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コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。数十年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

年代別化粧品はおすすめですか? 【年代別化粧品をおすすめしない理由】

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『年代(年齢)別化粧品』というモノがありますね?

年代別化粧品を使ってみようかと、迷っている方もいらっしゃると思います。

今回は、年代別化粧品はおすすめなのか?、私コスメデインの見解を述べさせていただきます。

 

1.年代別化粧品はおすすめなのか?

年代別化粧品・年齢別化粧品

『〇〇代からのエイジングコスメ』というように、対象年代、対象年齢を、商品周りに記載したり、商品ホームページでアピールするコスメを、通称『年代(年齢)別化粧品』と言います。

有名なモノでは、『カネボウ エビータ』がありますね。エビータは商品周りに『50代からのエイジングコスメ』としっかり明記されています。まさに、年代別化粧品のパイオニアと言えるのではないでしょうか?

最近では『サントリー エファージュ』が話題ですね。『50代からの』と、HP上で大きく謳っていますね。

▼ サントリー エファージュについては以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com

私は、商品周りやHPで、対象年齢を謳うコスメがあまり好きではありません。

つまり、私は年代別化粧品をおすすめしません。その理由をご説明します。

 

2.年代別化粧品をおすすめしない理由は?

年代別化粧品って実はすごいんです。すごいからこそ、ユーザーの支持を得ていますし、支持を得ているからこそ、市場には各種様々な年代別化粧品が存在するんですね。

では、そのすごさ=メリットとは何か?

ユーザー側、化粧品メーカー側、双方にメリットがあります。


【ユーザーメリット】

市場にはたくさんのコスメが存在しますね。しかも、他業界から、どんどん化粧品業界に参入していますから、今後益々コスメの種類は増えるでしょう。

それだけ、化粧品業界には「うまみ」があるのです。

▼ 化粧品業界については以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com

また、ユーザーの皆様は、ご自分の肌の状態を理解してますか?

メーカーが提供する『肌分析』をすれば、ある程度お肌の状態が分かりますが、肌分析をしている方、した経験がある方は限られているのではないでしょうか?

つまり、ご自分の肌の状態がよく分からないので、エイジングコスメがいいのか?保湿コスメがいいのか?敏感肌コスメがいいのか?、どのコスメを使うべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そして、市場のコスメの多さ。これだけ多くのコスメの中から、どれが自分に一番適しているか?見極めるのは相当大変ですね。

このような状況の中、『年代(年齢)』という軸は非常に分かりやすいですね。自分の年代のモノを選べばいいわけですから。

このように、コスメ選びに悩むユーザーにとって、年代別化粧品は非常に分かりやすく、ユーザーの『コスメ選びの最良の指標』と言えます。

ユーザーに、「コスメ選びの大きなきっかけを与えてくれる点」が年代別化粧品のメリットではないでしょうか。


【メーカーメリット】

市場にはたくさんのコスメが存在します。化粧品メーカーは、多くのコスメの中から、ユーザーに手にとってもらう必要があります。

そのためにはどうすべきか?

自社の製品の特徴を、『分かりやすく端的にユーザーに伝える』必要があります。

しかし、「この成分がこのようなメカニズムで、お肌をこのように改善する」といったように、その詳細を端的に伝えることは難しいですね。

商品周りに記載するにも、スペースの問題がありますし、何より、表現方法に厳しい規制がありますから。

そこで『年代(年齢)』なんです。年代ほど端的に分かりやすくユーザーに伝えられる指標はありません。

たくさんのライバル製品の中から、自社の製品を選んでもらうために、自社製品の特徴を分かりやすく端的に伝える必要がある。

『特徴を伝える最良の指標』が年代なんです。


このように、『コスメ選びの最良の指標』(ユーザー側)、且つ、『特徴を伝える最良の指標』(メーカー側)が『年代(年齢)』です。

ユーザー側、メーカー側、双方のメリットが合致しているからこそ、『年代別化粧品』はユーザーの支持を得て、市場を拡大していると私は考えています。

ですが、ヒトの肌って本当に年代、年齢で区別できるものでしょうか?

何故40代なんでしょうか?何故50代なんでしょうか?

その年代になると急激にお肌の状態が変わるのでしょうか?

例えば、皮膚のコラーゲン量は40歳を過ぎた頃から急激に減り始めます。データがあります。だからこそ、「40歳からのエイジングケア」ということで、お肌のハリ・弾力を改善するようなコスメであれば、年齢を区切った根拠が明確なので、これであれば納得できます。

しかし、市場の年代別化粧品には、その年代で区切った『明確な科学的根拠』が足らないんですね。

これが、年代別化粧品の素晴しさは認めますが、私がおすすめしない理由です。

根拠もなく、ユーザーに伝えやすいという目的で年代を明記、謳う化粧品は、私から言わせれば、製品特徴を伝える努力をしない『メーカーの怠慢』です。

根拠がなければ、ユーザーに誤ったコスメ(お肌に合わないコスメ)を使わせてしまう恐れがあります。何故なら、単純に、年代という軸で選んでいますから。

化粧品メーカーが対象年代を設定することは非常に重要です。新しいブランドを作る上で、『ターゲット年代を設定する』ことは基本中の基本です。

これにより容器のデザインなどが変わる、つまり、『ブランドの世界観』にターゲット年代は影響しますから。

ただし、ブランドを作り込むためにターゲット年代は必要ですが、製品やHP上に、〇〇才用と記載する必要はないのでは?

やはり、コスメを選ぶ際の指標は、年代ではなく、乾燥肌・敏感肌・ニキビ肌などの『肌質』『肌悩み』だというのが私の考えです。

年を重ねれば重ねるほど、乾燥肌になりがちですが、30代でも乾燥肌の方はいらっしゃいます。敏感肌、ニキビ肌も同様です。

年代の偏りはあれど、肌質や肌悩みは、年代では分けられません。これがヒトのお肌ではないでしょうか?

 

3.おわりに

年代別化粧品の中にも素晴らしいモノがあります。全ての年代別化粧品を否定しているわけではございません。

科学的根拠がなく、端的に特徴を伝えたいという目的だけで、対象年代を謳うコスメをおすすめできないと言っているだけです。

『年代』ではなく『肌質』『肌悩み』でコスメは選ぶべきだと私は思います。

 
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