コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

コスメは混ぜて使っても大丈夫? 【BBクリームを楽しく混ぜて使うために、絶対に知ってほしい3つの事】

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「コスメは混ぜて使っても大丈夫ですか?」

先日、読者の方からこのような質問を頂きました。よく見ると、『コスメ=BBクリーム』のことで、「BBクリームを混ぜて使いたいけど、どう思いますか?」という内容でした。

昔であれば、コスメを混ぜて使うなど想像もしませんでしたが、BBクリームやオールインワンジェルのような『多機能コスメ』の登場によって、混ぜて使うユーザーが増えてきているようですね。

今回は、「BBクリームを楽しく混ぜて使うために、絶対に知ってほしい3つの事」についてご説明します。

1.  BBクリームを混ぜて使う?

混ぜて使う・BBクリーム・コスメを混ぜる

何故、BBクリームを混ぜて使うのでしょうか?

1-1.特定の機能を『強化』したり、使用感を『変化』させるために混ぜる

BBクリームは、「美容液」、「化粧下地」、「日焼け止め」、「ファンデーション」、「コンシーラー」など、複数の機能を持った『多機能コスメ』です。

その中でも、例えば、乾燥する日など、保湿を重視したい時、美容液機能を『強化』するために、『乳液』と混ぜて使うことが多いようですね。他にも、コンシーラーの伸びを良くしたい時など、使用感を『変化』させる目的で混ぜて使うようです。

 

1-2.色を調整(『調色』)するために混ぜる

ファンデーションは、様々なユーザーの肌色に合わせるため、複数の色が発売されています。このように複数の色を作る製剤化を、『調色』と言います。私も化粧品開発者だった頃は、何度も調色をしました。色数が多い時は、同じような色ばかりで、混乱したのを覚えています。

このように、ファンデーションなどの色モノの製剤化では、様々なユーザーの肌色に応えようと、化粧品メーカーは頑張って調色して、複数の色を発売しますが、なかなかご自身の肌色にピタッと合うケースは少ないのではないでしょうか?

また、購入して、使ってみてはじめて、「色が合っていない!」とお気づきになるケースも多いと思います。

BBクリームには、ファンデーション機能があると言っても、ファンデーションよりは薄付きです(カバー力がない)。ですから、ファンデの色がちょっと自分に合っていないな、という時、自分に合った肌色に『調色』するために、BBクリームとファンデを混ぜて使うようですね。

自分で調色が出来るので、これは面白い使い方ですね。


このように、特定の機能を強化』したり、『使用感を変化』させたり、『ファンデの色を作ったり(調色)』するために、BBクリームを混ぜて使うようです。複数の機能を持ったBBクリームならではの使い方ですね。

 

2.混ぜて使うのは反対です

混ぜて使う・BBクリーム・コスメを混ぜる

私は、混ぜて使うことには反対です。

元化粧品開発者として、混ぜて使うことはおすすめ出来ません。

一番の理由は、化粧品の『安定性』『安全性(肌トラブル)』は、『化粧品メーカー』が保証します。もし、買ってすぐ『分離』したり、使用中、何かしらの『肌トラブル』が生じた際は、化粧品メーカーが責任をもって対応しなければなりません。

しかし、化粧品メーカーは、『混ぜて使うこと』を想定していません。混ぜて使うことは、化粧品メーカーの『保証外の使い方』であり、万一、このような使い方で、肌トラブルが起こったら、全て、『ご自身の責任』になります。

以上の理由から、元化粧品開発者である私は、化粧品メーカーの保証外の使い方である、『混ぜる』という行為をおすすめすることは出来ません。

ただし、安全であることが大前提の化粧品ですから、混ぜて使って肌トラブルが起きることは稀でしょう。また、コスメには『楽しむ』という要素もあります。おすすめは出来ませんが、頭ごなしに否定せず、どうせ混ぜるなら、楽しく使って頂いた方がいいので、「BBクリームを混ぜる時に、絶対に知ってほしい3つの事」をご紹介します。

 

3.楽しく、混ぜて使うために、絶対に知ってほしい3つの事

混ぜて使う・BBクリーム・コスメを混ぜる

3-1.剤型タイプを知ってください

化粧品には『水中油型』『油中水型』があります。

▼「水中油型」、「油中水型」については以下記事をご覧ください

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当然、『同じ剤型タイプ同士』であれば混ざりやすく、そうでない場合は、混ざりにくいです。

どちらかと言うと、BBクリームは『油中水型』が多いです。ですから、美容液効果を強化したくて、乳液と混ぜる時は、乳液は『水中油型』がほとんどですから、混ざりにくいでしょう。

そのような時は、まず、BBクリームを手に取って、少しずつ乳液を加えて、『おもいっきり』混ぜてください。『大きな力』であれば混ざると思います。

ファンデーションの場合、剤型タイプが異なると、力ずくで混ぜることは出来ますが、混ぜている最中、色の源である、「酸化チタン」や「酸化鉄」と言った粉体同士がくっついてしまって(凝集と言います)、『色ムラ』になる恐れがあります。ですから、ファンデで調色する時は、ファンデとBBクリーム、双方、『同じ剤型タイプ』が望ましいです。

▼「水中油型」と「油中水型」の簡単な見分け方については以下記事をご覧ください

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3-2.特定の機能を強化すると、同時に、特定の機能が『弱化』されることを知ってください

BBクリームを混ぜる使い方で、一番多いのが、『乳液』との混合ではないでしょうか?乾燥する日、「ちょっと保湿が足りないな」という時、乳液と混ぜて『保湿機能を強化』させるユーザーが多いようです。

しかし、ご注意ください。確かに乳液と混ぜることで、保湿機能は『強化』されますが、同時に、他の機能が『弱化』されることを忘れてはいけません。

一番注意しないといけない機能、それが『紫外線防御機能(SPF, PA)』です。

BBクリームには『日焼け止め』としての機能もあります。SPF, PA表示されているBBクリームがほとんどではないでしょうか。

BBクリームに乳液を混ぜると、確かに保湿力はアップし、美容液機能は強化されるでしょう。しかし、乳液を混ぜるということは、『乳液で薄める』ということですから、薄めた分、当然のことながら、BBクリームに表示されているSPF, PA相当の紫外線防御機能は期待できません。このことを承知で、混ぜて使うのであればいいんですが、知らずに、表示SPF, PA相当の紫外線防御機能があると思い込み、日焼けしてしまっては、後悔してもしきれません

ですから、混ぜることで、特定の機能を『強化』すると、同時に、特定の機能が『弱化』されることを知ってください。そして、特に『紫外線防御機能(SPF, PA)』にだけはご注意ください。日焼けしてしまったら、元のお肌に戻れません。

美容液機能を強化させたことで、弱化される紫外線防御機能は、日焼け止めと併用してBBクリームを使えばカバーできます。

※「日焼け止め」を塗った後に、乳液と混ぜた「BBクリーム」を塗る

 

3-3.ご自身の責任であることを知ってください

先程の内容と重複しますが、混ぜて使うことは、化粧品メーカーの『保証外』の使用法です。

安全であることが大前提の化粧品同士を混ぜるので、肌トラブルが起きるとは考えにくいですが、万一、何かしらのトラブルが起きても、『ご自身の責任』であることをよく理解してご使用ください。

 

4.おわりに

いかがでしょうか?

私は、元化粧品開発者と言う立場ですから、メーカー保証外の使用法である、『混ぜる』という行為はおすすめ出来ません

しかし、コスメを楽しんで頂きたいという想いもありますから、どうせ混ぜるなら、ご説明した『3つ』のことをよく理解したうえで、BBクリームで『混ぜるコスメ』をお楽しみください。

▼おすすめのBBクリームです

アテニアBBクリーム

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