コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

話題のBBクリーム 「ディセンシア アヤナス BBクリーム」の評価、評判は? 【専門家の目で分析してみた】

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 敏感肌ブランドとして有名な『ディセンシア』

ディセンシアといえば基礎品のイメージが強いですが、アヤナスブランドから『BBクリーム』が発売されています。

今回は、話題のBBクリーム『ディセンシア アヤナス BBクリーム』を、元化粧品開発者の私の目で分析いたします。

1.ディセンシア アヤナス BBクリームの基本情報

ディセンシアアヤナスBBクリーム・敏感肌用

・タイプ

BBクリーム、ベントナイト油中水型 ⇒ 後ほどご説明します

 

・用量 / 価格

25g / 4,320円(税込)

 

・全成分

シクロペンタシロキサン、グリセリン、水、酸化チタン、トリエチルヘキサノイン、BG、PEG-10ジメチコン、ジメチコン、ジステアルジモニウムヘクトライト、タルク、酸化鉄、アルギン酸硫酸Na、コウキエキス、セラミド2、ヒアルロン酸Na、ポリHEMAグルコシド、グリチルリチン酸2K、フィトステロールズ、ローズマリーエキス、ニオイテンジクアオイ水、オルメニスミクスタ花水、トコフェロール、セタノール、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、トリメトキシシリルジメチコン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸、ステアリン酸スクロース、パルミチン酸スクロース、パルミチン酸デキストリン、ポリグリセリル-3ジシロキサンジメチコン、オレイン酸ポリグリセリル-2、メタクリル酸メチルクロスポリマー、水酸化Al、硫酸Mg、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、シリカ、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン

 

・商品ページ

【通常使用】アヤナスBBクリーム

 

2.元化粧品開発者の目で分析してみました

ディセンシアアヤナスBBクリーム・敏感肌用

2-1 【ココがすごい!】 BBクリームの基本に忠実

私がBBクリームに求めることの一つに『機能バランス』があります。

BBクリームは、美容液・日焼け止め・ファンデーション・コンシーラーなど、様々な機能を1本で達成するコスメアイテムです。『多機能コスメ』とも言えますね。

BBクリームのような多機能コスメの場合、例えば、美容液の機能は素晴しいがファンデーションの機能が不十分とか、ファンデーションとしては抜群だが美容液効果が無いなど、ある特定の機能だけに特化すべきではありません。

美容液機能に特化したければ、基礎品の乳液(美容液)を使えばいいことですし、ファンデーション機能に特化したければ、通常のファンデを使えばいいのです。

『複数の機能を平均的に達成』してこそ、多機能コスメと言えるのではないでしょうか?

そのような意味で、私はBBクリームを評価する際、まず、『紫外線防御機能』に着目します。つまり『SPF』『PA』ですね。

当然、この値が高ければ高いほど、紫外線防御機能が高いということですから、ユーザーの注目を集めます。

ですから、メーカーはBBクリームを開発する際、高いSPF, PAを目指すわけです。

しかし、高いSPF, PAにするためには、『紫外線吸収剤』及び『紫外線散乱剤』を多量に配合する必要があります。

紫外線吸収剤は『油』ですから(粉末状や水系のモノもあります)、多量配合すると、べたつきやすく『使用感』が悪くなります。

一方、紫外線散乱剤は『粉』ですから、多量配合すると、乾燥し『美容液効果』を損ないます。

つまり、高いSPF, PAを追求すると、『使用感が悪く』『美容液機能が不十分』になってしまうのです。

これで多機能コスメと言えるでしょうか?

そもそも、日焼け止め化粧品に重要なことは、高いSPF, PAではなく、たっぷりの量を均一に塗り、こまめに塗り直すという『使用法』です。

しかも、通常の生活紫外線を防御するのであれば、『SPF 20~30』『PA++~+++』で十分です。

長時間屋外で過ごす時やレジャーの時は、高スペック(SPF 50+、PA++++)の日焼け止めを塗った後に、BBクリームを使う、というように『TPOに合わせて』使うべきです。

このような理由で、私は無意味に高SPF, PAにすることで、使用感と美容液効果を犠牲にするBBクリームがあまり好きではありません。

アヤナス BBクリームは、SPF 25, PA+++(紫外線吸収剤フリー)です。生活紫外線を防御するのであれば十分ですし、このレベルであれば、使用感や美容液効果に代表されるその他機能は損ないません。

『特定の機能に特化するのではなく、複数の機能を平均的に達成する』、これが多機能コスメの代表である『BBクリームの基本』だと私は思います。

アヤナス BBクリームは、その基本をしっかり理解して、『機能バランス』にこだわっている点がすごいと思います。

ただし、前述したように、長時間屋外で活動されたり、レジャーの際は、高スペックの日焼け止めを塗った後にBBクリームを塗るなど、TPOに合わせてご使用ください。

 

2-2 【ココがすごい!】 BBクリームにも敏感肌対応

ディセンシアと言えば『敏感肌』

そのキモとなる技術が、『ヴァイタサイクルヴェール』です。

ディセンシアアヤナスBBクリーム・敏感肌用


ヴァイタサイクルヴェールとは、敏感肌の原因(乾燥やハウスダストなどの外部刺激)に着目したディセンシア独自の特許応用技術です。

紫外線ダメージなどで乱れた角質層の代わりとなって、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートします。

このヴェールが、乱れたターンオーバーを改善するので、お肌本来の機能を高め、肌荒れを繰り返さないお肌に導くわけです。

このヴェールを実現するために、ディセンシアは『ベントナイト油中水型』にこだわっています。

ベントナイト油中水型には、外部刺激からお肌を守る効果があります。

論文も発表されていますので、『科学的根拠(エビデンス)がある技術』です。

敏感肌ブランドであるディセンシアは、全てのクリームを『ベントナイト油中水型』にしていますが、まさかBBクリームもベントナイト油中水型とし、敏感肌対応としているとは思いませんでした。

というのも、BBクリームの油中水型は『製剤化が大変』なんです。

BBクリームの場合、クリームとは異なり、日焼け止めやファンデーション機能が必要ですから、『粉体などの様々な成分』を配合しなければなりません。

もともと油中水型は水中油型よりも安定性に難があります。さらに、様々な成分を配合するとなると、安定性の挙動が全く読めません。

私であれば、迷いなく水中油型を選択します。製剤化が比較的簡単なので・・・。

しかし、ディセンシアは、製剤化は大変ですが、『BBクリームにも敏感肌対応』、という道を選択しました。

製剤化が簡単だからという『メーカー視点』ではなく、敏感肌でお悩みの方々のためにという『ユーザー視点』で製品を開発している姿勢は素晴しいですね。


▼ 油中水型、水中油型については以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com 

 

2-3 【ココがすごい!】 CVアルギネートのコラーゲン産生促進効果

アヤナスの基礎品には『CVアルギネート』という成分が配合されています。

勿論、BBクリームにも配合されています。

この成分がすごいんですね。かなり優秀な『コラーゲン産生促進能』を発揮します。

ディセンシアアヤナスBBクリーム・敏感肌用


この成分、よく調べると、『ポーラ研究所オリジナル成分』みたいです。

ディセンシアはポーラ・オルビスグループですから、ポーラ研究所技術の搭載が可能なんですね。

これはちょっとずるいですね。ポーラと言えば、超大手化粧品メーカーですし、日本初のシワ対応医薬部外品の開発IFSCCなどでも、その技術力の高さは国内外に知られていますから。

▼ 日本初!シワ対応医薬部外品に関しては以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com

 ▼  IFSCCについては以下記事をご覧ください 

www.cosmedein.com

そのポーラが開発した成分を配合できるわけですから、ディセンシアをベンチマーク(ライバル)としているメーカーはたまったもんじゃありません。

ポーラ・オルビスグループの一員ということは、ディセンシアにとってかなりのアドバンテージですね。

現に、CVアルギネートのコラーゲン産生促進能は素晴しいですから。

※私自身、ここまで効果がある成分はあまり見たことありません

 

3.気になる口コミは?

某大手口コミサイトの口コミを見てみましょう。


<ポジティブ意見>

● 十分な潤いがあって、カバーもしてくれる

● 保湿力は非常に高い

● 黄ぐすみが気にならず、お肌にツヤを感じる

● 色が自然でお肌に馴染んでいる

● 眉間や口周りにあった吹き出物が出来なくなった

 

<ネガティブ意見>

× 汗や皮脂で崩れると汚く、ヨレが目立つ

× 肌馴染みが悪い

× 保湿が長続きしない

× 値段が若干高め


ベントナイト油中水型の効果(バリア機能、保湿機能)を実感されているようですね。ファンデーションとしての機能も好評なようです。

記事本文では触れませんでしたが、アヤナス BBクリームは『グロースキン設計』でお肌の黄ぐすみを目立たなくし、『スムースクリアビーズ』で毛穴カバーしています。

これはそれぞれ、『板状粉体』『球状粉体』の効果ですが、このように、『仕上がり』にもこだわっているのがアヤナス BBクリームです。

球状粉体の効果は『ソフトフォーカス効果』です。詳細は以下記事をご覧ください。

www.cosmedein.com

板状粉体の効果は、また別の記事でご説明いたします。

ネガティブ意見で気になるのは、「汗や皮脂で崩れると汚く、ヨレが目立つ」という点ですね。

『化粧モチ』という点では、水中油型よりも油中水型の方が優れます。

ですが、油中水型は、汗には強いですが、皮脂に対しては比較的弱く、皮脂によって崩れ、ヨレ易くなるのは事実です。

これを抑制するには、まず、お肌に均一に塗るようにしてください。

クリームタイプなので、均一に塗るのは難しいかもしれません。均一塗布が困難な場合は『パフ』で塗ってみてください。指よりも確実に綺麗に塗れます。

そして、『ティッシュオフ』もしくは『仕上げ用パウダー』で、余分な油を取り除いてください。

『お肌への均一塗布』及び『余分な油の除去』で、崩れとヨレが防止出来て、仕上がりが格段にアップします。


ネガティブ意見はあれど、ベントナイト油中水型の特徴(バリア機能、保湿機能)が、ユーザーにしっかり伝わっているようなので、口コミ評価は『まあまあ』ではないでしょうか。

 

4.結論

ディセンシアの『敏感肌へのこだわり』はすごいですね。

敏感肌ブランドですから当然と言えば当然かもしれませんが、ブランドコンセプトを具現化する技術を基礎品には反映するが、その他アイテムには反映しないというケースはよくあります。

新製品を出すということは、アイテムを増やして、シリーズを充実させるという目的もあります。技術反映が困難であれば、無理せず、シリーズ充実という点に重きを置く、つまり、極端に言えば、技術うんぬんよりも発売することに意味があるというわけです。

ディセンシア アヤナスの場合、ベントン油中水型のBBクリームは剤型化が困難ですから(製造効率も悪いです)、無理に技術反映せず、アヤナス シリーズの充実という目的のみで、水中油型を発売しても良いのです。

しかし、これはメーカー都合です。ユーザー視点ではないですね。

メーカー都合よりも、敏感肌でお悩みのユーザーのことを第一に考え、製剤化が困難な『ベントン油中水型』にこだわり、BBクリームにも『敏感肌対応技術を搭載させた』ことは、非常に尊敬できます。

メーカー視点ではなく、真っ先にユーザー視点でモノを考えられる、ディセンシアのような会社が、厳しい化粧品業界を勝ち残っていくんでしょうね。

アヤナス BBクリームは間違いなく『買い』であり、私コスメデインの『おすすめコスメ入り』です。

▼ アヤナス BBクリーム

【通常使用】アヤナスBBクリーム



※本記事の内容は個人の感想であって効果を保証するものではありません



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