数を前面的に宣伝するコスメを『成分訴求型コスメ』と言います。

世の中には、美容理論を考えず、配合成分だけをアピールする『成分訴求型コスメ』は数多く存在しますが、「高効果」・「高技術」・「高品質」を期待されている『製薬会社コスメ』で、且つ、「ロート製薬」ほどの会社であれば、美容理論とそれに伴う厳選された成分選定が出来ると私は確信していますから、やや残念に思います。

ただし、先程の「オバジ」に関して言えば、ビタミンC高濃度コスメを選択するユーザーは、より深い肌悩みを抱えており、「効果」が期待できるのであれば、多少の使用感の悪さや、色・においの変化は気にならないという側面もあるでしょう。

また、オバジを医薬部外品にした場合、ビタミンCの配合量が決まっており、高濃度配合は不可能になります。「ロート製薬」の研究で、「ビタミンC高濃度配合は美肌効果に優れる」ということが明らかになっているのであれば、あえて医薬部外品とせず、それ以上の効果が期待できるビタミンC高濃度配合のコスメにした可能性はあります。

私自身、ビタミンC高濃度配合のコスメが、どれほどの美肌効果があるのか、詳細なデータを見たことがないので確実なことは言えませんが、いずれにしても、「効果」と「安全性」を高いレベルで評価できる「ロート製薬」にしか実現できない商品と言えると思います。

また、「50の恵み」が『成分訴求型コスメ』に走った理由は、販路がドラッグストアを主体とする『セルフ市場』だからでしょう。

セルフ市場のコスメは、百貨店や通販、テレビショッピングと違い、商品の詳しい説明が出来ません。商品の箱やPOPなど、限られたスペースで商品特徴をユーザーに伝えなければなりません

「〇〇配合」という『有名な成分名』や、「植物エキス〇〇種配合」という『配合成分の数』は、商品の特徴や商品のすごさを、最も簡単にユーザーに伝えることが出来る非常に有効な手法です。

実際、「50の恵み」の『50種類のうるおい成分配合』という宣伝文句に、驚かれた方も多いと思いますし、その後、数多くのメーカーから、配合成分数を競うかの如く同様のコスメが発売された現実が物語っています。

コスメは、どれだけメーカーが良さをアピールしても、ユーザーに一度でも使って頂かない限り、ユーザー側がその良さを知ることは出来ません。

熾烈を極める『セルフ』という市場で戦っていくには、この戦略がベストと言えます。

戦略がベストでも商品が伴っていなければ、どうしようもないですが、「ロート製薬」の技術・商品は本物です。実際、セルフ市場の「ロート製薬」の勢いは止まりませんし、「ロート製薬」はセルフ市場の勝ち組です。

私自身、現在、「ロート製薬」で気になるブランドがあります。

それが『糀肌(こうじはだ)』

その名の通り、『糀のチカラ』でモチモチ肌を実現しようとする保湿シリーズです。

杜氏の人達は、酒造りの工程で、冷たい水にさらされているにも関わらず、手肌の荒れがなく、非常に綺麗でモチモチだというのは有名な話で、糀(麹)には保湿効果が期待出来ます。

私も過去、「ロート製薬」と同じ発想で、糀(麹)をコンセプトにした、スキンケアの開発に携わった経験があるので、個人的に非常に気になっています。

「ロート製薬」の『糀肌』は、日本有数の米どころ新潟にある『古町糀製造所』とのコラボで実現した、糀(麹)のチカラを閉じ込めた、糀(麹)の恵みたっぷりの保湿スキンケアシリーズです。

是非一度、『糀のチカラ』をお試しください。

 

 

4.第一三共ヘルスケアのすごい点

「第一三共ヘルスケア」と言えば、コスメの世界では、『トランシーノ薬用スキンケアシリーズ』が有名です。

『トラネキサム酸』を美白の有効成分として配合した『医薬部外品シリーズ』で、ロート製薬のオバジとは異なり、「美白」・「シミを予防する」と堂々と言うことが出来る、『確固たるデータ(エビデンス)』に裏打ちされた商品です。

私の中では、「トランシーノ」は、「資生堂 HAKU」に並ぶ『No.1美白ブランド』です。日本No.1の化粧品会社、資生堂と肩を並べるほどの「第一三共ヘルスケア」の技術力は素晴しいです。

「第一三共ヘルスケア」は、コスメのブランド数では、ロート製薬には敵いませんが、オバジのような、イメージに訴えるわけではなく、50の恵みのような成分訴求型でもありません。

『エビデンス(データ)』にこだわる「第一三共ヘルスケア」の考え方・商品は、まさに、「高効果」・「高技術」・「高品質」を期待されている『製薬会社コスメ』のお手本であり、『No.1製薬会社コスメ』にふさわしいと思います。

これが、「ロート製薬 VS 第一三共ヘルスケア」において、『第一三共ヘルスケア』を支持する理由です。

そして、「第一三共ヘルスケア」から、トランシーノに続く、新たなブランドが発売されました。

それが全方向エイジングケア『ブライトエイジ』

クレンジング、洗顔、化粧水、乳液、クリームがあり、全品『医薬部外品』です。化粧水・乳液・クリームの基礎品には『トラネキサム酸』を、『美白の有効成分』として配合しています。

ですから、「トランシーノ」に、エイジングケアが新たに追加されて、進化したブランド『ブライトエイジ』と言えるでしょう。

ホームページを見て頂ければお分かりになりますが、美容成分を肌の奥まで届ける技術(ナノフィーユミセル)や、うるおいを閉じ込める技術(3Dストレッチネット)は、大手化粧品会社にも引けを取らない『見事で高度な技術』です。

また、徹底した衛生管理の製造環境や、肌の水分量・弾力などの有用性試験も実施していて、さずが製薬会社とも言うべき見事な対応で、『No.1製薬会社コスメ』にふさわしいですね。

これぞ『製薬会社コスメ』。是非、一度お試しください。

 

5.おわりに

いかがでしょうか?

私は、「イメージ型コスメ」や「成分訴求型コスメ」を全否定するつもりはありません。これらを必要とするユーザーもいるはずですし、様々な形のコスメがあっても良いと思います。

さらに言えば、「ロート製薬」のような、十分な処方化技術・安全性評価技術があるメーカーであれば、これらコスメは戦略として有りでしょう。

私自身、製薬会社コスメのNo.1としては、『第一三共ヘルスケア』を支持しますが、両社は製薬会社コスメの最高峰として、今後も製薬会社コスメ分野を牽引する存在になると思います。

<おすすめNo.1製薬会社コスメ>



<製薬会社コスメランキング>
おすすめの製薬会社コスメは? 製薬会社コスメランキング! - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

 

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません