コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

UVスプレーに潜む「罠」とは? おすすめのUVスプレーは? 【使い方を間違えると大変なことになります!】

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日焼け止めには様々な『タイプ』がありますね。「ジェル」、「乳液」、「クリーム」など、ユーザーの好みや、使用場面に合わせて、様々です。

その中で、エアゾールタイプである『UVスプレー』が人気です。

UVスプレーは、手が汚れませんし、気軽にどこでも、メイクの上からでも塗布が可能なので、『使い勝手の良さ』が、ユーザーの支持を得ているのでしょう。

しかし、「使い方を間違えると、大変なことになる(日焼けしてしまう)」こと、ご存知でしょうか?

そこで今回は、『UVスプレーに潜む罠』について、ご説明いたします。

1.UVスプレーとは?

UVスプレー・金のアネッサ・おすすめUV

『UVスプレー』は、ガスの力で噴射する、エアゾールタイプの日焼け止めです。

手(指)が汚れませんし、何よりも、どこでも気軽に、メイクの上からでも塗布が出来ますから、数あるタイプの中で、最も使い勝手の良い日焼け止めではないでしょうか。

私が化粧品業界に入った頃は、あまり無いタイプでしたが、『エアゾール技術の進化』とともに、広まっていきました。

日焼け止めに限らず、エアゾールタイプのコスメは、大部分が『OEM製造』です。つまり、自社で工場を持って、自社で製造している大手化粧品メーカーも、エアゾールは、エアゾール専門メーカーに『製造委託(OEM製造)』しているのがほとんどです。

エアゾールの製造には、専用の設備が必要ですから。

自社で製造していない、エアゾールメーカーへの製造委託のため、エアゾール品は『原価が高い』アイテムです。しかし、最近では、1000円以下のUVスプレーが売られていますから(コンビニやドラッグストア)、薄利多売的な要素で、かなりの数を製造し、販売しているのでしょう。

化粧品業界には、メイクに強いメーカー、スキンケアに強いメーカーなど、たくさんのOEMメーカーがありますが、昨今のエアゾールの普及を見ると、エアゾールメーカーが一番儲かっているかもしれませんね。

▼ OEMメーカーについては以下記事をご覧ください

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市場にはたくさんの『UVスプレー』がありますが、「おすすめは?」と言われれば、文句なしに『アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター』です。

UVスプレーは、どこでも気軽に使えるという、「使い勝手」に優れる一方、2層式やクリームタイプといった、通常の日焼け止めに比べて、『機能が劣る』という印象があります。

しかし、『アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター』は機能が素晴らしい。

汗や水に触れると、紫外線ブロックの膜がパワーアップ*する、金のアネッサの代表的技術、『アクアブースター』は勿論、『美肌エッセンス』スーパーウォータープルーフ』と、金のアネッサの2層式タイプ(「パーフェクトUV アクアブースター」)と比べて遜色ない機能です。

さらに、このブログでも再三申している通り、紫外線吸収剤には『光安定性の課題』がありますが、金のアネッサでは、『光安定性に対応した吸収剤』を配合しています。

「光安定性」に関しては、対応しているか、全く対応していないか、『全成分表示』からしか判断できませんが、金のアネッサの吸収剤の使い方は、現在、コスメに配合出来る吸収剤の中で、『光安定性に対する最良の使い方』です。

最先端の技術を搭載し、吸収剤の光安定性にも対応した、『アネッサ パーフェクトUVスプレー アクアブースター』。UVスプレーの名品です。

 

2.UVスプレーのメリット

UVスプレーのメリットは、何と言っても『使い勝手の良さ』です。

でも、それだけではありません。

最大限の紫外線カット効果を得るために『たっぷりの量』を、紫外線カット効果を持続させるために『こまめに塗り直す』ことが、日焼け止めにとって一番重要です。

その理由は、以下の記事に詳細に書かれていますので、是非ご覧ください。

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吸収剤は光(紫外線)で分解してしまいますし、無意識のうちに塗布部分を触ってしまいがちなので、紫外線カット効果を維持させるために、『こまめに塗り直す』必要があります。

しかし、正直、塗り直すことって、面倒ですよね。メイクの上から塗り直す時は、メイクが崩れる恐れもありますから、「こまめに塗り直すことが重要」だといっても、なかなか実践できないのが実情ではないでしょうか?

その点『UVスプレー』は、気軽に、手(指)も汚さず、メイクの上からでも『簡単』に塗り直すことが可能です。

また、日焼け止めでは、『均一に塗ること(均一塗布)』も重要なんです。

日焼け止めに配合されている、『紫外線吸収剤』『紫外線散乱剤』が、紫外線をカットする成分です。効果的に紫外線をカットするためには、日焼け止めを塗布した時の『膜』に、吸収剤と散乱剤が『均一に存在する』必要があります。『不均一』の場合、これら成分が存在していない箇所は、紫外線ダメージを受けてしまいます。

そして、吸収剤と散乱剤を均一に存在させるためには、日焼け止めの『均一塗布』が不可欠です。

しかし、『均一塗布』って案外難しいんです。剤型的な塗りやすさ、塗りにくさはありますが、『手(指)』は、コスメを使う上で非常に有効ですが、『均一塗布』という観点からは、手(指)での塗布は、ムラになりやすいんですね。

リキッドファンデーションやBBクリームを、手(指)ではなく、『パフ』を使ったら、より綺麗に仕上がるという経験をされた方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

リキファンやBBクリームには色がついていますから、ムラになるとすぐに分かりますが、日焼け止めの場合、色がついていませんから、ムラになっているかどうかは分かりにくいですね。

いくら丁寧に塗っても、『ミクロな視点』で見ると、結構、不均一で、凸凹しているのが日焼け止めの『膜』なんです。

紫外線から効果的にお肌を守るためには、不均一の部分、言い換えれば、『日焼け止めが塗られていない部分』を無くす必要がある。しかし、『均一塗布』は難しい。そこで、塗布量でカバーしようと、日焼け止めでは『たっぷりな量』を塗ることが推奨されてるんですね。量が多ければ多いほど、確率的に、無塗布部分が減りますから。

UVスプレーは、スプレーでの塗布後、軽く手で馴染ませることはあっても、手(指)で伸ばしたりはしませんから、他の剤型タイプに比べれば『均一塗布』が可能です。

以上のように、「使い勝手の良さ」だけでなく、『塗り直しが簡単』であること、『均一塗布が可能』であることが、UVスプレーの大きなメリットです。

 

3.UVスプレーに潜む罠(デメリット)

SPF値, PA値を測定する時、『塗る量(規定量)』が決まています。

『1cm×1cmあたり、2mg』です。

しかし、実際、ユーザーの日焼け止めを塗る量は、この規定量に比べ、かなり少ないんです。つまり、表示SPF, PAの効果を得られていないのが、日焼け止めの実情です

詳細は以下記事をご覧ください。

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ですから、日焼け止めコスメには、必ず、『たっぷりな量を塗るよう』注意表示がされています。たっぷりな量を塗って、塗布量を『規定量(2mg)』に近づけ、表示SPF, PA同様の紫外線カット効果を、『実使用』で得るためです。

最近の研究で、明らかになった事実があります。

内容は『各種日焼け止めの実使用量調査』というもので、女性を対象に、各種日焼け止め剤型の、顔と腕での『使用量』を調査しています。

結果、『スプレー剤型』が最も少なく、ここでは具体的な数字の記載はしませんが、『規定量(2mg)を大きく下回る結果』となりました。

UVスプレーは一見、「十分な塗布量かな」と思っても、実は、規定量(2mg)に遠く及んでいません。全ての日焼け止め剤型で、規定量(2mg)を下回っており、だからこそ『たっぷりな量』を塗ることが重要ですが、特にスプレーの場合、使い方(塗布量)を間違えると、「いつの間にか日焼けしてしまった!」ということが起こりえます。

ですから、この事実をしっかりと受け止め、『UVスプレー』を使用する時は、『うっかり日焼け』を避けるために、使い方(塗布量)には十分お気を付けください。

 

4.おわりに

いかがでしょうか?

UVスプレーは、使い勝手がよく、『塗り直しの簡便さ』『均一塗布』を可能にする、優れたアイテムです。

しかし一方で、実使用の塗布量は、『規定量(2mg)』を大きく下回っており、使い方(塗布量)を間違えると、大変なことになります。

今一度、『正しい知識』で日焼け止めを選び、『正しい使用法』でお使いください。

▼ おすすめの日焼け止めです

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