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コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。数十年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

話題のオールインワンジェル 「コラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリーム」の評価、評判は? 【専門家の目で分析してみた】

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カリスマ美容家 IKKOさんが認めたオールインワンジェル、それが『コラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリーム』です。

IKKOさんの人気もあり、かなり話題になっていますね。テレビCMでもよく見ます。

今回は、今話題のオールインワンジェル『コラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリーム』を、専門家の目で分析いたします。

1.コラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリームの基本情報

 

・タイプ

オールインワンジェル  ※水中油型(高分子乳化) ⇒ 後ほど説明します

▼ 水中油型については以下記事をご覧ください 

www.cosmedein.com 

 

・用量 / 価格

55g / 5657円(税込)

 

・全成分

水、温泉水、BG、PPG-9ジグリセリル、グリセリン、ヒドロキシエチルウレア、ペンチレングリコール、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、サクシニルアテロコラーゲン、シア脂、アルガニアスピノサ核油、アフリカマンゴノキ核脂、水溶性プロテオグリカン、加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル、ヒメフウロエキス、セイヨウトチノキ種子エキス、シャクヤク根エキス、アセチルヒアルロン酸Na、スクワラン、カッコンエキス、アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、カラスムギ穀粒エキス、加水分解エラスチン、セルロース、ジグリセリン、グリセレス-26、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)) クロスポリマー、カルボマー、ステアロキシPGヒドロキシエチルセルローススルホン酸Na、水酸化K、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、 エタノール、マンニトール、(メタクリル酸エチルベタイン/アクリレーツ)コポリマー、酸化鉄、テトラペプチド-21、トリフルオロ酢酸テトラデシルアミノブチロイルバリルアミノ酪酸ウレア、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、酢酸トコフェロール

 

2.元化粧品開発者の目で分析してみました

コラリッチEX・オールインワンジェル・IKKO

IKKOさんの存在感がすごいので、IKKOさんのおかげで話題をさらっている感が否めないコラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリーム(以後、コラリッチEX)ですが、その品質はかなり優秀です。

コラリッチは、青汁で有名な『キューサイ』から、2009年に発売されました。

キューサイは青汁だけでなく、健康食品としても有名ですから、健康食品の『ヒアルロン酸コラーゲン』で培った技術を化粧品に応用したんですね。

自社の強みを生かしたコラーゲン化粧品、それが『コラリッチシリーズ』です。

では、このコラリッチシリーズの話題作、コラリッチ EX スーパーオールインワン美容ジェルクリームを評価してみましょう。

 

2-1 【ココがすごい!】 美肌成分(保湿成分)を豊富に配合

まず、全成分を見た時に『配合成分の多さ』に驚きました。そして、その半分以上が『美肌成分(保湿成分)』なので、さらに驚きました。

コラーゲンがお肌に必要なことは皆さんご存知だと思いますが、コラーゲンがお肌の奥、角質層まで浸透すると思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

通常のコラーゲンは分子量が大きいので、お肌の中には浸透しません

お肌表面に留まります。

お肌の中にコラーゲンを届けるためには、特殊な方法でコラーゲンの分子量を小さくする必要があります。

コラリッチEXの場合、表面に留まるコラーゲン(水溶性コラーゲン)と、お肌の角質層深部まで浸透する、分子量が小さいコラーゲン(加水分解コラーゲン)を配合し、『角質層の表面と深部』、双方にアプローチをしています。

また、プロテオグリカンヒアルロン酸ヒメフウロエキスシャクヤクエキス酵母エキスなど、挙げればきりがありませんが、昔から有名な保湿成分から今話題の保湿成分まで豊富に配合されています。

そして『ヘスペリジン』

ヘスペリジンはビタミンPとも言われる『ポリフェノール』の1種です。熱や光に弱く、酸化しやすい、つまり『変質しやすい成分』であるため、通常、化粧品への配合は困難です。

コラリッチEXは、ヘスペリジンの品質を維持し、変質を防止するために、ヘスペリジンを『カプセル化』して配合しています。

このような配合に難がある成分であれば、配合しないという選択肢もあったはずです。しかし、ユーザーのお肌を考えた際、ヘスペリジンは必要だ!と考え、何とかして配合したい!!と検討した結果、カプセル化という手段に至ったんでしょう。

そのような意味では、非常に好感が持てる商品ですね。

まだまだこれだけではありません。

私は以前、オールインワンジェルについて記事を書いた際、今のオールインワンジェルの欠点の1つに『クリーム機能が不十分』と述べました。

市場のオールインワンジェルは、『油無配合』の水ベースのモノが多すぎます。

油が配合されていなければ、クリームの『エモリエント機能(保湿機能)』が果たせるわけがありません。

▼ 詳細は以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com

ですが、コラリッチEXは、シアバター(シア脂)マンゴバター(アフリカマンゴノキ核脂)アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)といった『油(保湿成分)』が配合されています。これら成分が、クリームとしてのエモリエント機能をしっかり担っているわけです。

油無配合のオールインワンジェルが多い理由の1つに、『使用感』があります。

油を配合するということは、同時に『界面活性剤』を配合するということです。

※界面活性剤で油を水に乳化します

界面活性剤は、使用感の面において、若干べたついてしまうんですね。

オールインワンジェルは化粧水の役割もありますから、『べたつきはNG』です。

コラリッチEXは、しっかり分かっています。べたつきを抑えるために、油(保湿成分)を、界面活性剤ではなく、『(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)) クロスポリマー』で乳化しています。

通称『アルキル変性カルボマー』と言われるこの成分は、界面活性剤というより、『界面活性剤能がある増粘剤』なので、べたつきません。

オールインワンジェルに油を配合する手段としては、最良だと言えるでしょう。


▼ 増粘剤については以下記事をご覧ください

www.cosmedein.com

このように、豊富な美肌成分に留まらず、オールインワンジェルの果たすべき役割(クリーム機能も必要)を理解し、さらに、使用感にもこだわっている点はすごいと思います。


キューサイ コラリッチEX 美容ジェルクリーム(55g) / オールインワン 高濃度コラーゲン配合 酵母エキス配合 送料無料

 

2-2 【ココがすごい!】 長い間支持され続ける市場実績

2009年3月に発売されたコラリッチシリーズの第一弾、「スーパーオールインワン美容ジェルクリーム(通称:コラリッチ)」は、化粧水・乳液・美容液・クリームの役割を1本で果たす『オールインワンタイプ』でした。

今でこそオールインワンタイプは、様々なメーカーから販売されていますが、2009年当時であれば、市場にはまだ少なかったでしょうから、コラリッチはオールインワンタイプのパイオニアと言っても過言ではありません。

2009年に販売し、今なお支持され続けているコラリッチ。そのノウハウを継承し、進化したものがコラリッチEXですから、すごくないはずがありませんね。

化粧品は、毎年、各メーカーが様々な機能を搭載した新商品を発売してくるので、発売当初は話題になっても長続きしないケースが多いんですね。

そのような状況下、長い間ユーザーに支持され続けているという実績は素晴らしいです。この実績からも、コラリッチEXの良さが伝わってきますね。



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2-3 【ココが残念・・・】 コラーゲンの美肌に対する考え方

すごい点がいっぱいのコラリッチEXですが、残念な点もあります。

(私にとってはこれが一番大きいですが・・・)

『コラーゲンの美肌に対する考え方』が私と異なる点です。

※ただし、コラリッチEXの考え方を否定しているわけではなく、あくまで私の考え方と異なると言っているだけなので、ご了承ください。


コラリッチEXでは、コラーゲンを『角質層の隠れ乾燥を集中ケアする成分』として配合しています。つまり『保湿成分』ですね。

確かにコラーゲンには保湿効果がありますが、『お肌のハリ・弾力』にもっと着目すべきでは?

保湿であれば『ヒアルロン酸』にもっと焦点を絞って、コラーゲンは『肌のハリ・弾力』にし、このWの効果で『うるおいに満ちたハリのあるお肌に導く』とした方がいいのでは?というのが私の考えです。

真皮の大部分はコラーゲンです。

真皮の重さの約70%をコラーゲンが占めていて、お肌のハリを支えています。そして、規則的に配列したコラーゲンとエラスチンの隙間を埋めるように、ヒアルロン酸などのムコ多糖類が存在し、水分保持の役割をしています。

▼ 真皮については以下記事をご覧ください 

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コラーゲンの保湿効果を否定しているわけではありません。コラーゲンに保湿効果はあります。ですが、コラリッチEXの場合、コラーゲン=保湿という構図が、かなり全面に押し出されているので、それであれば、保湿=ヒアルロン酸、コラーゲン=ハリと、保湿に対するコラーゲンの依存度を少し下げた方がいいのでは?と思います。

コラーゲンに、ヒアルロン酸を上回るほどの特別な保湿効果があるとは思えません。

しかし、コラリッチEXがこのようにしたのは、2つの理由があると思います。

まず1つ目は、『コラーゲンが主役の化粧品』ということです。

健康食品で培った技術を化粧品に応用したわけですし、自社の強みであるコラーゲン技術を生かした、コラーゲンを主役成分とするのは当然です。

2つ目は、化粧品の効果効能表現です。

『真皮までの浸透』など許される表現ではありません。浸透の場合は『角質層まで』と厳しく決められています。

また、美肌成分の効果効能を表現する際、『保湿』しか言うことが出来ないという事情もあります。美肌成分には、様々な効果効能がありますが、実際、商品に記載する際は、保湿としか表現できないのです。

▼ 効果効能表現の関連記事です

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「コラーゲンが主役成分」、「効果効能表現の厳しい規制」、これらから、コラーゲン=保湿を全面に出した、現在のコラリッチEXがあるのでしょう。

このような事情はよく分かります。

よく分かりますが、私であればやはり、保湿=ヒアルロン酸コラーゲン=ハリという構図にし、別途、真皮の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲン産生促進効果のある成分を配合します(コラーゲン産生促進と記載は出来ません)。

そして、コラーゲンを主役成分とするならば、コラーゲン=ハリとしたわけですから、この化粧品を使うことで、お肌のハリ・弾力がアップし、お肌が柔らかくなるというデータを取得します。

「肌(角質層)の水分量アップ」というデータをあえて取得せず、「肌のハリ・弾力・柔らかさ改善」というデータのみとすることで、『コラーゲンに注目』させます。


以上が、コラーゲンの美肌に対する私の考えです。

※ただ、これは私が勝手に考えているだけであって、コラリッチにはコラリッチの考え方がありますので、一概には言えませんが。

 

3.おわりに

コラリッチEXはかなり優秀な商品です。

商品ページの内容、つくりからも、商品に対する自信ユーザーのお肌を第一に考える姿勢が感じ取れます。

ですが、前述したように、コラーゲンに対する考え方から、私のおすすめコスメ入りはしませんでした。

コラーゲンの考え方に共感できる方であれば、その品質、ユーザーに対する姿勢は素晴らしいのでおすすめです。

▼ オールインワンジェルなら

シュセラ モイストゲル

 

※本記事の内容は個人の感想であって効果を保証するものではございません。

 

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