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シワ改善 ポーラVS資生堂 どっちが日本初?化粧品開発者が解説!

この記事を書いている人

コスメデイン

  • 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
  • 今も現役の化粧品開発者
  • 美容雑誌の監修経験あり
  • 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!

美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)

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最近テレビCMや美容雑誌で、『シワ改善 医薬部外品』のことを目にしませんか?

それもそのはず、ポーラと資生堂が、「シワ改善 医薬部外品」を発売しましたから、2017年の化粧品業界の話題は、『シワ改善』に間違いないでしょう。

資生堂は、日本初の純粋レチノールによるシワ改善の新効能の認可を取得したとして、その第一弾商品を2017年6月、エリクシールブランドから発売。『表情プロジェクト』と題し、プロモーションを展開していますね。

ポーラは2017年1月の発売でしたから、一時期に比べ、CMなどによる露出は減ってきていますが、資生堂の「表情プロジェクト」を受けて、今後、何かしらのプロモを展開するでしょう。

ポーラと資生堂のシワ改善 医薬部外品の宣伝を見ると(CM、雑誌、パンフレット)、『日本初』という表現が並んでいます。

「日本初」という表現は、インパクト大ですから、宣伝文句として大きな武器になりますね。

でも、両社が使っていますから、一体、どちらが『日本初』なのでしょうか?

今回は、ポーラと資生堂の快挙で盛り上がる『シワ改善 医薬部外品』に関して、『どちらが日本初なのか?』をご説明します。

 

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ポーラ、 資生堂、どちらが日本初?

シワ改善・ポーラ・資生堂・レチノール・ニールワン

『日本初』という表現は、かなりインパクトがあり、非常に強力な『宣伝文句』です。

その商品の『すごさ』が、一発で、端的に伝わりますから。

ですから、各社、『日本初』という表現を使いたくて仕方がありませんが、当然のことながら、『事実』でなければ使うことは出来ません。

各社、表現を工夫して、『日本初=事実』にしているんです。

現状、シワ改善 医薬部外品領域で、ポーラと資生堂の間で『日本初』という表現が飛び交っていますが、どちらも正しく、どちらも『日本初』です。

詳しくご説明します。

 

ポーラの場合

ポーラの場合は、文句なしに、『シワを改善する”日本初”の医薬部外品』です。

詳細は以下記事をご覧ください。

 

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シワ領域では長らく、シワに対する効果効能表現に厳しい規制がありました。

そんな状況の中、『確固たるデータ(改善効果、安全性など)』をもって、国から『シワ改善の承認』を得たことは本当にすごいことで、ポーラだけでなく、化粧品業界全体に及ぼす影響もはかり知れませんし、シワに悩む多くのユーザーにとっても、大きなメリットがありますから、大変な快挙です。

私自身、『シワ改善』という効能が認可された、今回のポーラの偉業は、化粧品業界にとって、21世紀を代表する出来事であると考えています。

しかし、後ほどご説明しますが、その6ヶ月後に、資生堂から同じくシワを改善する医薬部外品が発売されました。資生堂も、見方を変え、表現を工夫すれば、『日本初』なんです。

ですから、資生堂の登場によって、シワ領域において、「日本初」という表現が、ポーラと資生堂の2社混在し、表現の効力、説得力がやや低下しつつあります。

ですから、ポーラでは、資生堂よりも先に発売したというアドバンテージを活かし、『ベストコスメ1位』とか『MAQUIA ベスト・オブ・ベスト大賞』『VoCE スキンケア部門 最優秀賞』といった表現を多用し始めました。
※ 私の自宅にも、この表現をした「ポーラ リンクルショット メディカル セラム」のチラシが届いていました

また、資生堂とはシワ改善メカニズムが異なるので、『世界でひとつのシワ改善メカニズム』という表現もしています。

資生堂の登場によって、表現の工夫をし始めたポーラですが、ポーラの場合は、一切の小細工は必要なく、正真正銘の『日本初』です。

 

資生堂の場合

ポーラの「リンクルショット メディカル セラム(2017年1月1日発売)」の発売から約6ヶ月、資生堂から、同じく、シワ改善 医薬部外品が発売されました。それが、「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」です(2017年6月21日発売)。

資生堂は、『純粋レチノール』に、『シワ改善』という新たな効果を見出し、日本で初めて、純粋レチノールによるシワ改善の新効能の認可を得ました

レチノール自身は、以前から化粧品や医薬部外品に配合されてきました。しかし、これまでは、レチノールにシワ改善効果は認められていませんでしたから、「レチノール配合=シワ改善」と言うことは出来ませんでした。

今回資生堂は、従来から用いられている成分『レチノール』に、日本で初めて、『シワ改善』と言う『新しい効果』を見出し、国から認可を得たんです。

ですから、シワ改善 医薬部外品という点では、『日本で2番目』(日本初はポーラ)ですが、レチノールによるシワ改善という点では、『日本初』になります。

よって、資生堂が『日本初』と表現する場合、「日本初 シワを改善する純粋レチノール」というように、必ず『レチノールとの併記』でなければ、日本初と表現することは出来ません。

 

おわりに

いかがでしょうか?

ポーラ ⇒ シワ改善 医薬部外品として『日本初』

資生堂 ⇒ シワ改善 医薬部外品では『日本で2番目』、シワを改善する『純粋レチノール』を配合した『日本初』の医薬部外品

化粧品メーカーは、端的に分かりやすく、自社の製品特徴をユーザーに伝えるために、宣伝文句を工夫しています。

ポーラや資生堂と言った大手化粧品会社なら信用出来ますが、あまり聞いたことがない化粧品メーカーで、これ本当?と思わせるような宣伝文句が結構あるので、皆様には宣伝文句に惑わされるのではなく、例えば、私のこのブログ『コスメの真実』)などで、正しい知識を身につけて、コスメを選んで頂ければと思います。

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※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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