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コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

アクセスありがとうございます。cosmedeinと申します。数十年、大手化粧品会社で化粧品の開発を行ってきました。その経験を活かし、化粧品をお使いのすべての人々に、『化粧品の真実』をお伝えしたいと思います。普段のお化粧に、是非参考になって頂ければと思います!

IFSCC 2016オーランド大会 【結果発表】

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 去る、2016年10月30日~11月2日に、『IFSCC 2016オーランド大会』が開催されました。

IFSCCとは化粧品メーカーにとって、非常に重要な研究発表の場で、『化粧品会社のオリンピック』とも言われています。

このブログでも以前ご紹介しました。


▼ IFSCCについては以下の記事を参考にしてください 

cosmet.hatenablog.com

 
IFSCCには『基礎研究部門(素材開発やメカニズム系)』『応用研究部門(商品に近い内容)』『ポスター部門』の3つに分かれ、それぞれの部門で最優秀賞を競い合います。

今回はその結果をご報告します。

 

1.さすが資生堂!!

IFSCC・結果・化粧品のオリンピック


【基礎研究部門 最優秀賞】


Translating the human hair surface state into sound     ロレアル

実際に論文を読んでいないので、詳細は分かりませんが、『ヘア』に関する内容のようですね。化粧品業界のトップ、日本を含むすべての化粧品メーカーが目標にする『ロレアル』の研究です。
ロレアルの受賞は別に驚きません。当然と言えば当然です。ヘアだけでなく、スキンケアもメイクも、全ての分野に秀でているので、すごいですね。

基礎研究部門は素材開発やメカニズムに関する内容がメインで、実際の商品とは少し離れているので、早くこの成果を商品に展開してユーザーに届けてほしいですね。


【応用研究部門 最優秀賞】


The presence of essential and non-essential stratum corneum proteases
:the vital need for protease inhibitors     DSM

『プロテアーゼ』
に関する研究みたいですね。プロテアーゼとは、ペプチド結合加水分解酵素の総称です。この『DSM』という会社は、オランダの総合化学会社で、超が付くほどの大手です。
ペプチドの研究に抜きんでていて、その成果が今回の受賞につながったのでしょう。このブログでもご紹介した『蛇毒』もこの会社が開発した成分です。


▼ 蛇毒については以下記事を参考にしてください 

cosmet.hatenablog.com



私はこの会社の原料が大好きでした。BBクリームほどのブームにはならなかった蛇毒ですが、効果は素晴らしく、DSMの技術力の高さには感心させられることばかりで、安心して使うことができました。

今回の成果は近いうちに、『機能性原料』として化粧品に配合されるでしょう。


【ポスター部門 最優秀賞】

The Sweat Gland as a Breakthrough Target for Anti-Aging Skin Care -Discovery of Novel Skin Aging Mechanism: "Dermal Cavitation"     資生堂


さすが資生堂!
ロレアル、DSMとヨーロッパ勢にやられましたが、資生堂がやってくれました!!
真皮空洞化に関する研究のようで、新しいアンチエイジング理論の提唱です。商品への展開はまだ先のようですが、資生堂であれば、すぐに商品に展開してユーザーに届けてくれると思うので期待しましょう!!

 

2.おわりに

現在、私は現役の化粧品開発者ではなく、今回受賞の3テーマに関して、論文を見ていないので、詳細は分かりません。もう少し研究内容の詳細をご報告できればいいですが、すみません。

資生堂であれば、ホームページに今回の受賞内容の詳細(日本語)が書かれているので、興味がある方は資生堂のホームページを参考にしてみてください。

IFSCCで研究発表をして賞を狙うことは、自社の技術力の高さをアピールするうえで重要です。しかし、化粧品メーカーは大学などの機関とは異なり、社会に貢献しながらも、利益を追求し、永続的に存在しなければなりません。そのためには、研究成果の発表だけで終わるのではなく、これを製品に展開し、世のユーザーに届けるまでが、メーカー研究の使命だと思います。

そういう意味で、特に基礎研究部門やポスター部門の内容は、製品展開に少し時間がかかるかもしれませんが、必ず製品に展開し、世のユーザーに届けてもらいたいものです。

今回のIFSCC本大会はヨーロッパ勢の勝ちとなりましたが、資生堂のおかげで、日本の技術の高さもアピールできたと思います。

次回の本大会は2年後の2018年ですが、日本勢が独占してもらえると嬉しいですね。


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