コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

cosmedeinと申します。十数年、大手化粧品会社で化粧品の研究開発を行ってきました。その知識と経験を活かし、皆様に、『コスメの真実』をお伝えします。普段のお化粧に、是非参考にしてください!

落ちないメイクの真実 【落ちない、崩れないメイクは本当?】

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世の中には、『落ちない・崩れない』を謳うメイク品が多いですね。

ファンデーションやリップ、マスカラなどのメイク品は、『お肌を綺麗に見せること』が一番重要な役割ですから、落ちず、崩れず、綺麗な状態をずっとキープしてくれるのなら、こんなにうれしいことはないですね。

でも、本当に落ちず、崩れないのでしょうか?

今回は、『落ちないメイクの真実』と題しまして、落ちない、崩れないメイクの秘密をお話しします。

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衝撃コスメ!!私はこのコスメに衝撃を受けました 【SKII ステムパワー クリーム コンパクト ファンデーション】

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私は十数年、大手化粧品会社で、化粧品開発者として働いていました。ですから、仕事柄、様々なメーカーの、様々なコスメを触り、研究していました。

その中で、「これはすごい!!」と『衝撃を受けたコスメ』が多数あります。

化粧品業界に入った1990年代後半から現在までに、私が衝撃を受けたコスメを紹介いたします。

今回は『SKII ステムパワー クリーム コンパクト ファンデーション』です!!

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パラベンフリーの真実 【パラベンフリーは危険!? パラベンフリーはお肌にいいの?】

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『パラベンフリー』

ナチュラル系コスメや敏感肌コスメでよく見る表現ですね。

これらコスメの影響で、『パラベン=お肌に悪い』というイメージが強いですが、これは事実でしょうか?

今回は『パラベンフリーの真実』と題しまして、パラベンフリーは危険な場合もある?など、パラベンフリーについて詳しくご説明します。

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【化粧品開発のプロが分析】 日焼け止め 「HANA オーガニック UV ミルク(ウェアルーUV)」の評価・評判は?おすすめ?

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そろそろ冬も終わり、本格的な春の季節が始まりますね。

春と言えば、これからの季節、気になり始めるのが『紫外線』です。

そこで今回は、話題の日焼け止め『HANA オーガニック UV ミルク』を、元化粧品開発者の私の目で分析いたします。

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【化粧品開発のプロが分析】 温感クレンジング 「マナラ ホットクレンジングゲル」の評価・評判は?おすすめ?   

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クレンジングには様々なタイプがありますが、温度のチカラで毛穴を開かせて、毛穴汚れまでしっかり落とすモノが『温感クレンジング』です。

温感クレンジングと言えば『マナラ』というくらい、『マナラ ホットクレンジングゲル』は有名ですね。

今回は、話題の温感クレンジング『マナラ ホットクレンジングゲル』を、元化粧品開発者の私の目で分析いたします。

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「濡れた手でも使えます」の真実 【騙されている?クレンジングは濡れた手で使っても大丈夫か?】

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『濡れた手でも使えます』

クレンジング、特にオイルクレンジングでこの表示をよく見ませんか?

でも、実はこれ、ユーザーの皆様は少し誤解しているかもしれません。

今回は『濡れた手でも使えますの真実』と題しまして、化粧品開発者の私が、クレンジングタイプ別に詳しくご説明します。

 

1.タイプ別!「濡れた手でも使える」の真の意味

濡れた手でも使える・オイルクレンジング

クレンジングには、『オイル』『リキッド』『温感(ホット)』『クリーム(乳化)』と様々なタイプがあります。

その中で、製剤化の段階で、濡れた手でも使えるよう工夫しているモノ『オイルタイプ』だけです。

つまり、濡れた手でも使えるよう『特別な技術』を搭載しているのが、オイルタイプである。言い換えれば、濡れた手で使えますという表示に意味があるのは、『オイルクレンジングだけ』なのです。

タイプ別に詳しくご説明します。 

 

1-1.オイルクレンジング

濡れた手で使うための技術とは?

まず、オイルクレンジングを濡れた手で使うとどうなるかをご説明しましょう。

オイルクレンジングのメイン成分は『油』『界面活性剤』です。それぞれの役割をもう一度おさらいしてみましょう。

【油】
メイク汚れと馴染み、浮き上がらせ、お肌からメイク汚れを落とします。『洗浄剤(クレンジング剤)』として重要な役割を果たしています。

【界面活性剤】
油同様、『洗浄剤』としての機能もありますが、その他に重要な役割があります。オイルクレンジングの場合、洗い上がりが悪いモノがありますね。洗い上がりが悪く、後肌がべたべたヌメヌメするケースがあります。

洗い上がりを改善し、後肌スッキリにするためにはどうすべきか?

すすぎの際、すすぎの水で、油とメイク汚れが、『綺麗に洗い流される』必要があります。

綺麗に洗い流される、つまり、洗い上がりをよくするために、界面活性剤が必要なのです。綺麗に洗い流される=すすぎの水で『乳化』されるということで、界面活性剤が存在するからこそ、すすぎの水で油とメイク汚れが乳化されて、綺麗に洗い流されます。

このように界面活性剤は、『洗浄剤』及び、油とメイク汚れをすすぎの水で乳化させる『洗い上がり改善剤(乳化剤)』という重要な役割を果たしています。


では、オイルクレンジングを濡れた手で使うとどうなるか?

手についている水が、オイルクレンジングに『乳化されて白濁』します。白濁したものは、極端にクレンジング力が悪くなり、クレンジングとしての機能を十分に発揮しません。

ですから本来、オイルクレンジングは、濡れた手で使うべきアイテムではありません。

しかし、ユーザーの使用場面を想定した時に、『お風呂場で濡れた手で使うこと』は十分考えられます。

そこでメーカーは、『濡れた手でも使える技術』を開発しました。

それが『可溶化技術』です。

可溶化とは、その名の通り、お互いに混ざり合わない液体の一方を、界面活性剤によって、他方に『溶解させること』を言います。

一番ポピュラーなのは『化粧水』です。香料配合の化粧水をお使いの方は多いと思いますが、基本、香料は『油(油溶性)』ですから、化粧水に配合するときは、界面活性剤で『可溶化』させます。

濡れた手でも使えるオイルクレンジングの場合、手についた水が『乳化される』のではなく、『可溶化される』ように、界面活性剤の種類・量を検討します。

ですから、オイルクレンジングに配合されている界面活性剤は、先ほど述べた、洗浄剤洗い上がり改善剤だけでなく、『可溶化剤』としても重要な役割を果たしています。

※濡れた手でも使えるオイルクレンジングの場合

オイルクレンジングには複数の界面活性剤が配合されているはずです。当然です。洗浄剤洗い上がり改善剤可溶化剤と様々な役割を担っていますから。

『可溶化技術』、これが濡れた手でも使えるオイルクレンジングに搭載されている技術です。

 

濡れた手で使うとどうなるのか?

「濡れた手でも使えます」と表示されているオイルクレンジングであれば、『可溶化技術』が搭載されていますので、濡れた手で使っても大きな問題はありません。

ただし、オイルクレンジングに配合されている界面活性剤は可溶化剤だけでなく、洗浄剤としても機能しています。可溶化剤として界面活性剤が使われてしまうと、洗浄剤としての界面活性剤量が減ってしまい、洗浄力(クレンジング力)に支障がでる場合があります。

また、可溶化できる水の量はわずかです。一定量を超える多量の水の場合、可溶化できず乳化され白濁し、洗浄力(クレンジング力)を大きく損なう恐れがありますのでご注意ください。

<濡れた手でも使える No.1オイルクレンジング「アテニア」>

 

1-2.温感クレンジング(ホットクレンジング)

濡れた手で使うための技術とは?

毛穴汚れまでしっかり落とすことを目的に、使うとぽかぽかと温かくなるクレンジングがありますね。これが『温感クレンジング(ホットクレンジング)』です。

何故温かくなるのか?

これは、クレンジングに配合されている『グリセリン』と、お肌表面の『水分』が接触する際に発生する『水和熱』を利用しています。

水和熱は、水分と接触した際に発生する熱なので、長続きはしません。また、クレンジング中に水が配合されていると、クレンジング製造の際に水和してしまうので、ユーザーが使用する際には温度は全く感じられません。

ですから、温感クレンジングは、グリセリンの配合量が非常に多く、水は一切配合されていません。全成分に水と表記がある場合は、エキス由来の水ですので、その配合量はごくわずかです。

このような特徴をもつ温感クレンジングですから、濡れた手で使うと、クレンジングする前に水和してしまい、クレンジング時、ぽかぽかしません。

温感クレンジングの場合は、濡れた手で使える技術はありませんので、濡れた手でも使える温感クレンジングは存在しません。

 

濡れた手で使うとどうなるのか?

温感クレンジングとしての機能はゼロです。絶対に濡れた手で使ってはいけません。

<話題の温感クレンジング「マナラ」>
ホットクレンジングゲル

 

1-3.リキッドクレンジング

濡れた手で使うための技術とは?

濡れた手でも使えるという『リキッドクレンジング』は数多く存在します。ですが、リキッドクレンジングは、『水ベース』ですから、濡れた手で使えて当然です。

リキッドクレンジングの場合、特殊な技術を搭載しなくても濡れた手で使えるので、「この表示があるリキッドクレンジングはすばらしい!」と勘違いなさらないでください。

 

濡れた手で使うとどうなるのか?

リキッドクレンジングは水ベースですから、濡れた手で使っても大きな問題はありません。あまりに多量な水の場合、オイルクレンジングのように「乳化⇒白濁」という現象は起きませんが、リキッドクレンジング自体が水で薄まってしまうので、クレンジング機能に支障がでる恐れがあります。

<リキッドクレンジングNo.1「オルビス」>

クレンジングリキッド

 

1-4.クリームクレンジング

濡れた手で使うための技術とは?

クリームタイプには大きく2種類存在します。「油」の配合量で区別され、通常のスキンケアクリーム同レベルの油の配合量のモノが『通常のクリームクレンジング』。圧倒的に「油」の配合量が多いモノが『高内相クリームクレンジング』

「高内相クリームクレンジング」を『高内相水中油型』とも言います。少し専門的なお話になるので、「水中油型」と「高内相」については以下記事をご覧ください。

<コスメの剤型タイプ「水中油」・「油中水」とは?>
化粧品の剤型タイプとは? 【化粧品は水と油で出来ています】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

<クレンジング力抜群!高内相タイプの見分け方>
メイクがよく落ちるクリームクレンジングの見分け方とは? - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


ここでは、『高内相タイプ(高内相水中油型)』について論じます。

「高内相水中油型」の場合、濡れた手で使うことを想定していません。後ほど述べますが、「高内相水中油型」は濡れた手で使うと、『クレンジングとしての機能を著しく損なう』ので、基本、メーカーは乾いた手で使うことを推奨しています。

 

濡れた手で使うとどうなるのか?

「高内相水中油型」のクリームクレンジングは、使用感が素晴らしいので、高価格帯のクレンジングに多いタイプです。

このタイプは、メイク汚れと軽く馴染ませると、じゅわっと油が出てきます。これを『反転』と言いますが、この油がメイク汚れを浮き上がらせ、落とします。

「高内相水中油型」の一番のキモは、この『反転』です。しかし、濡れた手で使うと反転に大きな影響が出てしまいます。場合によっては反転しません。

これはつまり、『使用感・クレンジング力に大きな支障が出る』ため、乾いた手でお使いになるようにしてください。

<誰もが認めるクリームクレンジング(高内相水中油型)の名品>

 

2.おわりに

いかがでしょうか?

濡れた手で使うために技術が必要なのは、『オイルクレンジングだけ』であり、濡れた手で使えますの表示に意味があるのは、『オイルクレンジングだけ』です。

また、「濡れた手で使えます」というのは、「濡れた手で使ってもクレンジング力に変化がありません」というわけではありません。「クレンジング力が著しく低下しない」ということであって、程度の差はあれ、濡れた手で使うことで、クレンジング力や洗い上がりに何かしらの影響を与えます。

せっかくお金を出して購入した商品なので、その機能を最大限発揮できる使用法を実践していただきたいです。

そのために、極力、『乾いた手でクレンジングをお使いになること』をおすすめいたします。


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<「アテニア スキンクリア クレンズオイル」を分析>
話題のクレンジング 「アテニア スキンクリア クレンズオイル」の評価、評判は? 【専門家の目で分析してみた】 - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~

<2年連続@cosmeのベストコスメアワード「ベストクレンジング第1位」>
【アテニア】 スキンクリア クレンズ オイル 2年連続 @cosme ベストコスメアワード ベストクレンジング第1位! - コスメの真実 ~元化粧品開発者によるブログ~


※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

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